【2026年10月21日・朝の展望】日経平均は反発、一時1300円超高 スペースX決算でAI株に買い
①日経平均は寄り付き後に一時65,404円(+1,329円)。10時08分時点は64,733円(+658円、+1.03%)
②NYは20日にダウが529.85ドル高と反発、NASDAQ100は−0.13%と小幅安
③ドル円は158円31銭、米10年債利回りは5.131%と前日から上昇
④XAUUSDは4,108.70ドル(−0.36%)、WTI(12月限)は98.99ドル(+1.20%)
📈 今朝の主要相場(米国株は10/20終値/日経平均・為替・商品・米金利は10/21 10:06〜10:08時点)
| 指標 | 値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均(10/21 10:08) | 64,733.47円 | +658.05円(+1.03%) |
| NYダウ(10/20終値) | 52,495.88ドル | +529.85ドル(+1.02%) |
| NASDAQ100(10/20終値) | 29,490.28 | -39.06(-0.13%) |
| S&P500(10/20終値) | 7,712.57 | +21.84(+0.28%) |
| ドル円 | 158円31銭 | +0.155円(+0.10%) |
| WTI原油先物(12月限) | 98.99ドル | +1.17ドル(+1.20%) |
| XAUUSD | 4,108.70ドル | -15.00ドル(-0.36%) |
| 米10年債利回り | 5.131% | +0.012pt |
※NYダウ・NASDAQ100・S&P500は10/20の終値です。日経平均は10/21 10:08時点の取引時間中の値です。ドル円・WTI原油先物・XAUUSD(CFDサンデー)・米10年債利回りは市場が通常どおり取引を続けているため、10/21 10:06〜10:08時点の実勢値として記載しています。WTIは11月限が20日に取引を終えたため12月限で、前日比は12月限の20日清算値(97.82ドル)比です。
20日のNY株式市場で、ダウは529.85ドル高の52,495.88ドルと3営業日ぶりに反発しました。ユナイテッドヘルスやメルクなどヘルスケア株と、好決算の3Mが指数を押し上げています。一方、NASDAQ100は-0.13%、ナスダック総合は6.07ポイント安と小幅に下げました(共同、DZH)。
原油は大きく振れました。カタールとパキスタンの仲介案を米イラン双方が事前承認したとの報道で、WTIは一時110ドル台から急落し、11月限は101.79ドルと9営業日ぶりに反落しました。その後「合意が近いとの報道は誤り」と伝わると買い戻され、米10年債利回りも一時5.07%台まで下げた後に5.11%で終えています。米住宅着工件数は予想を大きく下回りました。詳細は10/20の振り返り記事を参照。
20日の日経平均は841円28銭安の6万4,075円42銭と続落しました。AI関連株の売りに原油高が重なり、TOPIXも1.43%下げています。
21日は反発で始まりました。9時15分時点は1,139円56銭高の6万5,214円98銭で(共同)、上げ幅は一時1,329円まで広がり、高値は6万5,404円63銭です。日経新聞によると、スペースXが米東部時間20日夕に発表した7〜9月期決算で売上高などが市場予想を上回り、ナスダック100先物が1%近く上昇したことで、アドバンテストやキオクシアなどAI・半導体株に買いが入りました。マスク氏がスペースXとテスラの経営統合を議論する特別委員会の設置を明らかにしたことも話題になっています(共同)。
ただ、その後は上げ幅を縮め、10時08分時点は6万4,733円47銭(+658円05銭、+1.03%)、TOPIXは4,054.30(+1.12%)、グロース250は+2.63%です。韓国KOSPI200は2.64%高と反発しています。8時50分に発表された9月の貿易収支は5,366億円の赤字で、予想(-2,100億円)より赤字幅が大きく、輸出の伸びも16.7%増と予想(20.1%増)を下回りました。2026年度上半期の貿易赤字は2兆8,184億円と前年同期の約2倍になり、原油高が響いています(共同、ザイFX!)。
意識される水準は、上値が65,000円、65,404円(本日高値)。下値が64,659円(本日安値)、64,075円(前日終値)、64,000円、63,807円(20日安値)です。株探では、10月15日以降6万4,000円前後が下値として意識されているとの見方が出ています。
前日の振り返り:20日のドル円は反落し、158.17円(前日比-0.33円)で終えました。仲介案の報道で原油が急落し米長期金利が下がると、23時30分過ぎに157.83円まで下げました。その後、「合意が近いとの報道は誤り」と伝わると、158.27円付近まで戻しています(DZH)。
今日の注目ポイント:10時08分時点は158円31銭。前日安値の157.83円や、16日・19日の安値157.70円が下支えになる一方、上では200日移動平均線の158.57円や14日高値の158.95円が意識されます。OANDAのオーダーブックでは、158円台半ばと後半に売り注文が厚く、157円台半ばと159円台前半に買い注文が厚くなっています。20日には日銀関係筋の話として、10月会合は政策金利据え置きの公算と報じられました。上値は158.57円(200日線)、158.95円(14日高値)、159円台前半。下値は157.83円(20日安値)、157.70円、157.55円(15日安値)が意識されます。
注目イベント・指標:15時の英消費者物価指数、22時のベイリー英中銀総裁の発言、翌1時のラガルドECB総裁の発言。
前日の振り返り:20日のXAUUSDは4,125.465ドル(-15.345ドル、-0.37%)と3営業日続落しました(OANDA)。原油は下げたものの高止まりしており、インフレ懸念から米国の利上げが意識されたことが重しになりました。一方、ドル指数の低下は下支え材料になっています。日足は上下にヒゲのある陰線で、値幅は約43.9ドルでした。
今日の注目ポイント:10時07分時点のXAUUSD(CFDサンデー)は4,108.70ドル(-15.00ドル、-0.36%)、朝方の安値は4,103.80ドルです。米10年債利回りが5.13%台に戻っており、原油高→インフレ懸念→米金利上昇→XAUUSD安の流れが続いています。10/19のチャート分析記事で「割ると安値切り上げが崩れる」とした4,130ドルの下に定着しつつあり、上昇三角形のシナリオはさらに後退しています。OANDAは、10月2日高値と7日安値の間のレンジが続いており、4,000ドルの節目に向けて下げるかどうかが焦点だとしています。
下値の目安は4,100ドル(心理的節目)、4,066〜4,073ドル(レンジの下限)、4,000ドル。上値は4,125ドル(20日終値)、4,130ドル、4,147〜4,155ドル、4,199〜4,200ドル(三角形の天井)が意識されます。
注目イベント・指標:15時の英消費者物価指数、米10年債利回りが5.1%台を保つかどうか、23時30分の米週間石油在庫統計。
前日の振り返り:20日のWTI11月限は1.87ドル安の101.79ドルと9営業日ぶりに反落し、この日で取引を終えました。朝方はフーシ派によるサウジ攻撃の継続で一時110ドル台まで上げましたが、米イラン協議の進展期待で急反落しました。取引の中心の12月限は0.72ドル安の97.82ドルです(共同)。12月限は一時95.25ドルまで下げた後、「合意が近いとの報道は誤り」との報道で97ドル台に戻しています(インベスティングライブ)。
今日の注目ポイント:10時06分時点のWTI12月限は98.99ドル(+1.17ドル、+1.20%)と買い戻されています。OANDAによると、イランは米国にホルムズ海峡の通航再開に向けた条件の履行を求めており、要求が満たされない限り協議に応じない立場です。イエメンでは19日のフーシ派の攻撃による死者が73人に上り(共同)、サウジとの戦闘も続いています。
上値材料は、仲介案の否定とイラン側の強硬姿勢、フーシ派のサウジ攻撃です。下値材料は、カタール・パキスタンの仲介案が具体化することです。前回の米週間石油在庫統計では原油在庫が855.7万バレル減っており、今夜の在庫統計も注目されます。
注目イベント・指標:23時30分の米週間石油在庫統計、米イラン仲介案に関する続報。
📊 経済指標|10月21日(水)発表分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 |
|---|---|---|
| 8:50 | 🇯🇵 日本 | 貿易収支(9月):結果 −5,366億円(予想−2,100億円、前回−1兆1,056億円から−1兆1,119億円に改定) |
| 8:50 | 🇯🇵 日本 | 貿易収支・季調済(9月):結果 −7,040億円(予想−2,150億円、前回−8,406億円から−8,011億円に改定) |
| 15:00 | 🇬🇧 英国 | 消費者物価指数(9月):予想 前月比0.4%(前回0.5%)、前年比3.4%(前回3.1%)、コア前年比2.8%(前回2.6%) |
| 15:00 | 🇬🇧 英国 | 小売物価指数(9月):予想 前月比0.0%(前回0.6%)、前年比3.9%(前回3.4%)、除くモーゲージ利払い前年比 前回3.3% |
| 15:00 | 🇬🇧 英国 | 公共部門ネット負債(9月):予想242億ポンド(前回183億ポンド) |
| 15:00 | 🇬🇧 英国 | 生産者物価指数(9月):予想 仕入前月比1.3%(前回0.3%)、仕入前年比7.4%(前回6.1%)、出荷前月比0.5%(前回0.7%)、出荷前年比4.1%(前回3.7%) |
| 17:00 | 🇿🇦 南ア | 消費者物価指数(9月):予想 前月比0.6%(前回0.0%)、前年比4.6%(前回4.4%) |
| 20:00 | 🇿🇦 南ア | 小売売上高(8月):予想 前年比3.5%(前回3.4%) |
| 20:00 | 🇺🇸 米国 | MBA住宅ローン申請指数(10/10〜10/16):前回 前週比−2.7% |
| 23:30 | 🇺🇸 米国 | 週間石油在庫統計(10/10〜10/16):前回 原油−855.7万バレル、ガソリン+351.8万バレル、留出油−252.7万バレル |
※予想値はみんかぶFX/為替の経済指標カレンダー基準
📚 主な出典
- 日本経済新聞「日経平均株価が反発、一時1100円高 米スペースXの決算を好感」(2026年10月21日)
- 共同通信(OANDA Lab配信)「東証、1139円高」(2026年10月21日)
- 共同通信(OANDA Lab配信)「スペースXとテスラ、統合も」(2026年10月21日)
- 共同通信(デイリースポーツ配信)「貿易赤字2・8兆円に拡大」(2026年10月21日)
- ザイFX!(フィスコ)「【速報】日・9月貿易収支は5365億5800万円の赤字」(2026年10月21日)
- 株探「伊藤智洋が読む『日経平均株価・短期シナリオ』(10月21日記)」(2026年10月21日)
- DZHフィナンシャルリサーチ(OANDA Lab配信)「NYマーケットダイジェスト・20日 株まちまち・原油安・金利低下・ドル下げ渋り」(2026年10月21日)
- 共同通信(OANDA Lab配信)「NY株反発、529ドル高」(2026年10月21日)
- 共同通信(OANDA Lab配信)「NY原油、終値101ドル台」(2026年10月21日)
- OANDA Lab「ドル/円見通し:ドル円は円高で158円台前半|米10年債利回りやイラン情勢に関する報道が影響か」(2026年10月21日)
- OANDA Lab「金(XAU)見通し:金価格は下落し4125ドル|インフレ懸念が影響した模様」(2026年10月21日)
- OANDA Lab「WTI原油見通し:イランと米国の和平交渉の進展期待から、原油価格は2営業日続落」(2026年10月21日)
- investingLive「Iran and US talks continue. Reports that a deal is close are wrong」(2026年10月20日)
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab「【2026年10月20日・振り返り】日経平均841円安、仲介案報道でWTI急反落・ダウ529ドル高」(2026年10月21日)
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab「【2026年10月19日】XAUUSDチャート分析——2週連続の下ヒゲ、今週は4,200の上抜けが焦点」(2026年10月19日)

