【2026年08月27日・振り返り】日経平均反落も66,131円と6万6千円台維持〜NYダウ・S&P500・ナスダック総合はそろって反発、エヌビディアが決算受け8.7%急伸〜

2026年8月28日金曜日

マーケット振り返り

t f B! P L
2026年8月27日振り返り

【2026年08月27日・振り返り】日経平均反落も66,131円と6万6千円台維持~NYダウ・S&P500・ナスダック総合はそろって反発、エヌビディアが決算受け8.7%急伸~

📅 対象時間帯:2026年8月27日(木)07:00 〜 8月28日(金)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
27日の東京市場は前日引け後のエヌビディア好決算を受けて朝方一時700円近く上昇したが、週末にかけてのジャクソンホール会議を見極めたいとする持ち高調整の売りに押され、日経平均は前日比130円18銭安の66,131円98銭と3営業日ぶりに反落した(TOPIXは続伸)。夜のNY市場はエヌビディア株が8.7%急伸し半導体株を牽引、ダウ・S&P500・ナスダック総合がそろって反発し、S&P500・ナスダック総合・半導体セクターは日次騰落率ベースで8月4日以来の好パフォーマンスとなった。ジャクソンホール会議が開幕し、日銀からはタカ派として知られる田村直樹審議委員が異例の出席をすることが市場の思惑を呼んだ。企業決算はベストバイ・ダラーゼネラル・ダラーツリーが寄り前に、マーベル・オートデスク・ウルタビューティ・ワークデイが引け後に発表され明暗が分かれた。国内ではキオクシアが岩手県に新製造棟を建設し6年で5兆円を投資すると発表した。
①日経平均は反落も66,000円台は維持、TOPIXは続伸/②NY3指数そろって反発、エヌビディア8.7%高が半導体株を牽引/③ジャクソンホール会議開幕、日銀田村審議委員の「異例出席」に市場が思惑

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜17:35 JST)
時刻地域見出し
09:00🇯🇵東京市場が寄り付き。前日引け後のエヌビディア好決算を好感し半導体・AI関連中心に買いが先行、日経平均は寄り付き直後66,954円69銭まで上値を伸ばした
前場中盤🇯🇵利益確定売りが優勢となり、日経平均は65,782円59銭までマイナス圏に転落する場面があった
10:53🇯🇵キオクシアホールディングス株が大幅反発。岩手県への新製造棟建設が報じられた
13時台🇯🇵キオクシアの太田裕雄社長と米サンディスクのゲックラーCEOが首相官邸を訪問し、高市早苗首相に6年間で5兆円規模の半導体投資を表明。岩手県北上市の工場に新製造棟(K3棟、投資額約1.8兆円)を建設し2029年度中の稼働を目指すほか、三重県の工場も増強する
15:30🇯🇵🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前日比130円18銭安(▲0.20%)の66,131円98銭と3営業日ぶりに反落。高値66,954円69銭(09:06)、安値65,782円59銭(10:13)。TOPIXは6.20pt高(+0.15%)の4,111.02改め4,117.22と続伸。東証プライム市場の売買代金は概算7兆8,700億円(財経新聞/フィスコ調べ)、売買高は19億6,156万株。日経平均構成銘柄は値上がり106・値下がり116・変わらず3。押し上げ上位はキオクシアHD、東京エレクトロン、フジクラ、イビデン、ソフトバンクグループなど、押し下げはアドバンテスト単独で約263円、ファーストリテイリングと合わせた2銘柄で計約309円分となり、反落はほぼアドバンテスト主導だった
16:00頃🇰🇷🇨🇳韓国・中国株はそろって上昇
16:00頃🇭🇰香港ハンセン指数は反落
17:03🇯🇵日銀は26日、植田総裁がジャクソンホール会議を欠席しタカ派として知られる田村直樹審議委員が代理出席すると発表済みだったが、27日の日経報道で「正副総裁の参加が通例のため異例」との論調が広がり、市場で改めて意識された
🌍 ロンドン/欧州セッション(16:00〜翌01:00頃 JST)
時刻地域見出し
27日🌐経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が米ワイオミング州で開幕(27〜29日の日程)
深夜🇪🇺欧州株はエヌビディアの好決算を受けてハイテク株中心に上昇。Stoxx欧州テック指数は+1.8%と他セクターを大きく上回った
深夜🇷🇺🇺🇦ブルームバーグが、ロシアが和平協議の行き詰まりを受けてウクライナへの攻撃激化を準備していると報道。ロシア大統領府のペスコフ報道官は「軍事的エスカレーションの必要はない」と反論した
🇺🇸 NYセッション(22:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
22:30🇺🇸NY株式市場が寄り付き、エヌビディアの好決算を好感し反発
寄り付き直後🇺🇸ダウ平均は一時前日比190ドル超高の水準まで上昇する場面があった
寄り前🇺🇸ベストバイ・ダラーゼネラル・ダラーツリーが決算を発表
深夜🇺🇸エヌビディア株が前日比8.7%急伸。データセンター事業の勢いを背景にブロードコムが4.5%高、SKハイニックスが2%高、インテルが4%高となるなど半導体株全般に買いが波及した
深夜🌐ビットコインが上昇基調を継続し、高値約8万800ドルまで上伸。終値は8万ドル前後で推移した
深夜🇺🇸🔥🔥🔥 NY引け。ダウ工業株30種平均は前日比105ドル56セント高(+0.20%)の53,569.44ドルと反発。S&P500は+0.72%の7,730.99、ナスダック総合は+1.57%の26,541.35。S&P500・ナスダック総合・半導体セクターにとって、いずれも日次騰落率ベースで8月4日以来の好パフォーマンスとなった
引け後🇺🇸マーベル・テクノロジー、オートデスク、ウルタビューティ、ワークデイが決算を発表(詳細は企業決算セクション参照)

🎙️ 要人発言|8月27日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
8/27 10:38
氷見野日銀副総裁
「金融政策は為替相場のコントロールを目的とするものではないが、為替相場の動向は我が国の経済・物価情勢に影響を及ぼす重要な要因の一つ」「原油価格上昇が下押し要因となるものの、中東情勢が経済の大幅な下振れにつながるリスクは低下している」「年度後半には消費者物価の前年比が2%を上回る水準が続くようになると見込まれる」「経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」
8/27 14:35
氷見野日銀副総裁(続)
「(利上げについて)展望リポート記載の考えが我々の判断基準」「特定の会合で何をするか申し上げるのは適当とは思わない」「毎回の決定会合でしっかり議論していきたい」
8/27 20:50
ECB理事会議事要旨(7月22〜23日分)
「物価は新たな衝撃の影響を受けやすい」「将来的な利上げの可能性は排除できない」「ユーロ圏経済は予想以上に底堅かった」「総需要が過度に強まる可能性は低い見込み」
8/27 21:30
グールズビー米シカゴ連銀総裁
「短期的な最大の懸念はインフレが制御下にないこと」「現在の採用が少なく解雇も少ない雇用市場は異常」「3%の金利と2%のインフレは、私たちが向かうべき緩和的な目標」「関税と戦争関連の価格上昇が連邦準備制度にとって課題」
8/28 02:38
トランプ米大統領
「カナダは貿易で最も扱いにくい相手だ」「カナダは長年にわたり貿易で米国を食い物にしてきた」「毎日、数百万バレルの石油がホルムズ海峡を通って運ばれている」
要人発言の読み解き:氷見野副総裁は利上げに前向きな基調を維持しつつ9月会合への具体的な言及は避け、円は再び軟化した。市場は植田総裁に代わりジャクソンホール会議に出席する田村審議委員が国際舞台でどのようなメッセージを発するかを注視している。グールズビー総裁の発言はインフレ抑制へのコミットメントを改めて示すもの。トランプ大統領のホルムズ海峡言及は「平時通り機能している」か「閉鎖」かの二択で語られがちであり、今回は前者(平時側)の発言にとどまるため、新たな地政学リスクの高まりを示すものではない。

📊 経済指標|8月27日(木)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
08:50🇯🇵対外証券投資-中長期ネット(週次)-19,784億円11,351億円(改定11,373)
08:50🇯🇵対内証券投資-株式ネット-7,641億円6,212億円(改定6,224)
15:00🇩🇪GfK消費者信頼感(9月)-26.6-29.4-29.6(改定-29.4)
17:00🇪🇺マネーサプライM3(7月・前年比)3.4%3.5%3.3%
18:30🇿🇦生産者物価指数(PPI・7月・前年比)5.7%6.0%7.5%
21:30🇺🇸新規失業保険申請件数20.3万件20.9万件20.6万件(改定20.7)
21:30🇨🇦経常収支(Q2)88.4億加ドル38.0億加ドル-71.8億加ドル(改定-83.1)
21:30🇺🇸卸売在庫速報値(7月・前月比)1.3%0.2%0.2%(改定0.3)

※予想・前回値はみんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」等に準拠

指標読み解き:米新規失業保険申請件数は予想を下回り雇用の底堅さを示した一方、卸売在庫は予想を大幅に上回る増加となった。独GfK消費者信頼感は依然マイナス圏ながら予想を上回る改善となり、所得期待の高まりが寄与した。日本の対外・対内証券投資は週次ベースで資金流出超・売り越しが目立つ内容だった。

💼 企業決算|8月27日発表分

ベストバイ(BBY) NYSE・家電量販|2027会計年度第2四半期(寄り前発表) 増収増益・通期上方修正も株価下落
調整後EPS
1.47ドル
予想1.38ドル
売上高
97.8億ドル
+3.6%、予想95.9億ドル
既存店売上高
+4.1%
会社計画の約1%を大幅超過
株価反応
下落
年初来+31%の利益確定売り

通期調整後EPSガイダンスを6.70〜6.90ドルへ上方修正(従来6.30〜6.60ドル)。決算内容自体は好調も、年初来で大きく買われていたこともあり利益確定売りが優勢となった。

🔥 ダラーゼネラル(DG) NYSE・ディスカウントストア|2026会計年度第2四半期(寄り前発表) 大幅増益・通期上方修正
EPS
2.48ドル
前年比+33.3%、予想2.00ドル
純売上高
113億ドル
+5.2%、予想111.9億ドル
既存店売上高
+3.5%
客数+2%、客単価+1.5%
株価反応
上昇
最大7億ドルの自社株買いも発表

通期EPSガイダンスを7.80〜8.00ドルへ上方修正(従来予想7.39ドルを大幅超過)。営業利益は+29.2%の7.692億ドル、粗利益率は127bp改善の32.6%と全項目で市場予想を上回った。

ダラーツリー(DLTR) Nasdaq・ディスカウントストア|2026会計年度第2四半期(寄り前発表) 増収増益も弱いQ3ガイダンスで下落
調整後EPS
2.70ドル
関税還付1.31ドル含む、予想は1.1ドル台
売上高
48.9億ドル
+7.0%、予想48.6億ドル
既存店売上高
+3.7%
客単価+3.3%、客数+0.4%
Q3 EPSガイダンス
0.80〜0.95ドル
市場予想を下回り株価は下落

通期調整後EPSガイダンスは7.70〜8.05ドルへ上方修正されたが、第3四半期のEPS見通しが市場予想を大きく下回ったことが嫌気され株価は下落した。

オートデスク(ADSK) Nasdaq・設計ソフト|2027会計年度第2四半期(引け後発表) 増収増益・通期上方修正も時間外安
売上高
前年比+16%
予想超え
EPS
予想超え
調整後・GAAPとも上回る
通期売上高ガイダンス
83.0億〜83.5億ドル
従来81.6億〜82.2億ドルから上方修正(MaintainX寄与含む)
株価反応
通常取引で大幅高/時間外は利食い売り
好決算織り込み済みとの見方

通常取引ではソフトウェア株全般の堅調を背景に大幅高となったが、決算内容発表後の時間外取引では利益確定売りに押された。

マーベル・テクノロジー(MRVL) Nasdaq・半導体|2027会計年度第2四半期(引け後発表) 過去最高売上も上げ幅縮小
売上高
27.39億ドル
過去最高、前年比+37%
非GAAP EPS
0.94ドル
予想0.93ドル
データセンター売上
前年比+46%
全体の79%を占める
株価反応
上げ幅縮小
利益率見通しへの警戒

通期売上高見通しを上方修正し、グーグルとのカスタムシリコン契約拡大(株式ワラント付き)も発表したが、粗利益率のガイダンスがトレンド水準を下回ったことが警戒され株価は上げ幅を縮めた。

🔥 ウルタビューティ(ULTA) Nasdaq・化粧品小売|2026会計年度第2四半期(引け後発表) 増収増益・通期上方修正
EPS
6.55ドル
前年比+13.3%、予想超え
売上高
30.4億ドル
+8.9%、予想超え
通期EPSガイダンス
28.70〜29.00ドル
従来28.36〜28.80ドルから上方修正
株価反応
上昇
自社株買い枠18億ドルへ拡大

通期の売上高成長率見通しも6.7〜7.2%へ引き上げ(従来6〜7%)。フレグランス・プレステージビューティー・スキンケアなど全カテゴリーで幅広い成長がみられた。

ワークデイ(WDAY) Nasdaq・企業向けクラウド|2027会計年度第2四半期(引け後発表) 増収増益も株価下落
調整後EPS
2.75ドル
予想2.61ドル
売上高
26.49億ドル
+12.8%、予想26.36億ドル
サブスクリプション売上残高
274億ドル
前年比+8.0%
株価反応
下落
新たに40億ドルの自社株買い承認

AIエージェント関連の新規ACVは前年比200%超の伸びとなり5,000件超の顧客が利用するなど成長ドライバーは順調だったが、株価は決算後に下落した。

ホーメルフーズ(HRL) NYSE・食品|2026会計年度第3四半期(寄り前発表) 調整後EPSは予想超えも株価は下落
調整後EPS
0.37ドル
予想0.36ドル
調整後税引前利益
2.58億ドル
GAAPベース税引前利益は1.03億ドルにとどまる
通期見通し
上方修正・レンジ縮小
年間目標並みの増益を継続見込み
株価反応
下落
売上高は市場予想に届かず

エッティンガー暫定CEOは「通期の調整後利益見通しを引き上げ、レンジを縮小した」とコメントし年間の増益に自信を示したが、売上高が予想に届かずGAAPベースの利益も低水準にとどまったことが嫌気され、株価は売られた。

本日はこのほか、カンディ・テクノロジーズ・グループ(KNDI)、アファーム・ホールディングス(AFRM)、ライフバンテージ(LFVN)、ページャーデューティー(PD)の計4社が決算を発表した。なお、日米以外の主要企業の大型決算発表は確認されなかった。

📅 8月28日金曜日の主な予定

時刻(JST)予定
08:30🇯🇵東京都区部消費者物価指数(8月)
08:30🇯🇵雇用統計(7月・完全失業率/有効求人倍率)
15:00🇩🇪輸入物価指数(7月)
16:55🇩🇪雇用統計(8月)
18:00🇪🇺景況感指数・消費者信頼感確報値(8月)
21:30🇨🇦実質GDP(Q2・6月)
22:45🇺🇸シカゴ購買部協会景気指数(8月)
23:00🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感確報値(8月)
23:00🌐ウォーシュFRB議長、ジャクソンホール会議で就任後初の基調講演
今後の主なイベント:28日夜(日本時間23:00予定)のウォーシュFRB議長講演が最大の焦点。日銀からはタカ派で知られる田村直樹審議委員が同会議に出席しており、国際舞台での発言が円相場に影響を与える可能性がある。東京都区部消費者物価指数・雇用統計も28日朝に控える。

📚 主な出典

▼一次ソース(公的機関・企業公式発表)
▼報道・二次メディア
みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、みんかぶFX/為替「27日の主な要人発言」、マネックス証券決算カレンダー、nikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」(数値参照のみ)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点のものです。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

ほうもんしゃ

Translate

PVアクセスランキング にほんブログ村
このブログについて
当ブログ「ぱぶちゃんのファンダメンタルlab」では、
世界の株式・為替・商品・金利市場の振り返りや、
マクロ経済の動向や重要経済指標を中立・事実ベースで徹底解析しています。
投資判断を目的としたものではなく、
情報整理と理解を目的とした内容を提供しています。

ニュースや経済指標は数が多く分かりづらいため、
当ブログでは日々のマーケット情報を整理し、 冷静に読み解くことを目的としています。

このブログを検索

人気の投稿

ブログ アーカイブ

カテゴリー

自己紹介

自分の写真
ぱぶちゃん|投資歴6年
ゴールド・マクロ・FXを事実ベースで解説するブログを運営中。
相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。
ナンピンは得意です。
X @pablo29god

QooQ