【2026年10月13日・朝の展望】日経平均は一時1,900円超安——韓国メモリ株急落が波及

2026年10月13日火曜日

マーケット展望

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2026年10月13日朝の展望 日経平均は一時1,900円超安、韓国メモリ株急落が波及

【2026年10月13日・朝の展望】日経平均は一時1,900円超安——韓国メモリ株急落が波及

📅 2026年10月13日(火)11:12時点|東京市場は前場取引中(対象期間:10/12(月)NY引け〜10/13(火)11:12頃 JST)
📌 本日のポイント
①日経平均は連休明けの13日、11:12時点で67,328円、前週末比1,702円安(−2.47%)。9時15分に1,332円安、11時に1,916円安まで下げ、チャート上の安値は67,058円(約1,972円安)。TOPIXは−0.47%にとどまり、半導体株中心の下げになっている
②12日のNYダウは195ドル高の51,850ドルと3日続伸。NASDAQ100は−0.71%、SOX指数は2.67%安で4営業日続落した
③韓国KOSPIは6%安の5,996台(10:40時点)。中国メモリメーカーCXMTの次世代DRAM発表で供給過剰懸念が強まり、サイドカーが発動した
④ドル円は158円37銭前後。原油高を受けた円売りドル買いと、株安・米長期金利低下が綱引きになっている
⑤XAUUSDは4,168ドル(−0.56%)、WTIは92.68ドル(−1.13%)。WTIは12日に3営業日続伸(93.74ドル)したあと反落している
※本記事執筆時点(11:12〜11:28頃)のデータであり、その後変動している可能性があります

1️⃣ NY市場振り返り(前日12日)

指数終値前日比
NYダウ51,850.55ドル+195.60(+0.38%)
S&P5007,807.24−4.30(−0.06%)
NASDAQ10030,664.70−218.45(−0.71%)
FANG+指数19,552.02−37.69(−0.19%)
VIX指数15.21+0.37(+2.49%)

※12日は米国の債券市場が休場(コロンブス・デー)

振り返り:NYダウは終日プラス圏で推移し、3営業日続伸した。11セクター中8セクターが上昇し、コカ・コーラ、ナイキ、ウォルマート、シェブロン、アップルが1%超高、セールスフォースは投資判断の引き上げで+2.09%となった。決算シーズンへの期待がダウを支えた形だ。

一方、半導体株は崩れた。中国企業の技術進展に関する報道を受けて、SOX指数は2.67%安で4営業日続落した。マイクロンが−3.88%、インテルとラムリサーチが3%超安、エヌビディアとアマゾンも1%超下げた。原油高と中東情勢への警戒も重荷になり、NASDAQ100は反落、S&P500はほぼ横ばいだった。欧州はFTSE100が+0.99%、DAXが+0.76%と上昇していた。

FRB高官の発言では、クリーブランド連銀のハマック総裁が「金利は引き上げが必要」との認識を示した(OANDA Lab)。12日の詳細は10/12振り返り記事を参照。

2️⃣ 日経平均レビュー(本日13日・前場、11:12時点)

指数・先物値前日比時点
日経225(現物)67,328.58−1,702.34(−2.47%)11:12
TOPIX4,085.59−19.22(−0.47%)11:12
グロース250804.12−2.50(−0.31%)11:11
CFD日本22567,361.45−1,629.90(−2.36%)11:11
225先物 大取mini67,490−1,980(−2.85%)11:11
225先物 SGX67,265−1,890(−2.73%)11:01
225先物 CME円建て67,300−1,155(−1.69%)11:00

※前日比は各銘柄の前営業日基準。日経平均の「前日」は9日終値69,030.92円。CMEは自社の前営業日清算値が基準のため、大取・SGXとは基準が異なる。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用

本日の展望:連休明けの日経平均は前週末終値69,030円92銭から続落して始まり、9時15分には1,332円安の67,698円、11時には1,916円安の67,114円まで下げた(共同)。チャート上の安値は67,058円、高値は68,710円。取引開始から売りが優勢で、戻りは限られている。

発端は米国と韓国の半導体株安だ。12日のNYでSOX指数が2.67%下落し、そこへ中国メモリ大手のCXMT(長鑫存儲技術)が次世代DRAMのメモリセル構造で進展を公表し、2026年末までにサーバー向け製品を投入する計画を示したことが伝わった。メモリ市場の競争激化が意識され、韓国市場では9時47分に売りのサイドカーが発動した(8月19日以来)。KOSPIは10時40分時点で5,996.16(−388.08、−6.08%)まで下落し、外国人が約1.81兆ウォンを売り越している。サムスン電子(−6.79%)、SKハイニックス(−8.54%)の下げが大きい(Seoul Economic Daily)。

日本株では寄り付き直後にソフトバンクG(−6.79%)、キオクシア(−9.71%)が急落した(TradingKey)。日経平均は半導体の値がさ株の比重が高く、TOPIXの−0.47%に対して−2.47%と下げ幅が大きい。10/9朝の展望記事で触れた「半導体株中心の下げ」が、より極端な形で出ている。日経平均は9日までで3営業日続落しており、本日引けで下落なら4営業日続落となる。

そのほか、8時50分発表の9月の国内企業物価指数は前年同月比+6.8%で、4カ月ぶりに7%を下回った(指数135.7、共同)。ほかのアジア株は、ハンセン指数が24,069(−0.83%)、中国FTSE A50が13,673(−1.39%)といずれも下落している。

3️⃣ 為替(ドル円)展望

通貨ペア現在値前日比時刻
ドル円158.369−0.220(−0.14%)11:12
ユーロドル1.1171+0.0017(+0.16%)11:11

本日の展望:12日のNY終値は158円61銭で、NY時間の高値は158円75銭だった。今朝は連休明けの日本勢の売りで一時158.39円まで下げ、仲値にかけて158.50円台に戻した(10時時点は158円51〜52銭で前週末比18銭の円安、共同)。共同は「原油価格の上昇を受け、輸入に頼る日本経済への懸念からドルを買う動きが優勢」「原油以外に材料が乏しく値動きは小幅」と伝えている。

10時過ぎには日経平均の下げ幅拡大と米長期金利の低下が重なり、158.27円まで押した。米10年債利回りは10時過ぎに5.18%台まで下がり、5.19%台(−0.05%前後)で推移している。12日は債券の現物市場が休場だったため、表示は時間外の水準になる。株が2%超下げているのにドル円が158円台前半を保っており、リスクオフの円買いは限定的だ。

本日の日本時間の経済指標は、15時の独CPI確報(9月)と、23時の米中古住宅販売件数(9月、予想398万件)。あす14日21時30分には米9月CPIがある。

4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望

銘柄値前日比時点
XAUUSD(CFDサンデーゴールド)4,168.50−23.57(−0.56%)11:13

※前日比の基準はサンデーゴールド側の前日終値4,192.07。OANDA LabのXAUUSD終値は10/12が4,171.65ドル(−0.55%)

本日の展望:XAUUSDは12日に3営業日ぶりに反落した(2日続伸後)。OANDA Labは、ドルインデックスの上昇と、原油高によるインフレ懸念が背景にあると指摘している。今朝は4,148〜4,178ドルのレンジで、12日の終値(4,171.65ドル)をはさんだ小幅な動きにとどまっている。

原油高が続けば、インフレ懸念から米金利が下がりにくくなり、XAUUSDの重しになる。今朝は米10年債利回りが5.19%台に下がっているが、XAUUSDの反応は限られている。あす14日21時30分の米9月CPIで、この関係が確認される。

5️⃣ 原油(WTI)展望

銘柄値前日比時点
WTI原油先物92.68ドル−1.06(−1.13%)11:12

本日の展望:12日のWTIは93.74ドル(+1.89)と3営業日続伸した。サウジアラビアの首都リヤドの国際空港へのフーシ派の攻撃(NOTAMで閉鎖が17日まで延長)で、供給懸念から買われた。今朝は反落し、7時以降は92.46〜93.48ドルのレンジにある。

トランプ大統領は10/8に「中間選挙前にイランを攻撃しない」と投稿したが、選挙後の攻撃を排除したものではない。サウジ・リヤド空港への攻撃の行方と米・イラン情勢が、きょうも原油の方向を決める。原油の動きは長期金利、ドル円、XAUUSDにも波及する。(詳細は10/12振り返り記事の米・イラン情勢コーナーを参照)

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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