2026年2月16日:金融市場振り返り(2月13日 NYクローズ時点)
みなさん、こんにちは。パブロです。 今週の金融市場を、最新の統計データと確定した市場数値に基づき、中立的な立場で整理・解説します。
市場概況と主要ニュース
2月13日に発表された米国1月CPI(消費者物価指数)は、インフレのさらなる鈍化を裏付ける結果となりました。これを受け、債券市場では利回りが低下。一方、株式市場では、インフレ鈍化による安心感と、AI・テックセクターの投資効率に対する慎重な見方が交錯し、主要指数は小幅な変動に留まるなど、セクター間で強弱が分かれる展開となりました。
2月13日に発表された主な経済指標
- 米国1月消費者物価指数(CPI)
- ヘッドライン
前月比:+0.2%(予想 +0.3%、前回 +0.3%程度)
前年比:+2.4%(予想 +2.5%、前回 +2.7%) → 予想を下回る鈍化 - コアCPI(食品・エネルギーを除く)
前月比:+0.3%(予想 +0.3%、前回 +0.2%程度)
前年比:+2.5%(予想 +2.5%、前回 +2.6%) → 予想通り、3年ぶり低水準に近づく
その他の主要指標:目立った追加発表なし。
- ヘッドライン
| 指標名(1月分) | 実績値 | 予想値 | 前回(12月) | 評価 |
| CPI (前年比) | +2.4% | +2.5% | +2.7% | 予想を下回る鈍化 |
| CPI (前月比) | +0.2% | +0.3% | +0.3% | 鈍化継続 |
| コアCPI (前年比) | +2.5% | +2.5% | +2.6% | 予想一致(3年ぶり低水準) |
株式市場
① 日本
- 日経225:56,941.97(-697.87、-1.21%)
- TOPIX:3,818.85(-63.31、-1.63%)
アジア時間でAI懸念の影響が強く下落。
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 日経平均株価 | 56,941.97 | -697.87 | -1.21% | 5日続落、押し目買いも混在 |
| TOPIX | 3,818.85 | -63.31 | -1.63% | 5日ぶり反落、値下がり銘柄数約8割 |
② アジア
- ハンセン指数:26,567.12(-465.42、-1.72%)
- 上海総合指数:4,082.07(-51.26、-1.26%)
- KOSPI:5,507.01(-63.31、-0.28%)
米国株安の波及を受け、アジア全体で軟調推移。
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 香港ハンセン指数 | 26,567.12 | -465.42 | -1.72% | 米株安の波及、ハイテク中心に売り |
| 上海総合指数 | 4,082.07 | -51.26 | -1.26% | 利益確定売りが優勢 |
| 韓国KOSPI | 5,507.01 | -63.31 | -0.28% | 他地域に比べ小幅な調整 |
③ 欧州
- FTSE100:10,446.35(+43.91、+0.42%)
- DAX:24,914.88(+62.19、+0.25%)
- CAC40:8,311.74(-28.82、-0.35%)
米国寄りの動きでまちまち、ややプラス寄りの指数も
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| 英FTSE100 | 10,446.35 | +43.91 | +0.42% | 米CPI鈍化を好感し上昇 |
| 独DAX | 24,914.88 | +62.19 | +0.25% | 利下げ期待による買いが支え |
| 仏CAC40 | 8,311.74 | -28.82 | -0.35% | 構成銘柄の個別要因で軟調 |
④ 米国(NYクローズ)
- Dow Jones Industrial Average:49,500.93(+48.95、+0.10%)
- S&P 500:6,836.17(+3.41、+0.05%)
- NASDAQ100:24,732.73(+45.12、+0.18%)
CPI鈍化で一時持ち直しも、テック売りが続き週全体では下落基調。
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 | 備考 |
| NYダウ | 49,500.93 | +48.95 | +0.10% | 消費関連株が下支え |
| S&P 500 | 6,836.17 | +3.41 | +0.05% | セクター間で強弱が分かれる |
| NASDAQ 100 | 24,732.73 | +45.12 | +0.18% | 序盤の軟調から微増に転じる |
為替
- ドル円(USD/JPY):152.68(-0.050)
- ユーロドル(EUR/USD):1.1869(-0.0002)
- ドルインデックス(DXY):96.88(-0.05)
CPI結果によるドル売り圧力は限定的で、小幅な変動に留まりました。
| 通貨ペア | 値 | 前日比 | 動向 |
| ドル円 (USD/JPY) | 152.68 | -0.050 | CPI発表後のドル売りは限定的 |
| ユーロドル (EUR/USD) | 1.1869 | -0.0002 | ほぼ横ばいの推移 |
| ドル指数 (DXY) | 96.88 | -0.05 | 小幅に低下 |
金利・債券
- 日本10年国債利回り(JGB10Y):2.2140(-0.0160)
- 米国10年国債利回り(US10Y):4.056(-0.0480)
インフレ鈍化とリスクオフ需要で両利回りともに低下。
| 国 | 利回り(値) | 前日比 | 動向 |
| 米国10年債 | 4.056% | -0.0480 | インフレ鈍化を受け低下 |
| 日本10年債 | 2.214% | -0.0160 | 米利回り低下に追随 |
コモディティ
- WTI原油先物:62.75
オーバーサプライ懸念が続き、小幅な下落基調。 - ゴールドスポット(XAU/USD):5,041.41
安全資産需要で底堅く推移。 - シルバースポット(XAG/USD):77.45560
金に連動し、回復傾向。
市場心理・主要テーマ
- 恐怖指数(VIX):20.60前後(週中上昇傾向、ボラティリティ高止まり)
AI関連の不透明感がリスクオフを誘発。
投資家心理は「リスクオフ」寄りで、テック離れとディフェンシブシフトが続いています。
主要テーマ:「AI投資の持続可能性」「インフレ動向と利下げパス」
| 項目 | 値 | 動向 | 備考 |
| WTI原油先物 | 62.75 | 軟調 | オーバーサプライ懸念の継続 |
| ゴールドスポット | 5,041.41 | 底堅い | 安全資産・金利低下恩恵 |
| シルバースポット | 77.456 | 回復基調 | 金価格に連動した動き |
| 恐怖指数 (VIX) | 20.60 | 高止まり | 指数最高値圏での心理的警戒 |
全体まとめ
2月13日は、米国CPI(ヘッドライン2.4%、コア2.5%)が予想をやや下回り、インフレ鈍化を確認する内容となりました。金利は低下、為替は限定的なドル安、株式は地域・セクター間で強弱が分かれる展開。指数全体としては大きな方向感は出ず、小幅な値動きにとどまりました。来週は追加の経済指標や企業決算が焦点となります。
情報ソース:Investing.com、Reuters、Bloomberg、Yahoo Finance、Trading Economics、CNBC、BLS(米国労働省)、Kitcoほか信頼できる金融メディア・経済カレンダーを基に集約。ユーザー提供データも反映。
執筆者:pablo 世界の金融市場・経済指標を中心に、事実に基づき中立的な立場で整理・解説しています。
※投資は、投資家自身の判断と責任で行うべきものであり、当ブログは投資判断に関する一切の責任を負いません。


