【2026年07月14日】米6月CPIが予想大幅下振れでインフレ鈍化鮮明、JPモルガン・ゴールドマンは軒並み最高益——一方でIBMは60年ぶり級の急落、日経平均は500円高で切り返す

2026年7月15日水曜日

マーケット振り返り

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【2026年07月14日】米6月CPIが予想大幅下振れでインフレ鈍化鮮明、JPモルガン・ゴールドマンは軒並み最高益——一方でIBMは60年ぶり級の急落、日経平均は500円高で切り返す

📅 対象時間帯:2026年7月14日(火)07:00 〜 7月15日(水)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
インフレ・決算・地政学が同時に動いた一日。要点は以下の3つ。
①米6月CPIは前年比+3.5%(予想+3.8%)、コアも+2.6%(予想+2.8%)といずれも予想を下振れ、原油急騰下でもインフレ再燃が確認されず早期利上げ観測が後退。CME FedWatchの7月利上げ確率は前日の41.7%から15.5%へ急低下した
②米5大銀行(JPモルガン、ゴールドマン、BofA、ウェルズ・ファーゴ、シティ)が同時決算。ゴールドマンはEPS20.98ドル(予想比+45.9%)で創業来最高益、JPモルガンもEPS6.14ドル(予想5.85ドル)と大幅増益。一方IBMは決算前倒し警告で株価が約25%急落し1987年以来の下げ幅を記録した
③日経平均は朝方一時1000円近く下落したが、韓国KOSPIと半導体株の切り返しに追随し前日比500円77銭(0.74%)高の6万7743円50銭で反発。トランプ大統領はホルムズ海峡の「20%通航料」構想を撤回する一方、米中央軍はイラン発着船舶への海上封鎖を日本時間15日午前5時に発効させた

📅 本日の主な予定(7月15日水曜日〜)

時刻(JST)イベント
08:50🇯🇵日本 機械受注(5月)
10:30🇨🇳中国 新築住宅価格(6月)
11:00🇨🇳中国 実質GDP(4-6月期)、6月小売売上高・鉱工業生産——米中対立長期化下での成長鈍化度合いを占う
13:30🇯🇵日本 第3次産業活動指数(5月)
終日🇺🇸ウォーシュFRB議長が上院銀行委員会で証言(議会証言2日目)
18:00🇪🇺ユーロ圏 鉱工業生産指数(5月)
21:30🇺🇸🇨🇦米生産者物価指数(PPI・6月)、NY連銀製造業景気指数/カナダ製造業・卸売売上高——CPI鈍化の裏付けとなるか焦点
22:45🇨🇦カナダ中銀 政策金利発表
23:30🇺🇸米 週間石油在庫統計
16日(木)🇺🇸🇹🇼米新規失業保険申請件数、米小売売上高(6月)、フィラデルフィア連銀景況指数。TSMCが4-6月期決算(本決算)を発表予定

※米中央軍によるイラン発着船舶への海上封鎖は、当ブログ前回記事で「発効予定」としていた通り、日本時間15日午前5時(米東部時間14日午後4時)に発効した。すでに本稿の対象時間帯(〜15日07:00)内の出来事のため、下記ニュース欄で扱う。

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し媒体
寄り付き🇯🇵日経平均は前日比239円安の6万7002円94銭で寄り付き、その後一時900円近く下落する場面も。前日の米半導体株安と中東情勢の緊迫化を嫌気した売りが先行株探ニュース
08:40🇺🇦🇪🇺ウクライナと欧州各国、ロシアの弾道ミサイル攻撃に対する防空網構築へ新たな連合を発足NHKニュース
午前🇰🇷🔥🔥 韓国KOSPIが前日8.95%安からのV字回復を試す展開——朝方は一時5%超下落する場面もあったが、サムスン電子・SKハイニックスへの押し目買いが入り急速に切り返すSeoul Economic Daily
14:01🇯🇵東京外為市場でドル円は1ドル=162円32銭前後と、前日夕比でドル高・円安推移。日本国債利回り低下や原油高一服がドルの支えとなる株探ニュース
午後🇯🇵20年物国債入札が好調(応札倍率4.52倍、前回2.97倍)。国債需要の強さを受け新発10年債利回りは朝方の2.801%から午後には2.700%まで低下みんかぶFX/為替
大引け(15:00)🇯🇵🔥🔥🔥 日経平均は反発、終値は前日比500円77銭(0.74%)高の6万7743円50銭——値上がり176銘柄・値下がり47銘柄。後場にアドバンテスト・キオクシアなど半導体株が上げ幅を拡大し相場を牽引。売買代金は10兆7628億円日本経済新聞
大引け🇰🇷韓国KOSPIは前日比0.73%高の6856.83で終え、前日8.95%安からのV字反発。個人投資家は4兆円超を売り越す一方、外国人・機関投資家が買い越し。KOSDAQは年初来安値となる783.98で終えるKorea Times
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し媒体
英国時間朝🇬🇧ブレント原油先物が一時1バレル=86ドル台まで上昇し約1カ月ぶり高値。前日9.6%急伸(2020年以来最大の上げ幅)に続き、中東の地政学リスクを織り込む展開が継続BBNTimes
英国時間13:30🇺🇸米6月CPI発表を受け、市場はFRBの7月利上げ確率を大幅に引き下げ。ロンドン市場では金利敏感株を中心に上げ幅を拡大BBNTimes
欧州引け🇪🇺🔥 英FTSE100は反発、前日比0.30%高の10529.39で終え欧州主要指数で最良のパフォーマンス。米金融大手の好決算を受け英銀大手バークレイズ・HSBCが1.9%高、資源株グレンコア(+3.1%)・リオ・ティント(+3.3%)も上昇。独DAX・仏CAC40もおおむね小幅高で終えるニューズウィーク日本版
欧州引け🇩🇪🇮🇹ユーロ圏債券市場では独2年債利回りが2024年7月以来の高水準(2.74%、取引序盤は一時2.7985%)に上昇。イラン情勢緊迫によるエネルギー高がインフレを通じ利上げ観測を強めた一方、米CPI鈍化を受け上昇幅は縮小。市場はECBの9月利上げを完全に織り込むニューズウィーク日本版
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌07:00 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し媒体
21:30🇺🇸🔥🔥🔥 米6月CPIは前年比+3.5%と予想(+3.8%)を大幅に下回り、前月比では-0.4%と2020年以来の下落率を記録(詳細は経済指標欄)Bloomberg
寄り付き前🇺🇸🔥🔥🔥 米5大銀行(JPモルガン、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ)が同時に4-6月期決算を発表。ゴールドマンは創業来最高の四半期益、JPモルガンも大幅増益(詳細は決算欄)indmoney
寄り付き前🇺🇸🔥🔥🔥 IBMが第2四半期決算発表(7月22日予定)に先立ち業績下振れを予告——暫定売上高172億ドルは市場予想178.5億ドルに届かず。株価は序盤取引で約24〜26%急落し、1987年10月のブラックマンデー(23.7%安)に迫る歴史的下げ幅を記録(詳細は決算欄)日本経済新聞
NY時間午前🇺🇸ウォーシュFRB議長、下院金融サービス委員会で就任後初の議会証言に臨み「現時点での最優先課題はインフレ率を2%目標に戻すことだ」と強調(詳細は要人発言欄)ニューズウィーク日本版
NY時間中🇺🇸🇮🇷🔥🔥 トランプ大統領、ホルムズ海峡通過貨物に対する「20%対価」構想を撤回し、代わりに中東湾岸諸国との貿易・投資協定締結を目指すと表明。一方でイラン発着船舶を対象とした海上封鎖の方針は維持日本経済新聞
05:00(15日)🇺🇸🇮🇷🔥🔥🔥 米中央軍(CENTCOM)、イラン港湾を発着する船舶を対象とした海上封鎖を発効。封鎖に違反しない船舶の通常航行は支援するとし、ホルムズ海峡・オマーン湾を航行する船舶に対し米海軍との交信を勧告。ペルシャ湾の島で爆発音が聞こえたとの情報もBloomingbit
NY引け🇺🇸🔥🔥 NYダウは反発、前日比9ドル63セント(0.01%)高の5万2508ドル27セント。CPI鈍化を受け早期利上げ観測が後退し金融株の一角が支えとなった一方、IBM急落が上値を抑えた。ナスダック総合は反発し、前日比233.832ポイント(0.90%)高の2万6107.008(速報値)日本経済新聞
NY引け🇺🇸米原油先物(WTI)8月限は前日比1.5%高の1バレル=79.34ドルで終える。中東のエネルギー供給を巡る不透明感はくすぶるが「目新しい動きではない」との見方もあり株式相場への影響は限定的だった。原油高がインフレに波及するかは、15日発表のPPIと週間石油在庫統計で改めて試される見通し日本経済新聞
07:20(15日)🇺🇸🇮🇷🔥🔥🔥 トランプ大統領、イラン攻撃の継続を改めて明言——「私がもう十分だと言うまでイラン攻撃は続く」「最終的にはイランのエネルギー関連の標的を攻撃する」「来週、イランの発電所や橋を攻撃する」と表明。一方で「イランが交渉の席に着けば攻撃は行わない」「イラン以外にはホルムズ海峡は開放されている」とも述べ、交渉の余地は残す姿勢を示した(詳細は要人発言欄)TRADER'S WEB FX

🎙️ 要人発言|7月14日(時間はJST)

🇺🇸 ウォーシュFRB議長(7/14 下院金融サービス委員会証言)

日時 / 発言者発言内容
7/14
ウォーシュFRB議長
「持続的に高止まりするインフレを容認しない」「現時点での最優先課題はインフレ率を2%目標に戻すことだ」「政策運営を正しく行えば、過去5年間に見られたインフレ急騰は過去のものとなる」「FRBのバランスシート政策を変更する場合は、金融市場全般に十分な事前通知を行うことなしに変更することはない」。就任後初の議会証言で、金利見通し自体への直接の言及は避けた

🇯🇵 氷見野日銀副総裁(7/14 東京市場)

日時 / 発言者発言内容
7/14
氷見野日銀副総裁
「来年3月までの国債購入、見直しは想定していない」「国債購入に関する決定、金融政策とは別物」

🇯🇵 片山財務相・城内経済財政相・上野厚労相(7/14 東京市場)

日時 / 発言者発言内容
7/14
片山財務相
「GPIFに関して日米共同声明について変更ない」「GPIF基本ポートフォリオ、策定時の環境が大きく変わったら検証するルール」「日本国債の魅力を早急に具体化」
7/14
城内経済財政相
「骨太方針の文言調整で閣議決定日程がずれ込んだ事実はない」「中東情勢が国内物価、経済に与える影響を注視」
7/14
上野厚生労働相
「GPIFのポートフォリオ、今後必要あれば見直しの検討を進める」

補足:GPIFの基本ポートフォリオを巡る当局者発言は、前日の木原官房長官発言に続き14日も複数閣僚から相次いだ。政府として「現時点で変更は想定せず、必要が生じれば検証する」という統一トーンを維持している。

🇺🇸 トランプ大統領(7/14 NY時間中)

日時 / 発言者発言内容
7/14
トランプ米大統領
ホルムズ海峡を通過する全貨物への「20%対価」提案を撤回すると表明。代わりに中東の湾岸諸国と貿易・投資協定を結ぶ考えを示した。一方でイランに入出港する船舶を対象とした海上封鎖は維持する考えを示した

🇺🇸 トランプ大統領(7/15 07:20)

日時 / 発言者発言内容
7/15 07:20
トランプ米大統領
「私がもう十分だと言うまでイラン攻撃は続く」「最終的にはイランのエネルギー関連の標的を攻撃する」「来週、イランの発電所や橋を攻撃する」「イランが交渉の席に着けば攻撃は行わない」「今はイランと交渉したくない」「イラン以外にはホルムズ海峡は開放されている」「イランに対して合意すべきだと伝えた」

補足:前夜に発効した海上封鎖(NYセッション欄参照)に続き、攻撃継続とインフラ標的への言及で威圧を強める一方、交渉入りすれば攻撃を停止する用意があるとも述べており、圧力と対話余地を併存させる従来型のトランプ流交渉スタイルが継続している。

出典:TRADER'S WEB FX「【要人発言】米大統領『私がもう十分だと言うまでイラン攻撃は続く』」(2026年7月15日07:20)

📊 経済指標|7月14日(火)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
08:01🇬🇧英国 BRC既存店売上高 6月1.7%3.4%
09:30🇦🇺豪 Westpac消費者信頼感指数 7月・前月比4.1%-2.9%
10:30🇦🇺豪 NAB企業景況感 6月3.03.0
11:30🇨🇳中国 貿易収支 6月(元建て)8590億元7240億元
11:30🇨🇳中国 貿易収支 6月(ドル建て)1256億ドル1210億ドル1054億ドル
13:30🇯🇵日本 鉱工業生産(確報値)5月・前月比0.1%0.5%0.5%
13:30🇯🇵日本 鉱工業生産(確報値)5月・前年比-2.1%-1.7%-1.7%
13:30🇯🇵日本 設備稼働率・前月比 5月0.1%-0.8%
15:00🇩🇪独 卸売物価指数 6月・前月比-0.7%-0.6%
15:00🇩🇪独 卸売物価指数 6月・前年比4.9%5.9%
21:30🇺🇸米 消費者物価指数(CPI)6月・前月比-0.4%-0.1%0.5%
21:30🇺🇸米 CPI 6月・前年比3.5%3.8%4.2%
21:30🇺🇸米 コアCPI 6月・前月比0.0%0.2%0.2%
21:30🇺🇸米 コアCPI 6月・前年比2.6%2.8%2.9%
指標読み解き:この日の主役は21:30発表の米CPIで、前年比+3.5%は予想(+3.8%)を大幅に下回り、伸び鈍化幅は2023年6月以来3年ぶりの大きさとなった。コアも前年比+2.6%と予想(+2.8%)未達。原油価格が中東情勢を受けて急伸する中でも、6月時点でのエネルギー高の反映が限定的だったことが押し下げ要因とみられる。ウォーシュ議長の議会証言直前というタイミングも重なり、FRBの早期利上げ観測を大きく後退させた。当ブログのCPI詳細分析記事もあわせてご参照いただきたい:米6月CPI詳細分析はこちら

その他では、中国の6月貿易収支(ドル建て)が1256億ドルと予想(1210億ドル)を上回る黒字を確保した一方、日本の鉱工業生産(確報値)は前年比-2.1%と予想(-1.7%)を下回るなど、CPI以外にも強弱まちまちの結果が並んだ一日だった。

🎯 FedWatch(7月29日FOMC向け)

ターゲットレンジNow1日前
(7/13)
1週間前
(7/7)
1ヶ月前
(6/12)
325-350bp0.0%0.0%0.0%2.3%
350-375bp
(現状維持)
84.5%58.3%73.3%89.3%
375-400bp
(利上げ)
15.5%41.7%26.7%8.3%

→横にスクロールできます

Data as of 14 Jul 2026 06:17:42 CT / CME FedWatchツール / 対象:7月29日(水)FOMC

FedWatch読み解き:利上げ(375-400bp)の織り込み確率は前日の41.7%(当ブログ前回記事の43.3%に近い水準)から15.5%へ急低下し、現状維持(350-375bp)の確率は84.5%まで切り上がった。CPIの大幅下振れとウォーシュ議長が金利見通しへの直接言及を避けたことが重なり、「エネルギー高→インフレ再燃→FRB引き締め」という当ブログでおなじみの連鎖が一旦後退した格好だ。ただし原油価格は高止まりしており、15日のPPIと2日目のウォーシュ証言(上院銀行委員会)で再びタカ派方向への揺り戻しがあるか注視したい。

💼 企業決算|海外主要企業 7月14日発表分

米決算シーズンが本格開幕。JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴ、シティグループの米5大銀行が寄り前に同時発表したほか、ファスナルも決算を発表。IBMは正式決算(7月22日発表予定)に先立つ業績下振れ予告として扱う。

ゴールドマン・サックス・グループ(GS) 米・投資銀行大手|4-6月期決算|7/14寄り前発表 創業来最高益
純収益
203.4億ドル
前年比+39%、予想比+26.2%
EPS
20.98ドル
予想14.47ドル比+45.9%
ROE
23.5%
ROTE 25.5%
株価反応
+7.66%
プレマーケット

グローバル・バンキング&マーケッツ部門が過去最高の155.2億ドル(前年比+53%)を稼ぎ牽引。SpaceX上場に伴う引受手数料や、アルファベットの増資も寄与し株式引受収益は前年比+130%。投資銀行手数料の受注残高は5年ぶりの高水準に達したという。四半期配当を1株5.00ドル(前四半期比+11%)に引き上げ、40億ドルの自社株買いを実施した。

JPモルガン・チェース(JPM) 米・銀行最大手|4-6月期決算|7/14寄り前発表 大幅増益
EPS
6.14ドル
予想5.85ドル
売上高
580.2億ドル
予想501.9億ドル

投資銀行部門の手数料収入とトレーディング収益の伸びが押し上げた。同社にとって近年で最大級の決算サプライズとの指摘もある。

シティグループ(C) 米・銀行大手|4-6月期決算|7/14寄り前発表 増益も株価は下落
EPS
3.15ドル
予想2.73〜2.74ドル
売上高
247.7億ドル
この10年で最高、予想比+4.7%
ROTCE
13%
通期見通し10〜11%で据え置き

株式トレーディング収益が過去最高となり増収増益を確保したものの、CFOが株式部門で大手他行に見劣りする点を認めたことや、通期ROTCE目標を据え置いたことが嫌気され株価は下落。300億ドルの自社株買いと12%の増配を発表している。

バンク・オブ・アメリカ(BAC)/ウェルズ・ファーゴ(WFC) 米・銀行大手|4-6月期決算|7/14寄り前発表 いずれも予想超過
BofA EPS
1.21ドル
5期連続の予想超過
BofA売上高
316億ドル
グローバル・マーケッツ+34%
WFC EPS
2.00ドル
予想1.72ドル、前年比+25%
WFC純利益
64億ドル
前年比+17%

バンク・オブ・アメリカのムーニハンCEOは「最も好調な四半期の一つ」とコメント。ウェルズ・ファーゴは投資銀行手数料が35%増加した一方、シャーフCEOの「慎重な資本配分」という発言姿勢が嫌気され株価は下落した。

IBM(国際ビジネスマシーンズ) 米・IT大手|決算前倒し警告|7/14発表(※暫定値、正式決算は7/22発表予定) 約60年ぶり級急落
暫定売上高
172億ドル
予想178.5〜178.6億ドル
非GAAP EPS目安
2.93ドル
予想3.02ドル
インフラ部門
▲7%
前年比
株価
▲24〜26%
1987年10月以来の下げ幅

クリシュナCEOは投資家向けレターで「起きたことは我々の想定を超えていた」「十分な速さで適応できなかった」と説明。企業顧客がソフトウェア投資からAIデータセンター向けのサーバー・ストレージ・メモリ購入へ支出をシフトしている流れに乗り遅れたとの認識を示した。新型メインフレーム「z17」を含むインフラ事業の減速も響いた。正式な第2四半期決算は7月22日発表予定で、暫定値から若干変動する可能性があるとしている。本稿の数値はあくまで7/14時点の暫定開示であり、確定値ではない点にご留意されたい。

ファスナル(FAST) 米・工業用資材卸大手|4-6月期決算|7/14寄り前発表 増収も株価は下落
日次売上高伸び率
+14.7%
前四半期+12.4%から加速
EPS
0.33ドル
予想通り
売上高
23.9億ドル
予想23.4億ドル

増収率は加速したが、営業利益率が前年から0.75ポイント低下したことが嫌気され株価は3.67%安となった。このほかイマージョン・コーポレーション(IMMR)、ループ・インダストリーズ(LOOP)も決算を発表した。

💼 企業決算|日本株 7月14日(火)発表分

7月14日は計106社が決算を発表した。主なものは以下の通り。

ビックカメラ(3048) 東証プライム・家電量販|3Q|7/14 12:00 大幅増益
経常利益
341.28億円
前年比
+33.47%
通期予想比進捗率
95.60%
タマホーム(1419) 東証プライム・住宅|本決算|7/14 15:30 コンセンサス未達
経常利益
37.57億円
前年比
-0.84%
コンセンサス
47.64億円
通期予想比進捗率
87.37%
PR TIMES(3922) 東証プライム・情報流通サービス|1Q|7/14 15:30 コンセンサス超え
経常利益
8.99億円
前年比
+1.70%
コンセンサス
7.87億円
通期予想比進捗率
27.76%
イズミ(8273) 東証プライム・総合スーパー|1Q|7/14 15:30 コンセンサス超え
経常利益
68.35億円
前年比
+12.86%
コンセンサス
65.00億円
通期予想比進捗率
24.07%
三光合成(7888) 東証プライム・自動車部品|本決算|7/14 15:30 コンセンサス超え
経常利益
63.51億円
前年比
+22.28%
コンセンサス
58.00億円
通期予想比進捗率
115.47%
不二越(6474) 東証プライム・精密機械|2Q|7/14 15:00 2倍超増益
経常利益
61.30億円
前年比
+107.30%
通期予想比進捗率
46.09%

その他の主な決算(経常利益・前年比):モリト(9837)2Q 21.62億円(+26.21%)/IDOM(7599)1Q 39.07億円(+9.07%)/松竹(9601)1Q 16.51億円(+89.33%)/S Foods(2292)1Q 31.91億円(+66.46%、コンセンサス33.00億円に僅届かず)/ギークリー(505A)本決算 21.30億円(コンセンサス19.98億円を超過)/エスプール(2471)2Q 4.61億円(-31.19%、コンセンサス4.60億円とほぼ一致)/ウォンテッドリー(3991)3Q 6.94億円(-49.38%)/ブックオフグループホールディングス系列を含む小売各社は総じて堅調。

このほかウイングアーク1st、ヴィッツ、川崎地質、富士精工、シグマ光機、光フードサービス、E・Jホールディングス、タビオ、ハブ、ラクト・ジャパン、TSIホールディングス、アクセルスペースホールディングス、Globee、ERIホールディングス、中北製作所、サイゼリヤ(予定)、丸東産業、松屋、ライズ・コンサルティング・グループ、ヤマザワ、明光ネットワークジャパン、関通ホールディングスなど、7月14日は計106社が決算を発表した。個別の詳細な内容は各社の決算短信でご確認いただきたい。

出典:マネックス証券 国内株式決算カレンダー・米国株式決算カレンダー(2026年7月14日)

📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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