【2026年09月04日・振り返り】日経平均5営業日ぶり反発で65,020円、長期金利は2.890%に一段と低下~イラン、クウェート・UAEの米軍基地攻撃を発表、米8月雇用統計は予想大幅超えでNYダウ反落~

2026年9月5日土曜日

マーケット振り返り

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2026年9月4日振り返り

【2026年09月04日・振り返り】日経平均5営業日ぶり反発で65,020円、長期金利は2.890%に一段と低下~イラン、クウェート・UAEの米軍基地攻撃を発表、米8月雇用統計は予想大幅超えでNYダウ反落~

📅 対象時間帯:2026年9月4日(金)07:00 〜 9月5日(土)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
4日、イランはクウェートとアラブ首長国連邦(UAE)にある米軍基地を攻撃したと発表し、米国側の仕業と主張する結婚式会場への攻撃に対する報復を誓った。国内では日経平均が前日までの4日続落から一転、前日比806円46銭高の65,020円94銭と5営業日ぶりに反発し、節目の65,000円台を回復。国内長期金利は2.890%まで一段と低下した。NY市場では8月の米雇用統計が非農業部門雇用者数+16.2万人と市場予想を大幅に上回り、FRBの早期利上げ観測が再燃してNYダウは271.86ドル安と3日ぶりに反落した。
①イラン、クウェートに続きUAEの米軍基地への攻撃も認め、報復を宣言。バンス米副大統領は「調査中」とコメント
②日経平均は5営業日ぶり反発、806円高の65,020円で節目回復。TOPIXはほぼ横ばい、長期金利は2.890%に低下
③米8月雇用統計はNFP+16.2万人(予想+5.5万人)、失業率4.1%。NYダウ▲271.86ドル、ナスダックも反落し9月FOMCでの利上げ観測が再燃。ただし平均時給の前年比は+3.1%と鈍化しており、来週のCPIが分岐点となりそうだ

📰 ニュース見出し時系列

※米・イラン情勢は時刻の特定が難しいため、市場イベント(指標・決算・値動き)とは分けて後段の「🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢」でまとめています。

🌏 アジアセッション(07:00〜17:35 JST)
時刻地域見出し
09:00🇯🇵東京市場寄り付き。前日の米国株高・AI/半導体株高を受け、ソフトバンクG、アドバンテスト、キオクシア、フジクラなど値がさハイテク株中心に買いが先行
09:15頃🇯🇵東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=155円25銭近辺まで上昇、約1カ月ぶりの高値
10:00頃🇯🇵ソフトバンクグループ、個人投資家向けとして国内最大規模となる1兆円社債の発行条件を決定。利回りは年4.75%で、同社の社債利回りとしては2009年以来17年ぶりの高水準
11:16🇯🇵国内長期金利、新発10年債利回りが一時2.905%まで低下
13:00頃🇯🇵円相場が一時1ドル=156円40銭台まで円安方向に振れ、先物買いや値がさハイテク株の一角に買いが波及
15:00頃🇯🇵国内債券市場が引け。新発10年債利回りは2.890%で取引を終える
15:30🇯🇵🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前日比806円46銭高(+1.26%)の65,020円94銭と5営業日ぶりに反発、節目の65,000円台を回復。TOPIXは前日比1.19pt高(+0.03%)の4,103.23ptとほぼ横ばい
16:00頃🇨🇳中国本土連動のFTSE中国A50が反発、前日比53.22pt高(+0.36%)の14,674.58pt
16:30頃🇰🇷韓国KOSPI200指数、前日比18.70pt高(+1.81%)の1,051.52ptで取引を終える
17:00頃🇭🇰香港市場大引け。ハンセン指数は前日比437.56pt高(+1.74%)の25,650.87ptと反発
🌍 ロンドン/欧州セッション(16:00〜翌01:00頃 JST)
時刻地域見出し
18:10🇰🇷韓国、旧統一教会総裁の裁判で検察側が控訴(懲役2年の判決を不服)
18:49🇳🇵ネパールで土石流に埋もれた発電所から生存者2人を9日ぶりに救出。死者は1,318人に拡大
19:53🇵🇭フィリピン副大統領に逮捕状(マルコス夫妻らへの脅迫容疑)
21:16🇹🇼台湾・大陸委員会、桃園国際空港で中国人一家を人道的保護。中国非公認のキリスト教団体「シオン教会」の弁護を担当し当局の圧迫を受けていた弁護士・王夏紅氏とみられ、中国への強制送還を懸念し台湾に保護を要請していた
22:23🇾🇪イエメン西部紅海沿岸で親イラン武装組織フーシ派とイエメン暫定政府軍が衝突、双方合わせて約130人死亡。フーシ派はバベルマンデブ海峡近郊のモカ包囲を狙い進攻しているとされる
23:26🇺🇦ウクライナ保安局庁舎にドローンが命中、キーウ中心部で7人負傷
00:38頃🇩🇪🇬🇧欧州株式市場大引け。英FTSE100は前日比0.43pt安(ほぼ変わらず)の10,831.09pt、独DAXは同43.08pt高(+0.17%)の26,046.40ptとまちまち
🇺🇸 NYセッション(22:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
22:30🇺🇸NY株式市場が寄り付き
23:00頃🇺🇸ダウ平均は寄り付き後、前日比91ドル安とやや軟調に推移
04:31🇨🇳🇺🇸ロイター報道:中国の大規模訪米団が、米中首脳会談に際し習近平国家主席に同行する見通し
05:28🇳🇴🇯🇵ノルウェー政府系ファンド、日本国債の保有割合を引き上げる方針と伝わる
06:05🇺🇸🔥🔥🔥 NY引け。ダウ工業株30種平均は前日比271.86ドル安(▲0.51%)の53,414.25ドルと3日ぶりに反落。ナスダック総合も77.07pt安(▲0.29%)の26,506.99。半導体・製造装置は上昇した一方、ソフトウエア・サービスや自動車関連が下落。個別ではアップル、ウォルト・ディズニーが下落、キャタピラーは買われた。アドビは新CEO就任発表を嫌気され6.7%安

🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢

※軍事作戦に関する発表は当局側が時刻を明確にしないケースが多く、ここでは判明している範囲の時間帯(現地時間/日本時間)で記載しています。

3日(現地時間):イランは、米国側の仕業と主張する結婚式会場への攻撃に対する報復として、クウェートとアラブ首長国連邦(UAE)にある米軍基地を攻撃したと発表した。J・D・バンス米副大統領はこの攻撃について「調査中」と述べるにとどめた。

背景:8月30日の米軍による空爆を機に新たな衝突局面に入り、6カ月に及ぶ戦争の帰趨は一段と不透明になっている。イランはホルムズ海峡の封鎖を維持する一方、米国はイランの港湾に対する対抗封鎖を強化している。クウェート軍は3日、イランから発射されたミサイル・ドローンを迎撃したと発表した。
読み解き:これまでクウェートへの攻撃にとどまっていた報復が、今回はUAEにも拡大した。前回触れた「米がサーブを握り、イランはレシーブに徹する」という構図自体は変わっていないが、報復の対象地域が広がりつつある点は見逃せない。同じ4日にはイエメン沖でもフーシ派とイエメン暫定政府軍の衝突が伝わっており、中東の緊張はホルムズ海峡だけでなくバベルマンデブ海峡など複数正面に及びつつある。原油・長期金利・為替への波及を引き続き注視したい。

🎙️ 要人発言|9月4日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
9/4 07:21
ウォラーFRB理事
「9月の金利判断は8月のインフレ統計次第」
9/4 09:09
三村財務官
「為替対応、我々の姿勢は何も変わることはない」「為替、引き続き臨戦態勢」「米当局と絶え間なく連絡を取っている」
9/4 11:21
片山財務相
「金利は様々な理由を背景に市場で決まる」「金利上昇に関して、高い緊張感をもってウォッチしている」「ベッセント米財務長官から要求があったことはない」「ベッセント長官はタカイチノミクスを評価している」
9/4 15:28
片山財務相
「他国の財務相が中央銀行に要求することはない」
9/4 22:48
トランプ米大統領
「FRBはその素晴らしい新指導者の下、賢明な対応とる必要がある」「高金利は米国を不当で不利な立場に置いている」「利下げしなければ対米黒字国との貿易を停止する」
9/4 23:04
ハセット米NEC委員長
「ホルムズ海峡を通る石油の流れを監視」「我々はFRBの独立性を尊重している」
9/5 01:33
トランプ米大統領
「経済成長はインフレを引き起こさない」「マーケットは上昇すべき」「我々は世界で最も低い金利を享受すべきだ」
9/5 01:36
ハマック米クリーブランド連銀総裁
「行動を起こすべき時だ」「FRBの政策は景気抑制的ではなく、インフレ率は高すぎる」
要人発言の読み解き:三村財務官・片山財務相の発言からは、円相場・金利両面での警戒姿勢が引き続きうかがえる。一方でトランプ氏・ハセット氏の発言は利下げ圧力を一段と強めるもので、強い雇用統計を受けて市場が織り込み始めた「利上げ」観測との綱引きが鮮明になっている。ハマック総裁の「インフレ率は高すぎる」との発言は、トランプ氏の利下げ要求とは対照的な立場である点にも留意したい。

📊 経済指標|9月4日(金)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
08:30🇯🇵家計調査(7月・実質前年同月比)▲3.6%▲1.6%▲3.3%
15:00🇩🇪製造業新規受注(前月比/前年比、7月)+2.5%/+13.1%+0.3%/+10.5%+3.7%改/+7.2%改
17:30🇬🇧建設業PMI(8月)44.345.5前後44.7
18:00🇪🇺小売売上高(前月比/前年比、7月)▲0.6%/+0.6%+0.4%/+1.1%+0.2%改/+1.4%改
21:30🇺🇸雇用統計(非農業部門雇用者数/失業率、8月)+16.2万人/4.1%+5.5万人/4.1%+2.1万人改/4.1%
21:30🇺🇸平均時給(前月比/前年比、8月)+0.3%/+3.1%+0.3%/+3.0%+0.2%改/+3.2%
21:30🇨🇦雇用統計(雇用者数/失業率、8月)▲4.17万人/6.4%+1.50万人/6.4%+7.51万人/6.4%
23:00🇨🇦Ivey購買部協会指数(8月)64.3---55.1

※予想・前回値はみんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、Myforex「欧米市場の主な経済指標」等に準拠

指標読み解き:日本の家計調査は実質前年比▲3.6%と市場予想(▲1.6%)を大きく下回り、8カ月連続のマイナス。節約志向の根強さを改めて示した。米雇用統計はNFP・失業率・平均時給いずれも底堅く、7月分も上方修正されたが、平均時給の伸びは前年比で鈍化しており、一方的な「強い雇用統計」とは言い切れない面もある。カナダは雇用者数が大幅減となった一方でIvey指数は前回から大きく改善するなど、内容はまちまちだった。

💼 企業決算|9月4日発表分

🇯🇵 国内

※いずれも中小型株のため個別の詳細解説は割愛し、経常利益ベースで一覧化しています。

銘柄種別経常利益(前期比)通期予想比進捗率
ハイレックスコーポレーション<7279>3Q80.3億円(+36.9%)108.5%
泉州電業<9824>3Q98.8億円(+40.3%)76.0%
エイケン工業<7265>3Q2.6億円(▲40.6%)60.8%
ロック・フィールド<2910>1Q2.1億円(+390.5%)35.4%
ティーライフ<3172>本決算3.2億円(▲29.8%)117.3%
日本ハウスホールディングス<1873>1Q▲1.4億円(赤字転落)▲6.5%
エイチームホールディングス<3662>本決算5.8億円(▲63.2%)64.9%
ナトコ<4627>3Q18.6億円(+82.9%)83.5%
カナモト<9678>3Q157.8億円(+31.1%)76.2%
大和コンピューター<3816>本決算3.1億円(▲50.1%)110.0%
ファースト住建<8917>3Q18.7億円(+12.2%)74.7%

ナトコ・カナモト・ロック・フィールドが大幅増益となった一方、日本ハウスホールディングスは1Qで経常赤字に転落。大和コンピューター、エイケン工業、ティーライフは減益となった。

🇺🇸 米国

この日は主要な米国企業の決算発表は確認されなかった(マネックス証券・米国株式決算カレンダーでも9/4該当銘柄なし)。

🌍 ほか(日米以外)

9月4日は日米以外の主要企業(欧州・中国・韓国・台湾の指数採用クラス)による大型決算発表は確認されなかった。

📅 9月7日月曜日の主な予定

時刻(JST)予定
終日🇺🇸レイバー・デーで株式市場休場
14:00🇯🇵景気動向指数(速報値、7月)
15:00🇩🇪鉱工業生産指数(7月)
18:00🇪🇺実質GDP確報値(第2四半期)
今後の主なイベント:中東情勢はイランのUAE攻撃も加わり緊張が複数正面に拡大している。来週11日には米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、強い雇用統計を受けた後だけに、9月FOMC(15〜16日)の利上げ観測がどこまで強まるか、インフレ指標が今後の焦点となりそうだ。

📚 主な出典

▼一次ソース(政府統計・報道発表)
▼報道・二次メディア
みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、みんかぶFX/為替「4日の主な要人発言」、マネックス証券国内株式・米国株式決算カレンダー、nikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」(数値参照のみ)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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