【2026年04月15日】経済ニュース振り返り
対象時間:日本時間 4月15日 7:00 ~ 4月16日 6:00(アジアオープン〜NYクローズ)
📰 ニュース見出し(時系列)
🌏 アジア時間 7:00〜16:00
| 7:00頃 | 日経225続伸で寄り付き——米・イラン協議再開期待継続、米株高・ハイテク株主導で600円超高スタート |
| 8:50 | 日本・2月機械受注 前月比+13.6%(予想▲0.9%を大幅上回る)——2ヶ月ぶり増加、基調判断「持ち直し」 |
| 10:09 | 日経225、一時700円超高——58,585円(高値)まで上昇。ハイテク・半導体株主導 |
| 午前 | アドバンテスト、一時5.5%高——米半導体株指数最高値更新を受け成長株に買い |
| 午前 | マスクCEO、X上でテスラAI5チップ「テープアウト完了」を発表——前世代比最大40倍の計算性能、TSMC・Samsung製造 |
| 午後 | 東証大引け——日経225続伸 58,134円(+256円 / +0.44%)。高値58,585円(10:09)から利益確定売りで上げ幅縮小。安値58,028円(14:53) |
| 午後 | シンガポールST指数 +0.27%(5,021)——停戦期待継続、重工株に買い |
| 午後 | IMF春季会合余波——「戦争の影の下の世界経済」WEO公表翌日、各国当局者の対応に市場注目 📄 IMF WEO解説記事 |
| 14:40 | 日英など10カ国、レバノンの国連要員をIDF部隊が阻害したことを非難する共同声明を発表 |
| 16:35 | 高市首相(アジア首脳オンライン会合)——エネルギー供給強化に総額約100億ドルの金融支援を表明。国内エネルギー網強化に1.6兆円投入方針を発表 |
🌍 ロンドン時間 16:00〜21:30
| 16:00頃 | 欧州株続伸——停戦継続・第2ラウンド協議再開期待がリスクオンを後押し |
| 18:00 | ユーロ圏・鉱工業生産(2月)前月比+0.4%(予想+0.5%に概ね沿う) |
| 18:00 | ASML Q1 2026決算発表——売上高€88億(予想€85億上回る)、通期ガイダンスを€36〜40億に引き上げ。ただし中国向け規制強化懸念で株価は一時下落 |
| 16:00頃 | シャリフ・パキスタン首相、外交ツアー出発(4/15〜18)——サウジアラビア・カタール・トルコへ。第2ラウンド米・イラン協議に向けた支持固め。ダル外相同行 |
| 午後 | パキスタン・ムニル陸軍参謀長、テヘラン訪問——アラグチ外相と会談。ワシントンの新たなメッセージを携え、第2ラウンド協議の地ならし |
| 午後 | IEA月報(4月)——2026年世界石油需要が年間▲8万バレル/日の減少予測。コロナ禍2020年以来初の年間需要減。3月の供給減少は史上最大規模▲1,010万バレル/日 |
| 夕方 | CENTCOM、封鎖開始48時間の状況公表——「イラン港湾向けゼロ通過、9隻が引き返しに応じた」 |
| 夕方 | 地域当局者(複数)「米・イランが停戦延長に"原則合意"」——残存争点は核問題・ホルムズ・戦争賠償の3点。米は正式合意を否定 |
| 夕方 | ホワイトハウス(レビット報道官)「停戦延長を正式要請していない。交渉は継続中。次回協議はイスラマバードになる可能性が高い」 |
| 夕方 | 習近平主席・ラブロフ露外相会談(北京)——「中国は中東和平交渉で建設的な役割を果たす」。ロシアはイランの濃縮ウランの安全保管を提案 |
| 夕方 | イラン、石油化学製品の輸出を「追って通知があるまで」停止——「国内需要充足のため」と国営メフル通信 |
🗽 ニューヨーク時間 21:30〜翌6:00
| 21:30 | BofA・MS・PNC Q1 2026決算——BofA・MS大幅上振れ、PNCはEPS Beat・売上Miss |
| 21:30 | 米・輸入物価指数(3月)前月比+0.8%(予想+2.2%を大幅下回る)——エネルギー高でも川上インフレ抑制 |
| 21:30 | NY連銀製造業景気指数(4月)+11.0(予想▲0.4を大幅上振れ)——5ヶ月ぶり高水準、新規受注・出荷が急改善 |
| 21:30 | NYオープン——S&P500が7,000の大台突破、決算好調・協議再開期待が押し上げ |
| 22:00頃 | トランプ大統領(Fox Business)「パウエルFRB議長を解任する。任期後も留まるなら排除する。利下げすべきなのに仕事ができていない」 |
| 23:00 | NAHB住宅市場指数(4月)34(予想37・前月38を下回る)——7ヶ月ぶり低水準、エネルギーコスト上昇が建材費を直撃 |
| 23:00 | ベッセント財務長官(ホワイトハウス会見)「イラン・ロシア石油の制裁免除を4/19期限で更新しない。対イラン二次制裁を発動する準備——"金融的なボミング"」 |
| 23:30 | EIA石油在庫(4/4〜4/10)——原油▲91.3万バレル、ガソリン▲632.8万バレル、留出油▲312.2万バレル |
| 深夜 | FRBベージュブック(4月)発表——「イラン戦争が採用・価格設定・設備投資の意思決定における主要な不確実性要因。多くの企業が様子見姿勢」と全12地区で確認 |
| 深夜 | 米上院、戦争権限決議を4度目の否決——停戦合意後初の採決も共和党が阻止 |
| 深夜 | 茂木外相——アラグチ・イラン外相と電話会談(4回目)。「米・イラン協議の早期再開と最終合意を強く期待する」と伝達。ホルムズ海峡の自由航行も要求 |
| 深夜 | 片山財務相(ワシントン訪問)——ベッセント財務長官と会談。「必要ならば断固たる措置も取る」と従来より強いトーンで円安を牽制。発言後ドル円が159円台→158.80円台に急落 |
| 深夜 | ベッセント財務長官(CNBC)「最終的にはFRBはさらなる利下げを行うだろう。FRBが利下げを待つ必要があるなら、それは理解できる」——Fedとの関係でやや融和的なトーン |
| 深夜 | Meta・Broadcom、AI チップ戦略提携を2029年まで拡大発表——1ギガワット超のMTIAカスタムチップ展開。Broadcom+4%、Meta+1% |
| 深夜 | SEC、パターンデイトレード規制($25,000最低残高要件)を撤廃——小口投資家の取引自由化。Robinhood+8%、Webull+6% |
| 深夜 | Nvidia、11連騰で過去最長記録更新——AI需要継続への楽観が半導体株を全体的に押し上げ |
| 深夜 | S&P500、過去最高値を更新——7,022.95で終値(+0.8%)、ナスダック11連騰・24,016(+1.59%)、ダウ▲72(▲0.15%) |
| 深夜 | WTI原油 約$91前後(停戦協議再開期待・制裁強化で方向感交錯)、金スポット $4,800台前後、ドル円 158.80円台(片山財務相の円安牽制発言を受けて159円台から急落) |
🎙️ 要人発言
| 人物 | 要旨 |
|---|---|
| トランプ大統領 Fox Business |
「パウエルは仕事をできていない。利下げすべきだ。任期後も留まるなら解任する」。FRB独立性への政治圧力を改めて鮮明に |
| トランプ大統領 イラン・Fox Business |
「イランとの衝突は終結に非常に近い。軍事的に完全に打ち負かした。今すぐ手を引いても20年かかる」「彼らは取引をしたいと思っている」 |
| ベッセント財務長官 ホワイトハウス会見 |
「イラン・ロシア石油の制裁免除は4/19期限で更新しない」「中国・香港・UAE・オマーンの金融機関に二次制裁を警告済み。これは"金融的なボミング"に相当する」 |
| レビット報道官 ホワイトハウス |
「停戦延長を正式要請したという報道は誤り。交渉は活発に継続中。次回協議はイスラマバードになる可能性が高い」 |
| ヴァンス副大統領 Turning Point USA |
「イランの交渉担当者は合意を望んでいた。次の一手はイラン側にある。グランドバーゲン(包括合意)の可能性は残っている」 |
| ネタニヤフ首相 イスラエル |
「ビント・ジュバイルを制圧する。ヘルモン山麓まで安全地帯を東方拡大するよう指示した」——レバノン作戦継続を宣言 |
| シャリフ首相 パキスタン |
サウジ・カタール・トルコへの外交ツアーを開始(4/15〜18)。第2ラウンド協議に向けた多国間支持を形成中 |
| エルドアン大統領 トルコ |
「停戦延長と協議継続に向けた提案・働きかけを行っている。アンタルヤ外交フォーラムで停戦努力を後押しする」 |
| 習近平主席 ラブロフ露外相会談・北京 |
「中国は中東の和平交渉促進において建設的な役割を果たす」。ラブロフ外相は「欧米の同僚が国際情勢を悪化させている」と発言。ロシアはイランの濃縮ウランを安全保管する提案を継続 |
| 中国外務省 スポークスマン |
「米の封鎖は危険かつ無責任な行為。停戦の脆弱さをさらに高め、ホルムズ通航の安全を脅かす」と強く批判 |
| 茂木外相 イラン外相と電話(4回目) |
「米・イラン間で協議を再開し、話し合いで早期に最終合意できるよう強く期待する」と伝達。ホルムズ海峡の自由で安全な航行も強く要求 |
| 片山財務相 ワシントン・ベッセント長官と会談後 |
「必要ならば断固たる措置も取る」——従来より一段強い表現で円安牽制。発言後ドル円が159円台から158.80円台へ急落。ベッセント長官の5月訪日意向も確認 |
| FRB(ベージュブック) | 「中東の戦争が採用・価格設定・設備投資の意思決定に重大な不確実性をもたらしており、多くの企業が様子見姿勢をとっている」と全12地区で確認 |
📊 経済指標
▍4月15日(水)発表
| 発表時刻・国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 08:50(日) ★注目 |
機械受注(2月)前月比 | +13.6% | ▲0.9% | ▲5.5% |
| 08:50(日) | 機械受注(2月)前年比 | +24.7% | +9.0% | +13.7% |
| 18:00(欧) | 鉱工業生産(2月)前月比 | +0.4% | +0.5% | ▲1.5%(改定▲0.8%) |
| 21:30(米) ★注目 |
NY連銀製造業景気指数(4月) | +11.0 | ▲0.4 | ▲0.2 |
| 21:30(米) | 輸入物価指数(3月)前月比 | +0.8% | +2.2% | +1.3%(改定+0.9%) |
| 21:30(米) | 輸出物価指数(3月)前月比 | +1.6% | +1.7% | +1.5%(改定+1.9%) |
| 23:00(米) | NAHB住宅市場指数(4月) | 34 | 37 | 38 |
| 23:30(米) | EIA原油在庫(4/4〜4/10) | ▲91.3万バレル | — | +308.1万バレル |
本日最大のサプライズはNY連銀製造業景気指数の+11.0(予想▲0.4)。5ヶ月ぶりの高水準で、新規受注(+19.3)・出荷(+20.2)が急回復。一方で輸入物価指数の前月比+0.8%(予想+2.2%を大幅下回る)は、エネルギー高が川上コストに全波及していないことを示した。ただし投入価格指数(51.0)の急上昇が示すように、コスト圧力は足元で再加速している。NAHB住宅指数の34(7ヶ月ぶり低水準)はエネルギー価格上昇による建材費増を反映。全体として「製造業の意外な回復」と「住宅・コスト面の悪化」が同時進行した一日だった。
🎯 CME FedWatch(記事作成時点)
次回FOMC:2026年4月29日
現行政策金利:3.50〜3.75%(350〜375bps)
| 目標レンジ(bps) | 現在 | 1日前 (4/14) |
1週前 (4/8) |
1ヶ月前 (3/13) |
|---|---|---|---|---|
| 325〜350(▲25bp) | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 5.8% |
| 350〜375(据え置き)★現行 | 98.4% | 99.0% | 99.0% | 94.1% |
| 375〜400(+25bp) | 1.6% | 1.0% | 1.0% | 0.0% |
データ出所:CME FedWatchツール(添付PDFより、2026年4月15日記事作成時点)
🏦 企業決算(1Q2026)
バンク・オブ・アメリカ(BAC) 1Q2026決算 ※NYオープン前発表
| 項目 | 結果 | 予想 | 前年同期比 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| EPS(希薄化後) | $1.11 | $1.01 | +25% | ▲ Beat |
| 売上高 | $304億 | $299億 | +7% | ▲ Beat |
| 純利益 | $86億 | — | +17% | — |
| 純金利収入(NII) | $157億 | $156億 | +9% | ▲ Beat |
部門別ハイライト
| 部門 | 結果 | 前年比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 株式トレーディング | $28.3億 | +30% | StreetAccount予想を約3.5億ドル上振れ。過去15年で最高の四半期 |
| 投資銀行(IB)フィー | $18億 | +21% | M&Aアドバイザリー・株式・債券引受が軒並み回復 |
| 貸倒引当金 | $13億 | (前年$15億) | 予想比▲約2億ドル。消費者与信の健全性を示す |
モルガン・スタンレー(MS) 1Q2026決算 ※NYオープン前発表
| 項目 | 結果 | 予想 | 前年同期比 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| EPS(希薄化後) | $3.43 | $3.02〜3.09 | +32% | ▲ Beat |
| 売上高 | $206億(過去最高) | $198億 | +16% | ▲ Beat |
| 純利益 | $56億 | — | +29% | — |
| ROTCE | 27.1% | — | (前年21.5%) | — |
部門別ハイライト
| 部門 | 結果 | 前年比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 株式トレーディング | $51.5億(過去最高) | +25% | ヘッジファンド向けプライムブローカレッジ・デリバティブが牽引 |
| 固定収益(FICC) | $33.6億 | +29% | コモディティデスクがGSを上回る。エネルギー価格変動を収益化 |
| M&Aアドバイザリー | $9.78億 | +74% | 完了案件が急増。米州主導 |
| ウェルスマネジメント | $85億(過去最高) | +16% | 純新規資産$1,184億流入。フィーベース資産フロー+$540億 |
ASML(ASML) 1Q2026決算 ※欧州市場オープン前発表
| 項目 | 結果 | 予想 | 前年同期比 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | €88億 | €85億 | +13% | ▲ Beat |
| 純利益 | €28億 | €25億 | +17% | ▲ Beat |
| EPS(基本) | €7.15 | — | — | — |
| 粗利率 | 53.0% | ガイダンス上限 | — | — |
通期ガイダンス(2026年)
| 項目 | 従来予想 | 新ガイダンス |
|---|---|---|
| 売上高 | €340億 | €360〜400億(引き上げ) |
| 粗利率 | 51〜53% | 51〜53%(維持) |
| Q2売上高ガイダンス | — | €84〜90億 |
※ ASMLは半導体製造装置(EUV露光装置)の世界独占メーカー。決算は半導体サイクルの先行指標として市場に広く注目される。
PNCファイナンシャル(PNC) 1Q2026決算 ※NYオープン前発表
| 項目 | 結果 | 予想 | 前年同期比 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| EPS(調整後) | $4.32 | $3.91〜4.10 | +10% | ▲ Beat |
| 売上高 | $61.9億 | $62.4億 | +6% | ▼ Miss |
| 純金利収入(NII) | $39.6億 | — | +14% | ▲ Beat |
| CET1比率 | 10.1% | — | — | — |
ハイライト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| FirstBank買収効果 | 1月に完了。貸出+$150億・預金+$220億を上乗せ。NII前年比+14%の主因 |
| 非金利収入 | $22億(前四半期比▲6%)——売上Missの主因 |
| Q2 EPSガイダンス | $4.49(通期$18.56)を提示 |
📎 出典・引用
CNN / Bloomberg / Reuters / CNBC / ABC News / NPR / Al Jazeera / PBS / TheStreet / 日本経済新聞 / FRB(Beige Book April 2026)/ Bank of America 1Q2026 Earnings Release / Morgan Stanley 1Q2026 Earnings Release / ASML 1Q2026 Earnings Release / PNC Financial 1Q2026 Earnings Release(SEC 8-K)/ NY Fed Empire State Manufacturing Survey / NAHB Housing Market Index / EIA Weekly Petroleum Status Report / CME FedWatchツール / みんかぶFX 経済指標カレンダー
✍️ 執筆者
ぱぶちゃん|投資歴6年
ゴールド・マクロ・FXを事実ベースで解説するブログを運営中。
相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。ナンピンは得意です。
X(旧Twitter):@pablo29god
⚠️ 免責事項
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