【2026年09月18日・振り返り】日経平均882円高で3日続伸、日銀利上げも円は158円台へ急落

2026年9月19日土曜日

マーケット振り返り

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2026年9月18日振り返り

【2026年09月18日・振り返り】日経平均882円高で3日続伸、日銀利上げも円は158円台へ急落

📅 対象時間帯:2026年9月18日(金)07:00 〜 9月19日(土)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
18日の東京株式市場で日経平均は前日比882円70銭高(+1.38%)の65,018円95銭と3日続伸し、終値で6万5000円台回復は10日以来。日銀は政策金利を0.25%引き上げ1.25%とする利上げを賛成7反対2の多数決で決定し、想定通りの決定に買い安心感が広がった一方、反対票2人の存在を材料に外為市場では円が全面安となり、一時1ドル158円台まで下落した。深夜には日銀のレートチェック実施報道を受け156円台後半まで急反転する荒い値動きとなった。NY株式市場では米長期金利が5%近辺まで上昇したことが重荷となりダウ平均は95.40ドル安の反落となったが、半導体関連が買われS&P500・NASDAQ100は続伸した。
①日経平均882円高、3日続伸で6万5000円台回復(10日以来)。日銀は0.25%利上げを決定(賛成7反対2)も、円は一時158円台まで下落
②米長期金利が前日の4.93%から5%近辺へ上昇。日本の為替介入への警戒から米国債売りとの思惑も浮上
③深夜、日銀のレートチェック実施が伝わり円が1円超急騰、156円台後半まで戻す荒い展開に
④サウジアラムコが欧州の製油会社少なくとも2社に10月分の原油供給不可を通知、NY原油は3日続落も供給不安がくすぶる

📈 市況一覧(9/18現物ベース)

※先物・CFD・DEX銘柄は除き、現物・スポットの終値のみ掲載しています。

指標終値前日比
日経平均65,018.95円+882.70円(+1.38%)
TOPIX4,091.14-3.05(-0.07%、3日ぶり反落)
香港ハンセン指数24,750.78+146.49(+0.60%)
中国FTSE A5014,475.65+118.67(+0.83%)
韓国KOSPI2001,090.23+31.96(+3.02%)
英FTSE10010,659.13-157.01(-1.45%)
独DAX25,304.06-412.65(-1.60%)
仏CAC408,065.02-121.91(-1.49%)
NYダウ51,682.64ドル-95.40ドル(-0.18%)
S&P5007,650.50+12.74(+0.16%)
NASDAQ10029,644.17+197.19(+0.67%)
ドル円(NY引け前後)156円70銭台高値158円05銭・安値155円87銭
XAUUSD4,340ドル前後4営業日ぶり上昇
WTI原油100.30ドル-1.61ドル(-1.58%、3日続落)
米10年債利回り4.99%近辺前日4.93%から上昇

※ドル円は日銀のレートチェック実施報道を受け深夜に荒い値動きとなったため、NY引け前後の目安レンジで記載。XAUUSDはCFD(サンデー)銘柄を参考値として掲載(速報値のため後日訂正の可能性あり)

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(9/18 07:00〜17:00 JST)
時刻地域見出し
09:00🇯🇵東証寄り付き。前日の米国株高を引き継ぎ、AI・半導体関連中心に買いが先行
09:00〜11:50🇯🇵日銀会合の結果発表を控え、方向感に乏しい保ち合い相場が続く
11:54🇯🇵🔥 日銀が金融政策決定会合の結果を発表、政策金利を0.25%引き上げ1.25%に決定(賛成7反対2、反対は浅田委員・佐藤委員)。市場想定通りの決定に買い安心感が広がり、上げ幅は一時1300円超に拡大
12:00頃🇯🇵決定内容の発表を受け、円が対ドルで下落基調に転換。反対票2人の存在が意識され、円売りが優勢に
15:30🇯🇵東証大引け。日経平均は前日比882円70銭高の65,018円95銭で3日続伸、終値で6万5000円台回復は10日以来。TOPIXは3.05ポイント安(-0.07%)の4091.14と3日ぶり反落、プライム市場の売買代金は概算10兆3970億円
17:00🇭🇰香港ハンセン指数引け。24,750.78(+146.49、+0.60%)。中東緊張緩和への期待から総じてアジア株は堅調も、豪州株は冴えない値動き
🌍 ロンドン/欧州セッション(9/18 16:13〜翌00:30頃 JST)
時刻地域見出し
16:13🇬🇧🇩🇪欧州株式が取引開始。英FTSE指数は0.2%安、独DAX指数は0.45%安でスタート
取引時間中💴円は欧州時間に入っても下げ止まらず、対ドルで下値を切り下げる展開が続く
取引時間中🇪🇺米FRBの年内追加利上げ観測が重荷となる一方、独仏市場では半導体関連株が買われる場面も。英市場では鉱山・エネルギー株が売られる
翌00:30🇬🇧🇩🇪🇫🇷欧州株式引け。英FTSE100は10,659.13(-157.01、-1.45%)、独DAXは25,304.06(-412.65、-1.60%)、仏CAC40は8,065.02(-121.91、-1.49%)とそろって下落。中東情勢を懸念したエネルギー高と主要国金利上昇が相場の重し
🇺🇸 NYセッション(9/18 22:30〜翌19日05:00頃 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
22:30頃🇺🇸NY株式市場、取引開始。米長期金利の上昇と原油の高止まりを嫌気し軟調な滑り出しとなり、ダウ平均は一時200ドル超安まで下落
23時台💴円は対ドルで一段安となり、1ドル158円05銭まで下落(この日の安値は155円87銭)。約2週間ぶりの円安水準
23:34🇯🇵💴🔥 日銀が為替介入の準備段階とされる「レートチェック」を実施したとの報道が伝わる。これを受け円が急速に買い戻される
取引時間中🇺🇸米長期金利が前日の4.93%から5%近辺まで上昇(債券価格は下落)。原油の高止まりを背景にFRBの年内追加利上げ観測が高まったほか、日本の為替介入に備えた資金確保のため米国債が売られるとの思惑も浮上
取引時間中🇺🇸半導体製造装置のアプライドマテリアルズや半導体メモリーのマイクロン・テクノロジー、サンディスクなどが買われる一方、メタ・プラットフォームズやネットフリックス、スペースXが軟調
19日01:00頃💴円は156円78銭まで反発。158円05銭からの値幅は1円27銭に達した
19日03時台💴円は156円70銭台で下げ渋る展開
19日05:00頃🇺🇸NY引け。ダウ平均は前日比95ドル40セント(0.18%)安の51,682.64ドルと反落。S&P500は12.74pt高(+0.16%)の7,650.50、NASDAQ100は197.19pt高(+0.67%)の29,644.17とそろって続伸
19日05:00頃🛢️NY原油は3日続落。WTIは前日比1.61ドル安の1バレル=100.30ドル。サウジからの供給途絶懸念が後退し売り優勢に。中国がイランにフーシ派抑制への協力を非公式に要請したとの報道が材料視された
19日06時台🇸🇦米ブルームバーグ通信が、サウジ国有石油会社アラムコは欧州の製油事業者少なくとも2社に10月分の原油供給ができないと通知したと報道(詳細は米・イラン情勢欄)

🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢

日付見出し
18日イラン革命防衛隊が、ホルムズ海峡を「違法に」通過しようとしたとしてトーゴ船籍の石油タンカーを攻撃したと発表。米軍による「挑発」と「欺き」を受けたものと主張し、海峡を違法に通過する船舶は全て「破壊される」と改めて警告した
18日サウジアラビアが攻撃を受け稼働停止中の東西パイプラインについて、数日内に輸送能力の半分程度で再開、6週間以内の完全復旧を目指すと伝わり、アジア市場では緊張緩和期待として買い材料視された
19日未明米ブルームバーグ通信が、サウジ国有石油会社アラムコが欧州の製油事業者少なくとも2社に対し10月分の原油供給ができないと通知したと報道。欧州の全購入者に同様の対応を取る方針とされ、供給不安が再び意識される展開に

中国がイランに対しフーシ派の抑制を非公式に要請したと伝わっており、来週の米中首脳会談で習近平国家主席が「イラン緊張緩和」を台湾問題や関税交渉のカードに使う可能性も市場では取り沙汰されている。

🎙️ 要人発言|9月18日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
08:52
ブロック豪準備銀行(RBA)総裁
「インフレの上振れリスク、一部が現実のものになりつつある」
11:56
日本銀行声明
「政策金利の引き上げ、賛成7対反対2」「浅田委員と佐藤委員が反対」「基調的な物価上昇率、2%に近づいている」「基調物価が2%目標を超えて上振れるリスクが顕在化」
14:47
ブイチッチ欧州中央銀行(ECB)副総裁
「市場が予想する追加利上げは主にエネルギー価格上昇が理由だが、政策担当者はより幅広い経済指標を考慮する」「利上げペースは当面の間維持する価値がある」
15:37〜16:48
植田日銀総裁(会見)
「基調的な物価上昇率は2%に近づいている」「今後の利上げペース、特定のものを念頭に置いているわけではない」「25ベーシスポイントを上回る利上げの可能性は物価情勢次第」「通貨の信認、その国の物価が安定しているかが最大の要因」
15:54
片山財務相
「秩序ある為替市場の維持に取り組んでゆく」「今後さらなる協調介入を実施することも躊躇しない」
19:55
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「不確実性が経済の見通しを左右している」「金利はエネルギー価格と連動して動くわけではない」
23:16
ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長
「今後数週間で銀行のストレステストをより透明性と説明責任のあるものにするための改革を最終決定する」

📊 経済指標|9月18日(金)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
07:45🇳🇿貿易収支(8月)-13.49億NZドル-19.49(改定-21.18)
08:30🇯🇵全国消費者物価指数・前年比(8月)+1.9%+2.0%+1.9%
08:30🇯🇵同コア(生鮮食料品除く)・前年比+1.7%+1.8%+1.8%
11:54🇯🇵日銀政策金利(9月)1.25%1.25%1.00%
15:00🇩🇪生産者物価指数・前月比(8月)+1.1%+0.6%+1.1%
15:00🇩🇪同・前年比+4.6%+3.8%+3.0%
15:00🇬🇧小売売上高・前月比(8月)+0.5%-0.2%-0.5%
15:00🇬🇧同・前年比+2.4%+1.9%+1.6%(改定+1.2%)
17:00🇪🇺経常収支(7月)276億ユーロ351億ユーロ
18:00🇪🇺建設業生産高・前月比(7月)0.0%-1.3%(改定-1.5%)
22:15🇺🇸鉱工業生産指数・前月比(8月)0.0%+0.4%+0.2%
22:15🇺🇸設備稼働率76.3%76.4%76.3%
23:00🇺🇸景気先行指数・前月比(8月)-0.1%+0.2%+0.2%
指標読み解き:日本の全国CPIは前年比+1.9%と前回から横ばい、コアも+1.7%とやや伸びが鈍化し、日銀の利上げを急がせる材料にはならなかった。それでも日銀は市場予想通り0.25%の利上げに踏み切ったが、反対票2人という結果が「次の一手は慎重」との受け止めにつながり、皮肉にも利上げ決定にもかかわらず円安が進む展開となった。一方、独PPIは前月比+1.1%と予想を大きく上回り、インフレ圧力の根強さを示した。英小売売上高も前月比+0.5%と予想(-0.2%)を大幅に上回る強い結果で、英国の個人消費に底堅さが見られる。米鉱工業生産は前月比横ばいにとどまり予想を下回った一方、設備稼働率はほぼ横ばいを維持。景気先行指数のマイナスは市場予想を下回り、米景気の減速シグナルとしてくすぶり続けている。

💼 企業決算|9月18日発表分

🇯🇵 国内
コーセル〈6905〉|電源メーカー|2027年5月期第1四半期実績
経常利益
580百万円
前年同期
-79百万円(赤字)
コンセンサス比
大幅上回り
通期見通し
上方修正
前年同期の赤字から黒字転換し、IFISコンセンサス(180百万円)を大きく上回る水準で着地。半導体・産業機器向け電源需要の回復が寄与したとみられ、通期経常見通しも合わせて上方修正した。
サツドラホールディングス〈3544〉|北海道地盤ドラッグストア|2027年5月期第1四半期実績
経常損益
-176百万円
前年同期
+150百万円(黒字)
着地
赤字転落
前年同期の黒字から一転、1.7億円の経常赤字に転落。主力リテール事業で経費増や競合激化の影響が続いており、収益性の弱さが意識される内容となった。
アドバンスクリエイト〈8798〉|保険代理店|2026年9月期第3四半期実績
3Q累計最終損益
-7.6億円
前年同期
-14億円(赤字幅縮小)
通期見通し
黒字→赤字3.9億円に下方修正
3Q累計の最終赤字幅は前年同期から縮小したものの、通期見通しを従来の4.5億円の黒字予想から一転3.9億円の赤字に下方修正。6月末時点で4四半期ぶりに2.7億円の債務超過に陥っている。
🇺🇸 米国

9月18日はS&P500採用銘柄を中心とした米国株決算カレンダー上、該当する決算発表は確認されなかった。

🌍 ほか(日米以外)

9月18日は日米以外の主要企業による大型決算発表は確認されなかった。

📅 来週にかけての予定

東京市場は9月21日(月・敬老の日)から23日(水・秋分の日)まで3連休で休場となり、次に取引が行われるのは24日(木)。24日には米中首脳会談が予定されており、AIが議題の一つになるとみられる。米債券市場では22日に2年債、23日に5年債、24日に7年債の入札が予定されており、5%近辺まで戻した米長期金利の居場所はこの数日間で占われることになりそうだ。国内が休場の間も、中東情勢や為替介入を巡る動向には引き続き注意が必要となる。

📚 主な出典

世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com)は市況の数値確認のみに使用
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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