【2026年7月30日】日経平均433円高、3日ぶり反発——アドバンテストが寄与度トップ
📅 2026年7月30日(木)東京市場引け後(15:30時点)
📎 本日朝の展望はこちら→「FOMC後の株安一服も方向感なし——ドル円163円台前半でもみ合い、WTIは急伸一服で84ドル台、金は反発」
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📌 本日のポイント
①日経平均は前日比433.24円(+0.71%)高の61,867.43円で3日ぶりに反発。前日29日発表のアドバンテスト決算を受けた急伸(寄与度+660.12)が牽引役となり、前引けには+784.22円まで上げ幅を拡大したが、後場にKOSPIが伸び悩みに転じたことを警戒した戻り売りに押され上げ幅を縮小した②NY市場(29日引け)はFOMCのタカ派的な据え置きとウォーシュ議長会見を受けダウ▲1,153ドル・ナスダック100▲2.06%と急落。夕方時点のCFD・先物はダウ・S&P500・NAS100がいずれもプラス圏に浮上しており、時間外では買い戻しムードがうかがえる
③ドル円は163円60銭台で底堅く推移。原油WTIは朝方の82ドル台からさらに水準を切り上げ85ドル台後半まで上昇、金はほぼ横ばいで4,035ドル前後を維持している
1️⃣ 日経振り返り
| 指数 | 値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経225 | 61,867.43 | +433.24(+0.71%) |
| TOPIX | 3,952.50 | ▲21.53(▲0.54%) |
| 日経225 高値/安値 | 62,924.84/61,049.70 | |
寄与度上位(07/30)
| 銘柄 | 寄与度 | 前日比 |
|---|---|---|
| アドバンテスト | +660.12 | +10.85% |
| 東京エレクトロン | +225.27 | +4.48% |
| TDK | +32.94 | +2.39% |
| ファナック | +26.99 | +2.49% |
| キオクシアHD | +26.28 | +2.92% |
寄与度下位(07/30)
| 銘柄 | 寄与度 | 前日比 |
|---|---|---|
| ファーストリテイリング | ▲152.86 | ▲2.36% |
| ソフトバンクグループ | ▲95.74 | ▲2.51% |
| コナミ | ▲29.00 | ▲3.81% |
| KDDI | ▲22.93 | ▲1.83% |
| リクルートHD | ▲18.60 | ▲1.41% |
業種別(値上がり率トップ/値下がり率トップ)
| 値上がり | 騰落率 | 値下がり | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 電気機器 | +3.00% | 証券業 | ▲3.73% |
| その他製品 | +0.86% | 銀行業 | ▲3.07% |
| 非鉄金属 | +0.82% | その他金融業 | ▲2.89% |
30日の日経平均は前日の米国株安(FOMC後のタカ派的な据え置き・ウォーシュ議長会見を嫌気した急落)を受け175円安からスタートしたが、前日29日引け後に好決算を発表したアドバンテストが急伸し寄与度+660.12と圧倒的な押し上げ役となった。東京エレクトロン(+225.27)、TDK、ファナック、キオクシアHDと半導体・AI関連が寄与度上位を独占し、業種別でも電気機器が+3.00%で値上がり率トップとなった。半導体株比率が高い韓国KOSPIが日本時間30日午前に堅調に推移したことも追い風となり、前引けは784.22円高の62,218.41円まで上げ幅を拡大した。しかし後場に入るとKOSPIが伸び悩みに転じ、終値は5,593.56(▲69.68、▲1.23%)と反落したことが警戒材料となり、戻り売りに押されて上げ幅を縮小。終値は433.24円高の61,867.43円で3日ぶりの反発にとどまった。TOPIXは▲21.53(▲0.54%)と反落しており、値下がり率トップの証券業(▲3.73%)・銀行業(▲3.07%)を中心に金融株の下げが目立った。ファーストリテイリング(▲152.86)・ソフトバンクグループ(▲95.74)が寄与度下位となるなど、指数の押し上げが値がさ半導体株への資金集中による面が大きく、値がさ株の明暗が分かれる一日だった。
2️⃣ NYSE・NASDAQレビュー
| 指標 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(7/29引け) | 51,594.14 | ▲1,153.18(▲2.18%) | 7/29引け |
| CFD NYダウ | 51,620.20 | +32.60(+0.06%) | 15:30 |
| NYダウ先物CME | 51,744.00 | ▲21.00(▲0.04%) | 15:19 |
| ナスダック100(7/29引け) | 27,192.31 | ▲570.82(▲2.06%) | 7/29引け |
| CFD ナスダック100 | 27,339.80 | +221.50(+0.82%) | 15:30 |
| S&P500(7/29引け) | 7,316.15 | ▲112.63(▲1.52%) | 7/29引け |
| CFD S&P500 | 7,334.69 | +15.59(+0.21%) | 15:30 |
| FANG+(7/29引け) | 16,493.36 | ▲283.34(▲1.69%) | 7/29引け |
| CFD FANG+ | 16,501.40 | ▲3.50(▲0.02%) | 15:30 |
※CFD・先物値はJST時間帯の時間外気配であり、実際のNY現地取引開始後の値動きとは異なる場合がある。
29日のNY市場はダウ・ナスダック総合ともに大幅安(ダウ▲1,153.18ドル、ナスダック総合▲433.97pt)で取引を終えた。トランプ大統領の対イラン報復攻撃警告と軍事行動再開を嫌気した売りが先行し、原油高・AI過剰投資懸念も引き続き半導体関連への売り圧力となった。FOMCが市場予想通り金利据え置きを決定した直後は一時ナスダックが上昇に転じる場面もあったが、ウォーシュFRB議長の会見を受け「利上げの遅れによるインフレ加速」を織り込む形で長期金利が上昇し、終盤にかけて売りが加速、日中安値圏で引けている。夕方15時台のCFD・先物では、ダウ・S&P500・ナスダック100・FANG+のいずれもプラス圏に浮上しており、東京市場での半導体株買い戻し・KOSPI堅調推移を受けた自律反発期待がうかがえる。今夜の本国取引では、この時間外の戻りを維持できるかが焦点となる。
🔮 今夜の展望:今夜は木曜引け後のアップル・アマゾン決算も控えるビッグテック決算ラッシュの本丸。上振れシナリオは、マイクロソフトのAzure+43%・クラウド収益化の実績がメタの減益ショックを相殺し、ナスダック100・FANG+が29日の下げ(▲2.06%・▲1.69%)を取り戻す巻き戻しラリー。下振れシナリオは、メタの「AI投資対効果への懐疑」とウォーシュ議長のタカ派会見後の長期金利上昇(4.70%台)が重なり、高PERグロース株全般に売りが波及、29日同様の寄り付き高値からの失速パターンが再現するリスク。ダウが金融・生活必需品などディフェンシブ比率の高さからCFDでほぼ横ばい(+0.06%)にとどまっている点は業種間のねじれを示唆しており、ダウとナスダックの方向が一致するかどうかがリスクオン・オフの一貫性を測る指標になりそうだ。
3️⃣ 為替(ドル円)
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 163.610 | +0.223(+0.14%) | 15:30 |
| CFDドル円 | 163.603 | +0.194(+0.12%) | 15:30 |
| ユーロドル | 1.1445 | ▲0.0020(▲0.18%) | 15:30 |
| 米10年債利回り | 4.7080% | +0.0860(+1.86%) | 15:29 |
ドル円は163円60銭台まで水準を切り上げ、朝の163円50銭台からじりじりと円安が進行している。米10年債利回りがウォーシュ議長のタカ派的な会見を受けて4.70%台まで上昇しており、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが優勢となっている。株式市場が日米ともに落ち着きを取り戻しつつある中、為替は金利差要因が主導する展開に移りつつある点には注目したい。
🔮 今夜の展望:ウォーシュ議長の会見以降、市場は「利上げの遅れ=インフレ長期化」を織り込みつつあり、米長期金利(4.70%台)が主導するドル買い地合いが続けば163円60銭台から164円接近を試す展開が視野に入る。ただし164円接近では政府・日銀による口先介入・実弾介入への警戒感が根強く、介入観測が出れば数円規模の急落もあり得る。逆に株式市場が今夜再びリスクオフに傾いた場合(メタショック波及・地政学リスク再燃)は、金利差要因よりも「有事の円買い」が優勢になり、163円前半〜162円台への調整も想定される。見るべき指標は米長期金利の動き(4.70%台を維持するか、5%接近を試すか)。
4️⃣ 貴金属(ゴールド)
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NY金先物 | 4,035.40 | ▲0.90(▲0.02%) | 15:27 |
| CFD金 | 4,032.70 | ▲74.40(▲1.81%) | 15:29 |
金は前日終値付近の4,035ドル前後でほぼ横ばい。朝方に見られたFOMC通過後の買い戻し分を維持できておらず、米長期金利の一段の上昇(4.70%台)が上値を抑える形となっている。株式市場の落ち着きとあわせ、リスクオフの金買いは後退している。
🔮 今夜の展望:金利上昇(実質金利の上昇)は逆風だが、イラン情勢の緊迫化・トランプ大統領の報復発言は安全資産としての金買いを誘発する材料であり、この綱引きが4,035ドル前後での方向感の乏しさを生んでいる。イラン関連で軍事行動が現実化・エスカレートすれば地政学リスクが金利要因を上回り4,050〜4,100ドル方向への切り返しも想定される一方、米長期金利がさらに上昇(5%接近)すれば4,000ドル割れを試す可能性も否定できない。株式市場が落ち着きVIXが低下する場面では「有事の金買い」が後退し金利要因が優勢になりやすい点に注意したい。
5️⃣ 原油(WTI)
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 85.73 | +1.27(+1.50%) | 15:28 |
| CFD原油 | 84.72 | +1.11(+1.33%) | 15:29 |
WTIは朝方の82ドル台からさらに水準を切り上げ、85ドル台後半まで上昇している。トランプ大統領の対イラン報復攻撃警告と軍事行動再開を受けた地政学リスクの高まりが引き続き上値を支えており、株式市場が半導体株中心に落ち着きを取り戻す中でも、原油は独自の材料で上昇基調を維持している。
🔮 今夜の展望:最大のドライバーはイラン情勢。トランプ大統領の「叩きのめす」発言が実際の軍事行動に発展するかどうかで、85ドル台からさらに上値を試すか反落するかが分かれる。軍事行動のエスカレーション・ホルムズ海峡や紅海での供給制約が現実化すれば心理的節目の90ドルを再度試す展開も想定される一方、米・イラン間で対話再開の兆しが出れば「戦争プレミアム巻き戻し」の流れに戻り80ドル割れへの反落もあり得る。原油高が続けばインフレ再加速懸念という形で株式市場(特にディフェンシブ以外のセクター)への逆風にもなり得るため、原油と株式・金利の連動性にも注意したい。
📚 主な出典
- 当ブログ「FOMC後の株安一服も方向感なし——ドル円163円台前半でもみ合い、WTIは急伸一服で84ドル台、金は反発」
- 世界の株価リアルタイムチャート/業種別株価指数ランキング/日本株寄与度ランキング(nikkei225jp.com、2026年7月30日15:30時点)
- 日本経済新聞「東証前引け、日経平均は反発 784円高 韓国株高受けAI半導体株に買い」(2026年7月30日)
- 財経新聞「半導体関連株に買い戻し向かう/後場の投資戦略」(2026年7月30日)
- 日本経済新聞「サムスン半導体営業益が223倍の10兆円 4〜6月、スマホは初の赤字」(2026年7月30日)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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【免責事項】本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年7月30日15:30頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。また、本記事は特定の立場や見解を代表するものではなく、事実と考察は本文中で区別しています。
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