Weekly Market Calendar
📅 週間金融市場カレンダー
2026年 5/17(日)〜 5/23(土)
経済指標・政治イベント・企業決算・FRB要人発言 まとめ
30秒で読む今週のポイント
今週最大の注目は水曜(5/20)のNVIDIA決算(引け後)。AI需要の持続性と第2四半期ガイダンスの水準が半導体関連株全体の方向性を決める。木曜(5/21)にはFOMC議事録(4月28〜29日分)が発表され、ウォーシュ新体制下での利下げ観測が更新される。火曜(5/19)の日本GDP速報値(1Q)と英雇用統計も為替の軸となる。
- 火曜(5/19):日本・実質GDP速報値 Q1(08:50) ── 前期比予想−0.5%(前回+0.1%)。関税ショックが設備投資・輸出に与えた影響が初めて数字になる。カナダCPIも同日21:30。
- 水曜(5/20):中国LPR(金利)発表(10:00)+NVIDIA決算(引け後) ── NVDA Q1 FY2027 コンセンサス売上高$78.8B・EPS$1.77。第2四半期ガイダンスが$86Bコンセンサスを超えるかどうかが市場の最大注目点。ロウズ(LOW)・アナログ・デバイシズ(ADI)も同日発表。
- 木曜(5/21):FOMC議事録(4月28〜29日分、03:00)+米PMI速報値(22:45)+豪雇用統計(10:30) ── ウォーシュ体制初のFOMC議事録。前回会合での政策議論の詳細とインフレ懸念の強さを確認する。
5/18(月)中国新築住宅・小売売上高・鉱工業生産|米NAHB
- 🇨🇳 中国・新築住宅販売価格 4月(10:30) 前回変動幅+6.1pips
- 🇨🇳 中国・小売売上高 4月 前年比(11:00) 予想+6.0% / 前回+5.7% ── 米中貿易休戦後の中国消費の実態確認
- 🇨🇳 中国・鉱工業生産 4月 前年比(11:00) 予想+6.1% / 前回+6.1%
- 🇬🇧 英国・ライトムーブ住宅価格 5月(08:01) 前月比 前回+0.8%
- 🇺🇸 NAHB住宅市場指数 5月(23:00) 予想34 / 前回34
- 📊 米国決算:なし(月曜は主要決算なし)
- 📊 日本株決算2社:規模は小さいが東京海上HD(月曜発表の場合)などに注意
📌 週明けの注目は中国の消費・生産統計。米中関税90日停戦(5/8合意)後の実態経済がどこまで回復しているかを示す最初の主要データ。NAHBが予想通り34程度なら米住宅市場は低迷継続を示す。
5/19(火)★★★★ 日本GDP速報値 Q1|英雇用統計|カナダCPI
- 🇯🇵 ★★★★ 実質GDP速報値 Q1・前期比(08:50)
予想−0.5% / 前回+0.1% 前期比年率 予想−2.3% / 前回+0.4%
GDPデフレーター・前年比 予想+3.1% / 前回+3.4% - 🇯🇵 鉱工業生産(確報値)3月・前月比(13:30) 前回+0.3%
- 🇯🇵 第3次産業活動指数 3月・前月比(13:30) 前回+1.6%
- 🇬🇧 ILO失業率 3月(15:00) 予想4.3% / 前回4.4%
- 🇬🇧 雇用統計 4月 失業保険申請件数(15:00) 前回+3.46万件
- 🇪🇺 ユーロ圏・貿易収支 3月(18:00) 前回+115億ユーロ
- 🇨🇦 ★★★ カナダ・消費者物価指数(CPI)4月(21:30)
前月比 予想+0.4% / 前回+0.3% 前年比 予想+1.6% / 前回+1.3% - 🇨🇦 カナダ・住宅建設許可 3月(21:30) 前回−12.5%
- 🇺🇸 対米証券投資 3月(05:00) 前回+586億ドル
- 🇳🇿 NZ・生産者物価指数 Q1(07:45) 前回+0.1%
- 📊 米国決算:ホームデポ(HD)寄付前、キーサイト・テクノロジーズ(KEYS)引け後、トール・ブラザーズ(TOL)引け後
📌 日本GDP速報値が今週の円相場の最大の国内発材料。前期比−0.5%予想(年率換算−2.3%)となれば、2025年の関税ショック直撃と内需の弱さが数字に出る形となり、日銀の6月利上げ観測が後退しドル高・円安の圧力となる可能性。GDP発表後の植田総裁・日銀関係者のコメントに注目。
5/20(水)★★★★★ NVIDIA決算|中国LPR|WMT
- 🇨🇳 ★★★ 中国・最優遇貸出金利(LPR)5月(10:00)
1年物 予想3.00% / 前回3.00% 5年物 予想3.50% / 前回3.50% - 🇬🇧 消費者物価指数(CPI)4月 前月比 / 前年比 / コア前年比(15:00) 前回+2.6%(前年比)
- 🇬🇧 生産者物価指数(PPI)4月(15:00)
- 🇩🇪 ドイツ・生産者物価指数 4月(15:00) 前回−1.5%(前年比)
- 🇿🇦 南ア・消費者物価指数 4月(17:00) 前回+2.5%(前年比)
- 🇪🇺 消費者物価指数(HICP確報値)4月・前年比(18:00) 予想+2.2% / 前回+2.2% コア 予想+2.7% / 前回+2.7%
- 🇺🇸 MBA住宅ローン申請指数(20:00)
- 🇺🇸 週間石油在庫統計(23:30) 前回原油−430.6万バレル
- 📊 米国決算:★★★★★ エヌビディア(NVDA)引け後、ターゲット(TGT)寄付前、アナログ・デバイシズ(ADI)寄付前(07:00 ET)、ロウズ(LOW)寄付前、TJX(TJX)引け後、インテュイット(INTU)引け後
📌 今週の最大イベント。NVDAのQ1 FY2027ガイダンス(会社側$78.0B)に対してコンセンサスは$78.8B。それより重要なのはQ2ガイダンスで、市場は$86Bを期待。ガイダンスが$86B超なら東エレ・アドバンテスト・ディスコなど日本半導体株の週明けに強い追い風。WMTは米国消費の最前線として関税影響と価格転嫁の有無を確認する。
5/21(木)★★★★ FOMC議事録|PMI速報|豪雇用統計
- 🇯🇵 通関ベース貿易収支 4月(08:50)
予想−3,050億円 / 前回+6,670億円 季調済 予想−2,460億円 / 前回+907億円 - 🇯🇵 対外・対内証券投資 5/9〜5/15(08:50)
- 🇯🇵 機械受注 3月(08:50) 前月比 予想−8.6% / 前回+13.6%
- 🇦🇺 豪・雇用統計 4月(10:30)
雇用者数 予想+1.50万人 / 前回+1.79万人 失業率 予想4.3% / 前回4.3% - 🇩🇪 製造業PMI速報値 5月(16:30) 予想47.2 / 前回46.9
- 🇩🇪 非製造業PMI速報値 5月(16:30) 予想51.0 / 前回51.4
- 🇪🇺 製造業PMI速報値 5月(17:00) 予想48.4 / 前回47.6
- 🇪🇺 サービス業PMI速報値 5月(17:00) 予想51.5 / 前回52.2
- 🇬🇧 製造業PMI速報値 5月(17:30) 前回53.7
- 🇬🇧 サービス業PMI速報値 5月(17:30) 前回52.7
- 🇺🇸 新規失業保険申請件数 5/10〜5/16(21:30) 予想なし / 前回21.1万件
- 🇺🇸 フィラデルフィア連銀景況指数 5月(21:30) 予想15.0 / 前回26.7
- 🇺🇸 ★★★ 住宅着工件数 4月(21:30)
予想142.5万件 / 前回150.2万件 住宅建築許可 予想138.2万件 / 前回136.3万件 - 🇺🇸 ★★★★ 米PMI速報値 5月(22:45)
製造業 予想53.6 / 前回54.5 非製造業 予想51.4 / 前回51.0 - 🇺🇸 ★★★★ FOMC議事録 4月28〜29日開催分(翌日03:00)
- 📊 米国決算:ウォルマート(WMT)寄付前、ディア(DE)寄付前、アドバンス・オートパーツ(AAP)寄付前、ロス・ストアーズ(ROST)引け後、ワークデイ(WDAY)引け後、ズーム(ZM)引け後、テイクツー(TTWO)引け後
- 📊 日本株決算:東京海上HD〈8766〉・MS&ADインシュアランスGHD〈8725〉・SOMPOHDの損保3社同時発表(5/20予定の場合)
📌 FOMC議事録(4/28〜29分)はウォーシュ新議長体制初のFOMCの詳細。メンバー間のインフレ認識の分散度合い・利下げ論議の有無が最注目ポイント。次回FOMC(6月17日)での据え置き確率は現在96.8%(FedWatch)。議事録がタカ派寄りならドル高・金下落圧力。米PMI速報値は製造業・非製造業ともコンセンサス付近で、大きなサプライズがなければ相場への影響は限定的。
5/22(金)NZ小売売上高|英GfK消費者信頼感|BAH決算
- 🇳🇿 小売売上高 Q1・前期比(07:45) 前回+0.9%
- 🇬🇧 GfK消費者信頼感調査 5月(08:01) 前回−20.6
- 🇯🇵 消費者物価指数(CPI)4月(08:30)── 週末に注目度上昇。日銀の物価見通し確認
- 📊 米国決算:ブーズ・アレン・ハミルトン(BAH)引け前07:00(予定)── 防衛コンサル最大手。DOGE(政府支出削減)の影響が直撃する銘柄として注目
📌 週末は比較的静か。日本CPI(4月分)が前年比どの水準で出るかが日銀6月利上げ判断の材料となる。BAH(ブーズ・アレン・ハミルトン)はDOGEによる政府支出削減の影響を受けた代表的銘柄。ガイダンスの切り下げ幅が注目される。
5/18(月)
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 23:00 | ★★ | NAHB住宅市場指数 5月 前回変動幅−1.8pips。予想・前回ともに34と低迷が続く。高金利下での住宅市場の底を確認。 | 予想34 / 34 |
※ 月曜は米国経済指標は軽量。主な注目は中国の消費・生産データ(11:00)。
5/19(火)
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 05:00 | ★★ | 対米証券投資 3月 前回変動幅+2.4pips。前回+586億ドル。外国資本の米国流入状況を確認。 | — / +586億ドル |
| 21:30 | ★★★ | カナダ・消費者物価指数(CPI)4月 前月比 / 前年比 📌 前回変動幅+0.4pips。前年比予想+1.6%(前回+1.3%)。カナダドルに直接影響。BOC(カナダ銀行)の次回会合(6月4日)での追加利下げ観測の根拠となる。 | 前月比:予想+0.4% / +0.3% 前年比:予想+1.6% / +1.3% |
| 21:30 | ★★ | カナダ・住宅建設許可 3月 前回変動幅−2.3pips。前回−12.5%からのリバウンドがあるか。 | — / −12.5% |
| 23:00 | ★★ | 中古住宅販売成約指数 4月 前月比 / 前年比 前回変動幅+1.2pips。前回前月比+1.6%。先行指標として翌月の中古住宅販売件数に影響。 | 予想+0.4% / +1.6% |
5/20(水)NVIDIA決算(引け後)・WMT(寄付前)
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 20:00 | ★★ | MBA住宅ローン申請指数(5/9〜5/15) 前回変動幅+0.9pips。住宅市場の高金利耐性を確認。 | — / 前回値 |
| 23:30 | ★★ | 週間石油在庫統計(5/9〜5/15) 原油 / ガソリン / 留出油 前回変動幅+1.9pips。前回原油−430.6万バレルの大幅減。停戦後の中東供給状況を継続確認。 | — / 前回値 |
※ 5/20は米国経済指標自体は軽量。最大イベントはNVIDIA(引け後)・WMT(寄付前)決算。指標よりも決算の相場インパクトが大きい一日。
5/21(木)★★★★ FOMC議事録+PMI速報
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 21:30 | ★★★ | 新規失業保険申請件数 5/10〜5/16 継続受給者数 前回21.1万件からの動向。前週の前回値(21.1万件)は前回より減少。労働市場の悪化が続くかを確認。 | — / 21.1万件 |
| 21:30 | ★★★ | フィラデルフィア連銀景況指数 5月 📌 前回変動幅+4.7pips。予想15.0(前回26.7から大幅悪化予想)。製造業の景況感が関税影響でどれほど落ちているかを示す。予想を大幅に下回れば景気後退懸念が台頭。 | 予想15.0 / 26.7 |
| 21:30 | ★★★ | 住宅着工件数 4月 前月比 / 住宅建築許可件数 前回変動幅+8.3pips(大きい)。予想142.5万件(前回150.2万件から減少予想)。住宅建設は金利に敏感。 | 着工:予想142.5万件 / 150.2万件 許可:予想138.2万件 / 136.3万件 |
| 22:45 | ★★★★ | PMI(購買担当者景気指数)速報値 5月 製造業 / 非製造業 / コンポジット 📌 前回変動幅−2.6pips。製造業予想53.6(前回54.5)、非製造業予想51.4(前回51.0)。関税ショック後の企業景況感の5月データ。製造業が50を割り込むようなら景気後退懸念が急浮上。 | 製造業:予想53.6 / 54.5 非製造業:予想51.4 / 51.0 |
| 23:00 | ★★ | ユーロ圏・消費者信頼感指数(速報値)5月 前回変動幅+1.4pips。前回−20.6。米中休戦を受けた欧州消費者マインドの改善度合いを確認。 | — / −20.6 |
| 翌03:00 | ★★★★ | FOMC議事録 4月28〜29日開催分 📌 前回変動幅−5.9pips。ウォーシュ体制移行を挟んだ前回FOMCの詳細。参加者のインフレ見通しの分布・利下げへの姿勢・タカ派少数意見の内容が判明する。CME FedWatchは次回6月17日のFOMCで据え置き確率96.8%。議事録がタカ派色強ければドル高・利下げ観測後退で金に下落圧力。 | — |
5/22(金)NZ小売売上高
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 07:45 | ★★ | NZ・小売売上高 Q1・前期比 前回+0.9%。NZドルの動向に影響。 | 予想+0.4% / +0.9% |
※ 5/22(金)は米国の主要経済指標の発表はなし。市場の消化フェーズ。FOMC議事録(前夜)とNVIDA決算(前夜)の余波を整理する一日。
※ 次回FOMC(金融政策決定)は6月17日予定。CME FedWatchでは据え置き確率96.8%(2026年5月15日時点)。
※ 次回FOMC(金融政策決定)は6月17日予定。CME FedWatchでは据え置き確率96.8%(2026年5月15日時点)。
5/19(火)★★★★ 実質GDP速報値 Q1
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 08:50 | ★★★★ | 実質GDP速報値 第1四半期 前期比 / 前期比年率 GDPデフレーター・前年比 📌 前回変動幅−4.2pips。2026年1〜3月期のGDP速報。2025年4月の関税ショック前の数字だが、設備投資の先行き不透明感・輸出減速が前倒しで反映されている可能性。前期比予想−0.5%(年率−2.3%)は技術的リセッション(2四半期連続マイナス)の一歩手前に相当。マイナス確定なら日銀の6月利上げシナリオが揺らぐ。 | 前期比:予想−0.5% / +0.1% 年率:予想−2.3% / +0.4% デフレーター:予想+3.1% / +3.4% |
| 13:30 | ★★ | 鉱工業生産(確報値)3月・前月比 前回変動幅+1.6pips。前回+0.3%から修正があるか。 | — / +0.3% |
| 13:30 | ★★ | 第3次産業活動指数 3月・前月比 前回変動幅+2.4pips。前回+1.6%。サービス業の活動水準を確認。 | — / +1.6% |
5/21(木)通関ベース貿易収支・機械受注
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 08:50 | ★★★ | 通関ベース貿易収支 4月 通関ベース / 季調済 📌 前回変動幅−1.2pips。予想−3,050億円(前回+6,670億円から赤字転落)。関税ショックの影響で輸出が減少しているか。円相場への影響が直接。 | 通関:予想−3,050億円 / +6,670億円 季調済:予想−2,460億円 / +907億円 |
| 08:50 | ★★ | 対外・対内証券投資 5/9〜5/15 前回変動幅+0.7pips。外国人の日本株・債券フローを確認。 | — |
| 08:50 | ★★★ | 機械受注 3月・前月比 📌 前回変動幅−0.3pips。予想−8.6%(前回+13.6%の大幅増から急反落予想)。設備投資の先行指標として重要。GDPと合わせて読む。 | 前月比:予想−8.6% / +13.6% |
5/22(金)CPI 4月(※要確認)
| 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|
| 08:30 | ★★★★ | 消費者物価指数(CPI)4月 総合前年比 / コア(生鮮除く)前年比 📌 4月の日銀企業物価は+4.9%(2年11ヶ月ぶり高水準)と発表済み。CPI4月分が4%超となれば日銀の物価目標達成が明確化し、6月利上げ再開の根拠となる。GPDとCPIの組み合わせがドル円の週明け方向性を決める。 | — / 前回値 |
📌 今週を読む3つの軸
| 今週の最重要フレームワーク | |
|---|---|
| ①NVIDIA決算(5/20 引け後) AI需要の継続性を問う | Q1 FY2027のコンセンサスは売上高$78.8B・EPS$1.77。会社ガイダンス$78.0Bをわずかに上回る水準。最注目はQ2ガイダンスで、市場は$86B程度を期待しており、これを下回ると「決算ビート・株価下落」のパターンが繰り返される可能性(直近4決算のうち3回は業績好調でも株価下落)。ジェンスン・ファンCEOがトランプ大統領と訪中し対中GPU輸出規制緩和の可能性が報じられており、これが追加材料となる場合も。東エレ〈8035〉・アドバンテスト〈6857〉・ディスコ〈6146〉など日本半導体株の週明け動向がNVDA決算と連動する。 |
| ②FOMC議事録(5/21 03:00) ウォーシュ体制のタカ派度測定 | 4月28〜29日のFOMCはウォーシュ氏が上院本会議で承認(5月13日、賛成54・反対45)された直後の開催。議事録はウォーシュ体制の最初のFOMCの詳細を開示する。メンバーのインフレ観測分布・利下げへの言及度合いを確認。現在CME FedWatchでは6月17日の据え置き確率96.8%。議事録がこれを上回るタカ派色を示せばドル高・金下落材料となり、ハト派的な内容であれば利下げ前倒し観測が浮上。 |
| ③日本GDP速報値(5/19 08:50) 日銀6月利上げの存否を左右する | 2026年Q1(1〜3月期)のGDP速報。前期比−0.5%(年率−2.3%)が現在のコンセンサス。企業物価が4月に+4.9%(中東情勢・円安反映)と高水準にある一方でGDPがマイナスとなれば、「インフレは進んでいるが経済は弱い」という日銀にとって最も難しいスタグフレーション的環境が確認される。6月16日の日銀会合に向けた利上げ見通しが揺らぎ、円安圧力が強まる可能性がある。 |
🌏 中国・欧州・豪・NZ指標
| 国 | 時間(JST) | 重要度 | 指標名 | 予想 / 前回値 |
|---|---|---|---|---|
| 🇨🇳 | 5/18 10:30 | ★★★ | 新築住宅販売価格 4月・前月比 前回変動幅+6.1pips。不動産市場の底固めの確認。 | — / −0.21% |
| 🇨🇳 | 5/18 11:00 | ★★★★ | 小売売上高 4月・前年比 📌 前回変動幅+3.9pips。予想+6.0%(前回+5.7%)。米中関税90日停戦後の中国消費の実態を示す最初の主要データ。上振れなら人民元高・豪ドル高・関連銘柄上昇。 | 予想+6.0% / +5.7% |
| 🇨🇳 | 5/18 11:00 | ★★★★ | 鉱工業生産 4月・前年比 前回変動幅+3.9pips。予想+6.1%(前回と同水準)。製造業の現状確認。 | 予想+6.1% / +6.1% |
| 🇨🇳 | 5/20 10:00 | ★★★ | LPR(最優遇貸出金利)5月 1年物 / 5年物 前回変動幅−3.7pips。いずれも据え置き予想。追加引き下げの可能性は低いとみられる。 | 1年:予想3.00% / 3.00% 5年:予想3.50% / 3.50% |
| 🇬🇧 | 5/19 15:00 | ★★★★ | ILO失業率 3月 / 雇用統計 4月 失業保険申請件数 📌 前回変動幅−1.4pips。ILO失業率予想4.3%(前回4.4%から改善)。失業保険は前回+3.46万件から改善するか。英ポンドの動向に直結。BOEの次回利下げ観測に影響。 | ILO:予想4.3% / 4.4% |
| 🇬🇧 | 5/20 15:00 | ★★★ | CPI 4月・前年比 / コア前年比 前回変動幅+2.0pips。BOEの利下げ判断材料。 | — / 前回値 |
| 🇦🇺 | 5/21 10:30 | ★★★★ | 豪・雇用統計 4月 雇用者数 / 失業率 📌 前回変動幅+6.1pips(大きい)。雇用者数予想+1.50万人(前回+1.79万人)、失業率は4.3%で横ばい予想。豪ドルの動向に直接影響。RBAの利下げ判断の重要材料。 | 雇用者数:予想+1.50万人 / +1.79万人 失業率:予想4.3% / 4.3% |
| 🇩🇪🇪🇺 | 5/21 16:30〜17:00 | ★★★ | 欧州主要PMI速報値 5月 独製造業47.2予想 / 独非製造業51.0予想 ユーロ圏製造業48.4予想 / サービス業51.5予想 前回変動幅−2.3pips。ユーロの動向に影響。製造業が50割れ継続かどうか確認。 | 各予想値は本文参照 |
5/19(火)🇺🇸 米国決算
| 銘柄 | ティッカー | 時間(米国時間) | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| ★★ ホームデポ | HD | 寄付前 | 米国最大の住宅改修チェーン。高金利・住宅市場低迷下での消費者DIY需要の実態を示す。中国からの資材調達コストと関税影響が直撃する銘柄として注目。価格転嫁の有無がマクロ消費の先行指標となる。EPS予想+$3.60(前年比+7.1%)。 |
| キーサイト・テクノロジーズ | KEYS | 引け後 | 電子計測器メーカー。5G・AI・半導体テスト装置の需要動向を反映。 |
| トール・ブラザーズ | TOL | 引け後 | 高級住宅建設大手。ホームデポとセットで米国住宅市場の温度感を確認する材料。受注残の動向が最注目。 |
5/20(水)🇺🇸 米国決算(最重要日)
| 銘柄 | ティッカー | 時間(米国時間) | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| ★★★★★ エヌビディア | NVDA | 引け後 (日本時間5/21早朝) | 今週最大の注目決算。Q1 FY2027(2026年2〜4月期)。コンセンサス売上高$78.8B・EPS$1.77。会社ガイダンスは$78.0B±2%。最注目はQ2ガイダンスで市場は$86B前後を期待。ガイダンスが$86B超なら強力な買い材料、下回れば「ビート・売り」のパターンが繰り返される可能性。ジェンスン・ファンCEOが訪中してトランプ大統領と同行しており、対中GPU輸出規制緩和(H20復活)への言及があれば追加サプライズ。東エレ〈8035〉・アドバンテスト〈6857〉・ディスコ〈6146〉など日本半導体株の週明け動向が決まる。 |
| ターゲット | TGT | 寄付前 | ウォルマートとセットで米消費者動向を確認する決算。中間所得層の消費実態。EPS予想+$1.68(前年比−14.2%)と利益率圧縮が続く見通し。 |
| アナログ・デバイシズ | ADI | 寄付前 | アナログ半導体大手。産業・自動車・通信向けが主力。半導体サイクルの回復状況を確認する銘柄。NVIDIAと合わせて半導体セクター全体の温度感を示す。 |
| TJX カンパニーズ | TJX | 引け後 | オフプライス小売大手(マーシャルズ・TJマックス運営)。インフレ環境下での「価格意識」消費者へのアピール力が試される。ウォルマート・ターゲットと合わせて米小売の全体像が描ける一日。 |
| ロウズ | LOW | 寄付前 | ホームデポのライバル。同日のHD(前日発表)と対比することで住宅改修市場全体の状況が把握できる。 |
| インテュイット | INTU | 引け後 | TurboTax・QuickBooksを運営するフィンテック大手。AI機能「Intuit Assist」の普及が売上成長に寄与しているかを確認。 |
5/21(木)🇺🇸 米国決算
| 銘柄 | ティッカー | 時間(米国時間) | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| ★★★ ウォルマート | WMT | 寄付前 (米国中部時間7:00am) | 米国最大の小売チェーン。Q1(2〜4月期)の業績は関税の価格転嫁動向を示す最重要指標のひとつ。中国からの輸入品に対する関税コスト増が消費者価格にどう影響しているかを最前線で示す。同時に通期ガイダンスの修正幅が市場心理を左右する。 |
| ★★ ディア | DE | 寄付前(06:00予定) | 農業・建設機械世界最大手。関税影響による農機販売の落ち込みと、通期ガイダンスの切り下げ幅が焦点。農業セクターの景況感を示す重要指標。 |
| アドバンス・オートパーツ | AAP | 寄付前(07:00予定) | 自動車部品小売。新車購入抑制による中古車・自動車修理需要の受益銘柄として確認。 |
| ロス・ストアーズ | ROST | 引け後(16:00予定) | オフプライス小売大手。TJXと同様に「節約志向消費」の受益銘柄。前日のTJX(引け後)と対比して読む。 |
| ワークデイ | WDAY | 引け後(16:00予定) | 人事・財務クラウドSaaS大手。企業のIT支出の持続性を示す。AI機能追加による成長加速が確認できるか。 |
| ズーム・ビデオ | ZM | 引け後(16:00予定) | ビデオ会議大手。成熟期に入りAI新機能(Zoom AI Companion)による差別化が課題。 |
| テイクツー・インタラクティブ | TTWO | 引け後(16:00予定) | ゲーム大手(GTAシリーズ)。GTA6の発売延期・製作コスト増が最大リスクとして注目。 |
5/22(金)🇺🇸 米国決算
| 銘柄 | ティッカー | 時間(米国時間) | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| ★★ ブーズ・アレン・ハミルトン | BAH | 07:00(日本時間20:00) | 防衛・IT政府コンサルティング最大手。DOGE(政府効率化局)による連邦政府支出削減の影響を直撃。政府向け売上の減少幅とガイダンス切り下げが焦点。DOGEの実際の支出削減効果を測る「見えるシグナル」として注目される。 |
🇯🇵 日本株決算(バフェットコード参照)
| 日付 | 件数 | 主要銘柄 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 5/18(月) | 2社 | 小規模 | 決算シーズンはほぼ終了。小粒決算のみ。 |
| 5/19(火) | 3社 | 小規模 | ホームデポ(HD)やGDP速報値の影響が主役。 |
| 5/20(水) | 14社 | 東京海上HD〈8766〉・MS&ADインシュアランスGHD〈8725〉・SOMPOホールディングス〈8630〉・アーレスティ〈5852〉 | 損保3メガが同日発表。金利上昇・円安・国内外投資収益の動向が焦点。メガバンク(三菱UFJ・みずほ)が先週3社合算で純利益初の5兆円超えを達成しており、損保も過去最高益の可能性。 |
| 5/21(木) | 0社 | — | FOMC議事録・PMI速報値・WMT決算の消化に集中。 |
| 5/22(金) | 1社 | 小規模 | 決算シーズンはほぼ終了。日本株の今週の最大テーマはNVDA決算の波及と日本GDP速報値。 |
※ 日本の決算シーズン(3月期本決算)は先週5/11〜5/15がピーク(728社)で、今週は実質終了フェーズ。
※ 先週発表された主要決算結果(参照用):ソフトバンクグループ〈9984〉純利益5兆円(日本企業史上最高)、三菱UFJFG・みずほFG・SMFGのメガバンク3社純利益合計初の5兆円超え。
※ 米国決算の発表時刻(寄付前/引け後)は米国現地時間。日本時間では引け後 = 翌早朝となる。
※ ディア(DE)・BAHの発表時刻は複数情報源を確認。最新情報は各社IRページで確認を推奨。
※ 先週発表された主要決算結果(参照用):ソフトバンクグループ〈9984〉純利益5兆円(日本企業史上最高)、三菱UFJFG・みずほFG・SMFGのメガバンク3社純利益合計初の5兆円超え。
※ 米国決算の発表時刻(寄付前/引け後)は米国現地時間。日本時間では引け後 = 翌早朝となる。
※ ディア(DE)・BAHの発表時刻は複数情報源を確認。最新情報は各社IRページで確認を推奨。
📎 引用・出典
本記事の経済指標スケジュールは以下の情報を参照・整理しています。
・みんかぶFX 経済指標カレンダー(2026年5月17日取得)
・バフェットコード 決算カレンダー(日本株決算)
・マネックス証券 米国株決算カレンダー(米国企業決算日・発表時刻確認)
・CME FedWatch(FOMC利下げ確率、2026年5月15日時点)
・Bloomberg(ウォーシュFRB議長 上院承認、2026年5月13日)
⚠️ 本記事は2026年5月17日時点の予定表です。掲載している「予想値」は記事作成時点で公表済みのコンセンサス値であり、確定値ではありません。イラン情勢・停戦後シナリオ・米関税動向など地政学リスクにより、指標の発表内容・市場への影響は大きく変動する可能性があります。最新情報は必ず各機関の公式発表でご確認ください。
本記事の経済指標スケジュールは以下の情報を参照・整理しています。
・みんかぶFX 経済指標カレンダー(2026年5月17日取得)
・バフェットコード 決算カレンダー(日本株決算)
・マネックス証券 米国株決算カレンダー(米国企業決算日・発表時刻確認)
・CME FedWatch(FOMC利下げ確率、2026年5月15日時点)
・Bloomberg(ウォーシュFRB議長 上院承認、2026年5月13日)
⚠️ 本記事は2026年5月17日時点の予定表です。掲載している「予想値」は記事作成時点で公表済みのコンセンサス値であり、確定値ではありません。イラン情勢・停戦後シナリオ・米関税動向など地政学リスクにより、指標の発表内容・市場への影響は大きく変動する可能性があります。最新情報は必ず各機関の公式発表でご確認ください。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年/ぱぶちゃんのファンダメンタルlabを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。ナンピンは得意です。
🐦 X(旧Twitter):@pablo29god
⚠️ 免責事項
投資は、投資家自身の判断と責任で行うべきものであり、当ブログは投資判断に関する一切の責任を負いません。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。掲載している経済指標・イベント情報は、各種メディア・公的機関の発表をもとに筆者が整理したものですが、発表日時・内容は予告なく変更される場合があります。最新情報は各機関の公式発表でご確認ください。
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