【2026年10月29日・振り返り】日経705円高で3日続伸、ラガルドECB総裁が退任へ
📅 対象時間帯:2026年10月29日(木)07:00 〜 10月30日(金)07:00 JST ※為替・商品・金利はNY終値ベース、XAUUSDは10/30 08:28時点
📌 30秒で読む結論
東京は、米国株高とアドバンテストの好決算を受けて日経平均が705円高の64,659円と3日続伸しました。ただ、午前10時に出たサムスン電子の決算で一時マイナスに転じるなど、AI・半導体株の値動きは不安定でした。夜のECBは政策金利を据え置き、ラガルド総裁は任期を約9カ月残して来年2月に退任すると発表しています。米国ではアルファベットの決算をきっかけにAI投資への警戒が広がり、ダウは4営業日ぶりに反落、ナスダック総合は1.38%安でした。
①日経平均は64,659円(+705円)。売買代金13兆8657億円は6月19日以来の多さ(TOPIXの構成銘柄入れ替えに伴うリバランスが主因)
②ECBは預金金利2.50%で据え置き。ラガルド総裁は2027年2月7日付で退任へ
③NYダウは52,342ドル(−132ドル)、WTIは102.00ドル、ドル円は157円71銭
📈 市況一覧(各市場の10/29終値/為替・商品・金利はNY終値)
64,659.47円
+705.28円(+1.10%)
52,342.56ドル
−132.54ドル(−0.25%)
XAUUSD
CFDサンデー・10/30 08:28時点
4,015.60ドル
−7.40ドル(−0.18%)
※WTIは通常取引の清算値です。時間外を含むNY終値ベース(DZH)では102.77ドル(−0.01ドル)です。XAUUSDの前日比はCFD銘柄の前営業日終値比です。KOSPI200は本体の終値を確認できなかったため、こちらを掲載しています。米10年債利回りはNY終値ベース(DZH)です。
📰 ニュース見出し(時系列)
🌏 アジア
12時台の報道 🇴🇲オマーン・ハサブ沖(ホルムズ海峡)
英海事機関UKMTOが、ハサブの北約9海里で船舶が炎上しているとの報告を受けたと発表。原因や乗組員の状況は不明
12時台の報道 🇰🇵北朝鮮・元山付近
韓国軍によると、日本海に向けて短距離弾道ミサイル十数発を発射。約250キロ飛行し、日本のEEZ外に落下したとみられる。被害は確認されていない
14:30 🇹🇼台湾・台北
加権指数は46,368.33(−1.42%)と下落。アジアの半導体関連株が幅広く売られた
15:30 🇰🇷韓国・ソウル
KOSPIは反落。サムスン電子の決算が市場予想に届かず、一時3%超下げた後に下げ渋った。KOSPI200は935.87(−1.11%)
15:30 🇯🇵日本・東京
日経平均は64,659.47円(+705.28円)と3日続伸。米国株高で172円高で寄り付き、アドバンテストが買われて序盤は800円超上昇。10時すぎにサムスン電子の決算を受けてKOSPIが下落転換すると、日経平均も一時マイナス圏へ。後場に持ち直し、14時19分には877円高の64,831円まで上昇した。アドバンテスト1銘柄で約453円、東京エレクトロンで約116円、ソフトバンクGで約67円押し上げた。TOPIXは4,003.28と反発。業種別では非鉄金属、銀行、証券・商品先物が上昇し、機械、電機、繊維が下落。TOPIX構成銘柄の入れ替えに伴うパッシブ運用の売買が大引けに集中し、プライム売買代金は13兆8657億円と6月19日以来の多さだった
16:00 🇨🇳中国・上海
上海総合は3,651.43(−0.82%)と反落。直近で上昇していた半導体株に利益確定売りが出た
17:00 🇭🇰香港
ハンセン指数は22,958.65(−0.59%)と反落し、23,000を割り込んだ
17時台の報道 🇮🇷イラン・ホルムズ海峡
革命防衛隊(IRGC)は、「許可していない南側航路」で3隻のタンカーが機雷に触れて爆発・炎上したと発表。船名や船籍は示されていない。米中央軍(CENTCOM)は前日、主要航路の機雷は除去済みで、イラン側の主張は虚偽だとしていた
🌍 ロンドン
18:42 🇨🇳中国・北京
中国共産党の第20期中央委員会第5回総会が閉幕。反腐敗闘争の継続を表明し、党幹部33人の処分を発表。5年に1度の党大会を来年後半に開くと決めた
20:50 🇬🇧英国・ロンドン
ヒーリー財務相の予算案(28日公表)に対する英国債市場の反応は穏やかだった。10年債利回りは約2bp低下(HSBC)。借入ルールに対する余裕幅は春の236億ポンドから145億ポンドに縮小した。ドイツ銀行などは、来年度に最大400億ポンドの財政の穴が生じる可能性を指摘
22:15 🇶🇦カタール・ドーハ
QatarEnergyが豪ウッドサイド社の米ルイジアナ州LNG事業から、20年間・年最大300万トンのLNGを購入する契約を結んだ(出荷開始は2030年)。ホルムズ海峡の封鎖と戦争被害で、カタール自身の生産が打撃を受けている
23時台の報道 🇷🇺ロシア・モスクワ
ソビャニン市長は、モスクワに向けて613機のドローンが発射されたと説明。ロシア・アフリカ首脳会議の最中だった
翌1:30 🇩🇪ドイツ・フランクフルト/🇬🇧英国・ロンドン
DAXは26,039.68(+1.31%)と4日続伸。ECBの据え置きと主要企業の好決算が好感され、アディダス、バイエル、ドイツ銀行が上昇。FTSE100は10,722.07(+0.26%)と上昇し、ロールス・ロイスやBAE、BP、シェルが買われ、リオ・ティントやグレンコアは売られた。10年債利回りは英国が5.294%、ドイツが3.355%と、ともに低下
🇺🇸 NY
翌0:30 🇺🇸米国・ニューヨーク
NY原油先物が一時99.79ドルまで下落し、節目の100ドルを割り込んだ。バンス副大統領がイラン側に送った書簡で交渉再開を働きかけた、との報道が材料になった。その後は下げ幅を縮め、清算値は102.00ドル
翌5:00 🇺🇸米国・ニューヨーク
ダウは52,342.56ドル(−132.54ドル)と4営業日ぶりに反落、ナスダック総合は26,184.72(−365.13)。前日引け後に決算を出したアルファベットは検索・広告が予想を下回り、AI投資の収益性への懸念が再燃した。ダウ構成銘柄のアルファベットは12.6%安で、1銘柄でダウを約243ドル押し下げた。キャタピラーも9.3%安で、約390ドル押し下げた。マイクロソフト、セールスフォースなどのソフトウエア株も売られ、リリーとメルクは上昇した。米10年債利回りは4.94%、ドル円は157円71銭
翌6時台の報道 🇺🇸米国・ワシントン
CENTCOM司令官のブラッド・クーパー提督が、ヘグセス国防長官らと同席してトランプ大統領にイラン情勢を説明(WSJ、Axios)
🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢
前日のWSJ報道(11月3日の中間選挙後に「短期間で激しい」対イラン作戦を準備)の続報が出ました。軍事面では、米軍がイスラエルにパトリオットを移し、空母打撃群などを再配置していると報じられています。ただ、Fox Newsが取材した当局者は「大統領が判断を下した兆候はない」と述べています。トランプ氏は7月以降、大規模攻撃を6回見送ってきた、とも伝えられています。外交面では、バンス副大統領がイランの国家安全保障最高評議会書記モフセン・レザイ氏に書簡を送り、交渉再開を呼びかけたと報じられました。IRGC系のタスニム通信は、書簡を受け取ったが回答していないとし、イランが「7条件」を譲らない姿勢を伝えています。トランプ氏は書簡を「医療物資の話」と説明して、自分が指示したことを否定しました。一方、バラック駐トルコ大使はCNNに、「いったんタイムアウトを取れる状況に非常に近い」と語りました。ホルムズ海峡では、IRGCが機雷による3隻の炎上を主張し、CENTCOMは主要航路の掃海済みを主張して食い違いが続きます。ロシアのペスコフ報道官は、頼まれれば米イランの仲介役を務め、濃縮ウランの引き取りも可能だと述べました。
イスラエル総選挙は開票が終わりましたが、勝者が決まらない構図は変わりませんでした。右派リクードは27議席(改選前から5減)で第1党を維持し、ネタニヤフ氏の陣営は計53議席です。アイゼンコット氏のヤシャル(21議席)を含む反首相陣営は48議席、アラブ系政党は19議席で、どちらも過半数の61議席に届いていません。11月4日に最終結果が確定し、その後ヘルツォグ大統領が組閣を指示します。アラブ系政党の一部は野党とも連立しない考えを示しており、交渉は長引く可能性があります。
🔍 行間を読む:サーブ権は引き続き米国にあります。ただ、この日は「サーブの構え」と「返球を促す声かけ」が同じ日に並びました。構えにあたるのは、CENTCOM司令官によるトランプ氏へのブリーフです。声かけにあたるのは、バンス書簡と「タイムアウト」という発言です。トランプ氏が書簡と距離を置いた点は、米政権内でも温度差があることを示します。イランも7条件を崩していません。原油が一時100ドルを割って戻した動きは、市場が外交の球筋をまだ信じきれていないことを映しているように見えます。ただし、これは公開情報からの整理で、水面下のやり取りは確認できません。
🗣️ 要人発言
10:18🇳🇿 ブレマン・NZ準備銀行総裁
▶ 利上げ観測
12月の理事会での利上げの可能性は「かなり高い」
19:00過ぎ🇯🇵 高市首相
▶ ガソリン・電気ガス支援
ガソリン補助は、12月以降、原油価格の動向を見ながら基準価格を毎月5円ずつ引き上げることを基本に対応
電気・ガスは12〜2月に支援し、標準家庭で3カ月計7000円程度の負担軽減
19:09🇪🇺 ECB(欧州中央銀行)
▶ ラガルド総裁の退任発表
ラガルド総裁が2027年2月7日付で退任。任期は2027年10月まででした
EUのコスタ大統領は、後任選びの手続きを始める意向
22:17🇪🇺 ECB声明
▶ 政策理事会後
「エネルギー価格の上昇が続いており、インフレ見通しには上方リスク、成長見通しには下方リスクをもたらしている」
「前回の理事会以降、資金調達環境は引き締まっている」
「理事会は特定の金利経路を事前にコミットしていない」
22:55🇪🇺 ラガルドECB総裁(会見)
▶ 据え置きと退任理由
「基調的なインフレ率は概ね安定している」
「成長見通しに対するリスクは下振れ方向にある」
「二次的影響のリスクは9月時点から高まっていない」
利上げの是非は議論したうえで、全会一致で据え置いたと説明
退任理由は「金融政策以外のことも自由に発言したい」。債務の多い国には「財政立て直し計画を実行しなければならない」と述べた
23:09🇷🇺 ペスコフ・ロシア大統領報道官
▶ モスクワへのドローン攻撃を受けて
ロシアの戦争は、脅威から国を守るために継続しなければならない(Kyiv Independent)
翌3:16🇺🇦 ゼレンスキー・ウクライナ大統領
▶ 対ロシア
ロシアの弾道ミサイルへの対抗策を協議した
制裁圧力だけでは不十分で、パートナー国との制裁パッケージが必要
📊 経済指標(発表結果)
08:50|🇯🇵 日本|対外・対内証券投資(10/17〜10/23)
対内証券投資(中長期)
前回
+1兆4,542億円(改+1兆4,543億円)
09:00|🇳🇿 NZ|ANZ企業信頼感(10月)
09:30|🇦🇺 豪州|輸入物価指数(7〜9月期)
15:00|🇿🇦 南ア|マネーサプライM3(9月)
18:30|🇬🇧 英国|消費者信用残高・マネーサプライM4(9月)
19:00|🇪🇺 ユーロ圏|景況感指数・消費者信頼感(10月)
21:30|🇺🇸 米国|新規失業保険申請件数(10/18〜10/24)
21:30|🇺🇸 米国|実質GDP(7〜9月期・速報値)
22:15|🇪🇺 ユーロ圏|ECB政策金利(据え置き)
※予想値はみんかぶFX/為替の経済指標カレンダー基準
🔍
指標読み解き:この日の主役は米国のGDPとPCEでした。実質GDPは前期比年率+3.4%と予想を上回りましたが、押し上げの中心は在庫(寄与+1.61ポイント)と設備投資です。9月単月では実質消費が横ばい、実質可処分所得は−0.3%でした(詳しくは
米GDP第3四半期の記事)。PCE価格は前年比+3.6%で予想どおりでした。労働市場は堅調で、新規失業保険申請は19.4万件と予想より少なく、継続受給者も170.1万件に減っています。それでも米10年債利回りは4.94%と0.08%低下し、ドル円は157円71銭と小反落しました。NYでは原油が一時100ドルを割ったタイミングで、ドル売りと利回り低下が進んでいます。指標の強さより、イラン情勢を映した原油の動きが勝った日でした。ECBは全会一致で据え置き、12月の利上げには言及しませんでした。ラガルド総裁は利上げ局面の途中で退任を表明したことになります。次の焦点は、明日の日銀会合(政策金利1.25%の据え置き予想)です。
💼 企業決算
🇯🇵 国内(10/29発表)
コンセンサスのある41社のうち、予想超えは16社、まちまちは1社、予想未達は24社でした。
コンセンサス
500.00億円
+115.90%上振れ
中間の営業益は601億円(+84.6%)。通期の営業益を1,330億円に上方修正した。
コンセンサス
1,557.50億円
+104.62%上振れ
通期の最終を1,660億円の黒字→2,090億円の黒字に25.9%上方修正。7〜9月の最終は1,924億円の黒字に浮上した(前年は118億円の赤字)。
シーユーシー(9158|ヘルスケア支援|2Q)
予想超えANAホールディングス(9202|空運|2Q)
予想超え通期の最終を34%上方修正し、配当を75円増額した。
本決算のため、進捗率は通期会社予想に対する達成率。
オリエンタルランド(4661|レジャー|2Q)
予想超え通期経常を1,680億円→1,957億円に16.5%上方修正し、減益予想から一転して15.4%増益、2期ぶりの最高益見通しとした。配当は16円→18円に増額。
キーエンス(6861|電機(センサー)|2Q)
予想超えコンセンサス
3,964.00億円
+7.05%上振れ
中間の売上高は7,354億円(+34.9%)、営業利益は4,083億円(+50.0%)で、営業利益率は55.5%。7〜9月の営業利益は2,212億円で、4〜6月の1,871億円から18.2%増えた。中間配当は従来の275円から325円に増額。11月21日付で1→5の株式分割を行う。通期予想は非開示。
コンセンサスには届かなかったが、通期経常を6%上方修正し、最高益予想を上乗せ。未定だった配当は40円増配とした。
コンセンサス
2,194.50億円
−8.19%下振れ
上期の最終は1,197億円(−8.8%)。通期計画(最終3,820億円)は据え置いたが、最終ベースの進捗は31.4%で、5年平均の41.1%を下回る。
メイテックグループホールディングス(9744|技術者派遣|2Q)
予想未達シーティーエス(4345|ITサービス|2Q)
予想未達コンセンサス
1,201.72億円
−10.75%下振れ
コンセンサス
1,006.00億円
−12.62%下振れ
中東情勢による部材高で、通期予想を下方修正した(日経)。
コンセンサス
-10.00億円
予想は-10.00億円
経常は赤字で、赤字幅が予想より大きかった。
エス・エム・エス(2175|医療ITサービス|2Q)
予想未達野村不動産ホールディングス(3231|不動産|2Q)
予想未達野村総合研究所(4307|ITサービス|2Q)
予想未達コンセンサス
1,335.00億円
−11.60%下振れ
上期の最終は68%減益、7〜9月期も53%減益だった。通期予想は非開示。
アイチ コーポレーション(6345|高所作業車|2Q)
予想未達通期最終を1,600億円の黒字から2,150億円の赤字に下方修正。浜岡原発の再稼働審査の申請を取り下げたことで、約3,150億円の減損と約650億円の核燃料評価損を計上する。通期赤字は5期ぶりで、赤字幅は過去最大。
コンセンサス
1,644.67億円
−32.17%下振れ
純利益は1,829億円(−21.4%)。燃料費の高騰と、美浜3号機・大飯3号機のトラブルによる計画外停止が響き、経常ベースで260億円の押し下げ要因になった。
東京電力ホールディングス(9501|電力|2Q)
予想未達純損益は527億円の黒字に転換(前年同期の廃炉特損の反動)。柏崎刈羽6号機の営業運転再開で約950億円の収益改善効果があった一方、ホルムズ海峡の事実上の封鎖で電力調達費が膨らみ、経常で1,420億円の減益要因になった。通期予想は非開示。
その他の国内決算(コンセンサスなし)
日本たばこ産業(2914)3Q
経常利益:8,770.95億円(+24.03%)
ルネサスエレクトロニクス(6723)3Q
経常利益:7,701.86億円
小松製作所(6301)2Q
経常利益:2,710.37億円(+4.90%)/進捗率:49.46%
豊田通商(8015)2Q
経常利益:4,009.61億円(+42.46%)
日本精工(6471)2Q
経常利益:289.09億円(+80.00%)
ジェイテクト(6473)2Q
経常利益:332.28億円(+40.35%)
日立建機(6305)2Q
経常利益:788.00億円(+29.27%)
トヨタ紡織(3116)2Q
経常利益:316.00億円(−19.85%)
他82社
※コンセンサスはiFIS集計(マネックス証券の決算カレンダー掲載値)。IFRS企業の「経常利益」は税引前利益です。判定は経常利益のコンセンサス比で、コンセンサスを下回っても通期予想を上方修正した場合は「まちまち」としています。
🇺🇸 米国
アマゾン(AMZN|EC・クラウド|7〜9月期)
まちまち売上高
2,019億ドル
+12%(会社見通し1,970〜2,020億ドル)
営業利益
281億ドル
+61.5%(会社見通し225〜265億ドル)
AWS売上高
459.8億ドル
+39%、営業利益177.7億ドル
純利益は206.8億ドル(−2%)。前年同期にAnthropic投資で95億ドルの税引き前利益を計上した反動で、1株利益は1.89ドル(前年1.95ドル)でした。2026年の設備投資は約2,200億ドルの見通しを据え置き、過去12カ月のフリーキャッシュフローは424億ドルの流出に転じています。10〜12月の売上高見通しは2,400〜2,470億ドル(+12〜16%)で、下限は事前の市場予想の平均に届きませんでした。
売上高
165.13億ドル
+21%、予想165億ドル
10〜12月見通し
売上150〜160億ドル
予想170.7億ドル/EPS 0.25ドル(予想0.43ドル)
データセンター・AI部門は73.18億ドル(+78%)、PC向け部門は80.97億ドル(−5%)、ファウンドリーは66.97億ドル(+58%)です。粗利益率は43.0%(+4.8ポイント)でした。イスラエルの工場での爆発事故とPC市場の減速が、10〜12月の見通しの重しです。
イーライリリー(LLY|医薬|7〜9月期)
予想超え通期売上見通し
910〜920億ドル
従来850〜870億ドル、予想887億ドル
今年3度目の見通し引き上げです。
売上高
180.85億ドル
+5%、予想173.1億ドル
通期EPS見通し
2.77〜2.82ドル
従来2.66〜2.76ドル
皮下注射版のキイトルーダ・クレックスは8.3億ドルでした。ただ、売上のうち約5.5億ドルは顧客の前倒し購入によるもので、10〜12月期に反転する見込みです。
建設機械部門の売上高は予想を下回りました。通期見通しは据え置き、10〜12月の売上高は緩やかな増収を見込んでいます。発電機器などのエネルギー部門が、売上高で最大の事業に成長しました(売上高の評価は媒体で分かれる)。
決済ネットワークが+11%、付加価値サービスが+19%でした。
スターバックス(SBUX|外食|2026年度4Q)
予想超え全世界既存店売上高
+7.2%
客単価+5.2%、客数+1.8%
非GAAP 1株利益
0.80ドル
+54%、株探集計の予想0.72ドル
連結売上高
91億ドル
−4%(中国事業の合弁取引の影響)
米国の既存店売上高は+7.7%、非GAAPの営業利益率は14.0%でした。
その他の米国決算
- ギリアド(GILD):ベクルリーを除く製品売上高は82億ドル(+16%)。ビクタルビは41億ドル(+10%)、HIV事業は+18%で、通期のベース事業の売上見通しを再び引き上げた。
🌍 ほか(日米以外)
サムスン電子(韓国・ソウル|半導体・家電|7〜9月期)
まちまち営業利益
107兆4,405億ウォン
+783%、予想105兆6,764億ウォン比+1.7%
半導体部門の営業利益
106兆5,000億ウォン
予想108兆5,000億ウォンにわずかに届かず
四半期の営業利益として初めて100兆ウォンを超えました。純利益は75兆1,361億ウォンです。2026年の設備投資は約84.4兆ウォン(+60%)を見込み、7〜9月期の配当は1株4,601ウォン(総額約30兆ウォン)です。
シェル(英国・ロンドン|石油|7〜9月期)
予想超え調整後利益
108.1億ドル
前年54.3億ドル、予想103.3億ドル
トタルエナジーズ(フランス・パリ|石油|7〜9月期)
予想超え精製マージンの上昇とLNG価格の上昇が寄与しました。
アディダス(ドイツ・ヘルツォーゲンアウラハ|スポーツ用品|7〜9月期)
予想超え営業利益
10.08億ユーロ
+37%、予想7.42億ユーロ
営業利益は過去最高で、米国の関税還付約2億ユーロを含みます。
エアバス(オランダ・ライデン|航空機|7〜9月期)
予想超え通期見通しは据え置きました。
フォルクスワーゲン(ドイツ・ヴォルフスブルク|自動車|7〜9月期)
予想未達営業損益
−58.6億ユーロ
前年同期−13.0億ユーロ
特別項目
約78億ユーロ
うちPorsche関連ののれん減損が約64億ユーロ
4〜9月の営業利益
約0.7億ユーロ
特別項目を除くと88億ユーロ(営業利益率3.8%)
7〜9月期の売上高は753億ユーロ(−6.3%)でした。通期見通しは据え置き、売上高は約3,150億ユーロ、営業利益率は特別項目を含めて最大1%(特別項目を除くと約4%)です。
📅 本日の予定(30日)
朝8時30分に東京都区部の10月消費者物価(コア前年比の予想+2.6%、前回+2.7%)と、9月の完全失業率(予想2.5%)・有効求人倍率(予想1.18倍)が出ます。8時50分は鉱工業生産の速報値(前月比の予想+1.3%、前回−2.4%)と小売業販売額(前年比の予想+3.3%)、9時30分は豪PPIです。昼前後には日銀の政策金利が発表されます(予想は1.25%の据え置き)。14時に住宅着工件数(前年比の予想+2.8%)が出ます。欧州では17時55分にドイツの失業率(予想6.4%)、18時にドイツの実質GDP速報値(前期比の予想+0.1%)、19時にユーロ圏の実質GDP速報値(前期比の予想+0.2%)と失業率(予想6.4%)が続きます。21時30分は米国の雇用コスト指数(7〜9月期、前期比の予想+0.8%)とカナダの実質GDP(8月、前月比の予想+0.2%)、22時にドイツの消費者物価速報(前年比の予想+2.9%)、22時45分に米国のシカゴ購買部協会景気指数(予想56.3)です。
📚 主な出典
数値・日程の確認のみ:マネックス証券の国内・米国決算カレンダー、みんかぶFX/為替の経済指標カレンダー、世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年10月30日)のものです。