【2026年08月17日・振り返り】日経平均506円高・5営業日続伸で69,220円

2026年8月18日火曜日

マーケット振り返り

t f B! P L
2026年8月17日振り返り

【2026年08月17日・振り返り】日経平均506円高・5営業日続伸で69,220円

📅 対象時間帯:2026年8月17日(月)07:00 〜 8月18日(火)07:00 JST
2026年熊本地震(令和8年熊本地震)により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
📌 30秒で読む結論
17日の東京市場は日経平均が前週末比506円45銭高(+0.74%)の69,220円25銭と5営業日続伸。終値で6万9,000円台を回復するのは7月6日以来約1カ月半ぶりで、AI・半導体関連への買いが指数を押し上げた一方、TOPIXは13.09pt安の4,184.11と9営業日ぶりに反落した。国内では4-6月期GDP速報値が発表され、実質GDPは前期比+0.3%・年率+1.1%と市場予想(QUICK集計、年率+2.2%前後)を下回った。夜のNY市場では、米・イラン間の戦闘終結に向けた覚書(MOU)が60日の期限を迎え延長の動きがないまま失効。ホルムズ海峡の航行正常化が見通せず、原油先物が続伸する中でNYダウは272ドル安と続落した。

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し
早朝🇷🇺🇯🇵ロシアのラブロフ外相が、プーチン大統領の択捉島訪問への日本の抗議について「明らかに礼儀の一線を越えた」と非難。日本の武藤顕・駐ロシア大使を呼び出し、18日にロシア外務省で協議する見通しに(詳細は要人発言セクション参照)
09:00〜🇯🇵東京市場は前週末比168円26銭高の68,882円06銭と5営業日続伸でスタート。半導体・AI関連の一角が指数を支える展開に
前引け🇯🇵日経平均は上げ幅を縮小し、前週末比7円64銭高の68,721円44銭で前場を終了。強弱観の対立で狭いレンジでのもみ合いに
14時台🇭🇰🇨🇳香港ハンセン指数は前日比1.34%高の25,453.23で取引終了。中国上海総合指数も1.41%高の3,982.65で取引終了。半導体関連の好決算を材料にハイテク株中心にしっかりとした値動き
終日🇰🇷韓国市場(KOSPI・KOSDAQ)は光復節(8月15日)の振替休日にあたり全休
15:30🇯🇵🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前週末比506円45銭高(+0.74%)の69,220円25銭で5営業日続伸。終値で6万9,000円台を回復するのは7月6日以来およそ1カ月半ぶり。始値68,882.06円、高値69,225.57円、安値68,492.04円。TOPIXは13.09pt安(-0.31%)の4,184.11で9営業日ぶりに反落。値上がり627銘柄・値下がり890銘柄・変わらず39銘柄(東証プライム)、出来高20億9,249万株、売買代金8兆9,492億円(7月24日以来の9兆円割れ)。東エレク、フジクラ、イビデンが上昇した一方、ファストリ、ソニーG、KDDIが下落
🌍 ロンドン/欧州セッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し
欧州引け🇬🇧🇩🇪🇫🇷欧州株式市場はまちまち。英FTSE100は前日比22.56pt安(-0.20%)の10,750.11と6営業日続落し、3週間超ぶりの安値。仏CAC40は13.76pt安(-0.15%)の8,636.80、独DAXは30.96pt安(-0.11%)の26,409.35。米・イラン間の和平合意への期待後退を背景に、LVMHやケリングなど高級品株、ディアジオなど食品・飲料株が売られ相場の重荷に
欧州市場🇨🇭スイスの容器メーカー、SIGグループが最高経営責任者(CEO)の交代を発表し急落。就任から半年に満たないミッコ・ケト氏が退任し、CFOのアン・クリスティン・エルケンス氏が後任に
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌07:00 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
NY寄り付き🇺🇸ダウ工業株30種平均は続落してスタート。ホルムズ海峡の航行正常化を巡る協議の不透明感で原油先物が上昇し、相場の重荷となった
NY市場終盤🇺🇸🇮🇷🔥🔥🔥 米国とイランが6月17日に署名した戦闘終結に向けた覚書(MOU)が、60日間の交渉期限とされた17日を迎えるも延長の動きが見られないまま形骸化。トランプ大統領は自身のSNSに「最大の目標はイランにいかなる形であれ核兵器を持たせないことだ」と投稿し、覚書の延長を求めない考えだとロイター通信が伝えた。ホルムズ海峡の航行正常化を巡る協議も進展が見られず、供給混乱の長期化懸念からWTI原油先物が一段高となった
NY引け🇺🇸🔥🔥🔥 主要指数はそろって下落。ダウ工業株30種平均は53,459.78ドル(前週末比-272.63、-0.50%)、S&P500は7,745.06(-40.70、-0.52%)、ナスダック総合株価指数は26,644.91(-84.25、-0.32%)で取引を終了。原油高と長期金利上昇を背景に主力株中心に売りが優勢となった
NY引け🇺🇸為替市場では、ドル円が159円20銭から159円60銭まで上昇して引け。NY連銀製造業景気指数・NAHB住宅市場指数の予想外の改善に加え、原油高に伴う長期金利上昇を受けドル買いが強まった。ユーロドルは1.1600ドルから1.1564ドルまで下落。NY原油先物(WTI・9月物)は前週末比2.10ドル高(+2.5%)の1バレル=84.50ドルで続伸。NY金先物(COMEX・12月限)は前週末比36.40ドル高(+0.82%)の1トロイオンス=4,473.70ドルで続伸し、現物のXAUUSDも4,394ドル前後まで上昇した
早朝(18日にかけて)🇺🇸🇮🇷トランプ大統領がFOXニュースの電話取材に応じ、ホルムズ海峡通航を巡りイランと協議を続けるオマーンが米国の妨げとなる場合は同国を攻撃する考えを示す一方、紛争解決に期限は設けず急いでいないと発言(詳細は要人発言セクション参照)

🎙️ 要人発言|8月17日〜18日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
8/17
ラブロフ露外相
プーチン大統領の択捉島訪問への日本の抗議について「明らかに礼儀の一線を越えた」「ロシア大統領がロシア領のどこにでも訪問できるわけではないとの日本側の発言は絶対に容認できない」
8/17 16:48
イラン外務省
「米国とイスラマバードで交わした覚書に60日期限はない」「ホルムズ海峡を巡り、オマーンとの集中協議が続いている」
8/17 20:14
トランプ米大統領
「イランに関しては、急いではいない」「イラン革命防衛隊とは、非公式にコミュニケーションを取れている」「オマーンが米国の邪魔をすれば爆撃する」
8/18 03:09
トランプ米大統領
「イランは私が必要だと考えるような取引をしない」「イランは核兵器を保有できないし、決して保有させない」「イランとの覚書を延長する意向はない」
要人発言の読み解き:ラブロフ外相の発言は、択捉島訪問を巡る日ロの外交摩擦がさらに深まっていることを示すものだった。一方でイラン外務省の発言は、覚書の60日期限そのものに法的拘束力がないとする立場を強調するもの。トランプ大統領は覚書延長に否定的な姿勢を鮮明にしつつも「急いでいない」と時間軸を曖昧にしており、軍事的エスカレーションと交渉継続の両にらみの構図が続いている。

📊 経済指標|8月17日(月)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
08:50🇯🇵実質GDP1次速報値(4-6月期・前期比)+0.3%+0.5%+0.5%
08:50🇯🇵実質GDP1次速報値(同・年率)+1.1%+2.0%+1.8%(改定+1.9%)
08:50🇯🇵GDPデフレーター(前年比)
▶詳細記事はこちら
+2.6%+2.4%+3.2%
13:30🇯🇵鉱工業生産確報値(6月・前月比)+1.9%+1.3%+1.3%
13:30🇯🇵鉱工業生産確報値(6月・前年比)+4.9%+4.2%+4.2%
13:30🇯🇵設備稼働率(6月・前月比)+4.1%+0.1%
13:30🇯🇵第3次産業活動指数(6月・前月比)-0.2%-0.9%+1.1%
10:30🇨🇳新築住宅販売価格(7月・前月比)-0.18%-0.15%
11:00🇨🇳小売売上高(7月・前年比)+0.6%+1.4%+1.0%
11:00🇨🇳鉱工業生産指数(7月・前年比)+4.5%+5.1%+5.3%
21:30🇺🇸ニューヨーク連銀製造業景気指数(8月)20.610.215.6
21:30🇨🇦消費者物価指数(CPI・7月・前年比)+3.0%+3.1%+2.8%
23:00🇺🇸NAHB住宅市場指数(8月)353334

※予想・前回値はみんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」に準拠

指標読み解き:日本の4-6月期GDPは3四半期連続のプラス成長を維持したものの、内実は輸入減少(ホルムズ海峡情勢による原油輸入の一時的急減)が外需寄与を押し上げた形で、個人消費は8四半期ぶりのマイナスに転じるなど内需の弱さが目立つ内容だった。同日発表の鉱工業生産確報値(6月)は前月比+1.9%・前年比+4.9%と、いずれも速報値・市場予想を上回る強い内容だった一方、第3次産業活動指数(6月)は前月比-0.2%と市場予想(-0.9%)を上回りつつも前回(+1.1%)からは減速しており、製造業とサービス業で明暗が分かれた。中国の7月小売売上高・鉱工業生産はいずれも市場予想を下回り、内需の減速が改めて意識された。一方、米国のNY連銀製造業景気指数・NAHB住宅市場指数はともに予想を上回る改善となり、想定されていたほどの景気減速が確認されなかったことが、夜間の米金利・ドルの底堅さにつながった。カナダCPIはガソリン価格の急伸を主因に加速したが、コア指標は落ち着いており、中東発のエネルギー高が各国の物価統計に波及し始めている構図が改めて確認された一日だった。

🎯 FedWatch(次回9月16日FOMC向け)

ターゲットレンジ確率(現在)1日前1週間前1ヶ月前
350-375bp
(現状維持)
65.0%66.9%47.8%42.2%
375-400bp
(利上げ)
35.0%33.1%52.2%51.2%
400-425bp0.0%0.0%0.0%6.6%

CME FedWatchツール / 対象:9月16日FOMC(Data as of 2026年8月17日05:52:56 CT)

FedWatch読み解き:現状維持確率は前日の66.9%から65.0%へとわずかに低下した。NY連銀製造業景気指数・NAHB住宅市場指数の予想外の改善が、景気減速を裏付ける材料の一角を崩した形で、直近1カ月続いていたハト派方向への振れに小休止が入った格好となる。ただし1カ月前(利上げ確率51.2%)との比較では依然として現状維持優位の状況に変わりはなく、19日発表予定のFOMC議事要旨が次の材料として注目される。

💼 企業決算|8月17日発表分

🇯🇵 国内企業

サニックスホールディングス(4651) 東証スタンダード・環境エネルギー|1Q|8/17発表 ★注目決算・黒字浮上
経常利益
2.80億円
前年同期は赤字
通期進捗率
17.74%
通期予想15.78億円

太陽光発電・資源循環事業が回復し、4-6月期の連結経常損益は黒字浮上で着地した。

エム・エイチ・グループ(9439) 東証スタンダード・サービス(美容室「モッズ・ヘア」運営)|本決算|8/17発表 減収減益
売上高
18.44億円
前期比▲1.8%
経常損益
▲0.07億円
前期は0.26億円の黒字

ヘアメイク事業は堅調だったが、「モッズ・ヘア」コレクション開催費用の先行や原材料・人件費の高騰が響き、減収減益で着地した。

🇺🇸 米国企業

8月17日は米国株式決算カレンダーに掲載された主要企業の発表は少なく、CBAKエナジー・テクノロジー(CBAT・NASDAQ)の第2四半期決算が予定された一日だった。大連拠点のリチウム・ナトリウムイオン電池メーカーである同社は、1Q(1-3月期)で売上高が前年同期比99.3%増の69.62百万ドルと急拡大していた。2Q決算の確定数値については、執筆時点で一次情報源(同社IR・SEC開示)を確認できていないため、確認でき次第フォローアップする。

🌍 日米以外の主要企業

香港上場の吉利汽車(0175.HK)が2026年1-6月期の中間決算を発表。総収入は前年同期比15%増の1,736億人民元と過去最高を更新し、6年連続の増収となった。会計上の純利益は為替差損などの影響で前年同期比1.8%減の90.9億人民元となったが、非経常項目を除いた実質ベースの利益(核心帰属純利益)は同46%増の96.8億人民元と大幅増益。上半期の総販売台数は142.3万台(+1%)、うち新エネルギー車が79.95万台(+10%)で全体の56.2%を占めた。
また、2026年6月期本決算の発表が集中したオーストラリア企業の動きも目立った。家電量販のJBハイファイは通期売上高110.6億豪ドル(+4.8%)・純利益4.899億豪ドル(+6%)とともに市場予想をやや下回る一方、最終配当を21%増額。ただし7月の既存店売上高は主要ブランド軒並みマイナスに転じ、株価は急落し消費減速への警戒が意識された。物流大手オーリゾンは基礎的EBITDAが9%増の17.24億豪ドル、資源探査サービスのIMDEXは売上高が21%増の5.20億豪ドルと過去最高を更新した。一方、不動産大手レンドリースは非中核資産売却に伴う減損が響き7.49億豪ドルの最終赤字を計上している。

※コンセンサス数値は各社公表資料および現地報道に基づく

📅 8月18日火曜日の主な予定

時刻(JST)イベント
09:30🇦🇺Westpac消費者信頼感指数(8月)
15:00🇬🇧ILO失業率・雇用統計(7月)
18:00🇩🇪🇪🇺ZEW景況感指数(8月)
21:15🇨🇦住宅着工件数(7月)
21:30🇺🇸輸入・輸出物価指数(7月)、住宅着工件数(7月)
22:15🇺🇸鉱工業生産指数(7月)
23:00🇺🇸中古住宅販売成約指数(7月)
週明け17日の流れを受け、18日は英国の雇用統計とドイツ・ユーロ圏のZEW景況感指数が焦点となる。米国では住宅関連指標と鉱工業生産指数の発表が集中する。ホルムズ海峡を巡る米・イラン間の協議は覚書失効後の展開が読みにくく、原油・金利・為替への波及に引き続き注意が必要だ。

📚 主な出典

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点のものであり、事実と考察・リスクは本文中のタグで明示しています。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

ほうもんしゃ

Translate

PVアクセスランキング にほんブログ村
このブログについて
当ブログ「ぱぶちゃんのファンダメンタルlab」では、
世界の株式・為替・商品・金利市場の振り返りや、
マクロ経済の動向や重要経済指標を中立・事実ベースで徹底解析しています。
投資判断を目的としたものではなく、
情報整理と理解を目的とした内容を提供しています。

ニュースや経済指標は数が多く分かりづらいため、
当ブログでは日々のマーケット情報を整理し、 冷静に読み解くことを目的としています。

このブログを検索

人気の投稿

ブログ アーカイブ

カテゴリー

自己紹介

自分の写真
ぱぶちゃん|投資歴6年
ゴールド・マクロ・FXを事実ベースで解説するブログを運営中。
相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。
ナンピンは得意です。
X @pablo29god

QooQ