【2026年9月8日・NY展望】本日夜、レイバー・デー明けでNY市場が取引再開——日経平均は3日ぶり大幅反落、1,130円安の65,269円。円は半年ぶり152円台に急伸
📅 2026年9月8日(火)18:49時点|東京市場の大引け後、本日夜再開するNY市場に向けた展望(午前の展望記事も参照)
📌 9/8 NYのポイント
①日経平均は3日ぶりに大幅反落、前日比1,130円51銭安(▲1.70%)の65,269円33銭。前日の大幅高の反動売りに加え、円急伸と中東懸念が重荷となった②外国為替市場で円相場が一時1ドル=152円台まで急伸。日米協調介入でも突破しなかった「155円の壁」を7日に突破したのに続き、8日はさらに水準を切り下げて152円台まで進んだ
③後場に「イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるとされる攻撃でサウジアラビア南部の複数のエネルギー施設が被害を受けた」との報道が伝わり、中東の地政学リスクを警戒したリスク回避売りが強まった
④WTI原油はこの報道を受けて上げ幅を拡大、18時台には93ドル台まで上昇(+2.44%)
⑤本日夜22:30以降、レイバー・デー明けでNYSE・NASDAQの通常取引が再開する ※本記事執筆時点(18:34〜18:49頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
1️⃣ 日経振り返り(本日9/8、大引け確定)
| 項目 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 前日終値(9/7) | 66,399.84 | (基準値) | 09/07 |
| 始値 | 65,843.69 | -556.15 | 09:00 |
| 寄り後安値 | 65,763.11 | -636.73 | 09:45頃 |
| 前場高値 | 66,791.84 | +391.00 | 09:58 |
| 前引け | 66,445.13 | +45.29(+0.07%) | 11:30 |
| 後場中盤(サウジ報道後) | 65,596.74 | -803.10 | 15:15 |
| 大引け | 65,269.33 | -1,130.51(-1.70%) | 15:30 |
| TOPIX終値 | 4,050.33 | -75.47(約-1.83%) | 15:30 |
大引け値・TOPIX終値は日本経済新聞・時事通信の速報に基づく確定値
振り返りコメント:8日の日経平均は556円15銭安の65,843円69銭と反落してスタート。前日7日に大幅高(+1,378円90銭)となった反動から利益確定売りが先行し、寄り付き直後には65,763円11銭まで値を下げた。ただ、朝安していたソフトバンクグループやアドバンテスト、キオクシアHDといった主力株がプラスに転じたことなどが相場を支え、前場中盤にかけて上昇に転じて66,791円84銭まで上値を伸ばし、前引けは45円29銭高の66,445円13銭とプラス圏で終了した。しかし後場に入ると、外国為替市場で円相場が一時1ドル=152円台まで急伸したことで自動車や電子部品など輸出関連株への売りが強まったうえ、「イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるとされる攻撃でサウジアラビア南部の複数のエネルギー施設が被害を受けた」旨の報道も伝わり、中東情勢を巡るリスク回避の売りが加速。日経平均は再度マイナス圏に転落し、大引けにかけて下げ幅を広げる安値引けとなった。大引けは前日比1,130円51銭安(▲1.70%)の65,269円33銭で3日ぶりの反落。TOPIXも75.47pt安(約▲1.83%)の4,050.33と大幅に反落した。値上がり寄与トップはソフトバンクグループ(約272円押し上げ)、2位はニトリHD、KDDI、コナミグループ、ネクソンが続いた一方、値下がり寄与は東京エレクトロンとアドバンテストの2銘柄だけで約349円分押し下げ、TDK・イビデン・キオクシアHDなど半導体製造装置・部材関連にも売りが広がった。東証プライム市場の値上がり銘柄は23.2%にとどまり、値下がり銘柄が74.5%を占める全面安の展開。売買代金は8兆4,774億円だった。
2️⃣ NYSE・NASDAQ展望(前回引けは9/4、本日夜取引再開)
| 指標 | 終値(9/4) | 前日比 | CFD参考値(18:48) |
|---|---|---|---|
| NYダウ | 53,414.25 | ▲271.86(▲0.51%) | 53,011.80(▲0.07%) |
| S&P500 | 7,718.60 | ▲29.11(▲0.38%) | 7,697.90(▲0.18%) |
| NASDAQ 100 | 29,544.16 | +61.83(+0.21%) | 29,549.80(▲0.04%) |
| FANG+ | 18,744.15 | ▲190.25(▲1.00%) | 18,712.80(▲0.22%) |
CFD参考値は現金市場再開前の気配であり、実際の寄り付き値とは異なる場合があります
展望コメント:NYSE・NASDAQの現金市場は7日のレイバー・デーを終え、本日夜22:30(日本時間)から通常取引を再開する。前回の実際の引けは4日(金)で、8月の米雇用統計が予想を大幅に上回ったことを受けた早期利上げ観測の再燃からダウ・S&P500は反落した一方、NASDAQ100は小幅高で終えていた(詳細は9/7の振り返り記事を参照)。休場明けとなる今夜は、東京市場で強まった円急伸・中東リスクをどう織り込むかが焦点。とりわけサウジのエネルギー施設攻撃を受けたWTI原油の急伸はエネルギー株にはプラス材料となる一方、地政学リスクの高まりはリスク回避のドル買い・株売りにつながりやすく、東京市場ほどの円高が続くかも含めて振れ幅の大きい展開が想定される。CFD市場での気配は主要指数ともわずかな下落を織り込んでいるが、あくまで現金市場再開前の参考値であり、実際の寄り付きは変動する可能性がある。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 153.943 | -0.399(-0.26%) | 18:49 |
| CFDドル円 | 153.935 | -0.414(-0.27%) | 18:48 |
| ユーロドル | 1.1612 | -0.0008(-0.07%) | 18:48 |
| 米10年債利回り | 4.7990 | +0.0150(+0.31%) | 18:45 |
展望コメント:ドル円は8日の東京市場で一時1ドル=152円80銭近辺まで急伸し、2月中旬以来およそ半年ぶりの円高・ドル安水準を記録した。日米協調介入でも突破しなかった「155円の壁」を7日に突破したのに続き、8日はさらに水準を切り下げる形で、日米当局による円安是正への思惑や日銀の利上げ加速観測が根強く円買いを支えた。片山さつき財務相は閣議後会見で「対応方針は日米協調介入を実施した時から一切変わっていない」と述べ、投機的な動きを改めてけん制している。18:49時点では153円94銭近辺までやや値を戻しているが、依然として円高方向の地合いが継続。今夜NY市場が再開したあとの値動き、特にサウジのエネルギー施設攻撃を受けたリスク回避のドル買いが円買いの勢いをどこまで押し返すかに注目したい。
4️⃣ 貴金属(ゴールド XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NY金先物 | 4,447.40 | ▲29.20(▲0.65%) | 18:46 |
| DEX金(フルタイムゴールド) | 4,402.00 | ▲7.90(▲0.18%) | 18:48 |
| CFD金(サンデーゴールド) | 4,402.20 | ▲4.00(▲0.09%) | 18:48 |
展望コメント:ゴールドは複数チャネルとも軟調に推移している。中東情勢を巡るリスク回避の動きが強まる一方で、原油高・米長期金利の上昇(4.80%近辺)が実質金利面からゴールドの重荷となっている格好で、安全資産としての需要が素直に価格に反映されていない。今夜のNY市場再開後、地政学リスクと金利動向のどちらが優勢となるかで方向感が定まりそうだ。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 93.71 | +2.23(+2.44%) | 18:46 |
| CFD原油(サンデーオイル) | 91.75 | +0.84(+0.92%) | 18:48 |
展望コメント:WTI原油は本日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるとされる攻撃でサウジアラビア南部の複数のエネルギー施設が被害を受け火災が発生したとの報道を受けて急伸、18時台には93ドル台まで水準を切り上げた(+2.44%)。ホルムズ海峡を巡るイランの「制限区域」設定表明とオマーンとの新航路合意進展(詳細は9/7の振り返り記事を参照)に続き、中東の供給不安が一段と意識される形となった。今夜のNY市場再開後、被害の実態や供給への影響を巡る続報次第では一段の変動も想定される。
📚 主な出典
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年9月8日18:34〜18:49頃時点の市況数値を参照)
- 日本経済新聞「日経平均終値1130円安、円高が相場の重荷に 輸出関連株に売り」(2026年9月8日)
- 財経新聞(フィスコ)「日経平均は大幅安、大引けにかけて下げ幅広げて安値引け」(2026年9月8日16:02配信)
- 財経新聞(フィスコ)「円高進行嫌気の売りに加え、中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動き強まる【クロージング】」(2026年9月8日16:38配信)
- 財経新聞(フィスコ)「日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に3日ぶり反落」(2026年9月8日16:57配信)
- 日本経済新聞「日経平均株価が続伸 午前終値は45円高の6万6445円」(2026年9月8日)
- 日本経済新聞「円上昇、一時半年ぶり152円台 円安是正の思惑で円買い続く」(2026年9月8日)
- 日本経済新聞「片山財務相『協調介入時から対応方針変わらず』 為替動向巡り」(2026年9月8日)
- TBS NEWS DIG「1ドル152円台まで円高進行『対応方針は日米協調介入から変わらず』片山さつき財務大臣」(2026年9月8日)
- 大紀元「胡塞袭沙特能源设施 73人伤 油价再上涨」(2026年9月8日)
- 当ブログ「2026年9月8日午前展望記事」(2026年9月8日公開)
- 当ブログ「【2026年09月07日・振り返り】日経平均5営業日ぶり大幅続伸で66,399円、半導体株集中買いで6万6000円台回復~イラン安保トップがホルムズ海峡への『制限区域』設定を表明、円は半年ぶり154円台に急伸~」(前営業日終値の公式ソース)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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