【2026年07月07日】本日の展望——日経平均は7万円台を回復して続伸スタート、ドル円は162円台で神経質、金は4,160ドル台に反落、原油は68ドル台後半で伸び悩み

2026年7月7日火曜日

マーケット展望

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【2026年07月07日】本日の展望——日経平均は7万円台を回復して続伸スタート、ドル円は162円台で神経質、金は4,160ドル台に反落、原油は68ドル台後半で伸び悩み

📌 本日のポイント
①日経平均は前日終値を上回り7万円台を回復して続伸スタート——夜間先物は290円高。ただし本日の30年債入札の結果次第で長期金利が再び動きやすく、神経質な展開も想定される
②ドル円は162円台前半で推移。30年債入札が不調なら長期金利上昇を通じて40年ぶり高値(162.84円)更新も視野に入る一方、財務省は「不意打ち介入」も示唆し上値は警戒感を伴う
③NATO首脳会議がトルコ・アンカラで開幕(7〜8日)。金は4,160ドル台に反落、原油は68ドル台後半で伸び悩み——いずれもホルムズ海峡の緊張緩和を受けドル・金利動向主導の値動きに

🇯🇵 日本株

前日の振り返り

6日の日経平均は前場に一時800円超下落する場面もあったが、後場にかけて下げ渋り、終値は前日比6円38銭安の6万9737円69銭とほぼ横ばいで着地した。一方でTOPIXは6日続伸し史上最高値を更新。値上がり銘柄数が7割を超えるなど底堅さもみられたが、日本の新発10年物国債利回り(長期金利)が「骨太の方針」に基づく財政悪化懸念を背景に一時2.82%まで上昇し、1996年10月以来およそ30年ぶりの高水準となったことが相場の重荷となった。

本日の注目ポイント

7日8時44分時点で日経平均は7万0029円80銭と、前日終値を上回って推移している。前夜の大阪取引所ナイト・セッションでは日経平均先物(9月限)が前日比290円高の7万0300円で取引を終えており、続伸スタートが見込まれる。もっとも本日12時35分に予定される30年債入札の結果次第では長期金利が一段と上昇する可能性があり、その場合は金利敏感株やグロース株の重荷になりやすい点には注意したい。

注目イベント・指標

本日最大の注目は12時35分の30年債入札(6000億円程度)。需要不足で入札不調となれば長期金利にさらなる上昇圧力がかかる可能性がある。また7〜8日にはトルコ・アンカラでNATO首脳会議が開催され、トランプ大統領はゼレンスキー・ウクライナ大統領らと会談する予定。国内では毎月勤労統計・家計調査(いずれも8:30)、景気動向指数速報値(14:00)の発表も予定されており、結果は確認され次第フォローしたい。

💴 為替(ドル円中心)

前日の振り返り

6日のドル円は162円台を回復した。終値は前週末比約0.5%ドル高・円安の162円10銭前後で、前週末に160円台半ばまで下落した反動からドル買い・円売りが先行。一時162円42銭前後まで上昇し、7月1日につけた約40年ぶりの高値(162円84銭前後)まで迫る場面もあった。日銀の利上げがインフレに対して後手に回っているとの見方と、高市政権の経済政策が財政を圧迫するとの見方の双方が国内債券売り(長期金利上昇)を招き、これに伴って円が売られた。

本日の注目ポイント

7日8時44分時点でドル円は162円06銭で推移している(6時時点は162円09〜10銭、前日比+7銭)。本日は東京市場で30年債入札が予定されており、需要不足で入札不調となれば長期金利に上昇圧力がかかり、約40年ぶり高値(162円84銭前後)の更新が視野に入る可能性がある。もっとも財務省関係者からは予告や警告なしの「不意打ち介入」に言及する発言も出ており、162円台後半に上昇すれば介入への警戒感が高まり、神経質な値動きとなる場面が増えそうだ。

注目イベント・指標

日本30年債入札(12:35)に加え、独5月鉱工業生産(15:00)、ボウマンFRB副議長講演(20:00)、米5月貿易収支(21:30)、米3年債入札(26:00)が予定される。NATO首脳会議(アンカラ、7〜8日)の発言内容や、日本の為替介入を巡る思惑にも引き続き注意したい。次回FOMCは7月29日、日銀会合は7月31日。

🥇 貴金属(金・銀)

前日の振り返り

NY金は6日、4,200ドルの節目に迫る4,199ドル台まで上昇した。利上げ観測の後退やドル安に加え、ホルムズ海峡の航行回復を受けて原油価格が落ち着いていることによるインフレ懸念の緩和が重なり、支援材料が多い状態が続いていた。もっとも中東の地政学リスクによる安全資産需要は薄れつつあり、値動きはドルや金利予想主導に変わりつつある。

本日の注目ポイント

7日8時42分時点でNY金は4,161.40ドルと、前日の高値圏から反落している。日本の長期金利上昇を受けたドル円の上昇(円安・ドル高)が、ドル建て資産である金の重荷になっている可能性がある。専門家の間では、4,200〜4,350ドルの抵抗線を上抜ければ4,500〜5,000ドルまで上昇する可能性がある一方、4,091ドルのサポートを下抜ければ4,000ドル、ないし3,950ドル程度まで下落する可能性があるとの見方も出ている。

注目イベント・指標

日本30年債入札の結果を受けた実質金利・ドル円の動向が最大の変動要因になりやすい。9日午前3時発表予定のFOMC議事要旨(6月分)や、NATO首脳会議での中東・ウクライナ関連の発言内容も、安全資産需要の変化を通じて金相場に波及し得る点に注意したい。

🛢️ 原油(WTI中心)

前日の振り返り

WTI原油は6日、68ドル台半ばで推移し、中東紛争が2月末に勃発する前の水準に近い状態が続いた。ホルムズ海峡を通る商業航行は米国とイランの交渉進展を背景に緩やかな回復基調にあり、日本関連のタンカー12隻が同日、開戦以来足止めされていたペルシャ湾を離脱してホルムズ海峡を通過したことも報じられている。

本日の注目ポイント

7日8時42分時点でWTIは68.80ドルで推移し、伸び悩んでいる。ホルムズ海峡の航行回復に伴い、市場では供給過剰への警戒が根強い。IEAは2026年の世界原油需要の伸び率予測を下方修正した一方、OPECは需要のピークアウトはまだ先とし長期見通しを上方修正するなど、需給を巡る見方の対立が続いている。米・イラン間の協議は故ハメネイ師の国葬(7月9日頃まで継続)を挟んで停滞しており、正常化までにはなお時間を要するとの見方もある。

注目イベント・指標

米週間石油在庫統計(水曜)、米・イラン協議再開の有無、NATO首脳会議での中東関連の発表内容に注目。ホルムズ海峡の航行データ(通過隻数)も、供給過剰観測の強弱を左右する材料として引き続き確認したい。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
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