【2026年07月03日】本日の展望——米国休場で薄商い、雇用統計後の円高一服なるか、日経平均は下げ渋りを試す

2026年7月3日金曜日

マーケット展望

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【2026年07月03日】本日の展望——米国休場で薄商い、雇用統計後の円高一服なるか、日経平均は下げ渋りを試す

📅 対象:2026年7月3日(金)の株式・為替・貴金属・原油市場
※前日(7/2)の振り返りはこちら
📌 30秒で読む結論
①日経平均は前日1741円安の急落からの下げ渋りを試す展開か——ただし米国が独立記念日の振替休日で休場のため商いは薄く、方向感に乏しい一日になりやすい
②ドル円は160円台後半〜161円近辺で推移——昨夜の米雇用統計の弱さを受けた円高進行が一服するか、一段と進むかが焦点。米市場休場で流動性が低く値動きが増幅されやすい点に注意
③金・プラチナは前日の急伸を引き継ぎ高値圏、原油は66〜68ドル近辺で方向感を欠く——いずれも米休場で材料難、ドーハでの米イラン協議の続報や中国・欧州のPMIが数少ない手掛かり

📈 日本株——日経平均

前日の振り返り:7/2の日経平均は4営業日ぶりに反落し、終値は前日比1741円81銭(2.47%)安の6万8733円15銭だった。前日の米半導体株安(フィラデルフィア半導体株指数SOXは6.27%安)を引き継ぎ、キオクシアHDや東京エレクトロンなど値がさの半導体関連に利益確定売りが膨らんだ。一方でTOPIXは自動車・銀行などバリュー株の買いに支えられほぼ横ばいで着地している。

本日7/3の東京株式市場は、綱引き材料を抱えたスタートとなりそうだ。日本時間の夜に発表された米6月雇用統計は非農業部門雇用者数が5.7万人増と予想(13.0万人増)を大幅に下回り、FRBの早期利上げ観測が後退。これを好感してNYダウは594ドル83セント高の5万2900ドル07セントと2営業日ぶりに最高値を更新した。一方でナスダック総合は207ポイント安と続落し、半導体・メモリー関連株への売りが続いている。日経平均にとってはNYダウの最高値更新がプラス材料である半面、前日大きく売られた半導体セクターの重荷が続くかどうかが焦点だ。

もっとも本日は米国が独立記念日(7/4)の振替休日で株式・債券市場ともに休場となるため、新規の海外材料は乏しく、商いは薄くなりやすい。前日1741円安まで売られた反動から自律反発を試す展開も考えられるが、方向感を欠くまま様子見ムードの強い一日になる可能性が高い。ドル円の動向(円高が進めば輸出関連株の重荷)と、中国のRatingDog PMI(10:45発表)など数少ない指標を手掛かりに、狭いレンジでの一進一退が続きそうだ。

💱 為替——ドル円

前日の振り返り:7/2のドル円は東京時間に162円台後半で堅調だったが、ロンドン時間に円買い介入への警戒感から一時160円91銭まで急落。さらにNY時間には米6月雇用統計が5.7万人増(予想13.0万人増)と大幅に下振れたことでドル売りが加速し、安値160円64銭を更新した。詳しい値動きは前日の振り返り記事を参照。

本日7/3のアジア時間、ドル円は160円台後半〜161円近辺で推移している。弱い雇用統計を受けてCME FedWatchでは7月FOMCの利上げ確率が28.9%から17.6%へ急低下しており、日米金利差の縮小観測がドルの重荷になりやすい地合いだ。もっとも本日は米国市場が独立記念日の振替休日で休場となるため、米長期金利や米株の新規materialは入ってこない。薄商いのなか、材料難でこう着するか、逆に流動性の低さから振れ幅が拡大するか、両にらみの展開になりそうだ。

三村財務官は前日の急激な円高進行について「コメントは差し控える」と述べるにとどめたが、約40年ぶりの円安水準を経た後だけに、政府・日銀による為替介入への警戒感は引き続きくすぶる。一方で日米金利差自体は依然として大きく、雇用統計の弱さだけで基調的な円安圧力が完全に解消されるわけではない。本日は米国休場でドル円自体を動かす直接材料は乏しいが、17:00のユーロ圏サービス業PMI(確報値)、17:30の英国サービス業PMI(確報値)を通じたドル指数全体の動きには注意しておきたい。

🥇 貴金属——金・銀

前日の振り返り:NY金は雇用統計の弱さと早期利上げ観測の後退を受けて上昇し、1オンス4,000ドル台後半から4,080ドル台まで水準を切り上げた。プラチナは1,599.90ドルから1,630.80ドルへ1.93%の大幅反発。ドル安・円高が一部を相殺したものの、国内価格(金K24)も前日比プラスで着地している。

本日7/3のアジア時間、金は前日の上昇分を維持し高値圏で推移している。米市場が休場のため海外の新規材料は乏しく、昨夜の水準を引き継いだままのレンジ相場になりやすい。国内価格は本日10時に更新される見通しで、海外金の上昇分と円高進行が綱引きとなり、横ばい〜やや上振れ方向が見込まれる。プラチナも力強い反発を維持しており、自動車触媒需要への期待から底堅さが続いている。

中期的には、FRBの早期利上げ観測後退(7月利上げ確率17.6%)が金にとって追い風であり続けるかが焦点だ。ただし本日は米市場休場で流動性が低く、値動きは限定的になりやすい。ドーハでの米イラン協議の進展報道が出れば地政学リスクプレミアムの一部剥落から上値が抑えられる場面もあり得るため、材料の出方には注意しておきたい。

🛢️ 原油——WTI

前日の振り返り:7/2のNY原油(WTI)は続落し、67ドル台前半で推移した。米国とイランの協議進展観測を背景にホルムズ海峡の通航正常化への期待が売り材料となり、サウジアラビアからの大型タンカーが同海峡を通過したとの報道もジリ安を後押しした。

本日7/3のアジア時間、WTIは66〜68ドル近辺で方向感を欠く値動きが続いている。ドーハでの米イラン間接協議は「前向きな進展」があったとされる一方、次回協議は故ハメネイ師の国葬関連行事の終了後に持ち越されており、当面は続報待ちの状態だ。イラン側はホルムズ海峡の通航管理権を巡って強硬姿勢を崩していないとされ、供給正常化のペースを巡る見方は割れている。

本日は米週間石油在庫統計などの主要指標発表がなく、材料はドーハ協議の進捗報道とドルの方向性に集約されそうだ。米市場休場で薄商いとなるなか、地政学リスクが再燃するような報道が出れば下げ渋りから反発に転じる可能性がある一方、目立った材料が出なければ前日終値近辺でのもみ合いが続く公算が大きい。

📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
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