【2026年7月17日】XAUUSDチャート分析——B波深押しで起点3,960.13に接近、米債利回り上昇と原油再燃が重し

2026年7月17日金曜日

XAUUSD チャート分析

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【2026年7月17日】XAUUSDチャート分析——B波深押しで起点3,960.13に接近、米債利回り上昇と原油再燃が重し

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目次

  1. 前回分析(7/16)との差分サマリー
  2. 環境認識(トレンド・チャネル・レジサポ・移動平均線)
  3. ファンダメンタル要因
  4. エリオット波動カウント(推進波・修正波)
  5. フィボナッチ水準とエントリー根拠
  6. 本日のSELL ZONE/BUY ZONE
  7. シナリオ分岐

① 前回分析(7/16)との差分サマリー

項目 7/16時点 7/17時点(現在)
現在値 4,032〜4,033 3,981〜3,982(変動あり)
直近の値動き 4,024.21〜4,081のレンジでもみ合い レンジを明確に下抜け、今週安値3,968.92まで下落。起点3,960.13に接近
修正B波 4,103.58→4,024.21が暫定安値 3,968.92まで深押し。フィボ78.6%戻しを通過し、100%(起点)に接近
ファンダ材料 米軍5日連続空爆、ウォーシュ証言終了 米国債利回り上昇+原油再上昇。イランがバブエルマンデブ海峡封鎖を警告、米が来週にもインフラ攻撃の可能性

前回7/16の記事では「4,024.21〜4,081のレンジで方向感を欠く」とお伝えしましたが、その後は下方向にレンジを明確に抜け、今週安値3,968.92まで下落しました。米国債利回りの上昇と原油価格の再上昇が重しとなり、修正B波が想定よりも深く進行しています。

📊 7/16→7/17の値動き

7/16 4,032〜4,033 7/17 3,981〜3,982

② 環境認識(トレンド・チャネル・レジサポ・移動平均線)

トレンド認識

月足・週足で見ると、2025年高値5,622(5,616〜5,620付近)からの下落トレンドが継続中で、大局はA-B-C波動によるC波(下降波動)の内部にあります。7月に入ってからは3,960.13を起点とする戻り(修正A波→B波)を数えていますが、B波が起点近くまで深押ししたことで、大局の下降トレンドの強さが改めて意識される局面です。

フィボナッチ・チャネル

チャネル上限(戻り売り):4,200〜4,270/チャネル中央:4,050〜4,200/チャネル下限(大局ターゲット):3,500〜3,620。現在値3,981〜3,982はチャネル中央の下限(4,050)を明確に下抜け、中央と下限の中間ゾーンに位置しています。下限ゾーン(3,500〜3,620)まではまだ距離がありますが、方向としては下限を意識した動きです。

レジスタンス・サポート

水準価格性格
レジスタンス①4,091旧内部フィボ38.2%。数日にわたり上値を抑えている水準
レジスタンス②4,024.21旧B波安値。下抜けた今はレジスタンス転換の可能性
サポート①3,968.92今週安値。直近の攻防ライン
サポート②(最重要)3,960.13修正波の起点。ここを下抜けると「起点」の前提自体が崩れる
サポート③3,941.88 / 3,924旧下降第3波安値・大局38.2%。起点割れ後の次のターゲット

移動平均線

日足・H4足ともに長期移動平均線(黄色)は明確な右肩下がりを維持しており、価格は終始その下に位置しています。短期足(M15・M30・H1)でも、価格→短期線→長期線の順に下から並ぶ「弱気配列」が継続しており、反発局面でも短期線が上値抵抗として機能する場面が目立ちます。移動平均線の観点からも、下降トレンドの構造は崩れていません。

📊 3,960.13起点からの実際の値動き

7/13安値3,960.13 7/14高値4,103.58 7/16 4,032 7/16夜下落 今週安値3,968.92 現在3,982

③ ファンダメンタル要因

  • 7/16:米国債利回りの上昇と、米・イラン間の緊張激化を背景とした原油価格の再上昇を受け、金現物は下落。ホルムズ海峡での商船攻撃への報復として米国がイランを攻撃したことで、武力衝突がさらに激化している
  • イランは、米国が自国の電力インフラを攻撃した場合、紅海の要衝バブエルマンデブ海峡を封鎖すると警告。中東における「封鎖の連鎖」リスクが意識され始めている
  • トランプ大統領は7/14夜(火曜)のインタビューで、外交的な進展が得られない場合、米軍は来週にもイランの重要インフラへの攻撃を開始する可能性があると発言
  • 金は原油高・地政学リスクという「安全資産買い」要因よりも、米国債利回り上昇による「実質金利上昇=金弱気」要因の方が優勢な地合いが続いている
  • ※本セクションのファンダ情報は記事執筆時点のものです。ホルムズ海峡・バブエルマンデブ海峡情勢は流動的に推移しているため、最新状況は別途ご確認ください

④ エリオット波動カウント(推進波・修正波)

📍 現在地:3,960.13を起点とする修正A波(→4,103.58)は完成。修正B波は3,968.92まで深押しし、フィボ78.6%を通過して100%(起点)に接近。B波としてはかなり深い水準まで進行しています。

波動値幅状態
修正A波3,960.13 → 4,103.58完成
修正B波4,103.58 → 3,968.92(暫定安値)深押し進行中 ★今ここ
修正C波未確定B波完了後に発生見込み

推進波・修正波としての見立て:一般的なジグザグ型のA-B-C修正では、B波はA波の50〜100%程度戻すのが標準的で、100%を超える深押しは構造上「ジグザグ」ではなく「フラット」や「その他の複合修正」に近い動きとなります。今回のB波(3,968.92まで、A波起点3,960.13までわずか8.8ドル)は、まさにこの100%に迫る深押しです。もしこのまま3,960.13を明確に下抜けた場合、「3,960.13が底で反発している」という前提自体が崩れ、大局の下降トレンド(旧・下降第5波)がそのまま延長していた、というシンプルな解釈に回帰する可能性が高まります。

📊 波動イメージ図(模式図・価格スケールは簡略化)

A波高値4,103.58 起点3,960.13(最重要防衛ライン) B波(4,032圏) 現在地3,982 4,091 3,982 3,960.13

⑤ フィボナッチ水準とエントリー根拠

修正A波(3,960.13→4,103.58、値幅143.45ドル)を基準に、B波の戻り(下げ)幅をフィボナッチで測定します。

水準価格現状
0%(A波高値)4,103.58未到達(上限)
23.6%4,070通過済み
38.2%4,049通過済み(旧B波安値4,024.21も付近)
50.0%4,032通過済み(7/16の水準)
61.8%4,015通過済み
78.6%3,991通過済み。現在値3,982はこのすぐ下
100%(起点)3,960.13今週安値3,968.92まで接近。最重要防衛ライン

📊 実際の値動きとフィボナッチ水準(A波高値〜現在)

0% 4,103.58 50% 4,032 78.6% 3,991 100% 3,960.13 4,103.58 4,032 3,968.92 現在3,982

⑥ 本日のSELL ZONE/BUY ZONE

SELL ZONE

エントリー(第1):4,024〜4,049(旧B波安値・フィボ38.2%のレジスタンス転換帯) 利確:3,982 SL:4,070超え(23.6%上)

エントリー(第2):4,070〜4,091(フィボ23.6%〜旧上値抵抗) 利確:3,968 SL:4,105超え(A波高値超え)

根拠:移動平均線の弱気配列が継続する中、これらの水準はB波の下落局面で明確なレジスタンスとして機能してきた。地政学リスクの急変動でボラティリティが急拡大しやすいため、通常より小さめのポジションサイズを推奨。

BUY ZONE

エントリー(第1):3,975〜3,991(フィボ78.6%戻し・直近安値圏) 利確:4,032〜4,049 SL:3,955割れ

エントリー(第2):3,960〜3,969(フィボ100%=起点・今週安値圏) 利確:4,049 SL:3,900割れ(大局の防衛ライン明確割れ)

根拠:フィボ78.6%〜100%は、B波としては限界に近い深押しゾーン。ここで下げ止まれば修正C波(戻り)への転換が期待できる。ただし3,960.13を明確に下抜けた場合は、そのままトレンド継続(3,941.88・3,924方向)に切り替わるため、SLの徹底が特に重要。

⑦ シナリオ分岐

🎯 優先シナリオ

米国債利回り上昇・原油再燃という組み合わせは金にとって明確な逆風であり、大局の下降トレンド継続を引き続き優先視する。3,960.13の起点を明確に下抜ければ、B波の深押しという見立て自体が「トレンド継続」にシンプル化され、3,941.88・3,924が次のターゲットとなる。

シナリオ条件想定展開
トレンド継続(優先)3,960.13を明確に下抜け3,941.88・3,924を再テスト
B波底打ち・C波開始3,960.13〜3,991で下げ止まり反発4,032・4,049方向への戻りを試す
上放れ(要警戒)日足終値で4,103.58を明確に上抜け下落トレンド自体の見直しを検討

📊 シナリオ分岐イメージ

現在地 3,982 B波底打ち:3,960〜3,991で反発 →C波で4,032・4,049方向へ トレンド継続(優先):3,960.13割れ →3,941.88・3,924を再テスト

当面のウォッチポイントは、①3,960.13を明確に下抜けるか(起点割れの確認)、②3,975〜3,991での下げ止まりの有無、③イランのバブエルマンデブ海峡封鎖の実行有無、④米軍の対イランインフラ攻撃の実行有無(トランプ氏は来週にも実施の可能性に言及)です。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年

ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。

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