【2026年10月21日・振り返り】日経545円高・ダウ360ドル高、WTIは97ドル台に続落

2026年10月22日木曜日

マーケット振り返り

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2026年10月21日の振り返り 日経平均は545円高、ダウは360ドル高

【2026年10月21日・振り返り】日経545円高・ダウ360ドル高、WTIは97ドル台に続落

📅 対象時間帯:2026年10月21日(水)07:00 〜 10月22日(木)07:00 JST ※為替・商品の数値は10/22朝時点
📌 30秒で読む結論
前日の米スペースXとスーパー・マイクロの好決算を材料に、東京・ソウル・ニューヨークで半導体・AI株が買い戻されました。日経平均は一時1,329円高まで上げた後に伸び悩み、545円高の6万4,621円で取引を終え、ダウは360ドル高と続伸しています。原油は、プーチン大統領が米ロ・ウクライナの3者協議の再開に原則同意したことでWTIが97ドル台に続落しました。米原油在庫は大きく減っていましたが、相場の材料にはなりませんでした。
①日経平均は64,621円(+545円)。KOSPIは+3.29%、ハンセン指数は3カ月半ぶりの安値
②ダウは52,856ドル(+360ドル)、NASDAQ100は+1.13%、米10年債利回りは5.12%
③引け後に決算を出したテスラ・メタ・IBM・TI・ラムリサーチは、そろって売上高が市場予想を上回る

📈 市況一覧(各市場の10/21終値/為替・商品は10/22朝)

指標値前日比
日経平均64,621.24円+545.82円(+0.85%)
TOPIX4,043.73+34.52(+0.86%)
グロース250766.69+20.78(+2.79%)
NYダウ52,856.09ドル+360.21ドル(+0.69%)
NASDAQ10029,822.52+332.24(+1.13%)
S&P5007,757.17+44.60(+0.58%)
ラッセル20002,781.02+7.60(+0.27%)
独DAX25,645.04+340.62(+1.35%)
英FTSE10010,752.88+19.88(+0.19%)
韓国KOSPI200891.04+32.26(+3.76%)
香港ハンセン23,651.87-215.87(-0.90%)
中国FTSE A5013,249.23-166.92(-1.24%)
ドル円(NY終値)158円14銭-0.03円
WTI原油先物(12月限・清算値)97.15ドル-0.67ドル
XAUUSD(CFDサンデー、10/22 7:58)4,131.50ドル+18.20ドル(+0.44%)
米10年債利回り5.12%+0.01pt
VIX恐怖指数16.68-0.63(-3.64%)

※株価指数は各市場の10/21終値です。米10年債利回りはNY終値ベース(DZH)、WTIは12月限の清算値です。時間外では米国務省の退避準備報道で一時98ドル台に戻しています。ドル円・XAUUSDは為替・商品市場が通常どおり取引を続けているため、実勢値として記載しています。

📰 ニュース見出し(時系列)

🌏 アジア
時刻地域見出し
7:30🇺🇸米国・ワシントン米連邦航空局(FAA)がボーイング「737-10」を認証。今後数カ月で納入開始へ(20日発表)
8:31🇺🇸米国マスク氏が、スペースXとテスラの経営統合を議論する特別委員会の設置を明らかに
8:45🇺🇸米国・ニューヨーク対カナダ50%関税は違法だとして、ニュージャージー州の輸入業者が米国際貿易裁判所に提訴(20日)
9:22🇺🇸米国・ニューヨークWSJ報道。アンソロピックの1〜6月期純損失は807億ドル(うち720億ドルは転換社債などの評価損)、売上高は163億ドル
9時台半ば🇯🇵日本・東京日経平均は800円超高で始まり、一時65,404円(1,329円高)まで上昇
10:58🇰🇷韓国・ソウルKOSPIで8月20日以来の「買いサイドカー」が発動(KOSPI200先物+5.22%)
11:00🇯🇵日本・東京政府がAI導入加速に向けた省庁連絡会議の初会合。年内に行動計画をまとめる
13:34🇯🇵日本・東京日銀が29〜30日の会合で物価2%到達を判断へ。政策金利は1.25%で据え置きの公算(共同)
13:43🇯🇵日本・東京政府が来年1〜3月使用分の電気・ガス料金補助を検討。予備費の活用を想定し、補正予算も視野
14:37🇯🇵日本・東京ガソリン補助は22〜28日分が1リットル42円80銭。全国平均小売価格は170円20銭
15:30🇯🇵日本・東京日経平均は64,621.24円(+545.82円)と3日ぶり反発。TOPIXは4,043.73。東京応化とAIメカテックが合弁設立で急伸、チェンジHDは急落
15:30🇰🇷韓国・ソウルKOSPIは5,735.66(+3.29%)。サムスン電子+5.67%、SKハイニックス+5.81%
16:00🇨🇳中国・上海上海総合は3,713.03(−0.60%)と4日ぶり反落。CATL決算を受けて電池株が安い
17:00🇭🇰香港ハンセン指数は23,651.87(−0.90%)で7月7日以来の安値。CATLが−11.41%
🌍 ロンドン
時刻地域見出し
18:37🇯🇵日本・東京厚労省の賃上げ実態調査で、月額賃金の平均改定額は1万3,926円と1999年以降で最高
18:49🇯🇵日本・東京三菱商事が米アリゾナ州の銅鉱山開発を最終決定。総額1,526億円で、2029年下期に生産開始
19:43🇫🇷フランス・パリ仏10年債利回りが一時5%を超え、2002年以来の高水準。大規模デモ・暴動で財政不信が強まる
20:32🇯🇵日本・東京IPAが、プログラミング言語「PHP」に重大な脆弱性があると発表し、修正対応を要請
翌0:30🇩🇪ドイツ・フランクフルト/🇬🇧英国・ロンドンDAXは25,645.04(+1.35%)、FTSE100は10,752.88(+0.19%)、ストックス欧州600は644.49(+0.92%)。ランスタッドは急騰、カルフールは急落
🇺🇸 NY
時刻地域見出し
22時台の報道🇷🇺ロシア・サンクトペテルブルクプーチン大統領がウィトコフ米特使と約3時間会談。11月10日以降に米ロ・ウクライナ3者協議を再開することに原則同意(ウシャコフ補佐官)
22:30🇺🇸米国・ニューヨークダウは続伸して始まる
22:46🇯🇵日本・東京全銀協は、PHP問題による銀行間決済への影響は確認されていないと説明。静岡銀行がネットバンキングを一時停止、大和証券なども一部サービスを停止
翌3:30🇺🇸米国・ニューヨークWTI12月限は97.15ドル(−0.67ドル)と続落
翌4:51🇺🇸米国オープンAIがChatGPT広告の対象を26カ国追加し、計89カ国・地域に
翌5:00🇺🇸米国・ニューヨークダウは52,856.09ドル(+360.21ドル)で続伸、ナスダック総合は26,702.86(+278.04)で反発。IBMとエヌビディアが高く、ナイキは安い
🇮🇷🇺🇸 米・イラン情勢

イランのアラグチ外相は21日、イラク・メディアのインタビューと英フィナンシャル・タイムズへの寄稿で、パキスタンとカタールを通じた米国との間接協議は「途切れずに続いている」と述べました。イランが示した「7日間計画」では、6日目にホルムズ海峡を全面的に開く段取りになっています。アラグチ外相によると、米国はこの条件を受け入れたうえで、追加の条項を求めてきたといいます。一方でイランは、6月のイスラマバード停戦合意文書の履行を先に求めています。前日にテヘランを訪れたパキスタンのムニール陸軍参謀長に対しては、レザイ最高安全保障委員会書記が、濃縮核物質の国外搬出は認めないと伝えました。訪問先のインドでルビオ国務長官は、イランの核能力の問題が米国の対応の「中核」だと述べています。

日本時間22日3時台には、「米国務省が湾岸諸国の大使館から一部職員と家族を退避させる準備をしている」との報道が流れました。これを受けて米長期金利が上昇し、時間外のWTIは一時98ドル台に戻しています。その後、米政府は退避の対象はフーシ派の攻撃が続くサウジアラビアだけだと説明し、湾岸全域での退避は否定しました。

🔍 行間を読む:サーブ権は引き続き米国にあります。イラン側の「米国は条件をのんだが、条項を足してきた」という説明は、受け手のイランが「次に打つのは米国だ」と公に示したものと読めます。ただ、濃縮ウランを国外に出さないというイランの線と、核能力を「中核」とする米国の線は正面から食い違っています。トランプ大統領は11月3日の中間選挙後の攻撃再開も示唆しています。サウジからの職員退避は自国民の保護が目的ですが、選挙後に向けた備えとも重なって見えます。

🗣️ 要人発言
  • 7:04 ハウザー豪準備銀行(RBA)副総裁「インフレ率が非常に長い間高止まりしており、RBAはインフレ期待が目標から乖離することを許容できない」
  • 13:31 氷見野日銀副総裁「中長期の予想物価上昇率の上昇を踏まえると、基調物価は2%に近づいている」
  • 23:47 マクロン仏大統領「サウジアラビアはフランスへのディーゼル燃料追加供給をコミット」

📊 経済指標(発表結果)

時刻(JST)国指標と結果
8:50🇯🇵 日本9月貿易収支:−5,366億円(予想−2,100億円)。季調済は−7,040億円(予想−2,150億円)
15:00🇬🇧 英国9月消費者物価指数:前年比3.5%(予想3.4%)、コア2.8%(予想どおり)
15:00🇬🇧 英国9月小売物価指数:前年比3.9%(予想どおり)
15:00🇬🇧 英国9月生産者物価指数:仕入前年比8.3%(予想7.4%)、出荷前年比4.6%(予想4.1%)
15:00🇬🇧 英国9月公共部門ネット負債:245億ポンド(予想242億ポンド)
17:00🇿🇦 南ア9月消費者物価指数:前年比4.5%(予想4.6%)
20:00🇿🇦 南ア8月小売売上高:前年比3.3%(予想3.5%)
20:00🇺🇸 米国MBA住宅ローン申請指数:前週比−5.3%(前回−2.7%)
23:30🇺🇸 米国週間石油在庫:原油−306.0万バレル(予想−30.0万)、ガソリン−295.2万バレル(予想−25.0万)、留出油+167.5万バレル(予想−118.0万)
翌6:45🇳🇿 NZ7〜9月期消費者物価指数:前期比0.7%(予想0.9%)、前年比3.7%(予想3.8%)

※予想値はみんかぶFX/為替の経済指標カレンダー基準

🔍 指標読み解き:英国では、生産者の仕入価格が前年比8.3%と予想を大きく上回りました。エネルギー高が川上から物価を押し上げている形で、消費者物価も3.5%と上振れています。日本の貿易赤字が予想より膨らんだのも原油高が主因で、上半期の赤字は前年同期のほぼ2倍の2.8兆円に達しました。米国の原油在庫は予想の10倍の取り崩しでしたが、WTIは下げています。原油相場は在庫統計より、ロシア・ウクライナ和平協議の行方を材料視した一日でした。

💼 企業決算

🇯🇵 国内
銘柄発表中間期 経常利益通期予想に対する進捗率
令和アカウンティングHD(296A)11:3010.67億円(前年同期比+29.65%)49.40%(通期予想21.6億円)
アジュバンHD(4929)15:300.22億円42.31%(通期予想0.52億円)
オービーシステム(5576)16:003.32億円(前年同期比+44.35%)36.89%(通期予想9億円)

※iFIS集計(マネックス証券の決算カレンダー掲載値)

🇺🇸 米国

枠線の色:金=予想超え/琥珀=強弱まちまち/赤=予想未達。※米国の時間外取引がまだ続いているため、引け後に発表した銘柄の時間外株価は載せていません。

メタ・プラットフォームズ(META|通信サービス|7〜9月期)
予想超え
売上高
646億ドル
+26%/予想約633億ドル
EPS
3.83ドル
法的費用99億ドル込み。除くと7.40ドル
10〜12月期の売上高見通し
730〜760億ドル
 
今年の設備投資見通し
1,350〜1,450億ドル
従来は1,300〜1,450億ドル
広告単価の上昇で本業は好調です。一方、7〜9月期の設備投資は349億ドルに達し、AI投資の重さが利益を圧迫しています。
テスラ(TSLA|一般消費財|7〜9月期)
強弱まちまち
売上高
280.5億ドル
前年並み/予想約281億ドル
調整後EPS
0.48ドル
予想0.43〜0.45ドル
GAAP純利益
7.87億ドル
前年同期比−43%
営業利益率/FCF
2.6%/15億ドル
 
EPSは予想を上回ったものの、規制クレジット収入とエネルギー部門の減収で利益は大きく減っています。Cybercabのロボタクシー運行開始とOptimusの量産開始が材料です。
IBM(IBM|情報技術|7〜9月期)
予想超え
売上高
171億ドル
+5%/予想168.7億ドル
調整後EPS
2.95ドル
予想2.88ドル
ソフトウエア売上
+8%
 
通期のフリーキャッシュフロー見通しを引き上げました(前年比10億ドル超の増加)。ソフトウエア部門が成長をけん引しています。
テキサス・インスツルメンツ(TXN|半導体|7〜9月期)
予想超え
売上高
60.6億ドル
+28%/予想59.3億ドル
EPS
2.62ドル
予想2.40ドル
10〜12月期見通し
売上58〜63億ドル
EPS 2.45〜2.79ドル
産業・車載・データセンターの3分野がそろって伸びています。見通しの中央値はいずれも市場予想を上回りました。
ラムリサーチ(LRCX|半導体製造装置|7〜9月期)
予想超え
売上高
82.2億ドル
前期比+22%/予想81.4億ドル
調整後EPS
2.20ドル
予想2.18ドル
10〜12月期見通し
売上86億±4億ドル
EPS 2.33±0.15ドル
中国の売上比率
35%
地域別で最大
売上高・利益ともに過去最高です。
その他の主な米国決算(予想超え)
  • サーモフィッシャー(TMO):調整後EPS 6.68ドル(予想6.40ドル)、売上高121.4億ドル(予想119.5億ドル)。寄り付き前は売られましたが、取引時間中にプラスへ転じました。
  • フィリップ・モリス(PM):調整後EPS 2.36ドル(予想2.32ドル)で四半期の過去最高。通期見通しは為替要因の修正のみでした。
  • AT&T(T):売上高323億ドル(+5.3%、予想316.9億ドル)。サービス売上の伸びは4年超ぶりの高さでした。
  • アボット(ABT):調整後EPS 1.42ドル。通期EPS見通しを5.50〜5.55ドルに絞り込みました。
ほか、ネクステラ・エナジー、CMEグループ、ムーディーズ、CSX、ユナイテッド・レンタルズなど約15社が発表しました。

※20日引け後に発表したスペースXは、売上高145.8億ドル(+161%)で上場後初の四半期黒字でした。この決算が21日のAI株買いの起点になっています。

🌍 ほか(日米以外)
ランスタッド(蘭・人材)〈予想超え〉:既存事業ベースの売上高は+3.9%(予想+2.9%)。株価は約20%上昇し、24年ぶりの上昇率でした。
カルフール(仏・小売)〈下方修正〉:暴動の影響で通期の利益率目標を引き下げ(20日夕に発表)。21日の株価は13〜14%急落しました。
CATL(中・車載電池)〈強弱まちまち〉:7〜9月期の純利益は前年同期比+15%と伸びが鈍化(20日引け後に発表)。香港株は−11.41%でした。
エシロールルックスオティカ(仏伊・眼鏡)〈予想超え〉:7〜9月期売上高が予想を上回り、株価は+11%(20日引け後に発表)。
📅 本日の予定(22日)

8時50分に日本の対外・対内証券投資(10/10〜10/16)が発表されます。21時30分には米国の新規失業保険申請件数(予想20.1万件、前回19.9万件)と継続受給者数(前回171.0万件)、カナダの9月鉱工業製品価格(前回前月比1.3%)が出ます。23時にはユーロ圏の10月消費者信頼感速報値(予想−17.0、前回−16.5)と、米国の9月景気先行指数(予想前月比−0.2%、前回−0.1%)が予定されています。

📚 主な出典

マネックス証券「決算カレンダー(国内株式・米国株式)」、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」(指標の予想値・結果の確認)、Trader's Web FX、世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com)は数値・日程の確認のみに使用
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格は常に変動しており、本記事の情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録も受けていません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより元本を超える損失が生じる可能性があります。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年10月22日)のものです。
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情報整理と理解を目的とした内容を提供しています。

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当ブログでは日々のマーケット情報を整理し、 冷静に読み解くことを目的としています。

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