【2026年09月16日・振り返り】日経平均は438円高と反発、後場に先物主導で切り返し〜FRBが約3年ぶりに利上げ決定、ウォーシュ議長のタカ派会見でNYダウは631円安〜
📅 対象時間帯:2026年9月16日(水)07:00 〜 9月17日(木)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
16日の東京株式市場で日経平均株価は前日比438円90銭高(+0.69%)の63,923.00円と反発した。安値63,209.92円まで売られたが、後場は先物主導で切り返し高値引けとなった。海外では、日本時間17日午前3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を0.25%引き上げ3.75〜4.00%とすることを全会一致で決定。約3年ぶりの利上げとなった。ウォーシュFRB議長が会見で「インフレは高すぎる状態が長く続いている」とタカ派姿勢を示したことを受け、NYダウは前日比631ドル21セント安(▲1.21%)の51,461.90ドルと3日続落し、6月中旬以来およそ3カ月ぶりの安値をつけた。
①日経平均は前日比438円90銭高(+0.69%)の63,923.00円と反発。安値63,209.92円から後場に先物主導で切り返し、個別銘柄の約7割が上昇した一方、売買代金は3週間ぶりの低水準にとどまった
②FOMCは政策金利を0.25%引き上げ3.75〜4.00%とすることを全会一致で決定。利上げは2023年7月以来、約3年2カ月ぶり。ウォーシュ議長のタカ派会見を受けてNYダウは前日比631ドル21セント安(▲1.21%)の51,461.90ドルと3日続落
③米8月小売売上高は前月比+1.2%(予想+0.9%)、自動車除くコアは+1.4%(予想+0.5%)といずれも市場予想を上回り、個人消費の底堅さが確認された
④FOMCが示したドットチャートでは、年内あと1回の追加利上げが意識される水準となった
📋 目次
📈 市況一覧(9/16現物ベース)
※先物・CFD・DEX銘柄は除き、現物・スポットの終値のみ掲載しています。
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 63,923.00円 | +438.90円(+0.69%) |
| TOPIX | 4,061.72 | +24.56(+0.61%) |
| 香港ハンセン指数 | 24,667.24 | +46.54(+0.19%) |
| 上海総合指数 | 3,891.60 | +27.32(+0.71%) |
| 英FTSE100 | 10,688.47 | +30.34(+0.28%) |
| 独DAX | 25,537.75 | +135.47(+0.53%) |
| NYダウ | 51,461.90ドル | -631.21ドル(-1.21%) |
| S&P500 | 7,551.81 | -33.92(-0.45%) |
| ナスダック100 | 28,945.06 | +7.22(+0.03%) |
| FANG+指数 | 18,466.04 | -39.34(-0.21%) |
| VIX指数 | 17.71 | +0.51 |
| ドル円(NY引け) | 156.36円 | 154.86円〜156.42円で推移 |
| XAUUSD | 4,263.64ドル | -0.14% |
| WTI原油 | 102.02ドル | -0.41ドル(-0.40%) |
| 米10年債利回り | 5.0230% | +0.0150pt |
📰 ニュース見出し時系列
🌏 アジアセッション(9/16 09:00〜15:30 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 寄り付き | 🇯🇵 | 東京株式市場は始値63,672.13円。前日の米国株安・原油高を受けリスク回避の売りが先行 |
| 前場 | 🇯🇵 | 半導体・AI関連株中心に持ち高調整の売りが優勢となり、安値63,209円92銭まで下落。前場は小幅マイナス圏で着地 |
| 後場 | 🇯🇵 | 後場寄りから先物主導で買い戻しが強まり、韓国KOSPIの上昇転換も支えとなって上げ幅を拡大 |
| 15:30 | 🇯🇵 | 🔥 東証大引け。日経平均は反発、前日比438円90銭高(+0.69%)の63,923円00銭で高値引け。TOPIXは4,061.72(+24.56)。個別銘柄の約7割が上昇した一方、売買代金は3週間ぶりの低水準 |
| 引け後 | 🇭🇰 | 香港ハンセン指数は24,667.24(+46.54、+0.19%) |
| 引け後 | 🇨🇳 | 上海総合指数は5営業日ぶりに反発、前日比27.32高(+0.71%)の3,891.60。金融緩和を含む追加の景気対策への期待が広がった |
🌍 ロンドン/欧州セッション(9/16 16:00〜24:00頃 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 15:00 | 🇬🇧 | 英8月CPIは前年比+3.1%と前回・予想に一致。インフレの高止まりが意識された |
| 引け | 🇬🇧 | FTSE100種総合株価指数は10,688.47(+30.34) |
| 引け | 🇩🇪 | DAXは25,537.75(+135.47) |
🇺🇸 NYセッション(9/16 22:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 21:30 | 🇺🇸 | 8月小売売上高は前月比+1.2%(予想+0.9%)、自動車除くコアは+1.4%(予想+0.5%)といずれも予想を上回った(詳細記事はこちら) |
| 17日03:00 | 🇺🇸 | 🔥🔥 FOMCが政策金利を0.25%引き上げ3.75〜4.00%とすることを全会一致で決定。利上げは2023年7月以来、約3年2カ月ぶり |
| 17日03:30頃 | 🇺🇸 | ウォーシュFRB議長が記者会見。「インフレは高すぎる状態が長く続いている」とタカ派姿勢を示し、政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時、前日比0.07%高い4.73%まで上昇 |
| NY引け | 🇺🇸 | NYダウは前日比631ドル21セント安(▲1.21%)の51,461.90ドルと3日続落、6月中旬以来およそ3カ月ぶりの安値。下げ幅は一時900ドルを超えた。S&P500は33.92pt安(▲0.45%)の7,551.81、ナスダック100は7.22pt高(+0.03%)の28,945.06。VIX指数は17.71(+0.51) |
| NY引け | 💴 | ドル円は154円86銭まで下落後、利上げ決定と小売売上高の上振れを受けたドル買いで156円42銭まで上昇し、156円36銭で引け。ユーロドルは1.1557ドルから1.1464ドルまで下落 |
| NY引け後 | 🥇 | XAUUSDは4,263.64ドル(前日比-0.14%)。利上げとドル高進行が重しとなった |
🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢
| 日付 | 見出し |
|---|---|
| 継続中 | サウジアラビアの東西パイプライン停止は長期化しており、原油価格の高止まり要因となっている。ホルムズ海峡を巡る米・イラン間の緊張も引き続きくすぶっており、供給不安の根本的な解消には至っていない |
🎙️ 要人発言|9月16日〜17日(時間はJST)
| 日時 / 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
| 9/16 16:29〜17:01 フォンデアライエン欧州委員長 | 「イランを巡る紛争によりEUの化石燃料輸入コストが増加」「対中貿易赤字は限界点に達した」「カナダをEU初の『準加盟国』としたい」など、対中・対露関係の見直しに言及 |
| 9/17 03:04 FOMC声明 | 政策金利を0.25%引き上げ3.75〜4.00%とすることを全会一致で決定。「経済活動は堅調なペースで拡大」「インフレ率は依然として高水準」とし、2%目標への早期回帰を後押しする措置と説明 |
| 9/17 03:35 ウォーシュFRB議長 | 「インフレは高すぎる。その状態が長期間続いている」「3%を超えて上昇しているインフレ項目が多すぎる」「インフレリスクは上振れ方向」。自身の経済見通しは今回も提出せず |
| 9/17 03:57 ウォーシュFRB議長 | 「利回り上昇は強さを増す経済など複数の理由がある」「利回りは資本をめぐる競争にも押し上げられる」 |
| 9/17 05:44 トランプ米大統領 | 「米国の金利は早急に引き下げるべき」「米国の金利は1%以下であるべき」 |
| 9/17 07:33 トランプ米大統領 | 「ウォーシュFRB議長への信頼は変わらない」「インフレは高すぎる」 |
📊 経済指標|9月16日(水)〜17日(木)発表分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:50 | 🇯🇵 | 貿易収支(8月) | -11,056億円 | -10,544億円 | -6,345億円 |
| 08:50 | 🇯🇵 | 機械受注(7月・前月比) | -3.7% | -1.0% | +9.7% |
| 15:00 | 🇬🇧 | 消費者物価指数(8月・前年比) | +3.1% | +3.1% | +2.9% |
| 15:00 | 🇬🇧 | 生産者物価指数・仕入(8月・前年比) | +6.1% | +5.4% | +4.9% |
| 20:00 | 🇿🇦 | 小売売上高(7月・前年比) | +3.4% | +1.0% | +1.6% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 小売売上高(8月・前月比) | +1.2% | +0.9% | -0.6% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 小売売上高・自動車除くコア(8月・前月比) | +1.4% | +0.5% | -0.3% |
| 23:00 | 🇺🇸 | NAHB住宅市場指数(9月) | 32 | 34 | 35 |
| 23:30 | 🇺🇸 | 週間石油在庫(原油) | -64.0万バレル | ― | -39.1万バレル |
| 17日03:00 | 🇺🇸 | FRB政策金利(FOMC・上限) | 4.00% | 4.00% | 3.75% |
指標読み解き:米8月小売売上高は市場予想を上回り、3月以来の高い伸びとなった。自動車を除くコアも予想を大きく上回り、個人消費の底堅さが確認された。英国はCPI・PPIともに前回・予想を上回る項目が目立ち、インフレの高止まりが意識される内容だった。日本の貿易収支は赤字幅が予想以上に拡大し、機械受注も前月比で減少しており、内需・外需ともにやや力強さを欠く結果となった。
💼 企業決算|9月16日発表分
🇯🇵 国内
9月16日は主要企業による大型決算発表は確認されなかった。
🇺🇸 米国
レナー〈LEN〉が第3四半期決算の発表を予定(9/16 17:00予定、現地時間ベース)。詳細な決算数値は確認できなかった。
🌍 ほか(日米以外)
9月16日は日米以外の主要企業による大型決算発表は確認されなかった。
📅 本日の予定
| 時刻(JST) | 国 | 予定 |
|---|---|---|
| 07:45 | 🇳🇿 | 実質GDP(第2四半期) |
| 08:50 | 🇯🇵 | 対外・対内証券投資 |
| 18:00 | 🇪🇺 | 消費者物価指数(HICP確報値・8月) |
| 20:00 | 🇬🇧 | 英中銀(BOE)政策金利発表 |
| 21:30 | 🇺🇸 | フィラデルフィア連銀景況指数(9月)、新規失業保険申請件数、住宅着工件数(8月) |
| 23:00 | 🇺🇸 | 中古住宅販売成約指数(8月) |
本日の注目点:18日に控える日銀の金融政策決定会合を前に、市場では追加利上げの有無が焦点となっている。FOMCが約3年ぶりに利上げを決め、ドットチャートで年内あと1回の追加利上げが意識される水準となったことで、日米金融政策の方向性を丁寧に見極める展開が続きそうだ。英中銀(BOE)の政策金利発表も控えており、為替市場のボラティリティには注意したい。
📚 主な出典
- 日本経済新聞「日経平均終値438円高、佳境の中間配当取り 海運や通信に食指」(2026年9月16日)
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab「米8月小売売上高、詳細解説」(自社関連記事)
- 株探ニュース「日経平均 大引け|4日ぶり反発、朝安も後半切り返し高値引け」(2026年9月16日)
- 財経新聞「16日の中国本土市場概況:上海総合は5日ぶり反発、景気対策への期待感で買い優勢」(2026年9月16日)
- 日本経済新聞「NYダウ続落し631ドル安、3カ月ぶり安値 FRBの追加利上げを嫌気」(2026年9月17日)
- 財経新聞「NY株式:NYダウは328.09ドル安、利上げを警戒」(背景記事、2026年9月16日)
- Investing.com「NY為替:連邦公開市場委員会(FOMC)が3年ぶりの利上げに踏み切る」(2026年9月16日)
- みんかぶ FX/為替「ドル円、156円台を回復=NY為替」(2026年9月17日)
- OANDA Lab「9月FOMCは約3年ぶりの0.25%利上げを全会一致で決定」(2026年9月17日)
- IFCM「Gold Spot Price Today|XAUUSD Live Chart」(2026年9月17日時点)
- ザイFX!「【速報】米FOMC、利上げ決定」(2026年9月17日)
トレーダーズ・ウェブFX「要人発言」、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」、CME FedWatchツール、マネックス証券国内・米国株式決算カレンダー、世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

