【2026年09月08日・振り返り】日経平均3営業日ぶり反落、円152円台後半で7カ月ぶり高値~フーシ派サウジ攻撃で73人負傷、原油急伸でNYダウ続落~

2026年9月9日水曜日

マーケット振り返り

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2026年9月8日振り返り

【2026年09月08日・振り返り】日経平均3営業日ぶり反落、円152円台後半で7カ月ぶり高値~フーシ派サウジ攻撃で73人負傷、原油急伸でNYダウ続落~

📅 対象時間帯:2026年9月8日(火)07:00 〜 9月9日(水)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が8日、サウジアラビアの石油施設や空軍基地を弾道ミサイル・無人機で攻撃し73人が負傷、米中央軍もイラン・カーグ島付近を攻撃したと報じられ、原油相場が上昇した。国内では日銀の早期利上げ観測にベッセント米財務長官の踏み込んだ発言が重なり、円が対ドルで一時152円89銭まで急伸、7カ月ぶりの円高水準となった。日経平均は円高を嫌気した売りに押され、前日比1130円51銭安(-1.70%)の65,269円33銭と3営業日ぶりに反落。NYダウも原油高によるインフレ再燃懸念から628.18ドル安と続落した。
①フーシ派がサウジの石油施設・空軍基地を攻撃、73人負傷。原油は3カ月ぶり高値の94ドル台まで上昇
②日経平均は1130円51銭安(-1.70%)の65,269円33銭と3営業日ぶり反落。円は一時152円89銭まで急伸、2月17日以来7カ月ぶりの円高水準
③NYダウは628.18ドル安と続落、ナスダックも続落。ロシアはキーウ攻撃を3日ぶりに再開、独ではAfD州議選圧勝の余波でメルツ首相が「深い衝撃」を表明

📰 ニュース見出し時系列

※中東情勢は時刻の特定が難しいため、市場イベント(指標・決算・値動き)とは分けて後段の「🌍 中東情勢」でまとめています。

🌏 アジアセッション(07:00〜17:35 JST)
時刻地域見出し
08:00頃🇯🇵東京市場寄り付き。日経平均は前日比556円15銭安で始まる
09:58🇯🇵半導体関連株主導で上げ幅拡大、高値66,791円84銭まで上昇し前日比プラス圏に浮上する場面も
12:00頃🇯🇵東京外国為替市場でドル円が152円台後半まで下落、2026年2月17日以来約7カ月ぶりの安値水準。日銀の早期利上げ加速観測が背景
13:00頃🇩🇪AP通信、メルツ独首相が7日「(ザクセン・アンハルト州議選での敗北は)CDUにとって最も深刻な選挙敗北」「深い衝撃を受けている」と表明したと報道。ロシアに対する立場は「1ミリも譲らない」とも
15:25🇺🇦🇷🇺【キーウ共同】ロシア軍が8日未明、キーウを弾道ミサイルで攻撃、2人死亡・10人負傷。プーチン大統領はウィトコフ特使・クシュナー氏の来訪に合わせ5〜7日の3日間、攻撃停止を指示していたが再開
15:30🇯🇵🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前日比1130円51銭安(-1.70%)の65,269円33銭と3営業日ぶり反落。TOPIXも75.47pt安(-1.83%)の4,050.33。日経平均採用銘柄の値上がりは59銘柄・値下がりは165銘柄。押し下げ上位は東京エレクトロン・アドバンテスト・TDK・イビデン・キオクシアホールディングス、押し上げはソフトバンクグループ・ニトリ・KDDI・コナミ・ネクソン
15:38🇯🇵国内長期国債先物9月限、126円33銭で取引終了(寄付126円20銭、高値126円50銭、安値126円17銭)。新発10年債利回りは2.876%。2年債1.831%、5年債2.223%、20年債3.691%
16:00頃🇰🇷韓国KOSPI200指数、前日比5.10%高の1,105.19ptと大幅高
16:00頃🇭🇰香港ハンセン指数、前日比0.38%安の25,317.18ptと反落
16:00頃🇨🇳中国本土連動のFTSE中国A50、前日比0.62%安の14,652.43pt
🌍 ロンドン/欧州セッション(16:00〜翌01:00頃 JST)
時刻地域見出し
00:38頃🇬🇧🇩🇪欧州株式市場大引け。英FTSE100は前日比10.47pt安(▲0.10%)の10,811.66pt、独DAXは同1.10pt高(+0.00%)の26,007.63ptとほぼ変わらず
🇺🇸 NYセッション(22:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
終日🇺🇸連休明けのNY株式市場は続落。半導体のクアルコムはアマゾンとAI半導体開発で提携(最大40億ドル相当の株式取得権付与)と発表し上昇、AMDはCFOが「獲得可能な市場は総2兆ドルに達する可能性」と強気見通しを示し上昇、コーニングはベライゾンとの長期供給合意で上昇。一方アップルは新製品発表イベントを控えた警戒感で続落
翌06:22🇺🇸NY引け。ダウ工業株30種平均は前営業日比628.18ドル安の52,786.07ドルと続落。ナスダック総合指数も85.58pt安の26,421.41。WTI原油は続伸し3カ月ぶり高値の94.26ドル
翌06:22🇺🇸🇯🇵ドル円はNY時間に153円70銭へ弱含んだ後154円40銭まで戻すも再び153円46銭まで反落、153円99銭で引け。ユーロドルは1.1624ドル、ユーロ円は178円48銭〜179円48銭のレンジで推移。ポンドドルはベイリーBOE総裁のインフレ上振れ発言を受けポンド買いが優勢に

🌍 中東情勢

※軍事作戦や声明の発表は当局側が時刻を明確にしないケースが多く、ここでは判明している範囲の時間帯(現地時間/日本時間)で記載しています。

時刻地域見出し
未明〜終日🇮🇷🇺🇸イラン国営メディアがカーグ島で爆発音があったと報道、米側による攻撃との報道も一部で出た。なお米中央軍がカーグ島付近のタンカーを攻撃したと公式に発表したのは9月5日で、8日時点で新たな攻撃が公式確認されたわけではない。この報道と中東全般の供給懸念が重なり原油相場は上昇、NY市場終盤の売りに拍車をかけた
17:32🇾🇪🇸🇦【共同】イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、サウジアラビア南部(アブハー、ハミース・ムシャイト、ジーザーン、ナジュラーン)のサウジアラムコ石油関連施設・王立空軍基地を弾道ミサイル・無人機で攻撃したと発表。女性・子どもを含む73人が負傷し、一部施設が操業を停止。サウジ側は「断固たる対応」を宣言し、連合軍は「あらゆる必要な作戦上の措置」を検討する構え。フーシ派側は、サウジが過去3日間に122回の空爆をイエメン国内で行ったことへの報復だと主張。フーシ派とサウジの事実上の停戦は7月のミサイル攻撃を機に4年ぶりに崩れている
(継続中)🇮🇷イラン安保トップ・レザイ事務局長が予告していたホルムズ海峡外側の「制限区域」設置は、8日時点でまだ正式発表に至っていない

🎙️ 要人発言|9月8日〜9日未明(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
9/8 10:39
片山財務相
「為替動向について、具体的な水準への言及は差し控える」「対応方針は日米協調介入時から一切変わっていない」「秩序ある為替相場の維持に取り組んでいく」「米財務省と緊密なコミュニケーションを維持する」
9/8 11:29
上野厚労相
「GPIF、現在の運用環境は想定から大きく乖離していない」「GPIF資産構成比率、必要があれば見直しを検討する」
9/8 12:40
ハンター豪準備銀行(RBA)総裁補佐
「トレンドと比較して経済が減速することを望んでいる」「リセッションに陥るとは予想していない」「住宅市場は金融政策の極めて重要な波及経路」
9/8 22:49
ベイリー英中銀(BOE)総裁
「インフレリスクは上向き」「原油価格が高止まりしている期間の長さから二次的な影響を懸念」
9/9 00:31
ベッセント米財務長官
「インフレ期待は現在、横ばいか低下傾向にある」「金利の上昇にもかかわらず、住宅価格は下落していない」
9/9 06:32
ベッセント米財務長官
「円相場に介入する場合、私には明確な見通しがある」「日銀や政策立案者が今後行う措置について十分な情報をもっている」「円相場について私に反して賭けてみろ、私には情報がある」
要人発言の読み解き:片山財務相が「対応方針は日米協調介入時から変わらない」と従来線を維持する一方、ベッセント米財務長官は未明にかけて2度、踏み込んだ発言を重ねた。もっとも8日昼の152円89銭までの急伸自体は日銀の早期利上げ観測が主因で、ベッセント発言はその後のNY〜翌未明にかけて円の戻り売りが入りにくくなる一因になったとみられる。

📊 経済指標|9月8日(火)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
07:45🇳🇿製造業活動(第2四半期)3.1%---2.8%
08:01🇬🇧BRC既存店売上高(8月)0.5%---1.0%
08:30🇯🇵毎月勤労統計-現金給与総額(7月・前年比)4.7%---3.4%
08:50🇯🇵実質GDP2次速報値(第2四半期・前期比)0.4%0.4%0.3%
08:50🇯🇵 同・前期比年率1.4%1.7%1.1%
08:50🇯🇵国際収支・経常収支(7月)2兆9889億円2兆8500億円▲923億円
08:50🇯🇵 同・貿易収支▲3999億円▲3862億円▲1352億円
09:30🇦🇺Westpac消費者信頼感指数(9月・前月比)▲5.2%---6.0%
10:30🇦🇺NAB企業景況感(8月)▲1.0---4.0
11:35🇨🇳貿易収支(8月)8093億元---7671億元
14:00🇯🇵景気ウォッチャー調査(8月)現状判断46.446.145.7
14:00🇯🇵 同・先行き判断48.346.345.8
15:00🇩🇪貿易収支(7月)213億ユーロ---154億ユーロ
18:00🇿🇦実質GDP(第2四半期・前年比)0.9%1.1%1.9%

※予想・前回値はみんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」に準拠

指標読み解き:日本の経常収支は2兆9889億円と市場予想を大幅に上回る黒字となった一方、実質GDP2次速報値は前期比が1次速報の0.3%から0.4%へ上方改定された一方、前期比年率は1.4%と市場予想の1.7%には届かなかった。豪州はWestpac消費者信頼感指数、NAB企業景況感がともに悪化し、利下げ観測を支える内容に。南アフリカのGDPも市場予想を下回った。

💼 企業決算|9月8日発表分

🇯🇵 国内

※いずれも中小型株のため個別の詳細解説は割愛し、経常利益ベースで一覧化しています。

銘柄種別経常利益(前期比)通期予想比進捗率
ミライアル<4238>2Q5.6億円(+54.9%)
ストリーム<3071>2Q1.67億円(+150.4%)58.2%
グリーンエナジー&カンパニー<1436>1Q4.84億円(前年同期は赤字)
アスカネット<2438>1Q▲0.62億円▲13.1%
セルソース<4880>3Q1.74億円228.9%
きんえい<9636>2Q1.32億円(-27.1%)48.0%
ナ・デックス<7435>1Q2.19億円10.0%
スバル興業<9632>2Q25.0億円(-11.9%)53.9%

グリーンエナジー&カンパニーは太陽光発電開発が主力で、今期経常を19%上方修正し最高益予想を上乗せ。セルソース(再生医療、脂肪由来幹細胞培養)は通期の営業損益予想を赤字2.21億円から黒字0.82億円に上方修正した。ナ・デックスも1Q経常が黒字浮上で着地するなど、この日は上方修正・黒字転換のサプライズが目立った一方、アスカネット(フォトブック・空中ディスプレイ)は季節要因で1Qが小幅赤字となったものの、通期の2桁営業増益予想は据え置いている。きんえい(不動産賃貸)は大型テナント退去の影響で減益、スバル興業(道路メンテナンス・レジャー)も前年同期に比べ減益だったが、通期進捗率はいずれも順調な水準だった。

🇺🇸 米国
GameStop(GME)|2026年度第2四半期
売上高7.902億ドル(前年同期9.722億ドル)、純利益2.987億ドル(EPS0.51ドル、前年同期0.31ドル)。eBay株保有に伴う評価益が純利益を押し上げた。売上自体は前年のNintendo Switch 2発売や店舗閉鎖・仏事業売却の反動で減収となったが、通期の調整後EBITDA見通しを「6億ドル超」から「6.5億ドル超」に上方修正した。
🌍 ほか(日米以外)

9月8日は日米以外の主要企業による大型決算発表は確認されなかった。

📅 9月9日水曜日の主な予定

時刻(JST)予定
08:50🇯🇵マネーストックM2(8月)
10:30🇨🇳生産者物価指数(PPI)/消費者物価指数(CPI)(8月)
20:00🇺🇸MBA住宅ローン申請指数
今後の主なイベント:11日には米消費者物価指数(CPI)の発表を控える。日銀の次回金融政策決定会合は9月17〜18日で、円が半年ぶりならぬ7カ月ぶりの152円台まで急伸したことを受け、利上げ観測の織り込みがどこまで進むかが焦点となりそうだ。中東情勢はフーシ派とサウジアラビアの応酬、米・イランのカーグ島を巡る攻防と複数の火種が並行しており、原油・為替市場への波及を引き続き注視したい。

📚 主な出典

みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、トレーダーズ・ウェブ「8日の主な要人発言」、マネックス証券国内株式決算カレンダー、各社決算短信(TDNET)、株探ニュース「本日のサプライズ決算速報」、nikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」(数値参照のみ)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点のものです。
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