【2026年08月18日・振り返り】日経平均1,759円安、6営業日ぶり反落の67,460円

2026年8月19日水曜日

マーケット振り返り

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2026年8月18日振り返り

【2026年08月18日・振り返り】日経平均1,759円安、6営業日ぶり反落の67,460円

📅 対象時間帯:2026年8月18日(火)07:00 〜 8月19日(水)07:00 JST
2026年熊本地震(令和8年熊本地震)により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
📌 30秒で読む結論
18日の東京市場は、前日までの5営業日続伸の反動と中東情勢の先行き不透明感、日米の長期金利上昇を背景に、日経平均が前日比1,759円52銭安(-2.54%)の67,460円73銭と6営業日ぶりに大幅反落した。米国とイランの戦闘終結に向けた覚書は延長されないまま失効し、トランプ大統領は交渉が「一切行われていない」と明言。夜のNY市場でもダウ・ナスダック・S&P500が3営業日続落し、米30年債利回りは一時5.338%と2007年6月以来の高水準を付けた。

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し
早朝🇷🇺🇯🇵武藤顕・駐ロシア大使がロシア外務省庁舎を訪問。プーチン大統領の択捉島訪問への日本の抗議を受け、ロシア側から南クリール諸島(北方領土)への主権を巡る抗議を受けた(詳細は要人発言セクション参照)
寄り付き〜前場🇯🇵前日の米国株安の流れを引き継ぎ、値がさのAI・半導体関連株を中心に利益確定売りが先行。前日までの5営業日続伸の反動も重なる展開に
15:30🇯🇵🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前日比1,759円52銭安(-2.54%)の67,460円73銭で6営業日ぶりに大幅反落。下げ幅は一時1,800円を超え、後場には68,000円を割り込む場面も。TOPIXは43.89pt安の4,140.22。東証プライムの値上がり722・値下がり783、売買代金は10兆1,564億円に拡大。国内長期金利は一時2.945%と約30年ぶりの水準に上昇し、投資家心理の重荷となった。業種別では海運・鉱業・石油石炭・鉄鋼・医薬品が上昇した一方、電気機器・金属製品・ガラス土石・非鉄金属・機械が下落。日経平均の押し下げ役はアドバンテスト、東京エレクトロン、ファーストリテイリング、キオクシアHD、村田製作所。押し上げ役はKDDI、三菱商事、武田薬品、トレンドマイクロ、オリンパス
香港・上海引け🇭🇰🇨🇳香港ハンセン指数は前日比17.92pt高(+0.07%)の25,471.15で小幅続伸。上海総合指数は3.86pt安(-0.09%)の4,131.53と3営業日続落。7月の中国小売売上高・鉱工業生産の予想下振れによる景気減速懸念が重荷となる一方、中東緊迫による原油高を受けエネルギー株が指数を下支えした
🌍 ロンドン/欧州セッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し
欧州債券市場🇩🇪🇫🇷世界的な国債売りが波及し、独10年債利回りが一時3.271%と2011年5月以来の高水準、仏10年債利回りも4.126%と2008年11月以来の水準に上昇。独仏金利差は86bpと2025年10月以来の水準に拡大した
欧州引け🇬🇧🇩🇪🇫🇷まちまちの展開。FTSE100は石油・医薬品株が買われ7.74pt高(+0.1%)の10,728.04と小幅反発した一方、独DAXは210.25pt安(-0.80%)の26,128.36、仏CAC40は70.24pt安(-0.82%)の8,509.36とそろって下落。トランプ大統領の「イランとの交渉なし」発言(詳細は要人発言参照)を受けた和平期待の後退が重荷となった
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌07:00 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
21:30台🇺🇸ホームデポ(HD)、トール・ブラザーズ(TOL)が寄り前に決算を発表(詳細は企業決算セクション参照)
NY寄り付き🇺🇸ダウ平均は続落してスタート。英海事機関(UKMTO)がこの日ホルムズ海峡での船舶への攻撃を公表し、原油先物の一段高につながった
NY引け🇺🇸🔥🔥🔥 主要指数はそろって下落。ダウ工業株30種平均は53,343.40ドル(前日比-116.38、-0.21%)、S&P500は7,691.76(-53.30、-0.69%)、ナスダック総合株価指数は26,289.71(-355.20、-1.33%)で取引を終了し3営業日続落。VIX恐怖指数は+4.28%の15.84まで上昇し、リスク回避姿勢の強まりを映した。個別ではホームデポが決算好感で上昇、TJXはアナリスト格上げで上昇、アメア・スポーツは通期見通し引き上げで上昇した一方、メタ・プラットフォームズは未成年ユーザーの過度な依存を巡る大型訴訟の冒頭陳述開始を受け大幅安、ノルウェージャン・クルーズは原油高懸念とアナリスト格下げで下落した
NY引け🇺🇸米10年債利回りは一時4.7458%まで上昇後4.706%に、30年債は一時5.338%(2007年6月以来の高水準)まで上昇し5.283%で引け。ドル円は159円61銭まで小幅続伸(前営業日NY終値159円46銭)。ユーロドルは3営業日ぶりに小反落の1.1576ドル。WTI原油(9月物)は一時85.94ドルまで上昇し84.94ドル(+0.5%)で3日続伸。NY金先物(COMEX・12月限)は3営業日ぶりに反落し4,420.6ドル(-1.2%)
早朝(19日にかけて)🇺🇸キーサイト・テクノロジーズ(KEYS)が引け後に決算を発表(詳細は企業決算セクション参照)

🎙️ 要人発言|8月17日〜18日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
8/17〜18
ラブロフ露外相
プーチン大統領の択捉島訪問への日本の抗議について「明らかに礼儀の一線を越えた」と非難
8/18
ロシア外務省
武藤顕・駐ロシア大使を呼び出し、「南クリール諸島(北方領土)に対するロシアの主権と管轄権は揺るぎない」と抗議。ウクライナ支援を巡り「適切な対抗措置」を講じる権利があるとも通告
8/18 16:53
レーンECB専務理事兼チーフエコノミスト
「インフレはエネルギー価格次第」「今年の残りの期間、インフレ率は3%前後で推移する見通し」「天候現象がインフレに上昇圧力をもたらしている」「欧州経済は成長している」「経済成長はそれほど悪くない」
8/18
イラン・ガリバフ国会議長
「米国が約束を履行するまでホルムズ海峡は再開されない」、敵対行為に対し「大きな打撃を与える用意がある」
8/18 22:34
トランプ米大統領
「イランとの交渉は現在行われておらず、予定もない」「海上封鎖は完全に効果を維持している」「すべての水中機雷は除去または爆破された」
要人発言の読み解き:ロシア外務省が武藤大使を呼び出したことで、択捉島訪問を巡る日ロの外交応酬は相互の大使呼び出しという形で激化した。中東情勢では、トランプ氏が交渉の存在自体を否定する一方、ガリバフ議長も強硬姿勢を崩さず、英海事機関(UKMTO)はこの日ホルムズ海峡での船舶への攻撃を公表した。対話の糸口が見えないまま緊張がエスカレートする構図が続いている。

📊 経済指標|8月18日(火)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
05:00🇺🇸対米証券投資(6月)1,727億ドル2,327億ドル
09:30🇦🇺Westpac消費者信頼感指数(8月)+6.0%+4.1%
15:00🇬🇧ILO失業率(6月)4.9%4.7%4.9%
15:00🇬🇧失業保険申請件数(7月)-1.10万件+0.67万件
18:00🇩🇪ZEW景況感指数(8月)34.229.526.3
18:00🇪🇺ZEW景況感指数(8月)31.423.4
21:15🇨🇦住宅着工件数(7月)22.91万件24.90万件23.90万件
21:30🇺🇸輸入物価指数(7月・前月比)-0.4%+0.1%+0.3%
21:30🇺🇸輸出物価指数(7月・前月比)-1.3%+0.1%-0.6%
21:30🇺🇸住宅着工件数(7月)123.9万件137.0万件142.7万件
21:30🇺🇸住宅建築許可件数(7月)144.3万件138.0万件137.4万件
22:15🇺🇸鉱工業生産指数(7月・前月比)+0.2%+0.4%+0.1%
22:15🇺🇸設備稼働率(7月)76.3%76.3%76.1%
23:00🇺🇸中古住宅販売成約指数(7月・前月比)-2.3%+0.4%-5.4%

※予想・前回値はみんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」に準拠

指標読み解き:英国は失業率が予想を上回る4.9%に悪化し、労働市場の減速色が強まった一方、独・ユーロ圏のZEW景況感指数は好調な四半期決算や輸出の高水準を背景に予想を大きく上回る改善となり、対照的な結果となった。米国側は住宅着工件数・許可件数がそろって予想を大幅に下回り、鉱工業生産も市場予想に届かず、中古住宅販売成約指数も2カ月連続のマイナスと、住宅・製造業セクターの減速色が強い内容だった。弱い経済指標は一時的にドル売り・金利低下を誘ったが、原油高を背景とした「有事のドル買い」が優勢となり、最終的にドル円は底堅く推移した。

🎯 FedWatch(次回9月16日FOMC向け)

ターゲットレンジ確率(現在)1日前1週間前1ヶ月前
350-375bp
(現状維持)
65.0%63.9%51.6%42.2%
375-400bp
(利上げ)
35.0%36.1%48.4%51.2%
400-425bp0.0%0.0%0.0%6.6%

CME FedWatchツール / 対象:9月16日FOMC(Data as of 2026年8月18日05:52:56 CT)

FedWatch読み解き:現状維持確率は65.0%と前日から横ばい圏を維持したが、1週間前(51.6%)・1カ月前(42.2%)との比較では、直近1週間でハト派方向(利上げ見送り観測)への傾きが急速に強まったことが分かる。米住宅関連指標・鉱工業生産の下振れは利上げ観測の後退材料となる一方、原油高によるインフレ再燃懸念が相殺する形で、確率自体は前日比ほぼ変わらずとなった。20日発表予定のFOMC議事要旨(7月28-29日開催分)が次の材料として注目される。

💼 企業決算|8月18日発表分

🇯🇵 国内企業

北川精機(6327) 東証スタンダード・機械|本決算|8/18引け後発表 ★注目決算・2期連続最高益
経常利益
10.3億円
前期比+72.1%
従来会社予想比
上振れ着地
予想9億円を上回る
27年6月期予想
11.8億円
前期比+14.5%
配当
20円→23円
今期は25円へ増配

世界シェアトップ級のプリント基板材料向け積層プレス装置・搬送機械の販売が堅調。工場の高稼働率による生産効率改善、原価低減、円安効果が利益を押し上げ、2期連続の過去最高益更新となった。今期は売上高+51.4%の大幅増収を見込む。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532) 東証プライム・専門店(ドン・キホーテ)|本決算|8/18引け後発表 今期は減益予想
経常利益
1,775億円
前期比+12.0%
27年6月期予想
経常利益▲1%
減益見通し
配当
前期+1円増額
今期は+0.5円増配方針

26年6月期は増収増益で着地した一方、27年6月期の経常利益は前期比1%減益の見通し。増配方針自体は維持している。

サイタホールディングス(1999) 福証・建設土木|本決算|8/18引け後発表 会社予想を上振れ
経常利益
9.65億円
会社予想比進捗率117.7%
4-6月期(4Q)経常益
1.5億円
前年同期比+46.7%

4-6月期は売上高営業利益率が2.9%→9.4%に急改善するなど、直近四半期の収益性回復が目立った。

他、エクセレント・フロンティア・CREロジスティクスファンド投資法人など数社が決算を発表。

🇺🇸 米国企業

ホームデポ(HD) NYSE・小売|2Q(会計年度)|8/18寄り前発表 予想上回る増収増益
調整後EPS
4.92ドル
予想4.73ドルを上回る
売上高
478.6億ドル
前年同期比+5.7%
既存店売上高
+1.7%
米国のみ+1.3%
オンライン売上
+11%
5四半期連続の2桁成長

通期ガイダンスを据え置き。関税還付がコスト増を一部相殺すると説明。住宅ローン金利6.5%前後に据え置かれた住宅保有者が「住み替えでなくリフォーム」を選ぶ流れが業績を下支えしている。

キーサイト・テクノロジーズ(KEYS) NYSE・電子計測機器|3Q(会計年度)|8/18引け後発表 大幅増益もイベント日株価は下落
調整後EPS
3.07ドル
予想2.48ドルを約24%上回る
売上高
18.46億ドル
前年同期比+36.5%、過去最高
商用通信売上
+56%
AIデータセンター向け試験需要
4Q売上高予想
19.3億〜19.5億ドル
通期見通しを上方修正

通信ソリューション部門は+43%の13.5億ドルと大幅成長。株価は決算発表前の18日通常取引で-7.2%と急落しており、AI関連相場としての事前織り込みが先行していた形で、決算内容自体は大幅な増収増益だった。

トール・ブラザーズ(TOL) NYSE・高級住宅建設|3Q(会計年度)|8/18寄り前発表 小幅増益も戸数・受注残は減少
EPS
2.97ドル
予想2.93ドルをわずかに上回る
売上高
26.5億ドル
前年同期比-9.7%も予想は上回る
引渡し戸数
2,662戸
前年同期2,959戸
受注残
62.4億ドル
前年同期63.8億ドル

純受注額は前年同期比+5%の25.2億ドルと堅調だった一方、調整後粗利率は23.9%(前年同期25.6%)に低下。高金利による住宅アフォーダビリティ悪化が数量面で重荷となる一方、平均販売価格・受注は底堅さを維持した。

🌍 日米以外の主要企業

8月18日は日米以外の主要企業決算に関して、執筆時点で一次情報源を確認できた大型開示は限定的だった。確認でき次第フォローアップする。

📅 8月19日水曜日の主な予定

時刻(JST)イベント
08:50🇯🇵機械受注(6月)
10:30🇦🇺賃金指数(4-6月期)
15:00🇬🇧消費者物価指数(CPI・7月)
18:00🇪🇺消費者物価指数(HICP確報値・7月)
20:00🇺🇸MBA住宅ローン申請指数(8/8〜8/14)
23:30🇺🇸週間石油在庫統計
翌20日03:00🇺🇸FOMC議事要旨(7月28-29日開催分)
翌19日は英・ユーロ圏のCPIと、20日未明のFOMC議事要旨公表が焦点となる。ホルムズ海峡を巡る緊張が続くなか、原油・金利・為替への波及に引き続き警戒が必要な地合いが続く。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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