【2026年07月24日】日経平均急落1,811円安、韓国株6%急落の連鎖安——NYダウは235円高で3日ぶり反発、イラン軍がバーレーン・ヨルダンの米軍施設に無人機攻撃

2026年7月25日土曜日

マーケット振り返り

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【2026年07月24日】日経平均急落1,811円安、韓国株6%急落の連鎖安——NYダウは235円高で3日ぶり反発、イラン軍がバーレーン・ヨルダンの米軍施設に無人機攻撃

📅 対象時間帯:2026年7月24日(金)07:00 〜 7月25日(土)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
要点は以下の3つ。
①日経平均は前日比1,811.45円(▲2.73%)安の64,611.15円と急反落。韓国KOSPIが5.72%安の急落となった連鎖に加え、半導体株安・中東情勢の緊迫化が重荷に
②イラン軍が24日、バーレーンとヨルダンの米軍施設に無人機攻撃を実施したと発表。トランプ大統領は大規模な対イラン攻撃について「まだ決定していない」としつつ、イラン側の交渉姿勢が「これまでになく真剣になってきている」と発言。パキスタン仲介の米イラン協議再開への期待から原油は反落
③NYダウは235.60ドル高の51,947.25ドルと3日ぶり反発。ただしインテルなど半導体株が決算後に失速し、ナスダック総合は161.87ポイント安と3日続落。ドル円は163円台後半で39年半ぶり安値圏を維持

📅 月曜7月27日の主な予定

※7/25(土)・7/26(日)は株式市場休場のため、次の取引日である月曜の予定を掲載
時刻(JST)イベント
08:50🇯🇵日 企業向けサービス価格指数(6月)
14:00🇯🇵日 景気動向指数(確報値、5月)
17:00🇩🇪独 Ifo景況感指数(7月)
17:00🇪🇺ユーロ圏 マネーサプライM3(6月)
21:30🇺🇸米 耐久財受注(速報値、6月)

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し
朝方🇯🇵東京市場は前日の米半導体株安を引き継ぎ売り先行。節目の65,000円を巡る攻防が意識される展開に
午後🇰🇷🔥🔥🔥 韓国KOSPIが一時6.3%超急落し、KOSPI・KOSDAQ双方でプログラム売買を一時制限する「サイドカー」が発動。サムスン電子・SKハイニックスなど半導体株が暫定決算やAI投資リターンへの懸念で急落し、売りが売りを呼ぶ展開に。終値は前日比5.72%安と4日ぶり反落、外国人投資家は3,270億ウォンの売り越し
終日🇯🇵🔥🔥 日経平均は韓国株急落の連鎖と中東情勢の緊迫化を嫌気し、午後に下げ幅が一時2,200円を超える急落。前日比1,811.45円(▲2.73%)安の64,611.15円(高値65,720.81円、安値64,201.03円)で終了。値上がり91銘柄、値下がり133銘柄。押し下げ上位はアドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロン、キオクシアHD、ファーストリテイリング
終日🇨🇳上海総合指数は5日ぶり反落、前日比62.58ポイント(▲1.61%)安の3,814.20。週末を控えた持ち高調整の売りが優勢
終日🇭🇰香港ハンセン指数は前日比247.58ポイント(▲0.98%)安の24,963.23。アリババ・テンセント・百度など大型テック株が軒並み下落
08:30🇯🇵総務省が6月の全国消費者物価指数(コアCPI)を発表。前年比+1.6%と市場予想(+1.5%)・5月(+1.4%)をともに上回り、伸び率は5カ月連続の1%台
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し
17:00🇪🇺🔥 S&Pグローバル発表のユーロ圏7月PMI速報値は総合51.9(予想50.3、前回50.0)と予想外の大幅改善。好不況の境目である50超えは3月以来で、「イラン戦争前の水準を回復した」とブルームバーグが報道
15:00🇬🇧英6月小売売上高は前月比+1.0%。市場は減少を予想していたが、猛暑とサッカーW杯特需で個人消費が押し上げられプラスを確保。7月PMI速報値も総合で3カ月ぶりに50超え
終日🇬🇧ロンドン株式市場は反発、FTSE100は前日比0.91%高。HSBCが1.7%高(シンガポールの生命保険事業を独アリアンツに売却で合意)。3iグループはUBSの目標株価引き上げで3.1%高。一方、原油安を受けBPが1.3%安、シェルが1.2%安
終日🇪🇺欧州株式市場も反発、独DAXは前日比1.36%高。決算発表シーズンを迎え堅調な企業が相次いだことが買い安心感につながった
夕方🇺🇸🇪🇺🔥🔥 トランプ大統領がSNSで、欧州委員会が米グーグルに過去最高額(8億9,000万ユーロ)の制裁金を科したことに反発。「略奪的行為」に対する通商法301条調査を直ちに開始すると表明し、EUへの高関税を警告
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌07:00 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
現地24日午前🇮🇷🇧🇭🇯🇴🔥🔥🔥 イラン革命防衛隊が、バーレーンのシェイク・イーサ空軍基地とヨルダンのアル・アズラク空軍基地にある米軍関連施設に自爆型無人機(ドローン)で攻撃を実施したと発表。米中央軍拠点への直接攻撃が明らかに
日中🇧🇭🇰🇼🇮🇷🔥🔥 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、バーレーンとクウェートが今月イランの無人機・ミサイル貯蔵庫などの軍事施設を標的に空爆を実施していたと報道。両国による対イラン直接攻撃が明らかになるのは初めてで、UAEが標的情報・防空支援を提供したとも伝えられ、湾岸諸国を巻き込んだ戦線拡大への懸念が強まった
日中🇵🇰🇺🇸🇮🇷🔥🔥 ロイター通信は、パキスタンが米国とイランの戦闘終結に向けた協議再開への道筋を模索していると報道。イランのモメニ内相が今週イスラマバードを訪問し予備協議が行われたとも伝えられ、中東エネルギー供給の停滞解消への期待から原油に売りが波及
現地24日🇺🇸WTI原油先物(NYMEX)9月物は前日比2.88ドル(▲3.1%)安の1バレル89.31ドル前後(▲3%前後)で反落。前日は米イラン対立激化を受け6月初旬以来の高値を付けていた
現地24日🇺🇸🇮🇷🔥🔥 トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、大規模な対イラン攻撃について「まだ決定していない」と発言。米イラン協議は継続中との認識を示し、「日が経つにつれて(イラン側は)ますます真剣になっている」と評価
現地24日🇺🇸NY金先物8月限は反発、前日比20.6ドル(+0.5%)高の1トロイオンス4,070.8ドルで終了。原油安を受けた長期金利低下で、無利子資産である金の投資妙味が意識された
未明🇺🇸🔥🔥 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は一時406ドル高まで上昇し、235.60ドル高(+0.46%)と3日ぶり反発の51,947.25ドルで終了。ナスダック総合は161.868ポイント(▲0.64%)安の24,975.824と3日続落。半導体株が軒並み下落し、インテルが7.89%安、マイクロン・テクノロジーが6.99%安、AMDが3.29%安、SOX指数は4.25%安と2日続落。週間ではダウが0.38%安と3週続落、ナスダックは2.13%安と2週続落
未明🇺🇸ダウ採用銘柄ではセールスフォースが4.29%高、IBM・アップルも3%超上昇。一方でアメリカン・エキスプレスは決算の通期見通しが市場予想に届かず4.30%安、ハネウェル・ゴールドマン・サックスも1%超下落
24時🇺🇸🇯🇵円相場はNY市場で1ドル=163円台後半で小動き、163.83円で終了。政府・日銀による円買い介入への警戒感が広がる中、中東情勢緊迫による「有事のドル買い」もあり、ドル円は39年半ぶり安値圏(164円)に接近した水準を維持

🎙️ 要人発言|7月24日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
7/24 07:15
トランプ米大統領
イランによる船や貨物への損害は、イランの資金で賠償させる
7/24 10:22
片山財務相
為替、過度な変動が望ましくないというのは日米共通認識/為替の具体的な水準への言及は控える/必要に応じていつでも適切に対応、断固たる措置を果断にやる
7/24 14:07
ナーゲル独連銀総裁
ECBはエネルギー価格の高騰に対応できる良い位置にある/9月の利上げの是非を判断する前に新たなデータを見極めるべき/依然として強い不確実性に直面している
7/24 14:42
コッハー・オーストリア中銀総裁
今後数週間のデータで9月利上げの方向性を見極められる位置にいる/二次的影響に関する確固たる証拠は見当たらない
7/24 18:51
シムカス・リトアニア中銀総裁
インフレリスクは上サイドにある/インフレ再燃の環境が整いつつある/9月までにインフレデータが確認できる
7/24 21:19
ジグマン・クロアチア中銀総裁
9月には、インフレ状況を精査する必要がある
7/24 現地
トランプ米大統領(ホワイトハウス)
対イラン大規模攻撃は「まだ決定していない」/イランとの協議は継続中/「日が経つにつれて、イラン側はますます真剣になってきている」
要人発言の読み解き:片山財務相は前日までと同様に円買い介入への姿勢を強調したが、具体的な水準への言及は避けており、依然として口先介入の域を出ていない。一方この日目立ったのは、ドイツ・オーストリア・リトアニア・クロアチアと4カ国の中銀総裁が揃って「9月会合でのデータ次第の利上げ」を示唆した点。原油高によるインフレ再燃リスクを背景に、ECB内で9月利上げ観測が根強くくすぶり続けていることがうかがえる。トランプ大統領は「賠償させる」という強硬な投稿の一方で、ホワイトハウスでは「まだ決定していない」「イランはますます真剣になっている」とトーンを和らげる発言も見せており、対イラン政策の振れ幅の大きさそのものが引き続き市場のボラティリティ要因として警戒されている。

📊 経済指標|7月24日(金)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
08:30🇯🇵消費者物価指数(コアCPI、6月)前年比+1.6%+1.5%+1.4%
16:30🇩🇪製造業PMI速報値(7月)50.6--50.3
16:30🇩🇪サービス業PMI速報値(7月)49.5--48.6
17:00🇪🇺ユーロ圏総合PMI速報値(7月)51.950.350.0
15:00🇬🇧小売売上高(前月比、6月)+1.0%マイナス予想--
17:30🇬🇧製造業・サービス業PMI速報値(7月)総合50超え----
22:45🇺🇸製造業PMI速報値(7月)53.854.353.9
22:45🇺🇸サービス業PMI速報値(7月)53.651.551.2
23:00🇺🇸新築住宅販売件数(6月)62.8万件61.0万件--
指標読み解き:日本の6月コアCPIは前年比+1.6%と市場予想・前月をともに上回り、5カ月連続の1%台となった。診療報酬改定に伴う診療代の押し上げに加え、エネルギー価格の下落率縮小が寄与した形で、夏場以降は食料品を中心に2%台まで伸びが加速するとの見方もある。ユーロ圏7月PMI速報値は総合51.9と予想を大きく上回り、3月以来の50超えを記録。イラン戦争前の水準を回復したとの報道もあり、ECB高官の相次ぐ「9月利上げ示唆」発言と合わせ、ユーロ圏のインフレ・景気双方への警戒感が意識される展開となった。米国のPMIはまちまちの結果ながらサービス業が大きく上振れ、新築住宅販売件数も市場予想を上回るなど、経済の底堅さを示す内容が相次いだ。

🎯 FedWatch(7月29日FOMC向け)

ターゲットレンジNow1日前
(7/23)
1週間前
(7/17)
1ヶ月前
(6/24)
350-375bp
(現状維持)
65.8%65.8%87.2%65.8%
375-400bp
(利上げ)
34.2%34.2%12.8%34.2%

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Data as of 24 Jul 2026 09:55:41 CT(日本時間では24日23:55頃) / CME FedWatchツール / 対象:7月29日(水)FOMC

※FedWatchの数値はツール上でリアルタイムに変動するため、本記事内の数値は上記時点を基準としています。

FedWatch読み解き:現状維持(350-375bp)の織り込み確率は65.8%で前日から変わらず。1週間前(87.2%)からは大きく低下した状態が続いており、原油高によるインフレ再燃リスクや前日の米新規失業保険申請件数の低水準(56年半ぶり)を受けた労働市場の逼迫感が、利上げ観測の高止まりにつながっている。1日での大きな変化はみられず、市場は当面この水準で織り込みを固めつつあるようにみえる。

💼 企業決算|7月24日発表分

🇯🇵 国内企業

信越化学工業(4063) 東証プライム|27年3月期1Q|7/24引け後発表 増益・通期予想を初開示
経常利益
1,921億円
前年同期比+5.8%
IFISコンセンサス比
ほぼ同水準
通期経常予想
7,700億円
前期比+8.7%(コンセンサス比-7.4%)

AI半導体向けシリコンウエハーの好調な出荷が続き、非開示だった通期予想を開示。純利益予想は前期比11%増の5,250億円で、市場予想平均(QUICKコンセンサス5,594億円)は下回る。年間配当は10円増の116円。顧客との契約更新を控えた価格交渉が今後の焦点。

中外製薬(4519) 東証プライム|26年12月期2Q|7/24発表(IFRS) 大幅増益・コンセンサス超過
経常利益
3,292億円
前期比+21.1%
IFISコンセンサス比
309億円超過

2Q累計(1-6月)の連結純利益は前年同期比19.2%増の2,317億円。4-6月期単独でも純利益19.7%増の1,163億円と伸び、売上営業利益率は47.1%でほぼ横ばい。

キヤノンマーケティングジャパン(8060) 東証プライム|2Q累計|7/24発表 増益
経常利益
332億円
前期比+18.4%
IFISコンセンサス比
ほぼ同水準

🇺🇸 米国企業(4-6月期決算、特記なき限り)

EPS・売上高は市場予想との比較。カッコ内は補足。

アメリカン・エキスプレス(AXP) 増収増益も株価下落

売上高は前年比10.0%増の196億ドル、純利益7.9%増の30億7,600万ドル、EPS4.53ドル(前年4.08ドル)。四半期配当を0.95ドルに増配したが、通期見通しが市場予想に届かず株価は4.30%安。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) 減収減益

売上高は前年比0.7%減の342億ドル、営業利益は12.2%減の71億7,900万ドルで営業利益率は21.0%へ低下(前年23.7%)。EPSは0.92ドル(前年1.18ドル)。四半期配当は増配。

ネクステラ・エナジー(NEE) 増収増益・予想超過

売上高は前年比12.4%増の75億3,400万ドル、営業利益17.1%増の22億3,800万ドル(営業利益率29.7%)。調整後EPS1.15ドル(前年比+9.5%)は市場予想を上回った。AIデータセンター需要を背景に再エネ受注残高が35.1GWへ急増。ドミニオン・エナジーとの合併に向けたS4届出書類が同日発効し、9月初旬の株主総会開催への道が開かれた。

銘柄結果株価反応・備考
HCAヘルスケア(HCA)暫定決算受け通期の利益見通しを下方修正株価は下落

🌍 欧州企業

銘柄結果株価反応・備考
HSBC(英)シンガポールの生命保険事業を独アリアンツへ売却で合意株価1.7%高
3iグループ(英)UBSが目標株価を引き上げ株価3.1%高

出典:日本経済新聞、NHKニュース、Bloomberg、Reuters、CNN、AFP、CNBC、時事通信、共同通信、フィスコ、財経新聞、株探ニュース、みんかぶFX 経済指標カレンダー・為替ニュース、TRADERS WEB FX「24日の主な要人発言」、CME FedWatchツール、マネックス証券 国内株式・米国株式決算カレンダー(情報提供:株式会社アイフィスジャパン)、各社IR資料・決算発表資料(2026年7月24日〜25日)

📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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