【2026年9月15日・午前展望】日経平均は反発、63,880円台——ソフトバンクGが急反発、原油は102ドル台で神経質な展開
②前日14日のNYダウは152.09ドル安、NASDAQ100は241.28pt安、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は692.72pt安と大幅安。OpenAIの上場見送りとアンソロピックのAI開発ペース調整提言がAI・半導体株の重しとなった
③原油はサウジの東西パイプライン停止が長引くなか、15日アジア時間にはイランのIRGCがホルムズ海峡でタンカーが機雷に接触したと主張(米中央軍は否定)したことも重なり、決済101.39ドルから102ドル台へ戻す
④ドル円は154円70銭台で推移。前日のNY市場では米長期金利の上昇(一時5.0121%、2023年以来約3年ぶりの5%超え)を受け155円00銭まで上昇したが、その後伸び悩み154円36銭で引けている
⑤本日夜から米連邦公開市場委員会(FOMC)が開幕し17日未明に結果判明。17-18日には日銀金融政策決定会合も控え、日米の金融政策イベントが重なる大型週
※本記事執筆時点(10:29〜10:31頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
1️⃣ NY市場振り返り(前日14日)
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 52,421.20ドル | ▲152.09(▲0.29%) |
| NASDAQ100 | 29,127.16 | ▲241.28(▲0.82%) |
| S&P500 | 7,619.98 | ▲37.00(▲0.48%) |
| SOX指数 | 11,131.28 | ▲692.72 |
| VIX指数 | 17.10 | +1.26(+7.95%) |
振り返り:14日のNYダウは152ドル09セント安(-0.29%)と反落し、NASDAQ100は241.28pt安(-0.82%)、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も692.72pt安(約▲5.9%)と大きく下げた(財経新聞「9/15の強弱材料」より)。OpenAIのアルトマンCEOによる年内上場見送り表明と、アンソロピックのAI開発ペース調整提言を受けたAI・半導体株への売りが重しとなったほか、サウジアラビアの東西パイプライン予防停止を受けたWTI原油の急伸も株式には逆風となった。米10年債利回りは取引中に一時5.0121%(2023年10月以来の高水準)まで上昇した後、トランプ大統領の「紛争は長期化しない」との発言を受けた原油の伸び悩みとともに4.989%まで低下。WTI原油は時間外を含む取引で高値104.91ドルまで上昇した後、通常取引終値は101.39ドル(+1.34ドル、+1.34%)で反発して終えた(詳細は9/14振り返り記事を参照)。
2️⃣ 日経平均レビュー(本日15日、10:30時点)
| 指数・先物 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 63,882.81 | +389.82(+0.61%) | 10:30 |
| 225先物 大取mini | 63,715 | +365(+0.58%) | 10:30 |
| 225先物 CME円建て | 63,675 | +555(+0.88%) | 10:19 |
| 225先物 CMEドル建て | 63,745 | +565(+0.89%) | 10:17 |
※前日終値は63,492.99円。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
本日の展望:日経平均は前日終値63,492円99銭に対し朝方は安く始まったが、前日の米半導体株安の流れを引き継ぎつつも次第に自律反発狙いの買いが優勢となり上昇に転じた。前日14日にOpenAIの上場延期観測を受けて急落したソフトバンクGが急反発し、10:30時点では63,882円81銭(前日比+389円82銭、+0.61%)まで上昇している。先物市場でも大阪取引所mini(63,715円)、CME円建て(63,675円)など総じて堅調に推移しており、前日の下落分の一部を早々に取り戻す形となった。もっともTOPIXは朝方から軟調との指摘もあり、全33業種のうち上昇12・下落21との報道もあるため、日経平均高=全面高ではない点には留意したい。本日夜からFOMCが開幕し17日未明の結果判明を控えており、上値を試す動きは限定的になりやすい地合いとみられる。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 154.713 | +0.389(+0.25%) | 10:30 |
| DEXドル円(フルタイム) | 154.690 | +1.030(+0.67%) | 10:30 |
| CFDドル円(サンデー) | 154.707 | +0.383(+0.25%) | 10:30 |
| ユーロドル | 1.1538 | ▲0.0009(▲0.07%) | 10:30 |
本日の展望:ドル円は前日14日のNY市場でWTI原油の急伸と米10年債利回りの上昇(一時5.0121%、2023年以来約3年ぶりの5%超え)を受け155円00銭まで上昇したが、その後は急速に上げ幅を縮め154円36銭前後で取引を終えた。本日からのFOMCではFF金利誘導目標が0.25%引き上げられ3.75-4.00%となることがほぼ確実視されているが、トランプ大統領による利上げへのけん制もあり、市場は17日未明の決定を100%織り込むには至っていない。15日の東京市場では154円71銭前後まで値を戻しており、10:30時点は前日比+0円39銭(+0.25%)。原油高・米長期金利の高止まりを支えに底堅い展開だが、17-18日の日銀会合への警戒感から上値は限定的とみる向きが多い。
4️⃣ 貴金属(ゴールド XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| XAUUSD(DEXフルタイムゴールド) | 4,304.10 | ▲32.40(▲0.75%) | 10:30 |
| CFD金(サンデーゴールド) | 4,303.00 | ▲4.50(▲0.10%) | 10:30 |
| (参考)NY金先物 | 4,340.82 | ▲11.08(▲0.25%) | 10:29 |
※NY金先物は限月ものの決済値であり、限月交代の影響でXAUUSD(現物連動)と水準差が生じるため、本欄ではXAUUSDを基準に考察する
本日の展望:ゴールド(XAUUSD)はDEXフルタイム基準で4,304.10ドル、CFD(サンデーゴールド)で4,303.00ドル前後と軟調に推移している。米長期金利の上昇とFOMC前のドル底堅さが重し。中東情勢の緊迫(ホルムズ海峡再開協議の直前延期、フーシ派によるサウジ空軍基地攻撃、イランのタンカー機雷接触主張など)は本来なら逃避買い材料だが、原油高がインフレ・金利上昇観測につながる経路を通じて、むしろ金相場には逆風となっている構図が続いている。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 102.54ドル | +1.15(+1.13%) | 10:29 |
| DEX原油(フルタイムオイル) | 97.97ドル | ▲0.98(▲0.99%) | 10:30 |
| CFD原油(サンデーオイル) | 98.82ドル | +1.10(+1.13%) | 10:30 |
※先物とDEX/CFDでは限月・現地時間の基準が異なるため、水準に数ドルの開きが生じています
本日の展望:WTI原油先物は10:29時点で前日比1.15ドル高(+1.13%)の102.54ドルまで上昇している。前日14日はサウジアラビアの東西パイプライン予防停止を受け、時間外を含む取引で高値104.91ドルまで急伸したが、トランプ大統領の「紛争は長期化しない」発言を受けて伸び悩み、通常取引終値は101.39ドル(+1.34ドル、+1.34%)で反発して終えていた。ホルムズ海峡再開を巡るオマーン・サラーラでの外相会議は直前に無期限延期となったのに加え、フーシ派が14日にサウジ南部の空軍基地をミサイル・無人機で攻撃したと発表、紅海のハニシュ諸島も新たに制圧したと伝わるなど地政学リスクは一段と燻っている。さらに15日のアジア時間には、イランのIRGC(革命防衛隊)がホルムズ海峡でタンカー(パナマ籍El Gaia)が機雷に接触し炎上したと主張したが、米中央軍(CENTCOM)はこれを「虚偽」と否定し、同船は先月イランのミサイル攻撃で航行不能になり、週末には追い打ちでドローン攻撃も受けたものだと説明している。真偽は両論あるものの、供給リスクへの警戒がじわりと再燃する材料とはなった。サウジの東西パイプラインは依然稼働停止が続き復旧時期も不明で、北海ブレントは105ドル台を回復している。今晩開幕するFOMCの結果次第で、株式・為替とあわせて改めて振れ幅が大きくなる可能性がある。
6️⃣ 経済指標予定|9月15日(火)分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 |
|---|---|---|
| 終日〜17日未明 | 🇺🇸 | FOMC(米連邦公開市場委員会)開幕 |
| 11:00 | 🇨🇳 | 小売売上高・鉱工業生産(8月) |
| 13:30 | 🇯🇵 | 第3次産業活動指数(7月) |
| 15:00 | 🇬🇧 | ILO失業率・雇用統計(7-8月) |
| 18:00 | 🇩🇪🇪🇺 | ZEW景況感指数(9月) |
| 21:30 | 🇺🇸 | ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月) |
今週の注目点:本日夜からFOMCが開幕し、17日未明の結果発表に向けて動き出す。CPI通過後の利上げ確率はすでに9割前後まで織り込まれており、FF金利誘導目標は3.75-4.00%への引き上げがほぼ確実視されている。17-18日には日銀金融政策決定会合も控え、日米の中央銀行イベントが重なる大型週となる。ホルムズ海峡再開協議は直前延期となったが、サウジの東西パイプライン停止は継続中で、原油高を通じた金利・インフレ経路への波及が引き続き株式・為替・金相場の共通ドライバーとなっている。
📚 主な出典
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年9月15日10:30頃時点の市況数値を参照)
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab「【2026年09月14日・振り返り】日経平均、OpenAI上場見送り余波で続落も8割の銘柄は上昇」(2026年9月14日)
- 日本経済新聞「株価・株式ニュース:15日前場、日経平均は自律反発、ソフトバンクG急反発」(2026年9月15日)
- 財経新聞「9/15の強弱材料」(2026年9月15日)
- 共同通信(Yahoo!ニュース配信)「NY原油反発、101ドル台 サウジ施設停止で供給懸念」(2026年9月14日)
- Bloomberg(Yahoo!ニュース配信)「WTI原油102ドル付近、サウジ主要パイプライン停止で供給リスク意識」(2026年9月15日)
- 中央日報日本語版(Yahoo!ニュース配信)「サウジの石油パイプライン、ドローン攻撃で閉鎖…国際原油価格が再び急騰」(2026年9月14日)
- 外為どっとコム マネ育チャンネル「ドル円午前の為替予想、神経質な動き FOMCの利上げに確信持てず」(2026年9月15日)
- トレーダーズ・ウェブ(Yahoo!ファイナンス配信)「東京為替見通し=ドル円、底堅い展開か」(2026年9月15日)
- 財経新聞「NY金:3営業日続落で4,330.51ドル、9月FOMCでの利上げ観測がほぼ織り込まれ売り優勢」(2026年9月15日)

