【2026年06月11日】トランプ「イラン攻撃を中止、署名近日」——Dow+929pt・SpaceX史上最大IPO750億ドル・ECB2023年以来初の利上げ
📅 対象時間帯:2026年6月11日(木)07:00 〜 6月12日(金)07:00 JST
📌 木曜デイリー版
📎 関連記事(前日):【2026年06月10日】米CPI前年比+4.2%・3年ぶり高水準——イランがバーレーン・クウェート・ヨルダン米軍基地に報復攻撃・Dow▲953pt・ホルムズ通航禁止を宣言
📎 イラン戦争考察:攻撃中止から停戦合意へ——トランプ「署名近日」が意味するものとシナリオ分析
📎 PPI詳細解説:【2026年5月PPI】前年比+6.5%・ガソリン主導でヘッドライン急加速——コアも+0.4%と高止まり継続
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📎 イラン戦争考察:攻撃中止から停戦合意へ——トランプ「署名近日」が意味するものとシナリオ分析
📎 PPI詳細解説:【2026年5月PPI】前年比+6.5%・ガソリン主導でヘッドライン急加速——コアも+0.4%と高止まり継続
⏱ 30秒で読む結論
6月11日のマーケットを支配したのは「トランプの攻撃中止・停戦合意署名宣言」とSpaceX史上最大IPO750億ドルの2枚看板だ。午前中は「VERY HARD TONIGHT」と宣戦布告して市場を揺らしたトランプが、NY午後に一転「今夜の攻撃を中止した、署名の日時を近日発表」と投稿。ECBは2023年以来初の+25bps利上げを断行し、原油は急落・株は急騰。日経は翌朝に先物が大幅上昇に転じており、12日(金)の寄り付きは高い。
① トランプが深夜に「今夜の攻撃中止・合意署名近日」——WTI原油▲2.58%(87.71ドル)、株はDow+929pt・Nasdaq+2.54%・S&P500+1.75%の全面高
② SpaceX(SPCX)がIPOを135ドル・5.56億株・750億ドルで決定——史上最大。アラムコ(2019年・294億ドル)を3倍超で塗り替え、6/12ナスダック初値形成へ
③ ECBが+25bps利上げ(預金金利2.25%へ)——イラン戦争起因エネルギー高に対応。米PPI5月前年比+6.5%(予想+6.4%上振れ)・新規失業保険22.9万件(予想21.9万件上振れ)も発表
② SpaceX(SPCX)がIPOを135ドル・5.56億株・750億ドルで決定——史上最大。アラムコ(2019年・294億ドル)を3倍超で塗り替え、6/12ナスダック初値形成へ
③ ECBが+25bps利上げ(預金金利2.25%へ)——イラン戦争起因エネルギー高に対応。米PPI5月前年比+6.5%(予想+6.4%上振れ)・新規失業保険22.9万件(予想21.9万件上振れ)も発表
📋 目次
📰 ニュース見出し時系列
📅 2026年6月11日(木)
🌏 アジアセッション(7:00〜16:00 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 寄り付き〜大引け | 🇯🇵 日本 | 🔥🔥 日経平均が大引け64,217.27(+38.00・+0.06%)と辛うじて小反発——ホルムズ再閉鎖宣言(前日終盤)と米国株下落を受けて寄り付きは62,335で始まる急落スタート。前場はイラン情勢の不透明感から63,000台前半で推移。午後に報復合意への期待が徐々に台頭し、下げ幅を急速に縮小して大引けはほぼ前日並みのプラス圏着地。日経先物(CFD)は東証引け後も上昇し、6/12朝時点では65,000台へ。TOPIXは3,840前後での推移。 | Yahoo Finance / Trading Economics |
| 午前 | 🇨🇳 中国 | 上海総合は小幅横ばい圏。中国政府が国内需要刺激策の追加検討を示唆との報道が伝わり、下値を支えた。 | Reuters |
| 午前 | 🌏 アジア | 🔥 前日ホルムズ通航禁止宣言を受け、アジア市場全般がリスクオフで始動——香港ハンセンは▲0.65%、韓国KOSPIは半導体関連が重しとなり軟調。豪ドルは資源安を嫌気して対ドルで売られる展開。 | CNBC Asia / Bloomberg |
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 21:15(JST) | 🇪🇺 欧州 | 🔥🔥🔥 ECBが+25bps利上げを決定——預金金利2.25%・主要リファイナンス金利2.40%・限界貸出2.65%。2023年以来初の利上げ。ユーロ圏のインフレは5月に前年比3.0%と目標を大幅上回り、イラン戦争起因のエネルギー高が下がらないことへの対応。スタッフ予測では2026年成長率を0.9%→0.8%に下方修正、2026年インフレを3.0%に上方修正。全会一致での決定。 | ECB / Reuters / US News |
| ロンドン午後 | 🌍 中東 | 🔥🔥 世界銀行がイラン戦争の影響を理由に2026年世界経済成長率見通しを下方修正——エネルギー価格上昇と貿易分断がグローバルサプライチェーンに広がる影響を強調。AP通信が報道。 | AP / World Bank |
| ロンドン時間 | 🇬🇧 英国 | FTSE 100は+0.48%と小反発。ECB利上げを概ね織り込み済みとして好感。ポンドは対ドルで底堅い動き。 | Bloomberg |
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌7:00 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 21:26(JST) | 🇺🇸 中東 | 🔥🔥🔥 トランプ大統領「今夜、イランに対して非常に激しい攻撃を行う」「ハルク島・その他石油インフラを占領し石油・ガス市場を完全管理下に置く」「これはベネズエラで行ったのと酷似」と相次いでTruth Social・Fox Newsで宣言——市場は序盤に急落。イスラエルのネタニヤフ首相はイランとの停戦合意には「イスラエルは当事者でない」と距離を置く姿勢を示した。 | TradersWebFX / AP / Times of Israel |
| 21:47(JST) | 🇺🇸 中東 | 🔥🔥 ベッセント米財務長官「イランは自らが仕掛けているゼロサムゲームに敗北することになる」「必要であれば米国はイランの口座から資金を差し押さえる方針」と強硬姿勢を維持。 | TradersWebFX |
| 22:30(JST)頃 | 🇺🇸 テック | 🔥🔥🔥 SpaceX(SPCX)がIPO価格を135ドル・5億5,556万株に決定、調達額750億ドルを確定——史上最大IPOが成立。2019年のサウジアラムコ(294億ドル)を3倍超で塗り替え、アリババ(US IPO史上最大218億ドル)比では3.4倍超。時価総額約1.75兆ドル。需要2,500億ドル超に対し固定価格方式で対応。6/12(金)ナスダック初値形成。アンダーライターにゴールドマン・モルガンスタンレー・BofA・シティ等23社。日本・EU・豪・英国等の個人投資家向けに30%を配分。 📎 詳細解説:SpaceX IPO 2026完全解説——Starlink・AI・3本柱で読む750億ドルの実像(SPCX) | NPR / Reuters / CNBC / IPOScoop |
| 翌02:30(JST 6/12) | 🇺🇸 中東 | 🔥🔥🔥 トランプ大統領が一転「予定していたイランへの攻撃を中止した」「最終5項目を全関係各位が承認した」「署名の日時と場所を近く発表する」とTruth Socialに投稿——市場は急反発。「イランと戦争を巡る偉大な和解に達した」「合意が署名され次第、海峡は開かれる」「署名は週末にもヴァンス副大統領主導で行われる可能性」とも発言。イラン側の高官は「合意はまだ完全には確定していない」と留保。 📎 詳細考察:攻撃中止から停戦合意へ——トランプ「署名近日」が意味するものとシナリオ分析 | TradersWebFX / NBC / MS NOW / ABC News |
| 引け | 🇺🇸 市場 | 🔥🔥 NY市場まとめ(6/11木曜)——Dow+929.97pt(+1.86%・50,848.75)・Nasdaq+2.54%(25,809.66)・S&P500+1.75%(7,394.30)・Russell2000+3.02%。半導体ETF(SOX系)は+8%近い急騰。VIX(恐怖指数)は▲12%と急低下。WTI原油は▲2.58%(87.71ドル)に急落。停戦合意期待が支配した1日。 | CNBC / TheStreet / Yahoo Finance / Bloomberg |
| 引け後 | 🇺🇸 テック | 🔥🔥 Adobe(ADBE)がQ2 FY2026決算を引け後発表——売上66.18億ドル(+13%・予想65.84億ドル上振れ)・調整後EPS 5.96ドル(予想5.60〜5.94ドルを上振れ)・Q3ガイダンスEPS 6.05〜6.10ドル・通期FY EPS 24.35〜24.45ドル。CFOのダン・ダーン氏がマーベルへの転籍を発表。AI競争への懸念や株価が過去1年で▲40%超という文脈から時間外は▲5.5〜5.7%と冴えない動き。 | TheStreet / GuruFocus / Quiver Quantitative |
🎙️ 要人発言|6月11日(時間はJST)
🇺🇸 トランプ米大統領(21:26 / 翌02:30 / 翌04:30)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 6/11 21:26 トランプ大統領 | 「今夜、イランに対して非常に激しい攻撃を行う」「ハルク島およびその他の石油インフラ拠点を占領し、彼らの石油・ガス市場を完全に管理下に置くつもり」「これはベネズエラで行ったのと酷似」「イランが核兵器を購入または開発することは容認できない」「イランは合意に向けて交渉している」「イランの橋や発電所への攻撃は、むしろ避けたい」「地上部隊の投入は望んでいない」 |
| 6/12 02:30 トランプ大統領 | 「予定されていたイランへの攻撃を中止した」「最終5項目を全関係各位が承認した」「イラン合意の署名の日時と場所を近く発表する」 |
| 6/12 04:30 トランプ大統領 | 「イランと戦争を巡る偉大な和解に達した」「合意が署名され次第、海峡は開かれる」「自分ではなく、バンス副大統領が署名へ」「署名は週末にも行われる可能性がある」「海軍封鎖は取引が完結するまで継続」。また「われわれはイランが核兵器を持たないという合意を得た」とも発言。 |
🇺🇸 ベッセント米財務長官(21:47)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 6/11 21:47 ベッセント財務長官 | 「イランは自らが仕掛けているゼロサムゲームに敗北することになる」「必要であれば、米国はイランの口座から資金を差し押さえする方針」 |
🇪🇺 ラガルドECB総裁(21:54)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 6/11 21:54 ラガルドECB総裁 | 「各種調査はユーロ圏の経済減速を示唆しており、特にサービス業で顕著」「イラン戦争がユーロ圏経済の重荷」「国内需要は3月時点の想定よりも弱まる見通し」「賃金の伸びは年内に鈍化する見通し」「インフレ率は2027年後半に目標へ回帰する見通し」「経済成長の見通しに対するリスクは下振れ方向に傾いている」「エネルギー価格上昇の規模と持続性を監視」「0.25%の利上げ以外の提案は議論しなかった」「事前に設定された金利経路はない」「全会一致の決定」「インフレ見通しに3つのシナリオ(軽微・悪化・深刻)を設定し、それぞれで対応する方針を堅持」 |
🇹🇷 トルコ中銀声明(20:04)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 6/11 20:04 トルコ中銀声明 | 「第1四半期のデータは経済活動の減速を示しており、先行指標は内需の弱い動きが続いていることを示唆」「地政学的リスクに伴う不確実性からエネルギー価格は依然として高止まりし、変動が激しい」「インフレ見通しに著しくかつ持続的な悪化が生じた場合、金融政策スタンスは引き締められる」「インフレの上振れリスクに対して引き続き高い警戒を怠らないことを再確認」 |
📌 要人発言読み解き
事実 6月11日の発言として最重要はトランプの180度の転換だ。21:26に「VERY HARD TONIGHT」と宣言してから約5時間後の02:30に攻撃中止・署名近日を発表した。これは今回の紛争でも「最大のドラマ転換」に位置づけられる。ECBは全会一致で+25bps利上げを断行し、ラガルド総裁は「事前設定の経路なし」としながらも「9月追加利上げもあり得る」というシグナルを残した。イラン側高官が「合意は完全確定していない」と留保を表明している点は注意が必要。考察 トランプの「VERY HARD TONIGHT」→「攻撃中止・署名近日」という反転は、ハルク島占領という新たな経済圧力カードを出した直後に交渉が最終局面に入ったことを示唆する。停戦合意が実際に署名されれば、ホルムズ再開通→原油安→インフレ緩和→Fed利下げ余地という連鎖が再起動する。ただし「イランの高官が合意を否定」「ネタニヤフがイスラエルは当事者でないと距離を置く」という留保があり、サウジアラムコ2019年のような想定外の崩壊リスクは依然残る。ECBの+25bpsは「ホルムズが長期閉鎖なら9月にも追加」というシグナルであり、ユーロ圏の景況悪化と物価上昇の板挟みが深刻化している。
リスク 署名が週末に行われるとすれば、市場は6/13(土)〜6/15(月)のギャップアップで反応する可能性が高い。一方、合意が崩れれば6/16の日銀・6/17のFOMCに向けて最悪のシナリオで再突入となる。SpaceXのIPO初値が6/12(本日)の株式市場に加わることも、短期的な需給インパクトとして意識しておく必要がある。
📊 経済指標|6月11日(木)発表分
夏時間適用中。PPIの詳細は別稿(PPI専用考察記事)を参照。
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:50 | 🇯🇵 | 景況判断BSI(大企業全産業)第2四半期 | ▲0.5 | — | 4.4 |
| 08:50 | 🇯🇵 | 景況判断BSI(大企業製造業)第2四半期 | ▲1.8 | — | 3.8 |
| 08:50 | 🇯🇵 | 対外証券投資(中長期ネット)05/30-06/05 | 1,975億円 | — | ▲1,848億円 |
| 18:00 | 🇿🇦 | 南ア 経常収支 第1四半期 | 1,910億ランド | 800億ランド | 500億ランド |
| 21:15 | 🇪🇺 | 🔥🔥🔥 ECB政策金利(預金ファシリティ)6月 | 2.25%(+25bps) | 2.25% | 2.00% |
| 21:15 | 🇪🇺 | ECB主要リファイナンス金利 | 2.40%(+25bps) | 2.40% | 2.15% |
| 21:15 | 🇪🇺 | ECB限界貸出ファシリティ | 2.65%(+25bps) | 2.65% | 2.40% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 🔥🔥🔥 生産者物価指数(PPI)5月 前年比 | +6.5% | +6.4% | +5.2%(改定+4.9%) |
| 21:30 | 🇺🇸 | 🔥🔥 生産者物価指数(PPI)5月 前月比 | +1.1% | +0.7% | +1.4% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 🔥🔥 コアPPI(食品・エネルギー除く)5月 前月比 | +0.4% | +0.4% | +1.0%(改定+0.7%) |
| 21:30 | 🇺🇸 | 🔥 新規失業保険申請件数(05/31〜06/06) | 22.9万件 | 21.9万件 | 22.5万件 |
| 21:30 | 🇺🇸 | 継続失業保険受給者数(05/24〜05/30) | 179.5万件 | 178.6万件 | 177.7万件(改定177.1万件) |
| 21:30 | 🇨🇦 | カナダ 住宅建設許可 4月 前月比 | ▲7.6% | ▲3.7% | +10.3%(改定+10.6%) |
📌 指標読み解き
事実 本日の最重要指標は米PPI5月。前年比+6.5%(予想+6.4%上振れ)・前月比+1.1%(予想+0.7%を大幅上振れ)は、ガソリン価格が月次で急騰した結果でエネルギーが主犯。コアPPI前月比+0.4%は予想通りで高止まりを確認。CPI(昨日)+コアCPI(下振れ)に続くPPI(上振れ)の組み合わせは「コアは少し楽だが川上(卸売)は依然熱い」という構図を描く。新規失業保険22.9万件は予想21.9万件を上回り2月以来の高水準。労働市場の微妙な軟化を示すが、まだ過熱圏から外れた「普通の水準」ではない。ECBの利上げは予想通りで市場への直接的ショックは少なかったが、「2023年以来初の利上げ」という事実は、欧州中銀が「緩和路線を完全に撤回した」ことを意味する歴史的な決定だ。日本のBSI(大企業全産業▲0.5)は前期の+4.4から急悪化しており、6/16-17 BOJ会合で「慎重な見極め」を強調する材料となり得る。考察 米PPI前年比+6.5%が示す「川上インフレ継続」と、CPI前年比+4.2%・コアCPI前年比+2.9%の「川下はまだ3%未満」という乖離は、エネルギーコストが川下に転嫁されるまでのタイムラグを示している。ホルムズが再開通すれば原油安→PPI急低下→CPI鈍化の経路が走るが、停戦署名が遅れるほどその好転は先送りになる。6/17 FOMCでウォーシュ議長はPPI+6.5%・CPI+4.2%・コアCPI+2.9%という3つの数字を前に「現状維持」を選ぶ公算が大きいが、声明の文言(特に「インフレリスクへの警戒強化」の有無)が焦点となる。
リスク 停戦署名が実現しても、ホルムズ再開通→タンカー輸送正常化→原油安のタイムラインは数週間〜数ヵ月を要する。その間、7月以降のPPI・CPIは高止まりが続く可能性がある。新規失業保険の22.9万件水準が継続・上昇するようであれば「インフレ高・雇用軟化」というスタグフレーション的状況がより鮮明となる。
🏦 FedWatch|6/17 FOMC 政策金利確率
データ取得:6/11 06:19 CT(CME FedWatchツール)
| ターゲットレンジ | 現時点 | 1日前(6/10) | 1週間前(6/4) | 1ヵ月前(5/11) |
|---|---|---|---|---|
| 325〜350bps(▲25bps利下げ) | 1.5% | 2.7% | 4.6% | 2.9% |
| 350〜375bps(現状維持)★現行レンジ | 98.5% | 97.3% | 95.4% | 97.1% |
📌 FedWatch読み解き
事実 6/17FOMC据え置き確率98.5%。前日(6/10)の97.3%から据え置き確率がわずかに上昇(利下げ期待がさらに後退)。PPI+6.5%という数字が出ても「6月利上げ」は市場に全く織り込まれていない。これはウォーシュFedが「利上げ再開は議会・市場との対話が必要」という姿勢を堅持しているためだ。リスク トランプの停戦合意署名が実現すれば、原油急落→インフレ期待低下→FF金利先物が「年内利下げ」を再び織り込み始める可能性がある。逆に合意が崩れれば、PPI+6.5%・CPI+4.2%という数字を盾に「年内利上げ」論が再浮上する二択の局面だ。
💼 企業決算|米国株 6月11日(木)発表分
| 銘柄 | 概要・ポイント |
|---|---|
| 🔥🔥 アドビ(ADBE) クリエイティブソフト | Q2 FY2026発表(NASDAQ・引け後)。売上66.18億ドル(前年比+13%・予想65.84億ドル上振れ)・調整後EPS 5.96ドル(予想5.60〜5.94ドルを上振れ)。Q3ガイダンスEPS 6.05〜6.10ドル・通期EPS 24.35〜24.45ドルと堅調。ただしCFOのダン・ダーン氏がマーベルへの転籍を発表、AI競争激化への懸念から時間外▲5.5〜5.7%。株価は過去1年で▲40%超という文脈が尾を引く。 |
| 🔥 レナー(LEN) 住宅建設大手 | Q2 FY2026発表(NYSE・引け後)。純利益3.05億ドル(EPS 1.24ドル・前年同期1.81ドルから▲32%)・売上79.4億ドル(予想80.7億ドルを下回る・前年比▲6%)。引き渡し件数20,519戸(+2%)ながら平均販売価格が37.1万→37.1万ドルで横ばい。モーゲージ高・可処分所得圧迫が続く。Q3ガイダンス:引き渡し2.05〜2.15万戸・粗利16%・平均販売価格37.5〜38万ドル。 |
| 🔥 RH(RH) 高級家具・ライフスタイル | Q1 FY2026発表(NYSE・引け後)。売上8.003億ドル(前年比▲1.7%・予想7.926億ドルを1%上振れ)・調整後EPS ▲1.97ドル(予想▲2.07〜▲2.12ドルより若干改善)・調整後EBITDA 5,691万ドル(予想4,827万ドルを約18%上振れ)。ただしQ2ガイダンス売上9.126億ドルは予想9.459億ドルを3.5%下回り、ミラン店舗開設など国際展開コストが重し。 |
| ゼッジ クラスB(ZDGE) デジタルコンテンツ | 3Q発表(AMEX・予定17:00現地)。デジタルコンテンツプラットフォーム小型株。市場への直接的影響は限定的。 |
💼 企業決算|日本株 6月11日(木)発表分
| 銘柄 | コード | 種別 | 発表時刻 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| ネオジャパン | 3921 | 1Q | 12:00(実績) | 今期経常713百万円(前期比+9.02%)・通期進捗26.00%(2,742百万円予想) |
| アイモバイル | 6535 | 3Q | 12:00(実績) | 今期経常3,491百万円(前期比▲11.82%)・通期進捗78.27%(4,460百万円予想) |
| アイ・ケイ・ケイHD | 2198 | 2Q | 15:00(実績) | 今期経常663百万円(前期比+74.93%)・コンセンサス670百万円・通期進捗56.43%(1,175百万円予想) |
| タイミー | 215A | 本決算 | 15:30(実績) | 今期経常3,760百万円(前期比—%)・コンセンサス4,157百万円(未達) |
| ラクーンHD | 3031 | 本決算 | 15:30(実績) | 今期経常1,240百万円(前期比▲11.24%)・コンセンサス1,210百万円・通期進捗88.57%(1,400百万円予想) |
| GA technologies | 3491 | 2Q | 15:30(実績) | 今期経常3,193百万円(前期比▲13.12%)・通期進捗36.70%(8,700百万円予想) |
| ビジョナル | 4194 | 3Q | 15:30(実績) | 今期経常21,438百万円(前期比+17.17%)・通期進捗91.11%(23,530百万円予想) |
| Macbee Planet | 7095 | 本決算 | 15:30(実績) | 今期経常3,617百万円(前期比▲28.69%)・コンセンサス3,572百万円・通期進捗98.02%(3,690百万円予想) |
| アインホールディングス | 9627 | 本決算 | 15:30(実績) | 今期経常28,414百万円(前期比+57.16%)・コンセンサス27,205百万円上振れ・通期進捗101.48%(28,000百万円予想) |
| シーイーシー | 9692 | 1Q | 15:30(実績) | 今期経常2,336百万円(前期比+27.93%)・コンセンサス2,000百万円上振れ・通期進捗29.95%(7,800百万円予想) |
| トーエル | 3361 | 本決算 | 16:00(実績) | 今期経常2,455百万円(前期比+8.39%)・通期進捗110.44%(2,223百万円予想・超過達成) |
| 巴工業 | 6309 | 2Q | 16:00(実績) | 今期経常3,794百万円(前期比+1.83%)・通期進捗63.23%(6,000百万円予想) |
| スリー・ディー・マトリックス | 7777 | 本決算 | 16:00(実績) | 今期経常3,971百万円(前期比—)・通期進捗100.00%(3,971百万円予想・ほぼぴったり着地) |
| ナ・デックス | 7435 | 本決算 | 19:00(実績) | 今期経常1,270百万円(前期比+42.06%)・通期進捗79.38%(1,600百万円予想) |
出典:マネックス証券 国内株式決算カレンダー(2026年6月11日)
📚 主な出典
- TradersWebFX「11日の主な要人発言(時間は日本時間)」(2026年6月12日 05:10)
- CME FedWatchツール(2026年6月11日 06:19 CT)
- みんかぶFX 経済指標カレンダー(2026年6月11〜17日)
- Schwab Market Update「Early Gains Linger Even as Wholesale Prices Surge」(2026年6月11日)
- Reuters「US weekly jobless claims increase marginally amid labor market resilience」(2026年6月11日)
- Reuters「ECB Raises Interest Rates in Long-Telegraphed Move」(2026年6月11日)
- CNBC「ECB hikes interest rates for first time since 2023 as Iran war ramps up energy costs」(2026年6月11日)
- Euronews「Lagarde defends ECB interest rate hike as 'robust across three scenarios'」(2026年6月11日)
- ABC News「Iran live updates: Trump says agreement with Iran could be signed as early as this weekend」(2026年6月11日)
- NPR「Trump now says a peace deal will be announced 'soon,' cancels further strikes」(2026年6月11日)
- Times of Israel「June 11: Netanyahu says Israel not party to emerging Iran deal announced by Trump」(2026年6月11日)
- CNBC「Stock market news for June 11, 2026: Dow +929, S&P500 +1.75%」(2026年6月11日)
- TheStreet「Stock Market Today June 11, 2026: Nasdaq, S&P 500 rise after Trump, Iran signal deal is close」(2026年6月11日)
- Bloomberg「Stock market today: Wall Street rallied as oil sank after Trump signal」(2026年6月11日)
- NPR「SpaceX blasts off with a record-breaking $75 billion IPO」(2026年6月11日)
- IPOScoop「SpaceX (SPCX) Raises $75 Billion in Biggest IPO in History」(2026年6月11日)
- TheStreet「Adobe Q2 2026 Earnings Call」(2026年6月11日)
- PRNewswire「Lennar Reports Second Quarter 2026 Results」(2026年6月11日)
- FinancialContent「RH's (NYSE:RH) Q1 CY2026: Beats On Revenue」(2026年6月11日)
- マネックス証券 国内株式決算カレンダー(2026年6月11日)
- マネックス証券 米国株式決算カレンダー(2026年6月11日)
- Trading Economics「Japan Nikkei 225 / Crude Oil」(2026年6月11日)
- Britannica「2026 Iran war」(更新:2026年6月11日)
- AP「Citing fallout from Iran war, World Bank cuts forecast for global economic growth」(2026年6月11日)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年/ぱぶちゃんのファンダメンタルlabを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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