世界金融市場の振り返り
2026年2月4日(日本時間 2/4 8:00 ~ 2/5 7:00)
前書き
2月4日の世界の金融市場は、米国株の高値圏でのもみ合いと、日本株の指数間での温度差が際立つ一日となった。
米国では金利の高止まりを意識しつつも、ハイテク主導で株価は底堅く推移。一方、日本市場では日経平均が調整する中でも、TOPIXは小幅ながら上昇し、市場全体の底堅さを示した。
主要ニュース
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米国ではFRB高官発言を受け、利下げ期待は後退しつつもリスクオフには至らず
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米長期金利は4%台後半で落ち着き、株式市場への圧迫は限定的
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原油価格は需給緩和観測から軟調、インフレ再燃懸念は後退
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為替市場ではドル高基調が一服しつつも、円は引き続き弱含み
株式市場
🇯🇵 日本株
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均(225) | 54,293.36 | ▼0.78% |
| TOPIX | 3,655.58 | △0.27% |
日経平均は前日の上昇の反動から利益確定売りが優勢。一方、TOPIXはプラスを維持し、特定銘柄ではなく市場全体では底堅さが確認された。
🌏 アジア株(日本除く)
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ハンセン指数 | 26,847.32 | △0.31% |
| 上海総合指数 | 4,102.20 | △0.18% |
| KOSPI | 5,371.10 | ▼0.22% |
中国市場は政策期待を背景に堅調。香港も買い戻しが優勢となったが、韓国は半導体関連の調整が重しとなった。
🇪🇺 欧州株
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| FTSE100 | 10,402.34 | △0.15% |
| DAX | 24,603.04 | △0.41% |
| CAC40 | 8,262.16 | △0.28% |
欧州市場は総じて堅調。エネルギー価格下落がインフレ圧力を和らげ、株式市場の支えとなった。
🇺🇸 米国株(NY引け)
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ダウ平均(Dow30) | 49,501.30 | △0.12% |
| S&P500 | 6,882.72 | △0.21% |
| NASDAQ100 | 24,891.24 | △0.34% |
NASDAQ100が相対的に強く、米株は依然としてハイテク主導の展開。金利高止まりの中でもリスク選好は維持された。
為替市場(NY引け)
| 通貨 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 156.83 | △0.09% |
| ユーロ円 | 185.15 | △0.14% |
| ドル指数(DXY) | 97.43 | ▼0.18% |
ドル指数はやや低下したものの、円安基調自体は継続。円独歩安の構図は依然として変わっていない。
金利・債券
| 債券 | 利回り | 前日比 |
|---|---|---|
| 日本国債10年 | 2.250% | ±0.00 |
| 米国債10年 | 4.278% | ▼0.03pt |
日米ともに金利は落ち着いた動き。市場は当面、金融政策の大きな転換を織り込んでいない。
コモディティ(NY引け)
貴金属
| 商品 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 金(スポット) | 4,965.5 | △0.42% |
| 銀(スポット) | 88.10 | △0.18% |
安全資産としての金は堅調。金利高止まりの中でも下値は固い。
原油
| 商品 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| WTI原油 | 63.70 | ▼0.56% |
| ブレント原油 | 68.95 | ▼0.48% |
需給緩和観測から原油は軟調。インフレ懸念の後退につながった。
市場心理・主要テーマ
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「金利高止まりでも崩れない株式市場」
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指数間・地域間の温度差
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円安の慢性化
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インフレ再燃懸念の後退
全体として、市場はリスクオフには向かわず、高値圏での持ち合いを選択している。
全体まとめ
2月4日の金融市場は、
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日本株は指数間で明暗
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米国株はハイテク主導で底堅く推移
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為替は円安継続
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コモディティはインフレ沈静化方向
という構図が明確な一日だった。
大きなトレンド転換は見られないものの、各市場の「差」こそが次の動きを示唆している。


