【2026年10月14日・朝の展望】日経平均は自律反発、夜は米CPI
②13日のNYダウは180.45ドル安の51,670.10ドルと4営業日ぶりに反落。好決算銘柄への買いが一巡したあとに売りが出て、ヘルスケア株が重荷になった
③韓国KOSPI200は+1.33%の954.61。前日6.25%安の反動で反発している
④ドル円は158.49円。13日は一時157円台後半まで円高に振れ、夜に戻した。21時30分に米9月CPI
⑤XAUUSDは4,157.40ドル(−0.15%)。WTIは95.24ドル(+1.17%)で、13日までの4日続伸のあとも上げている
※本記事執筆時点(10:06〜10:08頃)のデータであり、その後変動している可能性があります
1️⃣ NY市場振り返り(前日13日)
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 51,670.10ドル | −180.45(−0.35%) |
| S&P500 | 7,805.45 | −1.79(−0.02%) |
| NASDAQ100 | 30,569.48 | −95.22(−0.31%) |
| FANG+指数 | 19,568.94 | +16.92(+0.09%) |
| VIX指数 | 15.27 | +0.06(+0.39%) |
振り返り:NYダウは3営業日続伸のあと、4営業日ぶりに反落した。大手銀行の決算を好感して序盤は買いが先行し、一時450ドル超上げた(共同)。買いが一巡すると売りに押され、好決算だったゴールドマン・サックスとユナイテッドヘルスも引けはマイナス圏だった。構成銘柄の約5割が下落し、上昇と下落が拮抗していた(OANDA Lab)。
銘柄別では、セールスフォース、ビザ、IBM、エヌビディア、マイクロソフトが上昇した。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、メルク、アムジェン、JPモルガン、アマゾンは下落した。J&Jは医療機器部門の売上高が市場予想を下回り、5%超下げた。ヘルスケア株の売りが目立ち、これがダウの重荷になった。原油高と中東情勢への警戒も重なった(共同)。フィラデルフィア半導体(SOX)指数は小幅ながら5日続落した(フィスコ)。13日の個別決算の詳細は10/13振り返り記事にまとめています。
2️⃣ 日経平均レビュー(本日14日・前場、10:07時点)
| 指数・先物 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 68,009.19 | +231.67(+0.34%) | 10:07 |
| TOPIX | 4,102.64 | −8.03(−0.20%) | 10:07 |
| グロース250 | 790.99 | −6.05(−0.76%) | 10:07 |
| CFD日本225 | 68,033.45 | +192.50(+0.28%) | 10:07 |
| 225先物 大取mini | 68,175 | +215(+0.32%) | 10:07 |
| 225先物 SGX | 68,180 | +140(+0.21%) | 09:57 |
| 225先物 CME円建て | 68,200 | −5(−0.01%) | 09:56 |
| 韓国KOSPI200 | 954.61 | +12.54(+1.33%) | 10:07 |
※CMEは自社の前営業日清算値が基準のため、大取・SGXとは基準が異なる。データはnikkei225jp.com「世界の株価リアルタイムチャート」の集計数値を利用
本日の展望:14日の日経平均は前日終値の67,777円52銭から反発して始まった。9時15分時点で188円90銭高の6万7,966円42銭だった(共同)。10時7分時点では6万8,000円台に乗せ、取引時間中の安値も67,829.67円と前日終値を上回っている。
反発の下地は、前日に1,500円超下げた反動の自律反発狙いだ。日経225先物のナイトセッションは日中比140円高の68,100円、シカゴ日経225先物は大阪比245円高の68,205円で終えていた(フィスコ)。フィスコは「半導体株の底堅さを見極める相場」とみており、アドバンテスト、キオクシアHD、ソフトバンクG、東京エレクトロンなどは戻りを待つ売りが入りやすいと指摘している。
13日はTOPIXが+0.14%と小幅高だった一方、日経平均は1.82%安だった。今日はその逆で、日経平均が+0.34%、TOPIXが−0.20%、グロース250が−0.76%と指数ごとに方向が分かれている。ただし、現時点では寄与度の内訳を確認できていないため、どの銘柄が指数を押し上げているかは断定しない。前引け後に確認する。
韓国のKOSPI200は13日の6.25%安のあと、954.61(+12.54、+1.33%)と反発している(反発要因の現地報道は未確認)。中国では10時30分に9月のCPI(予想1.0%、前回0.8%)とPPI(予想4.2%、前回3.8%)、11時に貿易収支が発表される。
3️⃣ 為替(ドル円)展望
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 158.491 | +0.178(+0.11%) | 10:07 |
| ユーロドル | 1.1204 | +0.0007(+0.06%) | 10:07 |
本日の展望:13日のNY終値は158円33銭(前日比0.28円の円高)だった。13日は朝から夕方にかけて円高が進み、米10年債利回りの低下を背景に一時157.83円前後まで下げた。OANDA Labは、日銀が12月の利上げを排除しないという一部報道も円高要因に挙げている。夜は米10年債利回りの上昇で円安方向に戻り、ウィリアムズNY連銀総裁の発言も重なって158円台前半に戻した。米中古住宅販売は予想より強かったが、反応は大きくなかった。
ウィリアムズ総裁は、年内にもう1回の利上げが適切との見方を維持した。一方、2027年に追加利上げが必要になる理由は現時点ではないとも述べた。
今朝は8時台前半に158円37銭まで上げ、その後は158円30銭台でもみ合った(フィスコ)。10時7分時点は158.49円で、日中の高値158.516円、安値158.292円と小幅なレンジにとどまっている。米10年債利回りは10時6分時点で5.22%前後(+0.004%)。13日のNY引けは5.21%だった(共同、DZH)。
OANDA Labのオーダーブック(14日7時時点)では、買い注文が厚いのは157円台半ばと156円付近、売り注文が厚いのは159円付近と160円付近だった。外為どっとコムは本日の予想レンジを157.60〜159.20円としている。
本日の予定(日本時間):17時30分にラガルドECB総裁の発言がある。21時30分には米9月CPIが発表され、前月比の予想は0.6%(前回0.4%)、前年比は3.6%(前回3.4%)、コア前月比は0.2%(前回0.3%)、コア前年比は2.5%(前回2.4%)。15日の午前3時には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。
4️⃣ 貴金属(XAUUSD)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| XAUUSD(CFDサンデーゴールド) | 4,157.40 | −6.10(−0.15%) | 10:07 |
※OANDA LabのXAUUSD終値は10/13が4,160.785ドル(−10.865ドル、−0.26%)で、2営業日続落
本日の展望:XAUUSDは13日に2営業日続落した。OANDA Labは、原油高の継続によるインフレ懸念が売りを優勢にしたと指摘している。米長期金利は最終的に低下したが、一時上昇した場面も売り材料になった。13日の高値と安値の値幅は約53.6ドルで、日足の値幅は2営業日連続で縮小している。
今朝のサンデーゴールドは、高値4,169.10ドル、安値4,149.80ドル(10:08時点の表示)の狭いレンジで推移している。OANDA Labは、目先は4,100ドルを下回るかどうかが注目点としている。今夜の米CPIで、原油高から物価への波及が確認されれば利上げ観測が強まりやすく、インフレ率が鈍化すれば利上げ観測が後退する方向に働く。金利との関係はこの結果が分かれ目になる。
5️⃣ 原油(WTI)展望
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 95.24ドル | +1.10(+1.17%) | 10:06〜10:07頃 |
本日の展望:13日のNY原油(WTI11月渡し)は0.40ドル高の94.14ドルと4日続伸した。13日夜の時間外では一時91.70ドルまで下げたが、NY時間に入って上昇に転じた(みんかぶ)。ロシア産軽油の禁輸が一部解除されたことで需給が緩むとの見方が下押し材料だった。
上げの背景はサウジとフーシ派の衝突の激化だ。OANDA Labによると、サウジがイエメンの首都を攻撃し、フーシ派が報復を警告している。トルコはサウジ支持を明らかにし、トランプ大統領はフーシ派を非難した。CBSニュースのライブ更新では、サウジ東部州のアラムコ施設で限定的な火災(負傷者なし)、ダーラン向けミサイルの迎撃、連合によるイエメン西部の石油施設への空爆が伝えられた。リヤドのキング・ハーリド空港は17日まで運航停止が続く。みんかぶによれば、米国の関与の可能性も意識されている。トランプ氏はフーシ派を「非常に悪い」と述べたが、参戦の可否は示していない。
OANDA Labは、日足で一時10月高値のある96ドル台に到達したとみており、10月高値を更新するか反落するかが焦点としている。目先の目標としては100ドルを挙げている。10時6分〜7分頃の95.24ドルは、日中の高値95.40ドル、安値94.56ドルの範囲にある。米・イラン情勢の詳細は10/13振り返り記事の米・イラン情勢コーナーを参照。
📚 主な出典
- 共同通信(OANDA Lab配信)『東証、188円高(2026年10月14日)』
- 共同通信(OANDA Lab配信)『NY株反落、180ドル安(2026年10月14日)』
- OANDA Lab『NYダウの振り返りと見通し:好決算銘柄にも売りで4営業日ぶりの反落(2026年10月14日)』
- OANDA Lab『ドル/円見通し(2026年10月14日)』
- OANDA Lab『金(XAU)見通し(2026年10月14日)』
- OANDA Lab『WTI原油見通し(市況ニュース):サウジアラビアとフーシ派の戦闘激化が影響し、原油価格は4営業日続伸(2026年10月14日)』
- フィスコ(Investing.com配信)『前場に注目すべき3つのポイント~個別材料を手掛かりとした日替わり的な物色~(2026年10月14日)』
- フィスコ(財経新聞配信)『個別材料を手掛かりとした日替わり的な物色/東京株オープニングコメント(2026年10月14日)』
- フィスコ(財経新聞配信)『東京為替:ドル・円はやや強含む(2026年10月14日)』
- 外為どっとコム『ドル/円今日の見通し|米CPIで159円台へ? 利上げ観測の行方に注目(2026年10月14日)』
- みんかぶFX/為替『続伸、米国はイエメン攻撃に関与する可能性=NY原油概況(2026年10月14日05:43)』
- CBS News『Live Updates: Houthis threaten U.S. with "swift and painful" response if it joins Saudi Arabia's strikes on Iran-backed group(2026年10月13日)』
- ぱぶちゃんのファンダメンタルlab『【2026年10月13日・振り返り】日経平均1,253円安、AI・半導体売りで6万8,000円割れ(2026年10月14日)』
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年10月14日10:06〜10:08時点の市況数値を参照)、みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」は、市況の数値・指標の予想値の確認のみに使用

