【2026年07月02日】米6月雇用統計5.7万人増と予想を大幅未達、ドル円162円台から一時160円台へ急落——日経平均1741円安、NYダウは594ドル高で最高値更新

2026年7月3日金曜日

金融市場振り返り

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【2026年07月02日】米6月雇用統計5.7万人増と予想を大幅未達、ドル円162円台から一時160円台へ急落——日経平均1741円安、NYダウは594ドル高で最高値更新

📅 対象時間帯:2026年7月2日(木)07:00 〜 7月3日(金)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
本日最大の材料は米6月雇用統計。5.7万人増と予想(13.0万人増)を大幅に下回り、FRBの早期利上げ観測が後退。ドル円は162円台後半から一時160円台後半へ急落した。日経平均は4営業日ぶり反落、NYダウは2日ぶりに最高値を更新した。
①米6月雇用統計5.7万人増(予想13.0万人)で7月利上げ確率は17.6%へ急低下、ドル円は162円台から一時160円台へ約2円急落
②日経平均は1741円81銭安の6万8733円15銭と4営業日ぶり反落——米半導体株安を引き継ぎAI・半導体株が軟調
③NYダウは594ドル83セント高の5万2900ドル07セントで2日ぶり最高値更新——テスラは4~6月納車が前年比24.9%増と予想超過

📅 本日の主な予定(7月3日金曜日〜)

時刻(JST)イベント
終日🇺🇸米国株式・債券市場は独立記念日の振替休日で休場
10:45🇨🇳中国 RatingDog総合・サービス業PMI 6月
16:55🇩🇪ドイツ 非製造業PMI(確報値)6月
17:00🇪🇺ユーロ圏 サービス業PMI(確報値)6月
17:30🇬🇧英国 サービス業PMI(確報値)6月
終日🌐米国休場に伴い薄商いが見込まれ、為替は流動性低下による値動き増幅に警戒

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し媒体
08:50🇯🇵日本のマネタリーベース6月は前年比マイナス13.7%、対内株式投資は1兆8165億円の売り越しみんかぶFX経済指標カレンダー
前場🇯🇵日経平均は前日の米半導体株安(SOX指数6.27%安)を受けAI・半導体関連が軒並み下落、前場に一時1800円近い下げ幅に株探ニュース
大引け🇯🇵🔥🔥🔥 日経平均は4営業日ぶりに反落、終値6万8733円15銭(前日比1741円81銭・2.47%安)——半導体関連に利益確定売り、一方TOPIXはバリュー株に支えられほぼ横ばい日本経済新聞
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し媒体
18:00🇪🇺ユーロ圏5月失業率は6.2%と予想・前回(ともに6.3%)を下回り改善みんかぶFX経済指標カレンダー
18時台🇯🇵🇺🇸🔥🔥 ロンドン市場序盤に大口のドル売りが観測され、円買い介入への警戒感からドル円は一時160円91銭まで急落——三村財務官は円高進行に「コメントは差し控える」みんかぶFX
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌07:00 JST)
時刻地域見出し媒体
21:30🇺🇸🔥🔥🔥 米6月雇用統計は5.7万人増と予想(13.0万人増)を大幅未達——4・5月分も合計7.4万人分下方修正。弱い内容を受けドル売りが加速しドル円は安値160円64銭を更新、米10年債利回りも4.45%台へ急低下日本経済新聞
NY朝方🇺🇸テスラが4~6月期の世界納車台数(速報値)を発表、前年比24.9%増の48万126台と四半期として過去最高、市場予想を上回る日本経済新聞
引け🇺🇸🔥🔥🔥 NYダウは594ドル83セント(1.13%)高の5万2900ドル07セントと2営業日ぶりに最高値を更新——早期利上げ観測後退を受け消費関連・景気敏感株中心に買い優勢。ナスダック総合は半導体株安で207ポイント安と続落日本経済新聞
NY時間🇺🇸NY原油は続落、米・イラン協議進展でホルムズ海峡の通航正常化期待が売り材料に——NY金は雇用統計の弱さとドル安を受け反発OANDA証券マーケットレポート

🎙️ 要人発言|7月2日〜7月3日(時間はJST)

🇬🇧 マン英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)委員(7/2 23:08)

日時 / 発言者発言内容
7/2 23:08
マン英中銀MPC委員
「6月時点では、経済活動の下振れリスクと比較してインフレの上振れリスクの方が大きかった」「実績値、特にインフレ期待に関する数値が基調的なインフレプロセスにとって好ましくない場合、積極的な行動でインフレ期待・実績値を2%の目標に近づけることができる」「下半期のデータは私にとって特に重要になる」

🇪🇺 ラガルドECB総裁(7/3 01:44)

日時 / 発言者発言内容
7/3 01:44
ラガルドECB総裁
「ECBが6月に金利を引き上げたのは正しい選択だったと確信している」「供給ショックが経済全体に広がっている」「二次的な影響は現在のところ顕在化していない」

🇯🇵 三村財務官(7/2 夕刻)

日時 / 発言者発言内容
7/2 夕刻
三村財務官
ロンドン時間の急激な円高進行について「何も申し上げるつもりはない」「一切コメントは差し控える」

出典:日本経済新聞「三村財務官『コメント控える』、円一時160円台に上昇」(2026年7月2日)、TradersWeb「2日の主な要人発言(時間は日本時間)」(2026年7月3日 05:10)ほか

📊 経済指標|7月2日(木)発表分

🇳🇿🇯🇵 NZ・日本
時刻(JST)指標結果予想前回
07:45NZ 住宅建設許可 5月 前月比-4.0%10.9%(改定11.1%)
08:50日本 マネタリーベース 6月 前年比-13.7%-12.2%
08:50日本 対外・対内証券投資(週次)対内株式ネット-1兆8165億円4794億円(改定4513億円)
🇦🇺 豪州/🇪🇺 ユーロ圏
10:30豪州 貿易収支 5月-30.18億豪ドル17.91億豪ドル(改定13.83億豪ドル)
18:00ユーロ圏 失業率 5月6.2%6.3%6.3%
🇺🇸 アメリカ
時刻(JST)指標結果予想前回
21:30新規失業保険継続受給者数181.4万件182.1万件(改定181.2万件)
21:30🔥🔥🔥 雇用統計(6月)非農業部門雇用者数・前月比+5.7万人+13.0万人+17.2万人(改定+12.9万人)
21:30失業率(6月)4.2%4.3%4.3%
21:30平均時給(6月)前月比/前年比0.3% / 3.5%0.3% / 3.5%0.3% / 3.4%
21:30新規失業保険申請件数21.5万件21.9万件21.5万件(改定21.6万件)
23:00製造業新規受注 5月 前月比-1.3%-2.0%4.8%(改定5.3%)
23:00耐久財受注(確報値)5月 前月比/輸送除くコア前月比-4.5% / 1.4%-4.5% / 1.3%-4.5% / 1.3%
指標読み解き:本日最大の焦点だった米6月雇用統計は非農業部門雇用者数が5.7万人増と市場予想(13.0万人増)を大幅に下回った。失業率は4.2%へ低下したものの、その内実には注意が必要だ。労働参加率が61.8%から61.5%へ0.3ポイント低下し、就業率も59.2%から59.0%へ悪化しており、失業率の低下は就業者の増加ではなく労働市場からの退出者増加を映した面が大きい。業種別では専門・ビジネスサービス(+3.6万人)、社会福祉(+2.5万人)、ヘルスケア(+2.1万人)が底堅く推移した一方、レジャー・ホスピタリティは季節的な採用の弱さから6.1万人減とマイナスに転じた。加えて4月分が17.9万人増から14.8万人増へ、5月分が17.2万人増から12.9万人増へ、合計7.4万人分下方修正され、労働市場の減速感を裏付ける内容となった。この結果を受けCME FedWatchでは7月FOMCでの利上げ確率が28.9%から17.6%へ急低下、9月会合の利上げ確率も後退した。米10年債利回りは4.50%付近から4.45%台へ急低下し、ドル売り・株高・金高の反応につながった。一方、ユーロ圏5月失業率は6.2%と予想・前回を下回り改善が確認されたほか、日本のマネタリーベースは前年比マイナス13.7%と日銀の緩和縮小が進んでいることを裏付ける内容だった。

※米6月雇用統計については別記事で詳細に解説しています。詳しくはこちらをご覧ください。

🎯 FedWatch(7月29日FOMC向け)

ターゲットレンジ確率(Now)1日前(7/1)1週間前(6/25)1ヶ月前(6/2)
325-350bp(利下げ)0.0%0.0%0.0%2.3%
350-375bp(現状維持)82.4%71.1%67.9%91.5%
375-400bp(利上げ)17.6%28.9%32.1%6.3%

Data as of 2 Jul 2026 03:02:47 CT / CME FedWatchツール / 対象:7月29日(水)FOMC

FedWatch読み解き:7月利上げ確率は17.6%と、前日(7/1時点)の28.9%から11ポイント超急低下した。予想を大幅に下回った6月雇用統計を受け、市場ではFRBによる早期利上げの必要性が後退したとの見方が広がった格好だ。1ヶ月前(6/2)の6.3%と比べればなお高い水準にあり、市場は9月会合以降の利上げの有無を巡って引き続き神経質な展開が続きそうだ。米国市場が独立記念日の振替休日で休場となる7月3日を挟み、次の焦点は来週以降の要人発言や物価関連指標に移る。

💼 企業決算|米国・海外主要企業(7月2日)

マネックス証券の米国株式決算カレンダーによると、7月2日発表分の米国上場企業(S&P500採用銘柄)決算は0件だった。米国市場は独立記念日の振替休日(7月3日)を控え、決算発表が閑散となる週であることに加え、本決算シーズンは7月中旬以降に本格化する見通し。欧州・中国・韓国など日米以外の主要企業についても、7月2日付で市場の関心を集める大型決算の発表は確認されなかった。
テスラ(TSLA) NASDAQ・電気自動車|2026年4~6月期 世界納車・生産台数(速報値)|7/2 寄り付き前 予想超過
世界納車台数
48万126台
前年同期比+24.9%
生産台数
45万1758台
市場予想を上回る
前四半期比
+34.1%
四半期として過去最高

前年に欧州などで起きた不買運動の反動増に加え、中東紛争の長期化に伴うガソリン高もEV需要の追い風となった。2ケタ増となるのは2023年10~12月期以来およそ2年半ぶりで、2四半期連続の増加。なおこれは決算発表ではなく納車・生産の速報値であり、正式な4~6月期決算は後日発表予定。

💼 企業決算|日本株 7月2日(木)発表分

イーサポートリンク(2493) 2Q(累計)|7/2 15:30
2Q累計経常
144百万円
前期比+152.63%
通期会社予想
219百万円
進捗率65.75%
クスリのアオキホールディングス(3549) 本決算|7/2 15:30
通期経常
27,722百万円
前期比+0.76%
通期会社予想(達成率)
22,700百万円
達成率122.12%

ドラッグストア併設調剤薬局の出店拡大とフード&ドラッグ戦略の推進で増収増益。通期の経常利益は会社予想を大きく上回る進捗となった。

ダイセキ(9793) 1Q(累計)|7/2 15:30
1Q累計経常
4,267百万円
前期比+8.96%
通期会社予想
17,000百万円
進捗率25.10%

出典:マネックス証券 国内株式・米国株式決算カレンダー(2026年7月2日)

📚 主な出典
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