【2026年3月26日】トランプ「停戦しない」・SOX▲4.79% ——イラン拒否×国債入札不調で全面リスクオフ

2026年3月27日金曜日

金融市場振り返り

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【2026年3月26日】トランプ「停戦しない」・SOX▲4.79%——イラン拒否×国債入札不調で全面リスクオフ

2026年3月27日(金)掲載|対象期間:2026年3月26日(木)日本時間 7:00〜翌6:00(サマータイムNYクローズ)

📊 本稿は3/26 NYクローズ確定値(サマータイム・NY6時クローズ)を基に整理しています。

【2026年3月26日】トランプ「停戦しない」・SOX▲4.79%——イラン拒否×国債入札不調で全面リスクオフ

グローバル金融市場 振り返りレポート

#トランプ停戦しない #イラン停戦拒否 #SOX▲4.79 #国債入札不調 #MOVE急騰 #WTI反騰 #ゴールド急落 #XAUUSD #リスクオフ

⚡ 今日のマーケット早わかり(30秒で読む)

イランが米国の30日間停戦提案を正式に拒否。トランプが「停戦はしない、我々は完全に勝っている」と宣言し、前日の停戦期待が一夜にして消滅した。WTI原油は+3.79%(93.74ドル)と急反騰し、OECDが米インフレ予測を4.2%に上方修正。今週の2年・5年・7年国債3本の入札がすべて不調に終わり、MOVE指数(債券版恐怖指数)が+17.85%急騰(115.02)。米10年利回りは+0.087pt → 4.415%まで上昇し、実質金利上昇圧力でゴールドは▲2.83%(4,378.87ドル)と急落した。SOXは▲4.79%、S&P500は9月来安値(6,477)、VIXは27.44(+8.33%)と全面リスクオフ。東京市場(日経▲0.27%)は前日のNY高を引き継いで底堅く推移したが、欧米の崩落を翌日に持ち越した。


① イラン停戦拒否+トランプ「停戦しない」でWTI+3.79%——OECDインフレ4.2%上方修正が重なり、Fed利下げ期待がさらに後退
② 米国債3本連続入札不調でMOVE指数+17.85%・米10年利回り4.415%——実質金利上昇がゴールド▲2.83%(4,378ドル)の主因
③ SOX▲4.79%・FANG+▲3.17%・VIX27.44——半導体・テックが売りの震源地、S&P500は9月以来の安値を記録


📌 本日のニュース

  • 09:00頃東京市場は前日3/25のNYダウ+305・S&P500+0.54%を引き継いで小じっかりスタート。ただし前夜からイランの停戦案拒否報道が伝わっており、積極的な買いは入りにくい地合い
  • 10:00頃イランが米国の30日間停戦提案を正式に拒否——「自分たちが決める時まで戦争は終わらない」。イランの5点逆案(ホルムズ主権要求・賠償要求など)は米側にとって事実上受け入れ不可能な内容(ファルス通信・PressTV)
  • 11:23頃JGB10年利回りが上昇——植田日銀関連報道と連動。グロース株への下押し圧力が意識され始める(日経新聞)
  • 13:35頃トルコAKP幹部:「米・イラン間のメッセージ仲介に関与している」と発言——仲介国が増えるほど交渉の複雑さも増す(Reuters)
  • 15:30日経平均大引け:53,603.65(▲145.97 / ▲0.27%)——前日+1,497円の大幅続伸から静かに調整。東証プライム売買代金は縮小
  • 15:34頃JGB10年利回り2.278%(+0.026pt)を確認。米金利上昇との連動が鮮明に(日経新聞)
  • 15:52頃韓国が燃料減税措置の実施へ——エネルギー高騰への政府対応が各国で広がる(Reuters)
  • 19:00頃OECD:米インフレ率の今年予測を4.2%に上方修正——イラン戦争による原油高・物流コスト上昇を反映。G20のインフレ率を4.0%と前回12月予測から1.2pt大幅上方修正。Fedの利下げ判断をさらに難しくする材料として市場に広く意識された(OECD公式・Bloomberg)
  • 19:49頃OECDがG7の中で英国がイラン戦争の最大の経済的打撃を受けると警告——英国の成長率予測を1.2%→0.7%に引き下げ、インフレ予測は2.5%→4.0%に上方修正。他のG7国と比べ最も大幅な下方修正(Bloomberg)
  • 20:16頃米住宅ローン金利が半年ぶりの高水準に上昇——イラン戦争がエネルギー価格を通じて住宅市場にも波及していることを確認(Bloomberg)
  • 仏エネルギー大手トタルが中東原油を異例の大量購入——「価格高騰と市場混乱に拍車」(Bloomberg)
  • 欧州株は全面下落(FTSE▲1.33%・DAX▲1.64%・CAC40▲0.98%)——前日の全面高から一転、停戦拒否で売りに転換
  • 21:10頃WTI原油が94.68ドルまで上昇——アジア〜欧州時間を通じた上昇がNY時間入りに向けて加速(ザイFX!)
  • 21:30 JST新規失業保険申請件数:21万件(予想通り)。ドル続伸(米労働省)
  • 21:45 JST継続受給者数が2年ぶり低水準と確認——労働市場の強さを再確認。Fed利下げ期待をさらに後退させる材料(Bloomberg)
  • 22:30 JSTトランプ大統領「停戦はしたくない。我々は完全に勝っている。彼らは海軍も空軍も何も持っていない」——市場オープン直前に飛び込んだ停戦否定発言。前日の「交渉継続」から一転。ダウは寄り付きから一時▲500超の急落(CNBC)
  • 23:00 JSTカンザス連銀製造業活動指数(3月):+11(予想外の大幅上昇、2022年来で最高)——ドル買い優勢(カンザス連銀)
  • 23:09 JSTドル円、伸び悩み——イラン高官「外交は止まっていない」と発言するも、停戦否定と矛盾するメッセージが市場の混乱を招く(ザイFX!)
  • 23:11 JSTイラン、米15項目停戦案に正式返答——拒否を確認——「自分たちが決める時まで戦争は終わらない」(ファルス通信・ザイFX!)
  • 23:14 JSTパキスタン副首相が「米・イランの間接協議を仲介」と表明——一方でイランは「交渉の意図はない」と即座に否定(ザイFX!)
  • 00:27 JSTトランプ「イランへの最後通告期限を巡り近く発表する」——5日間の延期期限(3/28)が迫る中、市場は次の発言を待つ状態に(ザイFX!)
  • 00:41 JSTトランプ「イランは8隻の石油船舶の通過を許可」——ホルムズが完全封鎖ではないというシグナルも、停戦否定の前には打ち消される(ザイFX!)
  • 00:51 JST米国債2年・5年・7年の3本立て入札がすべて不調(テール拡大)——2024年5月以来最悪の3連続失敗。ドル一段高(Bloomberg・ザイFX!)
  • MOVE指数(債券版恐怖指数)が+17.85%急騰→115.02——1日の跳ね上がりとして今年最大級。債券市場が本格的な混乱状態に入ったことを示す(Bloomberg)
  • ベッセント財務長官:「米ドルは安全資産であることが断言された」——ドル高継続のシグナル(ザイFX!)
  • 04:13 JSTダウの下げ幅が一時▲500超から▲200超に縮小(ザイFX!)
  • 05:23 JSTトランプ「イランの発電所・エネルギー施設攻撃を4月6日まで停止(10日間延長)」——停戦否定と攻撃延期が同日に並立する複雑な地合いのまま引け(ザイFX!)
  • NYクローズダウ▲469.38(45,960)・S&P500▲114.74(6,477)・NASDAQ▲521.75(21,408)——全面安で引け

📅 主要経済指標(3/26発表)

この日の指標は「いずれもFedを動かさない方向」に働いた。失業保険が低水準で労働市場が強く、カンザス連銀が2022年来最高——これにOECDの4.2%インフレ予測が重なれば、Fedが利下げを語れる環境ではない。

時刻(JST)指標結果予想評価
21:30 米・新規失業保険申請件数 21万件 21万件 予想通り。継続受給者数が2年ぶり低水準→労働市場の強さを確認。ドル支援材料
23:00 米・3月カンザス連銀製造業活動 +11 予想外の大幅上昇、2022年来で最高。景気の強さが示され、Fed利下げ期待がさらに後退
📌 「利下げ期待の剥落=実質金利上昇=ゴールド売り」が今日も中心で動いた

労働市場が強く、製造業も回復し、OECDがインフレを4.2%と上方修正——Fedが「利下げに動ける」環境は一切なかった。停戦が実現してエネルギー高が終わらない限り、この構造は崩れない。

📈 日経平均:▲0.27%(53,603)——前日高値圏から静かに調整

3/26の東京市場は前日NYの続伸(S&P500+0.54%・ダウ+305)を引き継いで小じっかりスタートした。しかしアジア時間を通じてイランの停戦正式拒否が伝わり、午後から売り圧力が強まった。それでも前日の+1,497円というバッファーもあり、大引けは▲145.97(53,603.65)と小幅な調整にとどまった。

注目点は、同日のNY市場(S&P▲1.74%・SOX▲4.79%)の崩落が東京時間には反映されていないことだ。本日(3/27)の東京市場では米国の急落を受けた大幅調整が見込まれる。

指数終値前日(3/25)比備考
日経平均(大引け)53,603.65▲145.97(▲0.27%)前日+1,497円のバッファーで小幅調整にとどまる
TOPIX3,642.80▲8.19(▲0.22%)
グロース250720.29▲21.19(▲2.86%)金利上昇の影響が成長株に集中
日本国債10年利回り2.278%+0.026pt(+1.15%)米金利上昇と連動。グロース株の重しに
💡 グロース250▲2.86%——金利感応度の高さが直撃

日経▲0.27%・TOPIX▲0.22%に対して、グロース250は▲2.86%と突出した下落を記録した。JGB10年が2.278%(+0.026pt)に上昇したことが、将来キャッシュフロー重視のグロース株に直撃した形だ。翌3/27のNY急落の波及を受ければ、追加打撃は避けられない。

📊 株式市場(アジア・欧州・米国)

① アジア株(3/26)

東京はNY続伸を引き継いで底堅く推移したが、停戦正式拒否が伝わると売り圧力が強まった。韓国KOSPIはアジア最大の下落を記録——後のNY時間にSOX▲4.79%が確定したことで、韓国半導体(サムスン・SK Hynix)への打撃は翌日さらに意識される。

指数終値前日比騰落率
KOSPI(韓国)5,460.46▲181.75▲3.22%
ハンセン(香港)24,856.43▲479.52▲1.89%
上海総合(中国)3,889.08▲42.75▲1.09%

② 欧州株(3/26)

イランの停戦正式拒否報道を受け、前日の全面高(FTSE+1.42%・DAX+1.41%)から一転して全面安。OECDのインフレ4.2%上方修正も欧州株の重しとなった。

指数終値前日比騰落率
FTSE100(英国)9,972.17▲134.67▲1.33%
DAX(ドイツ)22,581.07▲376.01▲1.64%
CAC40(フランス)7,769.31▲77.24▲0.98%

③ 米国株(3/26)

イラン停戦拒否+トランプ「停戦しない」の直撃を受け、前日の続伸から急転直下の全面安。S&P500は9月以来の安値水準(6,477)をつけ、SOXは▲4.79%と全指数で最大の下落を記録した。半導体を震源とした売りがテック全般に波及し、FANG+は▲3.17%と前日(+0.34%)から大きく転落した。

指数終値前日比騰落率
NYダウ45,960.11▲469.38▲1.01%
NASDAQ21,408.08▲521.75▲2.38%
NASDAQ10023,586.99▲575.99▲2.38%
S&P5006,477.16▲114.74▲1.74%
ラッセル20002,493.32▲43.06▲1.70%
フィラデルフィア半導体(SOX)7,585.87▲381.87▲4.79%
NYSE FANG+13,737.29▲449.69▲3.17%

💱 為替(3/25終値→3/26終値)

  • DXY(ドル指数)
    水準:99.94前日比:+0.32(+0.32%)前日終値:99.62
    停戦拒否→ドル安全資産買い。ベッセント財務長官の「ドルは安全資産」発言が後押しし、1週間ぶりの高水準。100.00回復にはあと一歩。
  • ドル円(USD/JPY)
    NYクローズ:159.660前日比:+0.288(+0.18%)円安前日終値:159.372
    リスクオフ局面では通常「円高」になりやすいが、ドル円は+0.18%と円安方向に動いた。「リスクオフ=ドル買い」が「リスクオフ=円買い」よりも優勢で、ドル独り勝ちの構図が継続している。
  • ユーロ円(EUR/JPY)
    水準:184.056前日比:▲0.194(▲0.11%)前日終値:184.250
    ユーロ安・円もやや弱で小幅下落。ドルに対してユーロが押されており、対円でも伸び悩んだ。
  • ユーロドル(EUR/USD)
    水準:1.1526前日比:▲0.0033(▲0.29%)前日終値:1.1559
    ドル高に押されてユーロは続落。前日1.1559から1.1526へ約33pip下落。1.15台での攻防が続く。

📊 金利・債券

⚠️ MOVE指数+17.85%——債券市場がパニックに入った

MOVEはVIXの債券版。株式市場の恐怖指数VIXが+8.33%にとどまった中で、MOVE指数は+17.85%と倍以上のスピードで急騰した。今週の2年・5年・7年債3本がすべてテール拡大(需要不足)で決まったことを市場が一斉に織り込んだ結果だ。「誰が米国債を買うのか」という問いが債券市場に浮上し始めている。
  • 米国債2年利回り
    水準:3.982%(+0.101pt / +2.60%)
    短期ゾーンへの売り圧力が最も大きい。2年債入札の不調が直接反映され、Fedが動けない現実が短期ゾーンまで売られる状況を生んだ。
  • 米国債5年利回り
    水準:4.089%(+0.107pt / +2.69%)
    今週最大の上昇幅。5年入札不調を直撃で反映。2年・5年の利回り上昇が10年を上回っている点は、入札不調が短〜中期ゾーンに集中したことを示す。
  • 米国債10年利回り
    水準:4.415%(+0.087pt / +2.01%)
    前日4.337%からさらに上昇。実質金利上昇がゴールド急落(▲2.83%)の核心圧力。4.5%が次の注目水準。
  • 米国債30年利回り
    水準:4.927%(+0.030pt / +0.61%)
    長期ゾーンは相対的に落ち着き。2年・5年ほどの上昇には至らず、短中期に売りが集中していることを示す。
  • MOVE指数(債券版恐怖指数)
    水準:115.02(+17.42 / +17.85%)
    今年最大級の1日跳ね上がり。VIX(+8.33%)の倍以上のスピードで急騰した。「株よりも債券が壊れかかっている」という構造上の懸念が浮上している。
  • JGB10Y(日本国債10年利回り)
    水準:2.278%(+0.026pt / +1.15%)
    米金利上昇と連動。グロース250▲2.86%の主因。日銀の利上げ継続姿勢は変わらず、2.2%台は高水準維持。

🪙 コモディティ(原油・金)

品目NY引け前日比備考
WTI原油先物93.74ドル+3.42(+3.79%)停戦拒否で急反騰。一時94.68ドルまで上昇。前日▲2.20%を上回る急反発
ゴールドスポット(XAU/USD)4,378.87ドル▲127.72(▲2.83%)始値4,499→高値4,544→安値4,351→終値4,378
NY金先物4,407.50ドル▲178.00(▲3.88%)先物の下落がスポットを上回る
シルバースポット(XAG/USD)67.9720ドル▲3.2815(▲4.61%)ゴールドより大きな下落。工業需要懸念も重なる

🧠 市場心理・VIX

  • VIX(恐怖指数)
    水準:27.44前日比:+2.11(+8.33%)前日終値:25.33
    前日3/25の「▲6.01%(25.33)」という改善が1日で完全に打ち消された。27台は明確なリスクオフ水準。20台回復には停戦の実態的進展が必要で、現状は「期待の消滅」が数字に表れた形だ。
  • MOVE指数(債券版VIX)
    水準:115.02前日比:+17.42(+17.85%)
    VIX(+8.33%)の倍以上のスピードで急騰。株よりも債券市場の恐怖が先行して拡大しており、「誰が米国債を買うのか」という根本的な問いが市場に浮上し始めている。

🥇 で、ゴールドどうなんだ?(XAU/USD考察)

今日の相場概況

始値4,499.23ドルで寄り付いたゴールドは、アジア時間から停戦拒否報道で徐々に下落に転じ、NY時間に入ってトランプが「停戦はしない」と明言したタイミングで急落が加速した。高値4,544.24(早々に失速)→安値4,351.16まで急落し、終値は4,378.87ドル(前日比▲127.72 / ▲2.83%)で引けた。

「始値4,499→終値4,378」の約120ドル下落は、3/23パニック底(4,099)以来の最大級の1日下落幅だ。さらに注目すべきは、本日高値(4,544.24)が前日半値(4,544.86)に0.62ドル届かないまま失速した点——「前日の中心値すら奪回できなかった」という事実が、売り圧力の根強さを端的に示している。

📌 「停戦期待が消えたのではなく、インフレが現実になった」

今日のゴールド下落の本質は「有事の金売り」ではない。当ブログのテーゼ通りだ。

原油高(WTI+3.79%)
 ↓
OECDインフレ予測4.2%上方修正
 ↓
国債3本連続入札不調(MOVE+17.85%)
 ↓
米10年利回り+0.087pt → 4.415%
 ↓
実質金利上昇 → ゴールド▲2.83%

「産油地域の紛争でゴールドは下がる」——これが今日も正しかった。戦争が長期化するほど原油高が定着し、Fedは動けなくなり、実質金利が高止まりする。その構造が崩れない限り、ゴールドの戻り売り圧力は続く。

ただし、このテーゼが機能しなくなる局面は存在する。ホルムズの封鎖が物理的な全面遮断に発展し、原油供給が「値上がり」ではなく「入手不能」の段階に突入した場合だ。その局面ではFedの判断以前に市場がパニックプレミアムを再評価し、ゴールドが安全資産として急騰する可能性がある。現時点でトランプ自身が「8隻の通過を許可」と言及しているように、封鎖は完全ではない——この「完全封鎖への移行」が当ブログのテーゼを覆す最大のトリガーだ。
水準(ドル)区分コメント
5,595.46ATH史上最高値(1/29高値)
4,602.22前日高値(3/25)停戦期待の急騰天井。今日はここに届かず始まった
4,544.86📍 前日半値(前日高値4,602+安値4,487)÷2。本日高値4,544はこれに0.62ドル届かず失速——売りの強さを示す
4,544.24本日高値前日半値(4,544.86)に届かないまま失速
4,506.53前日終値(3/25)本日始値はここをわずかに下回ってスタート
4,499.23本日始値前日終値比▲7.30(▲0.16%)の小幅ギャップダウン
4,487.50前日安値(3/25)本日終値(4,378)は前日安値を▲109ドル下回って引け
4,378.87📍 本日終値前日比▲127.72(▲2.83%)
4,351.16⚠️ 本日安値NY時間の急落で到達。終値は若干戻す
4,099.553/23パニック底先週の大底。終値からまだ279ドルの空間がある

■ ブル派の根拠

  • 3/23大底(4,099)から本日安値(4,351)は依然+252ドル(+6.1%)上方を維持——中期の底割れは未確認
  • 停戦が実現すれば「原油急落→インフレ後退→Fed利下げ期待復活→ゴールド急反発」のシナリオが即座に浮上
  • シルバー▲4.61%がゴールドより大きく下落——相対的にゴールドの売りは抑制されている面もある

■ ベア派の根拠

  • 米10年利回り4.415%——前日4.337%からさらに上昇し、実質金利の上昇圧力が一段と強まっている
  • MOVE指数115.02(+17.85%)——債券市場の混乱は強制売りを誘発するリスクがあり、ゴールドも例外ではない
  • 3/25の「往って来い」から一転して今日は▲2.83%——上値を試した後に大きく崩れるパターンが続いている
  • DXY99.94と1週間ぶりのドル高水準——ドル高はゴールドの上値を構造的に抑制する
  • 3/28の期限前後でトランプが何を「発表」するかで一方向的な動きになるリスク

■ 今後の注目ポイント

  • ⚠️ 3/28:「5日間延期」の期限到来——攻撃再開か交渉継続か。市場の最大の分岐点
  • 3/27(本日):FRB理事3名(クック/ジェファーソン/バー)講演——Fedの現状認識がわかる
  • 3/27(本日):米ミシガン大消費者態度指数確報値——インフレ期待値の水準に注目
  • 米10年利回りが4.5%を超えるか——超えればゴールドへの圧力が一段と強まる
💡 直近の主要サポート/レジスタンス

上値:4,499(本日始値)→ 4,544(本日高値・前日半値4,544.86)→ 4,602(3/25高値)
下値:4,351(本日安値)→ 4,099(3/23大底)

🚀 全体まとめ

3月26日(木)の市場を一言で表すなら「停戦期待の消滅が、まるごと数字になった日」だ。前日(3/25)の「WTI▲2.2%・金利低下・株続伸」という美しいリスクオンの構図が、イランの停戦正式拒否とトランプの「停戦しない」宣言によって1日で完全に反転した。

特筆すべきはMOVE指数の+17.85%だ。VIXが+8.33%にとどまった中で、債券版恐怖指数が倍以上のスピードで動いた。市場は「株が下がる」以上に「誰が米国債を買うのか」という問いに直面しており、3本連続の入札不調はその問いへの一つの答えだった。

ゴールドの▲2.83%(127ドル急落)は「有事の金」ではなく「インフレの金」——原油高→実質金利上昇→ゴールド売りという当ブログの論理が今日も正確に機能した。

📌 今日のマーケット一言

「イラン停戦拒否でWTI+3.79%・MOVE+17.85%・米10年4.415%——SOX▲4.79%・ゴールド▲2.83%と全面リスクオフ。S&P500は9月来安値、3/28の期限を市場は固唾をのんで待つ」

残された問いは一つ:3/28の期限を、トランプはどう使うか。


📰 情報ソース

  • 市場ニュース:Bloomberg / Reuters / CNBC / ザイFX! / Al Jazeera / Fortune
  • 経済指標:米労働省(新規失業保険申請) / カンザス連銀(製造業活動指数) / OECD(インフレ予測)
  • 終値データ:nikkei225jp.com(3/27 06:03 JST取得)/ ぱぶちゃん提供データ(XAU/USD・WTI・XAG/USD・DXY)/ 画像確認(米国債利回り・MOVE指数)

🥇 執筆者:ぱぶちゃん(パブロ監督)

📈 投資歴6年(XAUUSD専門) / 🌐 マクロ経済・地政学リスク分析
🏢 元海貨業者(国際物流・貿易実務の現場経験あり)
📰 一次情報重視(Bloomberg・Reuters・日本経済新聞・FRB公式等を直接参照)
🐦 X(旧Twitter): @pablo29god / 📝 ブログ: ぱぶちゃんの金・ゴールドFXマクロ

ゴールド(XAU/USD)を中心に、グローバルマクロ経済・中央銀行政策・地政学リスクが市場に与える影響を日次で分析・記録しています。元海貨業者としての国際物流・貿易の実務経験をベースに、エネルギー供給リスクや地政学変動を独自の視点で読み解きます。

記事は Bloomberg・Reuters・日本経済新聞・各国中央銀行公式発表・CME FedWatch等の一次・二次情報を複数クロスチェックした上で作成しています。特定の投資スタンスを推奨するものではなく、情報の整理・提供を目的としています。

⚠️ 免責事項・ご注意

本ブログ(ぱぶちゃんの金・ゴールドFXマクロ)に掲載している記事・分析・価格データ・見通しは、情報提供のみを目的としており、特定の金融商品・有価証券・デリバティブ等の売買を勧誘・推奨するものではありません。

記事内に記載された価格・指標・経済データは執筆時点の情報であり、その正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。市場価格は常に変動しており、過去の値動きは将来の結果を保証しません。

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世界の株式・為替・商品・金利市場の振り返りや、
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当ブログでは日々のマーケット情報を整理し、 冷静に読み解くことを目的としています。

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