【2026年09月25日・振り返り】日経平均5営業日続伸も米長期金利は高止まり〜イランのホルムズ「7日ロードマップ」をトランプ氏拒否、米中会談文書の「同盟国」表現に波紋〜
📅 対象時間帯:2026年9月25日(金)07:00 〜 9月27日(日)11:30 JST(週末のイラン情勢・米中首脳会談の余波を含む)
📌 30秒で読む結論
連休明け2営業日目となった金曜の東京市場は上値を伸ばし、日経平均は前日比850円高の66,364円で取引を終えた。連休前の9/16・17・18から連休明けの9/24・25までを通算すると5営業日続伸となる。欧州株も金曜は3週ぶりの週間プラスで終え、NYダウは478ドル高。ただし米長期金利はなお5%台の高水準が続いている。週末にかけては、イランが提示したホルムズ海峡の「7日間で開放」ロードマップをトランプ大統領が土曜に拒否したと表明し、緊張緩和期待はいったん後退。米中首脳会談の合意文書には「米中は第2次大戦の同盟国」という異例の表現が盛り込まれ、日本国内で「日米離間」への懸念が広がった。
①日経平均は前日比850円21銭高(+1.30%)の66,364円20銭で5営業日続伸。NYダウは478.64ドル高(+0.93%)で3週ぶりの週間プラス、欧州STOXX600も3週ぶりに反発
②米8月耐久財受注は前月比0.0%(除輸送機器+0.3%)。9月ミシガン大学消費者態度指数(確報)は48.1で、速報47.8・予想47.5をわずかに上回るが、8月確報51.7からは低下
③トランプ氏、土曜にイランのホルムズ開放ロードマップを「拒否した」と表明。米中首脳会談の合意文書には「米中は第2次大戦の同盟国」との表現が明記され波紋
📈 市況一覧(9/25終値ベース)
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 66,364.20円 | +850.21円(+1.30%)5営業日続伸 |
| 英FTSE100 | 10,695.25 | +15.26(+0.14%) |
| 独DAX | 25,408.64 | +142.11(+0.56%) |
| 仏CAC40 | 8,077.80 | -3.63(-0.04%) |
| NYダウ | 51,828.62ドル | +478.64(+0.93%) |
| S&P500 | 7,743.41 | +39.28(+0.51%) |
| NASDAQ総合 | 27,068.72 | +129.34(+0.48%) |
| VIX恐怖指数 | 14.87 | -0.80(-5.11%) |
| ドル円 | 158円82〜92銭前後(東京〜欧州時間帯) | ― |
| XAUUSD | 4,285.00ドル前後 | ― |
| WTI原油 | 92.41〜92.44ドル | -2.3%程度 |
| 米10年債利回り | 5.16%前後 | 前日比-0.04pt |
※欧州株は現地証券取引所ベースの現地終値、米国株はNY証券取引所終値。ドル円は東京〜欧州時間帯、XAUUSD・WTI原油・米10年債利回りは金曜NY終盤の実勢値として記載。日曜早朝時点のCFD気配は末尾「週末参考値」に別掲
📋 目次
📰 ニュース見出し時系列
🌏 アジアセッション(9/25 07:00〜16:00 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 09:00 | 🇯🇵 | 東京市場、連休明け2営業日目でプラス圏で寄り付く |
| 15:30 | 🇯🇵 | 🔥 東証大引け。日経平均は前日比850円21銭高(+1.30%)の66,364円20銭で5営業日続伸。東エレク・アドテストなどAI・半導体関連と、金利上昇で利ざや改善期待の銀行株が牽引。9月末の中間配当権利取り買いも広がる |
🌍 ロンドン/欧州セッション(9/25 16:00〜翌01:00頃 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 16時台 | 🇪🇺 | 欧州株は反発して寄り付く。ロンドンは横ばい圏でスタートする一方、フランクフルト・パリは堅調 |
| 翌00:30頃 | 🇪🇺 | 欧州株終値。独DAXは25,408.64(+0.56%)、英FTSE100は10,695.25(+0.14%)、仏CAC40は8,077.80(-0.04%)。STOXX600は週間+0.4〜0.5%で3週ぶり反発。原油安が電力・素材株を下支えした一方、金利高止まりへの警戒は残る |
🇺🇸 NYセッション(9/25 21:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 翌05:05頃 | 🇺🇸 | NY引け。ダウは478.64ドル高(+0.93%)の51,828.62ドルと3日続落から反発、週間では3週ぶりのプラス。S&P500は+0.51%の7,743.41、ナスダック総合は+0.48%の27,068.72。VIX指数は14.87(-5.11%)に急低下 |
🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢(9/25〜27)
| 日付 | 見出し |
|---|---|
| 9/25 | アラグチ・イラン外相、国連総会の場で「必要な条件が満たされればホルムズ海峡の通航を7日以内に正常化できる」とするロードマップを米側に伝達したと発言。経済封鎖解除・資産凍結解除・対イラン石油制裁解除などが条件 |
| 9/26 | トランプ大統領、記者団に「私はイランの提案を拒否した」と明言。「イランはあまりに劣勢だから取引をしたがっている」と述べる一方、「取引をするのはいいことだ、私もそうしたい」とも語り交渉継続の余地は残す |
サーブ権は依然として米国側にあり、イラン提案はあくまで米国の圧力に対するリターンという構図は変わっていない。今回はイラン側から具体的な期限(7日)を切った提案が出た点で一歩前進だが、トランプ氏の拒否表明でこの週末は再びボールが宙に浮いた状態で終わっている。
🇺🇸🇨🇳 米中首脳会談・「同盟国」表現(9/25〜26)
| 日付 | 見出し |
|---|---|
| 9/25 | 前日24日深夜に行われた米中首脳会談を巡り、トランプ大統領・習近平国家主席がそれぞれ成果を強調(発言内容は要人発言欄に記載) |
| 9/26 | ホワイトハウスが会談の成果概要文書(ファクトシート)を公表。文書には「米中両首脳は、米国と中国が第2次大戦での同盟国であり、戦争に勝利するために共に戦ったことを想起した」との異例の表現が明記され、日本国内で「日米離間を意図したものではないか」との懸念が広がった |
文書には「第2次大戦以来、前方展開された米軍のプレゼンスが自由で開かれたインド太平洋を維持してきた」との記述もあり、在日米軍の意義を認める形で日本側への配慮をにじませた面もある。もっとも「同盟国」という表現そのものが異例であることに変わりはなく、来週にかけても波紋が続く可能性がある。
🎙️ 要人発言|9月25日〜26日(時間はJST)
| 日時 / 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
| 11:08 片山財務相 | 「(22日の日米首脳会談で)トランプ大統領から円安への懸念が示された」「日銀には引き続き政府と密接に連携し、2%物価目標の安定的な実現に向けた金融政策を期待」 |
| 18:15 ベイリー英中銀(BOE)総裁 | 「エネルギー価格の転嫁は今のところ穏やかだが、まだ始まったばかり」「価格高騰が長引くほど、政策金利の据え置き維持は難しくなる」 |
| 18:21 高市首相 | 「(日米首脳会談で)金融政策や財政政策に関する議論はなかった」「先方から円安によって米国の貿易が厳しいという話があった」 |
| 18:54 ウィリアムズ米NY連銀総裁 | 「インフレショックの定着を防ぐため保険的な措置が必要」「関税は一般に持続的なインフレ圧力を引き起こさない」 |
| 19:04 片山財務相 | 「為替、過度に投機的な動きには断固たる措置」「高市首相は日本銀行の独立性を非常に尊重している」「高市首相はリフレ派ではない」「足もとの国債利回り上昇は主要国共通の世界的傾向で一過性」「日本の防衛政策は米国の圧力によって決められるものではない」 |
| 21:50 トランプ米大統領 | 「習近平国家主席との会談は米中双方にとって極めて実りあるものだった」「米中間で極めて大きな展開が起きる見通し」 |
| 23:10 シュミッド米カンザスシティー連銀総裁 | 「米国の債務は極端に見える」「FRBはまだインフレ問題を解決していない」 |
| 23:59 ベッセント米財務長官 | 「日本の片山財務相と有意義な電話会談を行った」「強い円の望ましさについて協議」 |
| 翌00:09 トランプ米大統領 | 「中国との会談で、両国のための大きな進展を遂げた」「両国にとってポジティブなもの」 |
| 翌02:22 トランプ米大統領 | 「11月に中国で習近平国家主席と会談する予定だ」 |
| 翌03:12 ハマック米クリーブランド連銀総裁 | 「成長は良好に推移、雇用市場は安定している」「引き締め的な政策金利を設定することが重要」 |
📊 経済指標|9月25日(金)発表分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:01 | 🇬🇧 | GfK消費者信頼感調査(9月) | -13 | -16 | -14 |
| 15:00 | 🇩🇪 | GfK消費者信頼感調査(10月) | -30.6 | -27.2 | -26.6(改定-26.8) |
| 17:00 | 🇪🇺 | マネーサプライM3(8月・前年比) | 3.5% | ― | 3.4% |
| 21:00 | 🇲🇽 | 失業率(8月) | 3.01% | 3.00% | 2.90% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 耐久財受注・速報値(8月・前月比) | 0.0% | -0.3% | 1.1%(改定0.9%) |
| 21:30 | 🇺🇸 | 耐久財受注・輸送用機器除く(8月・前月比) | 0.3% | 0.6% | 0.4%(改定0.7%) |
| 23:00 | 🇺🇸 | ミシガン大学消費者態度指数・確報値(9月) | 48.1 | 47.5 | 47.8 |
※「前回」は9月速報値47.8(8月確報値は51.7)。9月は速報から確報にかけて48.1へ小幅上方修正
※予想・前回値は外為どっとコム「経済指標カレンダー」に準拠
指標読み解き:英国のGfK消費者信頼感は前回・予想をともに上回り小幅改善した一方、ドイツのGfKは大幅に予想を下回り悪化。欧州内でも消費者心理の温度差が目立った。米国では耐久財受注が横ばいにとどまり、ミシガン統計も予想・前回をわずかに上回ったに過ぎず、上振れ幅は小さい内容。米10年債利回りは5%台での取引が続いた。
💼 企業決算|9月25日発表分
🇯🇵 国内
※中小型株については個別の詳細解説は割愛し、経常利益ベースで一覧化しています。
あさひ〈3333〉|自転車専門店チェーン|2027年2月期第2四半期(累計)
経常利益33.27億円(前年同期比▲15.19%)、コンセンサス36.5億円を下回る。通期予想44.4億円に対する進捗率は74.93%と高水準。
経常利益33.27億円(前年同期比▲15.19%)、コンセンサス36.5億円を下回る。通期予想44.4億円に対する進捗率は74.93%と高水準。
ハローズ〈2742〉|食品スーパー(広島・岡山・香川・愛媛等)|2026年8月期第2四半期(累計)
経常利益57.54億円(前年同期比▲2.56%)。発表前のガイダンスは「0.1%経常増益見通し」だったが、実際は減益に転じた。通期予想125.8億円に対する進捗率は45.74%。
経常利益57.54億円(前年同期比▲2.56%)。発表前のガイダンスは「0.1%経常増益見通し」だったが、実際は減益に転じた。通期予想125.8億円に対する進捗率は45.74%。
パレモ・ホールディングス〈2778〉|衣料雑貨専門店|2027年2月期第2四半期(累計)
経常利益0.58億円(前年同期比▲66.86%)。発表前ガイダンスの「46.3%減益見通し」からさらに下振れ。通期予想0.95億円に対する進捗率は61.05%。
経常利益0.58億円(前年同期比▲66.86%)。発表前ガイダンスの「46.3%減益見通し」からさらに下振れ。通期予想0.95億円に対する進捗率は61.05%。
ニイタカ〈4465〉|業務用洗浄剤メーカー|2027年3月期第1四半期
経常利益6.08億円(前年同期比▲1.30%)。発表前ガイダンスは「16.6%経常減益見通し」だったが、実際の減益幅はそれよりも小幅にとどまった。通期予想18.5億円に対する進捗率は32.86%。
経常利益6.08億円(前年同期比▲1.30%)。発表前ガイダンスは「16.6%経常減益見通し」だったが、実際の減益幅はそれよりも小幅にとどまった。通期予想18.5億円に対する進捗率は32.86%。
🇺🇸 米国
今回の対象期間(9/25〜27)で、米国で決算を発表した企業はありませんでした。
🌍 ほか(日米以外)
9月25日〜27日は日米以外の主要企業による大型決算発表は確認されませんでした。
🧭 週末参考値(9月27日07:20頃)
| 銘柄・指標 | 値 |
|---|---|
| 日経225先物(CFDサンデー) | 66,657.10円(+243.10、+0.37%) |
| WTI原油(CFDサンデー) | 93.78ドル(+2.01、+2.19%) |
| XAUUSD(CFDサンデー) | 4,281.70ドル(-3.30、-0.08%) |
| ドル円(CFDサンデー) | 157円15銭(+0.012、+0.01%) |
| 米10年債利回り(DEX) | 5.167%(+0.013) |
※週明け寄り付きの水準を保証するものではありません。
📅 来週の主な予定
| 日程 | 国 | 予定 |
|---|---|---|
| 9/29(火) | 🇦🇺 | 豪中銀政策金利 |
| 9/30(水) | 🇯🇵 | 日銀短観(9月調査) |
| 9/30(水) | 🇺🇸 | 米8月PCE価格指数、コンファレンスボード消費者信頼感、JOLTS求人件数 |
| 10/2(木) | 🇺🇸 | 米9月雇用統計 |
来週の注目点:イラン情勢は米国側の回答待ちの状態が続いており、月内の進展有無が最大の注目点。日米為替を巡っては、22日の首脳会談でトランプ氏が円安を懸念したことが明らかになった影響で、来週は介入警戒感が下支えとなりやすい。
📚 主な出典
- 日本経済新聞「日経平均大引け 5日続伸 850円高の6万6364円」(2026年9月25日)
- 日本経済新聞「トランプ氏が円安に懸念、日米首脳会談で異例の言及」(2026年9月25日)
- 時事通信「トランプ氏『円安で貿易厳しい』=高市首相は円の過小評価問題視」(2026年9月25日)
- 時事通信(nippon.com配信)「米中は第2次大戦の『同盟国』=会談文書明記、日米離間懸念も」(2026年9月26日)
- 時事通信(Cedar News配信)「米金利が高止まり 早期利上げ観測、政権逆風」(2026年9月26日)
- 株探ニュース「日経平均 大引け|5日続伸、半導体関連や銀行株が買われる」(2026年9月25日)
- 株探ニュース「本日の決算発表予定…あさひ、ハローズ、パレモ・HDなど4社」(2026年9月25日)
- Al Jazeera「Trump rejects Iran's seven-day roadmap to end war and reopen Hormuz」(2026年9月26日)
- NBC News「Iran says choice on reopening Hormuz rests with United States」(2026年9月26日)
- CNBC「Stock market news for Sept. 25, 2026」
- Yahoo Finance「Stock market today: Dow, S&P 500, Nasdaq notch weekly wins」(2026年9月25日)
- Trading Economics「United States Stock Market Index」
- Armenpress「European Stocks - 25-09-26」(2026年9月25日)
- 外為どっとコム「経済指標カレンダー」、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、トレーダーズ・ウェブFX「25日の主な要人発言(時間は日本時間)」、マネックス証券国内・米国株式決算カレンダー、CBAKエナジー・テクノロジー社IR(ir.cbak.com.cn)は決算発表の有無確認のみに使用(対象期間中の該当四半期決算リリースは確認できず)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点のものです。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

