📊 本稿は3/23 NYクローズ確定値(サマータイム・NY6時クローズ)を基に整理しています。
【3/23】ゴールド9日続落・一時$4,100割れ——日経▼1857パニック安×トランプ「5日間延期」でWTI▼9%急落・米株急騰【XAU/USD】
グローバル金融市場 振り返りレポート
⚡ 今日のマーケット早わかり(30秒で読む)
春分の日明けの東京市場は3中銀タカ派ショック×トランプ「48時間最後通告」の二重圧力で寄り付きからパニック売りが殺到、日経CFD安値50,811・大引け▼1,857(51,515)。ゴールドはロンドン時間に$4,100割れ(安値$4,099.55)で9日続落の底をつけた。転機は20:05 JST——トランプ「米・イラン停戦協議・5日間攻撃延期」投稿でWTI▼9%(88ドル台)・ダウ+631・日経CFD+2,500円超の爆騰。ゴールドも一時$4,531まで急騰したが終値$4,406.87で9日続落確定。米10年債4.344%(▼1.50%)・DXY99.15(▼0.50%)・VIX26.15(▼2.35%)。
① 日経平均、一時▼2,700円超のパニック安——大引け▼1,857(51,515)で今年の上昇分をほぼ帳消し
② ゴールド安値$4,099.55($4,100割れ)で9日続落確定——ロンドン時間の売りが引き金。有事プレミアム剥落は本ブログのテーゼ通り
③ トランプ「5日間延期」投稿(20:05 JST)でWTI▼9%・米株急騰・日経CFD+2,500円超——詳細は速報記事参照
📌 本日のニュース
- ▶【前夜引き継ぎ】トランプ大統領、3/21夜に「48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ発電所を爆撃する」と期限を設定——期限が本日23日深夜に迫る中での連休明け
- ▶【前夜引き継ぎ・バックチャンネル】3/22(日)夜、ウィットコフ中東担当特使+クシュナーがイラン側高官と接触——アクシオス(イスラエル筋)によると接触相手はイラン国会議長ガリバフ(IRGC元司令官・新最高指導者モジュタバ・ハメネイの側近)。仲介役はエジプト・パキスタン・トルコ。今週後半のイスラマバードでの直接会談も調整中と報道。トランプは後の会見で「昨夜、ウィットコフとクシュナーがイランの高官と非常に強い協議を行った」と認めた
- ▶寄り付き直後日経平均、パニック的な売りで下げ幅一時2,700円超——CFD安値50,811を記録。年初からの上昇幅をほぼ帳消しにする急落局面
- ▶午前ドル円、株急落を受けた円買いで159円01銭まで下落。その後は原油高ドル買いで159円65銭まで切り返し
- ▶WTI原油、一時100ドル超——ホルムズ封鎖継続×トランプ最後通告の二重の緊張で高騰継続
- ▶IEA事務局長「ホルムズ開放が唯一の解決策。石油損害は1970年代オイルショックの2倍超」
- ▶イスラエル軍「イランの弾道ミサイル400発以上飛来、約9割迎撃」——戦線の規模を数字で初公表
- ▶米国連大使「高市首相が自衛隊によるホルムズ安全確保を約束した」と発言——日本側は即座に否定
- ▶米国務省、全世界に注意喚起——イラン勢力による標的への警戒を呼びかけ
- ▶日本国債10年利回り、2.32%に上昇——2カ月ぶりの高水準。中東情勢長期化×日銀利上げ路線を反映
- ▶KOSPI(韓国)▼6.49%(5,405)・ハンセン▼3.54%(24,382)・上海▼3.63%(3,813)——アジア全面安
- ▶15:30日経平均大引け:51,515.49(▼1,857.04 / ▼3.48%)
- ▶15:00〜16:00XAUUSD、ロンドン勢の売りで急落加速——$4,465から$4,100割れ(安値$4,099.55)へ。「一時的な売り」で終わらず9日続落の最安値を更新
- ▶FTSE100▼0.24%(9,894)——欧州主要株は比較的底堅く推移
- ▶DAX+0.96%(22,595)・CAC40+0.79%(7,726)——大陸欧州は小幅反発
- ▶ユーロドル1.1496まで弱含み——先週ECB後の上昇幅をほぼ全戻し
- ▶ユーロ圏3月消費者信頼感指数(速報値)▼16.3——予想下回り、ユーロ買い一服
- ▶FRBウォラー理事「原油価格はいずれコアインフレ率に影響し得る」——ただし「労働市場が低迷すれば年内利下げ支持」とも発言
- ▶シカゴ連銀グールズビー総裁「最大のリスクはインフレ。ただしイラン紛争が早期解決なら年内利下げも可能」
- ▶19:33NY為替見通し「トランプ大統領の48時間警告で底堅い展開か」——期限切れを数時間後に控えた最緊張局面
- ▶NY時間前半:WTI98〜100ドル台で高止まり推移。ゴールドも4,300〜4,400付近で重い展開
- ▶
20:05 JST
【転換点】トランプ大統領、Truth Socialに投稿——「米・イラン停戦協議、エネルギー施設攻撃を5日間延期」宣言
→ この後の詳細な市場連鎖(WTI▼12%・VIX▼26%・日経CFD+2,500円超)は速報記事に詳述しています。 - ▶イラン外務省(メヘル通信)「テヘランとワシントン間に交渉はない。エネルギー価格を下げるための発言だ」——ガリバフ国会議長本人も「交渉という表現は当たらない。米・イスラエルが泥沼から脱出するための策略」と否定。イランのファルス通信も「直接・間接を問わず米国との連絡はない」と発表
- ▶【アクシオス報道】公式否定の裏でバックチャンネル交渉は進行中——イラン側「交渉なし」の公式否定と並行し、3/22夜のウィットコフ+クシュナー×ガリバフ接触(エジプト・パキスタン・トルコ仲介)が実際には進行中とアクシオスが確認(詳細はアジア時間の前夜引き継ぎ参照)。イラン国内向け体面保持と実務交渉の並行という二重構造が浮かび上がった
- ▶WTI原油、NYクローズ88.94(▼9.46%)・ブレント96.36(▼9.44%)——声明直後に84ドル台まで急落後に若干値戻し
- ▶航空株急騰——アメリカン航空+4.3%・ユナイテッド+3.9%・デルタ+3.6%(燃料コスト低下期待)
- ▶エネルギー株急落——OXY▼4%・CVX▼1%・XOM▼1.7%(原油急落の直撃)
- ▶ビットコイン、7万ドル回復——リスクオン転換を受け仮想通貨も連れ高(BTC/JPY +3.39%)
- ▶NYクローズダウ+631.00(46,208)・S&P500+74.52(6,581)・NASDAQ+1.38%(21,946)
- ▶XAUUSD NYクローズ 終値$4,406.87。9日続落確定
- ▶ドル円 NYクローズ158.41(▼0.01%)——原油急落による円売り巻き戻し+リスクオフ後退でドル小幅安
📅 主要経済指標(3/23発表)
本日の経済指標発表は2本のみ。いずれもトランプ投稿の前に発表されたが、単体では値動きを動かす力は限定的だった。ただしシカゴ連銀全米活動指数の予想外マイナスは、景気減速への伏線として記録しておく価値がある。
| 時刻(JST) | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 23:00 | 米・1月建設支出(前月比) | ▼0.3% | ▼0.3% | +0.5% | 予想通り。市場反応ほぼなし |
| 23:00 | 米・2月シカゴ連銀全米活動指数 | ▼0.11 | +0.10 | +0.18 | 予想外のマイナス転落。景気減速示唆 |
シカゴ連銀全米活動指数は85の経済指標を集計した総合景況指数。プラスが潜在成長率超え・マイナスが下回りを意味する。2月の▼0.11は景気が潜在水準を下回っているサインだが、トランプ投稿(20:05 JST)直前の発表だったため市場の注目は瞬時に地政学ニュースへ移行した。
📉 日経平均:パニック安から大引け後先物の動き
この日の日本株を一言で表すなら「前半は恐怖、後半はトランプ待ち、そして爆騰」だ。連休中(春分の日)に積み重なった3中銀タカ派ショック・FOMCの「4月利上げ議論」・WTI100ドル突破・トランプの48時間最後通告という4つの圧力が、連休明け月曜日に一気に放出された。
① 東京時間:パニック安の経緯
寄り付き直後から機械的な損切り売りが連鎖し、下げ幅は一時2,700円超に拡大。CFDベースの安値は50,811まで到達した。前週末の3/20現物終値(53,372)から実に▼2,561円の水準だ。その後は下値を買い戻す動きも入り、午後は51,500〜52,000付近まで戻したが上値は重く、大引けは51,515.49(▼1,857.04 / ▼3.48%)で着地した。
| 指数 | 水準 | 前日(3/19)比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日経CFD 安値 | 50,811.10 | ▼2,561(▼4.80%) | パニック売りの最大瞬間風速 |
| 日経平均(大引け) | 51,515.49 | ▼1,857.04(▼3.48%) | 現物確定値 |
| TOPIX | 3,486.44 | ▼122.96(▼3.41%) | |
| グロース250 | 705.16 | ▼39.70(▼5.33%) | 新興株の下落率が最大 |
| 日本国債10年利回り | 2.295% | +0.033pt(+1.46%) | 2カ月ぶり高水準 |
② 大引け後〜トランプ投稿前(15:30〜20:05):「材料待ち」の停滞
大引け後の日経CFDは51,515付近で約5時間にわたりほぼ横ばいの膠着状態が続いた。市場は「トランプの48時間期限」が深夜に迫る中、攻撃実施か交渉か——という二択の答えを待っていた。WTIも100ドル台前後で高止まりし、ゴールドはロンドン時間に$4,100割れという安値をつけた後も4,300台で重い推移。材料が出るまで方向感が出ない、市場が凍り付いたような5時間だった。
③ 20:05 以降:トランプ投稿で垂直上昇
日本時間20:05にトランプがTruth Socialに「5日間攻撃延期」を投稿すると、CFDは51,500付近から高値54,254まで約2,700円超を数分で駆け上がった。安値50,811からの反発幅は実に+3,443円。朝のパニック安を完全に上回る爆騰で、NYクローズ時点の日経CFDは53,293.50(日経比+1,778 / +3.45%)、日経先物miniは53,005(日経比+1,489)で着地した。
日経CFD 53,293・先物mini 53,005という水準は、3/23大引け51,515から+1,500〜1,800円の窓開け高スタートを示唆。ただしトランプの「5日間」という期限付き条件と、イラン側の否定発言が残るため、上値での戻り売り圧力にも警戒が必要。
📈 株式市場(米欧アジア)
① アジア株(3/23)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| KOSPI(韓国) | 5,405.75 | ▼375.45 | ▼6.49% |
| ハンセン(香港) | 24,382.47 | ▼894.85 | ▼3.54% |
| 上海総合(中国) | 3,813.28 | ▼143.77 | ▼3.63% |
| Nifty(インド) | 22,512.65 | ▼601.85 | ▼2.60% |
② 欧州株(3/23)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| FTSE 100(英国) | 9,894.15 | ▼24.18 | ▼0.24% |
| DAX(ドイツ) | 22,595.25 | +215.06 | +0.96% |
| CAC 40(フランス) | 7,726.20 | +60.58 | +0.79% |
③ 米国株(3/23)
トランプ「5日間延期」投稿を受けてリスクオンが急回転。前日までの3日続落から一転して急騰した。
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| NYダウ | 46,208.47 | +631.00 | +1.38% |
| NASDAQ | 21,946.76 | +299.15 | +1.38% |
| NASDAQ 100 | 24,188.59 | +290.44 | +1.22% |
| S&P 500 | 6,581.00 | +74.52 | +1.15% |
| ラッセル2000 | 2,494.23 | +55.78 | +2.29% |
| フィラデルフィア半導体 | 7,773.13 | +102.52 | +1.34% |
| NYSE FANG+ | 14,425.18 | +229.82 | +1.62% |
💱 為替
-
DXY(ドル指数)水準:99.15前日比:▼0.50(▼0.50%)前日終値:99.65原油急落→インフレ懸念後退→Fed引き締め圧力軽減という連鎖でドルが下落。心理的節目100を再び下回った。日中は100.15まで上昇したが、トランプ投稿後に98.88まで急落し最終的に99.15で着地。
-
ドル円(USD/JPY)NYクローズ:158.4143/20比:▼0.814(▼0.51%)3/20終値:159.228東京時間は株急落による円買いで159円01銭まで下落。午後は原油高ドル買いで159円65銭まで切り返したが、トランプ投稿後の原油急落×リスクオフ後退で158円台前半へ急降下。3/20比では約▼0.8円の円高で着地。日中値幅は159.65→158.24と1.4円超の大きなレンジだった。
-
ユーロ円(EUR/JPY)水準:183.9673/20比:▼0.259(▼0.14%)3/20終値:184.226ユーロドルの軟化(ロンドン時間に1.1496まで下落)と円安の相殺で小幅マイナス。ECB後の上昇をほぼ吐き出した。
-
ユーロドル(EUR/USD)水準:1.16123/20比:+0.0042(+0.36%)3/20終値:1.1570ロンドン時間は1.1496まで下落しECB後の上昇をほぼ全戻ししたが、NY時間のドル安(原油急落起因)で持ち直し3/20比では小幅プラス。
📊 金利・債券
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US10Y(米10年債利回り)水準:4.344%(▼0.066pt / ▼1.50%)前週末4.384%から低下。トランプ「5日間延期」→原油急落→インフレ懸念後退→債券買いという連鎖が利回りを押し下げた。3/20の実質金利上昇局面とは逆方向。ただし4.3%台の高止まりは変わらず、ゴールドへの重力は依然働いている。
-
JGB10Y(日本10年債)水準:2.295%(+0.033pt / +1.46%)中東情勢長期化懸念と日銀利上げ路線維持を反映して上昇。2カ月ぶりの高水準。来週4月会合を控え2.3%突破が焦点。
🪙 コモディティ(原油・金)
| 品目 | NY引け | 前日比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 88.94 | ▼9.46% | 声明直後に84ドル台まで急落。日中最大下落率は▼13%超 |
| ブレント原油先物 | 96.36 | ▼9.44% | 一時96ドルまで▼14%急落 |
| ゴールド(XAU/USD)スポット | 4,406.87 | ▼87.57(▼1.95%)※前週末比 | 安値$4,099.55。9日続落確定 |
| NY金先物 | 4,442.30 | ▼3.63% | スポットより若干高い水準で推移 |
🧠 市場心理・VIX
-
VIX(恐怖指数)水準:26.153/20終値比:▼0.63(▼2.35%)3/20終値:26.78前週末26.78から小幅低下。トランプ投稿後の速報では一時22台まで急低下したが、引けにかけて26台に戻した。「5日間」という期限付き延期に過ぎないため、市場は完全なリスクオンには踏み切れなかった。26台は依然としてリスクオフ領域。
🥇 で、ゴールドどうなんだ?(XAU/USD考察)
今日の相場概況
始値$4,465.69から早朝は$4,512まで小反発したが、ロンドン時間(15:00〜16:00 JST)に売りが加速し、安値$4,099.55と$4,100の節目を一時割り込んだ。9日続落の最安値だ。その後トランプの「5日間延期」投稿で急騰し$4,531付近まで駆け上がったが、引けにかけて失速し終値$4,406.87で確定。9日続落は動かない。
前週末3/20終値$4,494.44との比較では前週末比▼$87.57(▼1.95%)。9日間の累計下落幅は$5,595.46(1/29 ATH)からの文脈では大きな調整局面となっている。
| 水準(ドル) | 区分 | コメント |
|---|---|---|
| 5,595.46 | ATH | 史上最高値(1/29高値) |
| 4,512.49 | 本日高値 | アジア早朝の小反発。現在の上値抵抗 |
| 4,494.44 | 前週末終値(3/20) | 現在の短期レジスタンス候補 |
| 4,477.50 | 3/20安値 | 前週末の底。今週割り込み済み |
| 4,406.87 | 📍 本日終値 | 前週末比▼87.57(▼1.95%)。9日続落確定 |
| 4,268 | 200SMA | 速報記事時点でサポート確認済み。本日安値はここを一時下抜け |
| 4,099.55 | ⚠️ 本日安値 | $4,100割れ。9日間の最安値。ロンドン時間のパニック底 |
| 4,000 | 次の主要サポート | $4,100を再び割り込んだ場合の心理的節目 |
前週(3/20)と今日では、ゴールドが下がる理由が異なる。前週は「3中銀タカ派→実質金利上昇→ゴールド売り」だった。今日は——
停戦方向への動き(48時間期限→延期宣言)
↓
有事プレミアムの剥落(中東リスクへの買いが剥がれる)
↓
ゴールドの売り加速(ロンドン時間に$4,100割れ)
一方で終値が4,406まで戻したのは:
原油急落→インフレ懸念後退→米10年債利回り低下(▼1.50%)→実質金利の低下がゴールドを下支え、かつドル安(DXY▼0.50%)が割安感を演出した。
「産油地域の紛争はゴールドを上げない。紛争が収束方向に向かっても有事プレミアム剥落でゴールドは下がる」——このブログの一貫したテーゼが今日も機能した。
■ ブル派の根拠
- $4,099.55で底打ちか——$4,100割れ後に急速に買い戻され終値は$4,406まで307ドル回復。下髭が長い「ロングテール陰線」は反発の示唆
- 米10年債利回りが4.344%へ低下(前週末4.384%)——実質金利の圧力が若干後退
- DXY 99.15(▼0.49%)——ドル安はゴールドの下支え材料
- 停戦協議が進展すれば「原油下落→インフレ後退→Fed利下げ期待復活→ゴールド反発」の逆回転シナリオ
- 200SMAを一時割り込んで押し目確認——中長期サポートが意識される水準に到達
■ ベア派の根拠
- 9日続落の動量は重い——テクニカル転換には相応の時間が必要
- トランプの「5日間」は期限付き——3/28前後に協議決裂なら攻撃再開→WTI急騰→インフレ再燃→ゴールド下落の逆回転が起きうる
- 終値4,406は高値4,512から大きく失速——戻り売りが入った構造。反発力が弱い
- イラン側は「交渉していない」と否定——停戦の実態が不透明。地政学的不確実性は残存
- 3中銀タカ派という構造的な実質金利上昇圧力は解消していない
■ 来週・今後の注目ポイント
- ⚠️ 3/28前後:「5日間」期限の到来——協議継続か、攻撃再開か。最大の分岐点
- 3/27(金)米ミシガン大消費者態度指数確報値——インフレ期待の変化を確認
- FRB高官3名(クック・ジェファーソン・バー)講演(3/28 5:00〜8:30 JST)
- 4/1(水)3月日銀短観——次の利上げタイミングの手がかり
- 米10年債の4.3%台定着か、さらに低下するか
■ 上値:4,477(3/20安値・現レジスタンス)→ 4,494(3/20終値)→ 4,512(本日高値)
■ 下値:4,268(200SMA)→ 4,100(心理的節目)→ 4,000
9日続落の底$4,099が200SMAをも一時下抜けたことで、次の反発が$4,477〜$4,494の旧サポートを奪還できるかどうかが「売り継続か反転か」の分水嶺になる。
🚀 全体まとめ
3月23日(月)の市場は「前半の恐怖と後半の爆騰」という劇的な二幕構成だった。連休明けの東京市場は3中銀タカ派ショックとトランプの48時間最後通告という二重の重圧で寄り付きから崩れ、日経CFDは一時50,811まで沈む「パニック売り」を演じた。大引け▼1,857(51,515)は今年の上昇分をほぼ帳消しにする水準だ。
ゴールドはロンドン時間(15:00〜16:00 JST)に最大の売り圧力を受け、安値$4,099.55と$4,100の節目を一時割り込んだ。9日続落の最安値であり、200SMAも一時下抜けた。「有事の金買い」という通念に反し、産油地域の紛争が続く局面でもゴールドは下がり続けた——これはこのブログが繰り返し説明してきた「原油産地紛争→インフレ→Fed paralysis→実質金利上昇→ゴールド下落」というメカニズムの帰結だ。
転機は日本時間20:05。トランプがTruth Socialに「5日間攻撃延期」を投稿すると、WTIは▼9%超の88ドル台へ急落し、日経CFDは+2,500円超・米株はダウ+631の急騰を見せた。ゴールドも一時4,531まで駆け上がったが、終値は4,406.87と高値から125ドル失速した。イラン側の公式否定とバックチャンネル交渉の二重構造が示す通り、停戦の実態はまだ不透明だ。
今後の焦点は3/28前後の「5日間」期限。協議が深化すれば原油低下→インフレ後退→Fed利下げ期待→ゴールド反発の逆回転が起きうる。決裂・攻撃再開となれば今夜の上昇分を全戻しする局面が来る。
📌 今日のマーケット一言
「日経は▼2,700円パニック安→時間外+2,500円爆騰、ゴールドは$4,099で9日続落確定」
次の焦点は3/28前後。「5日間」の答えが出る。
📰 情報ソース
- 市場ニュース:Bloomberg / Reuters / ザイFX! / 株探 / 日本経済新聞 / 時事エクイティ / AFP=時事
- トランプ投稿:Truth Social @realDonaldTrump 2026/03/23 20:05 JST
- 速報記事:【速報・NY前】トランプ、イランと停戦協議・5日間攻撃延期を宣言(ぱぶちゃんの金・ゴールドFXマクロ)
- 終値データ:3/23 NYクローズ確定値 / nikkei225jp.com(3/24 06:01 JST取得)/ ぱぶちゃん提供データ(XAU/USDスポット・DXY)
- CFD日経平均チャート / サンデーゴールドチャート:nikkei225jp.com(IG提供)
- FX概況:OANDAラボ 各通貨ペア見通し 2026/03/23
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