【2026年7月28日】XAUUSDチャート分析——ネックライン再アタック失敗、フィボ61.8%(4,038.77)攻防へ
目次
- 前回分析(7/27)との差分サマリー
- 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列)
- エリオット波動 ── 継続カウントと新規カウントの両面検証
- チャートパターン分析(時間足別)
- フィボナッチ水準
- 時間軸別トレード戦略(スキャルピング/デイ/スイング)
- シナリオ分岐
① 前回分析(7/27)との差分サマリー
| 項目 | 7/27時点 | 7/28時点(現在) |
|---|---|---|
| 現在値 | 4,088〜4,089 | 4,042〜4,043 |
| 直近の値動き | ネックライン4,103.58再アタック局面 | 再アタック失敗、急落再開。7/24安値4,023.09に接近 |
| 日足 | O4,095.63 H4,116.28 L4,083.07 C4,088.79 | O4,078.53 H4,081.81 L4,040.10 C4,042.60(大陰線、ほぼ安値引け) |
| 波動の見立て | B波内の戻り(b波)の可能性 | c波下落が進行中。4,023.09割れなら新規下降インパルスへの切替を検討 |
| チャートパターン | ネックライン再アタック局面 | 再アタック失敗、レジスタンス転換がほぼ確定 |
前回7/27の記事では、ネックライン4,103.58〜4,131圏の攻防を最大の分岐点としていましたが、結果は明確な失敗となり、価格は7/24安値4,023.09に迫る水準まで急落しました。技術分析は値動きの事実に基づいて柔軟に見直します。
📊 7/27→7/28の値動き
② 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列)
マルチタイム分析
| 時間足 | 状況 |
|---|---|
| 月足 | 7月ローソク足はO4,011.40 H4,203.00 L3,959.45 C4,043.50(進行中) |
| 週足 | O4,095.63 H4,116.28 L4,040.10 C4,042.67。高値切り下げ構造が継続 |
| 日足 | O4,078.53 H4,081.81 L4,040.10 C4,042.60。3日移動平均も下抜け |
| H4足 | O4,058.13 H4,060.30 L4,040.10 C4,043.02。SMA100(赤)を再び下回る |
| H1足 | O4,049.12 H4,049.70 L4,042.57 C4,043.02。7/22高値からの下降トレンドライン継続 |
| M30足 | O4,045.84 H4,048.11 L4,042.57 C4,042.85。反発力乏しい下落 |
| M15足 | O4,047.86 H4,048.11 L4,042.57 C4,042.85。戻り高値切り下げ継続 |
| M5足 | O4,043.55 H4,044.62 L4,042.60 C4,042.84。方向感なくもみ合い |
移動平均線配列
短期足(M5〜M30)ではSMA5がSMA20を明確に下回り、両線とも下向きで弱気配列が鮮明になっています。中期(H1・H4)では7/27に試したSMA100(赤)を再び下回り、下降トレンドが再開した形です。終値ベースでもSMA100の上抜けは達成できていません。長期(週足・月足)のSMA200(黄)はまだ緩やかな上向きを維持していますが、傾斜は鈍化しています。
レジスタンス・サポート
| 水準 | 価格 | 性格 |
|---|---|---|
| レジスタンス①(重要) | 4,103.58 | 旧ネックライン。再アタック失敗でレジスタンス転換がほぼ確定 |
| レジスタンス② | 4,131 | 7/27戻り高値 |
| サポート① | 4,038.77 | フィボ61.8%、現在の攻防ライン |
| サポート② | 4,023.09 | 7/24安値 |
| サポート③(最終防衛) | 3,960.13 | ダブルボトム左肩の安値。ここを下抜けるとパターン完全崩壊 |
📊 ネックライン再アタック失敗後の値動き
③ エリオット波動 ── 継続カウントと新規カウントの両面検証
📍 現在地:現在値4,042は7/24安値4,023.09をまだ下抜けておらず、A波レンジ(3,960.13〜4,166.00)の内側です。より単純な説明である「継続カウント(B波内c波)」を採用しつつ、4,023.09を明確に下抜けた場合の「新規カウント」も併記します。
継続カウント(前回からの延長・採用):A波(3,960.13→4,166.00、高値4,177)完成 → B波は、a波(4,166.00→4,023.09)、b波(4,023.09→4,131、戻し75.5%)、c波(4,131→現在4,042、下落進行中)という内部構造で進行中です。
新規カウント(4,166高値を起点とした新規下降インパルス):(1)波(4,166→4,023.09)、(2)波(4,023.09→4,131、戻し75.5%で許容範囲内)、(3)波(4,131→現在4,042、進行中)という見立てです。
| カウント | 構造 | 目標値(100%/161.8%) |
|---|---|---|
| 継続カウント(採用) | A波完成→B波(a-b-c)進行中 | 3,988.09/3,899.80 |
| 新規カウント | (1)-(2)-(3)波の新規下降 | 3,988.09/3,899.80 |
採用判断の根拠は、現在値がまだA波レンジの内側にあり、新たな下降インパルスを確定させるには7/24安値4,023.09を明確に下抜ける必要がある点です。ただし両カウントの下値目標はほぼ一致(3,988〜3,900圏)するため、実務上のトレード判断への影響は限定的です。4,023.09を勢いよく下抜けた場合は、新規カウントへの切り替えを検討します。
📊 継続カウント(実線=実際の値動き、点線=この先の予測)
④ チャートパターン分析(時間足別)
大局(月足・週足)
大型調整局面が継続しており、週足は高値切り下げの構造を維持しています。長期の上昇トレンドラインは維持されていますが、傾斜は緩やかです。
中期(日足・H4)
旧ネックライン4,103.58の再アタックが失敗し、「レジスタンス転換」がほぼ確定しました。日足・H4ともSMA100(赤)付近で上値を抑えられ、終値ベースでも同線を上抜けられていません。ダブルボトムの信頼性は、今後3,960.13を防衛できるかどうかにかかっています。
| 要素 | 価格 | 状況 |
|---|---|---|
| ネックライン | 4,103.58 | 再アタック失敗、レジスタンス転換 |
| 再防衛ライン | 4,023.09 / 3,960.13 | パターン存続の可否を分ける水準 |
短期(H1・M30・M15)
7/22高値からの下降トレンドラインを維持したまま下落が進行しており、明確な反発の兆しは見られません。M5足では方向感の乏しいもみ合いが続いています。
📊 ネックライン再アタック失敗イメージ
⑤ フィボナッチ水準
A波(3,960.13→4,166.00、値幅205.87)を基準に、現在の下落の進捗を確認します。
| 水準 | 価格 | 現状 |
|---|---|---|
| 38.2% | 4,087.36 | 通過済み |
| 50.0% | 4,063.06 | 通過済み |
| 61.8% | 4,038.77 | 現在攻防中 |
| 78.6% | 4,004.19 | 次の下値目標 |
| 100%(A波起点) | 3,960.13 | 最終防衛ライン |
📊 実際の値動きとフィボナッチ水準
⑥ 時間軸別トレード戦略(スキャルピング/デイ/スイング)
ネックライン再アタック失敗を受け、短期〜中期は弱気優先に切り替えます。長期は3,960.13が生きている限り、押し目買いの選択肢も残します。
🔹 スキャルピング(M5/M15基準)
方向性:弱気継続。戻り売りが基本
売りエントリー:4,058〜4,066 利確:4,038 損切り:4,070超え
買いエントリー(逆張り):4,020〜4,025 利確:4,040 損切り:4,015割れ
🔹 デイトレード(H1/H4基準)
方向性:戻り売り優勢。ネックライン4,103.58回復までは弱気を維持
戻り売り:4,063〜4,088 利確①:4,023 利確②:4,004 損切り:4,103超え
🔹 スイングトレード(日足・週足基準)
方向性:3,960.13を割らない限り、ダブルボトムの立て直しに期待する押し目買いの選択肢を残す
押し目買い:3,970〜4,000 利確:4,103〜4,166
損切り:3,960.13割れ(パターン完全崩壊・最終防衛ライン)。明確に割れた場合は下降トレンドフォローの売りに切替(目標3,988〜3,899)
⑦ シナリオ分岐
🎯 優先シナリオ
フィボ61.8%(4,038.77)〜7/24安値4,023.09での攻防が当面の焦点。ここで下げ止まらなければ、新規カウント確定のうえで3,988〜3,899圏を目指す下落継続が優先視されます。
| シナリオ | 条件 | 想定展開 |
|---|---|---|
| フィボ61.8%で下げ止まり | 4,038.77〜4,023.09で反発 | ネックライン再々アタックへ |
| 下落継続(優先) | 4,023.09を明確に下抜け | 新規カウント確定、3,988〜3,899を目指す |
| パターン完全崩壊(要警戒) | 3,960.13を明確に下抜け | 大局の下降トレンドが延長、3,941.88・3,924を再テスト |
📊 シナリオ分岐イメージ
当面のウォッチポイントは、①7/24安値4,023.09を下抜けるか(新規カウント確定の分岐点)、②フィボ61.8%(4,038.77)〜78.6%(4,004.19)での下げ止まりの有無、③3,960.13が最終的に維持されるか、の3点です。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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