結論から申し上げますと、「利上げ=円高」になるための条件が今回はそろっていなかったからです。
0.25%(25bps)利上げしたそのものより、中身(折り込み・今後の示唆・他国との金利差)が円売り要因になりました。
ポイントごとに解説します。
①利上げは「完全に織り込み済み」だった
今回の25bps利上げは
- 事前リーク
- エコノミスト予想
- OIS(金利スワップ)
👉市場の反応は
「え、利上げ?知ってた」
なので、イベント通過=材料出尽くしで円売りになりやすい状況でした。
②「これで利上げが打ち止め感」が強まった
より致命的だったのがここです。
- 追加利上げについて明確な前向きな示唆がない。
- 賃金・物価に対して慎重な表現
- 「金融環境は引き続き緩和的」ニュアンス
「今回やったけど、次は当分なさそう」
将来の利上げ期待が下がる=円売りです。
③アメリカとの金利差はは縮まらない
たとえ25bps利上げしても
- 日銀:超低金利圏
- FRB:高金利を長く維持
金利差は依然としてドル有利
この状況では
- 円キャリートレード解消は進まない
- むしろ「利上げしてもこの程度なら安心して円を売れる」
④総裁会見が「ハト派」に聞こえた
声明文よりも会見のトーンが重要でした
- 急がない
- データ次第
- 不確実性が高い
「思ったより慎重=ハト派」
と受け止め、発表後から一気に円売り加速
⑤日本株上昇→円売りのフローも発生
- 利上げども金融環境は緩い
- 円安維持奇体
- 海外勢の日本株買い
- 為替ヘッジなし→円売り需要
まとめ
今回は利上げしたのに円安になるのは
「0.25%(25bps)利上げ?
それで終わりなら、むしろ円売りだよね」
それで終わりなら、むしろ円売りだよね」
円高になるために必要だったのは
- 連続利上げの明確な示唆
- 中立金利への言及
- FRB(アメリカ)との金利差縮小が見えるストーリー
「利上げしたのに円安」
「利上げした”からこそ”円安」になったという構図です。
※投資は、投資家自身の判断と責任で行うべきものであり、当ブログは投資判断に関する一切の責任を負いません。


