【2026年7月24日】XAUUSDチャート分析——ネックライン4,103.58を割り込み急落、ブレイク失敗のリスクが浮上
目次
- 前回分析(7/23)との差分サマリー
- 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列)
- エリオット波動カウント(見直し)
- チャートパターン分析(時間足別)
- フィボナッチ水準
- 時間軸別トレード戦略(スキャルピング/デイ/スイング)
- シナリオ分岐
① 前回分析(7/23)との差分サマリー
| 項目 | 7/23時点 | 7/24時点(現在) |
|---|---|---|
| 現在値 | 4,123〜4,124 | 4,029〜4,030 |
| 直近の値動き | 週間高値4,166.00から反落、ネックライン4,103.58は維持 | ネックライン4,103.58を明確に下抜け急落。本日安値4,023.09まで下落 |
| 日足 | O4,120.48 H4,141.00 L4,112.07 C4,123.56(狭いレンジ) | O4,046.43 H4,050.94 L4,023.09 C4,029.58(大陰線) |
| 波動の見立て | 4波調整中、推進波(1-2-3)仮説優位 | 調整が1波のレンジ(3,960.13〜4,103.58)に重複し、推進波ルールに抵触。仮説を撤回しA-B-C修正の枠組みに回帰 |
| チャートパターン | ネックライン維持、測定値目標4,247.03継続 | ネックライン割れでブレイク失敗(だまし)のリスクが高まる |
前回7/23の記事では「ネックライン4,103.58を維持したままの調整」を優先シナリオとしていましたが、その後の値動きはこれを裏切る形になりました。日足は大陰線を形成し、ネックラインを明確に下抜けて本日安値4,023.09まで急落しています。これはシナリオ分岐で挙げていた「反落(要警戒)」パターンが現実化した形です。技術分析は事実に基づいて柔軟に見直します。
📊 7/23→7/24の値動き
② 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列)
マルチタイム分析
| 時間足 | 状況 |
|---|---|
| 月足 | 7月ローソク足はO4,012.17 H4,202.96 L3,959.55 C4,029.32(進行中)。月初の水準まで押し戻される展開 |
| 週足 | 今週はO4,001.62 H4,166.00 L3,982.70 C4,029.39。高値からの大きな上ヒゲを伴う実体の小さい足で、高値圏での売り圧力の強さを示唆 |
| 日足 | O4,046.43 H4,050.94 L4,023.09 C4,029.58の大陰線。3日連続の下落 |
| H4足 | 7/22高値4,177圏から明確に反落し、SMA100(赤)を下回る展開 |
| H1足 | 22日高値4,167圏から23日にかけて段階的に下落し、24日は4,020〜4,040で推移 |
| M30足 | 22日高値4,167.10から23日終盤にかけて急落。下落トレンドラインを維持したまま推移 |
| M15足 | 23日08:15〜16:15にかけて急落。以降は4,032〜4,057のレンジ内でも下値模索が続く |
| M5足 | 24日05:25前後に4,025圏まで急落した後、4,028〜4,032で下げ渋る |
移動平均線配列
短期足(M5〜H1)では、SMA5がSMA20を明確に下抜け、SMA20もSMA40の下に位置する弱気配列に転換しています。日足・H4足でも価格がSMA100(赤)を割り込んでおり、7/22〜23にかけて形成された強気配列が急速に崩れています。唯一、週足・月足のSMA200(黄)はまだ緩やかな上向きを維持していますが、傾斜は非常に緩やかです。
レジスタンス・サポート
| 水準 | 価格 | 性格 |
|---|---|---|
| レジスタンス①(重要) | 4,103.58 | 旧ネックライン。割れたことで上値抵抗に転換した可能性 |
| レジスタンス② | 4,166.00 | 週間高値 |
| サポート① | 4,023.09 | 本日安値 |
| サポート② | 3,968.92 | 旧2波安値。ここを維持できるかが焦点 |
| サポート③(最終防衛) | 3,960.13 | ダブルボトム左肩の安値。ここを下抜けるとパターン完全崩壊 |
📊 ネックライン割れ後の値動き
③ エリオット波動カウント(見直し)
📍 現在地:調整波が1波のレンジ(3,960.13〜4,103.58)に明確に重複し、推進波(1-2-3-4-5)としてのルールに抵触しました。この仮説は撤回し、3,960.13を起点とするA-B-C修正の枠組みに回帰します。
推進波では4波が1波の値幅に重複してはならないというルールがありますが、今回の下落で現在値4,029〜4,030は1波のレンジ(3,960.13〜4,103.58)に完全に入り込んでいます。これにより「推進波の延長」という見立ては崩れ、当初のA-B-C修正波の枠組みで再整理する必要があります。
| 波動 | 値幅 | 状態 |
|---|---|---|
| A波(上昇) | 3,960.13 → 4,166.00 | 完成(旧1〜3波を包括) |
| B波(下降) | 4,166.00 → 進行中(現在4,029〜4,030) | ★今ここ |
| C波 | 未確定 | B波完了後に発生見込み |
B波がどこまで深押しするかが焦点です。旧2波安値3,968.92を維持できるか、あるいはダブルボトム左肩の3,960.13まで試すのかによって、その後のC波の性格が変わります。3,960.13を明確に下抜けた場合は、ダブルボトム自体が無効化され、大局の下降トレンド継続というシンプルな解釈に回帰します。
📊 波動イメージ図(見直し後・模式図)
④ チャートパターン分析(時間足別)
大局(月足・週足)
月足は7月の始値4,012付近まで押し戻され、月初来ほぼ変わらずの水準です。週足は大きな上ヒゲを残す形となり、2025年12月高値からの下降トレンドラインは依然として強く意識されています。
中期(日足・H4)
ダブルボトムのネックライン4,103.58を明確に下抜けたことで、ブレイクが「だまし」だった可能性が浮上しています。日足は大陰線で、H4足もSMA100を割り込む展開です。測定値目標4,247.03は、ネックライン割れが確定した場合は一旦棚上げとなります。
| 要素 | 価格 | 状況 |
|---|---|---|
| ネックライン | 4,103.58 | 下抜け・ブレイク失敗リスク |
| 再防衛ライン | 3,968.92 / 3,960.13 | パターン存続の可否を分ける水準 |
短期(H1・M30・M15)
いずれの時間足も22日高値からの一貫した下落トレンドラインを維持したまま推移しており、明確な反発の兆しはまだ見られません。M5足では24日05:25前後の急落後、下げ渋る動きも見られ、短期的な底打ちの兆候がないか注視が必要です。
📊 ネックライン割れ・ブレイク失敗イメージ
⑤ フィボナッチ水準
A波(3,960.13→4,166.00、値幅205.87)を基準に、B波の下落の進捗を確認します。起点は波動カウントと統一し、3,960.13としています。
| 水準 | 価格 | 現状 |
|---|---|---|
| 23.6% | 4,117.41 | 通過済み |
| 38.2% | 4,087.36 | 通過済み |
| 50.0% | 4,063.06 | 通過済み |
| 61.8% | 4,038.77 | すでにわずかに下抜け(現在4,029前後) |
| 78.6% | 4,004.19 | 次の目安 |
| 100%(A波起点) | 3,960.13 | 最終防衛ライン |
📊 実際の値動きとフィボナッチ水準
⑥ 時間軸別トレード戦略(スキャルピング/デイ/スイング)
ネックライン割れを受け、短期〜中期は弱気バイアスに切り替えます。長期は3,960.13が生きている限り、押し目買いの選択肢も残します。
🔹 スキャルピング(M5/M15基準)
方向性:弱気継続。戻り売りが基本、下げ渋りが見られれば短期反発も
売りエントリー:4,038〜4,045(フィボ61.8%〜SMA20付近。現在値はすでにこの水準を下抜けているため、戻りを待ってからのエントリーが前提) 利確:4,023 損切り:4,050超え
買いエントリー(逆張り):4,020〜4,025(本日安値圏) 利確:4,040 損切り:4,015割れ
🔹 デイトレード(H1/H4基準)
方向性:戻り売り優勢。ネックライン4,103.58回復までは弱気を維持
戻り売り:4,038〜4,050(フィボ61.8%付近。週末を挟むため、38.2〜50%戻し帯までの深い戻りは想定しにくく上限を切り下げ) 利確①:4,023 利確②:3,960.13 損切り:4,063超え(フィボ50%上抜けで撤退)
🔹 スイングトレード(日足・週足基準)
方向性:3,960.13を割らない限り、ダブルボトムの立て直しに期待する押し目買いの選択肢を残す
押し目買い:3,968.92〜3,980(旧2波安値〜最終防衛ライン手前) 利確:4,103.58〜4,166.00
損切り:3,960.13割れ(パターン完全崩壊・最終防衛ライン)
⑦ シナリオ分岐
🎯 優先シナリオ
ネックライン割れにより、短期〜中期は弱気を優先視。ただし3,960.13という最終防衛ラインはまだ生きており、そこでの下げ止まりがあれば、ダブルボトムの立て直し(あるいは大きなA-B-C修正のC波での再上昇)に期待が持てる。
| シナリオ | 条件 | 想定展開 |
|---|---|---|
| 下げ止まり・再上昇 | 3,968.92〜3,960.13で反発 | ネックライン4,103.58の再アタックへ |
| 弱気継続・戻り売り優先(優先) | 3,960.13は維持しつつ4,038〜4,050で戻り売りが優勢 | 3,968.92を再テストしつつレンジ内で推移 |
| パターン完全崩壊(要警戒) | 3,960.13を明確に下抜け | 大局の下降トレンドがそのまま延長、3,941.88・3,924を再テスト |
📊 シナリオ分岐イメージ
当面のウォッチポイントは、①3,968.92・3,960.13という2段構えの防衛ラインを維持できるか、②戻りでネックライン4,103.58を回復できるか、③週足・月足の高値圏での売り圧力がさらに強まらないか、の3点です。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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