こんにちは、ぱぶちゃんです。
午前の記事で「後場は下げ渋り」と書きましたが、現実はまったく違いました。
後場も売りが止まらず大引けは ▼1,778円。さらに夜間CFD・先物は 53,888円台 まで崩落し、日中高値からの下落幅は ▼4,000円超 という事態になっています。
今回は大引け確定データ・業種別騰落・寄与度ランキング・為替まで、すべて含めた完全版としてお届けします。
📊 主要指数(大引け確定)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 56,279.05円 | ▼1,778.19円 | ▼3.06% |
| TOPIX | 3,772.17 | ▼126.25 | ▼3.24% |
| JPX日経400 | 34,145.40 | ▼1,140.45 | ▼3.23% |
| グロース250 | 744.33 | ▼24.31 | ▼3.16% |
※ 日経平均の本日値幅:高値 57,890.76円 〜 安値 56,091.54円
⚠️ 夜間CFD・先物(19:11時点)
CFD日経平均:53,887.70円(日経比 ▼2,391 / ▼4.25%)
日経先物mini:53,890.00円(日経比 ▼2,389 / ▼4.25%)
日中高値57,890円からの累計下落幅:▼4,002円
📉 後場の「誤算」を振り返る
午前の記事でこう書きました。
「後場では下げ渋りが見られましたが、全体として -2% 前後の下落で推移しています」
午前終値は 56,727.27円(▼1,329.97円)。ところが後場も売りは続き、結局 56,279.05円(▼1,778.19円) で大引けを迎えました。午前から後場にかけてさらに ▼448円 下落したことになります。
| 時系列 | 価格 | 前日比 |
|---|---|---|
| 始値 | 57,729.80円 | — |
| 高値 | 57,890.76円 | — |
| 午前終値 | 56,727.27円 | ▼1,329.97円 |
| 大引け | 56,279.05円 | ▼1,778.19円 |
| CFD夜間(19:11) | 53,887.70円 | ▼2,391円(大引け比) |
なぜ後場も売りが続いたのか
① 欧米時間入り前のポジション整理
地政学リスク下では「とにかく手仕舞い」という動きが後場後半に集中しやすく、海外短期筋が日本株のエクスポージャーを落としにきたと見られます。
② 中東情勢の続報
後場の時間帯にイラン側の報復攻撃に関する続報が複数の海外メディアで流れ、午前には織り込み切れていなかったリスクが後場に一気に売りに転じた可能性があります。
③ テクニカルの節目割れ
午前の安値56,622円を後場に下抜けたことで、ストップロスを巻き込む展開に。節目割れが売りを呼ぶ連鎖は今日も変わりませんでした。
🏭 業種別騰落ランキング(大引け 15:30 確定)
東証33業種 完全全面安 ── 値上がり 0業種 / 値下がり 33業種
| 🔴 下落率ワースト10 | ||
|---|---|---|
| 順位 | 業種 | 騰落率 |
| 1 | 石油・石炭製品 | ▼5.52% |
| 2 | 輸送用機器 | ▼5.39% |
| 3 | 非鉄金属 | ▼4.79% |
| 4 | 空運業 | ▼4.68% |
| 5 | 繊維製品 | ▼4.64% |
| 6 | ゴム製品 | ▼4.43% |
| 7 | 電気機器 | ▼4.32% |
| 8 | 機械 | ▼4.20% |
| 9 | 証券業 | ▼4.12% |
| 10 | ガラス・土石製品 | ▼3.97% |
| 🟢 下落率ベスト10(相対的に底堅かった業種) | ||
|---|---|---|
| 順位 | 業種 | 騰落率 |
| 1 | 電気・ガス業 | ▼0.93% |
| 2 | 鉱業 | ▼0.94% |
| 2 | 精密機器 | ▼0.94% |
| 4 | サービス業 | ▼1.16% |
| 5 | 情報・通信業 | ▼1.21% |
| 6 | 海運業 | ▼1.34% |
| 7 | 倉庫・運輸関連業 | ▼1.59% |
| 8 | 卸売業 | ▼2.11% |
| 9 | 陸運業 | ▼2.30% |
| 10 | 銀行業 | ▼2.45% |
🔄 前場との「大逆転」
前場では 鉱業+6.31%・海運+4.49%・石油石炭+3.16% と資源セクターが逆行高を演じていました。ところが大引けでは 石油・石炭製品がワースト1位(▼5.52%)、非鉄金属も▼4.79%と急落。前場の「資源株が守ってくれる」という構図は完全に崩れました。
一方、東京ガス・大阪ガスを含む 電気・ガス業が▼0.93%と最も底堅く、インフラ系への逃避買いが最後まで続いた形です。
🎯 日経平均 寄与度ランキング(大引け)
| ⬇️ 寄与度下位(下落を主導した銘柄) | |||
|---|---|---|---|
| 銘柄 | 寄与度 | 終値 | 前日比 |
| ファーストリテイリング | ▼229.43 | 64,890円 | ▼4.22% |
| TDK | ▼121.59 | 2,094円 | ▼10.38% |
| 東京エレクトロン | ▼93.26 | 42,600円 | ▼2.14% |
| ファナック | ▼60.33 | 6,604円 | ▼5.18% |
| イビデン | ▼50.14 | 8,618円 | ▼8.01% |
| ソフトバンクグループ | ▼43.32 | 3,992円 | ▼1.33% |
| トヨタ自動車 | ▼40.44 | 3,702円 | ▼6.14% |
| ソニーグループ | ▼37.60 | 3,368円 | ▼6.26% |
| フジクラ | ▼35.93 | 27,350円 | ▼3.78% |
| 信越化学工業 | ▼34.43 | 6,117円 | ▼3.26% |
| ⬆️ 寄与度上位(プラス寄与・底堅かった銘柄) | |||
|---|---|---|---|
| 銘柄 | 寄与度 | 終値 | 前日比 |
| リクルートHD | +9.63 | 6,784円 | ▲1.44% |
| HOYA | +3.09 | 28,310円 | ▲0.66% |
| KDDI | +3.01 | 2,670.5円 | ▲0.28% |
| 東京ガス | +1.15 | 7,861円 | ▲2.24% |
| 大阪ガス | +0.92 | 6,648円 | ▲2.12% |
📌 TDKの単独急落に注目
TDKが ▼10.38% と全225銘柄の中でも突出した下落率を記録し、寄与度も ▼121.59 と第2位の押し下げ要因となりました。地政学リスクによる全体売りに個別の売り材料が重なった可能性があります。プラス寄与のトップはリクルートHD(+9.63)ですが、ファーストリテイリング単独の ▼229.43 には遠く及ばず、焼け石に水の状態でした。
💱 為替レート一覧(19:26 時点)
| 通貨ペア | レート | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| ドル円 🇺🇸🇯🇵 | 157.714 | +0.329 | ▲0.21%(円安) |
| ユーロ円 🇪🇺🇯🇵 | 182.995 | -0.926 | ▼0.50%(円高) |
| ユーロドル 🇪🇺🇺🇸 | 1.1603 | -0.0083 | ▼0.71% |
| ポンド円 🇬🇧🇯🇵 | 209.82 | -1.16 | ▼0.55%(円高) |
| スイスフラン円 🇨🇭🇯🇵 | 200.56 | -1.26 | ▼0.62%(円高) |
| 豪ドル円 🇦🇺🇯🇵 | 110.96 | -0.66 | ▼0.59%(円高) |
| NZドル円 🇳🇿🇯🇵 | 92.77 | -0.72 | ▼0.77%(円高) |
| 韓国ウォン円 🇰🇷🇯🇵 | 0.1067 | -0.0016 | ▼1.49%(円高) |
| 南アランド円 🇿🇦🇯🇵 | 9.645 | -0.114 | ▼1.17% |
| メキシコペソ円 🇲🇽🇯🇵 | 9.015 | -0.077 | ▼0.85% |
| トルコリラ円 🇹🇷🇯🇵 | 3.573 | +0.015 | ▲0.42% |
| ドルインデックス 💵 | 99.19 | +0.81 | ▲0.83%(ドル買い) |
💡 今日の円:ドルとユーロの「板挟み」
ドルインデックスが ▲0.83% と全面ドル高。当然ドル円も円安方向(▲0.21%)に動きます。これは単純な因果関係です。
一方、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円などクロス円は円高方向。これはリスクオフによる円買い圧力がユーロ安・ポンド安を上回った結果です。
つまり今日の円は「ドル高に押される場面」と「リスクオフの円買い圧力」の板挟み状態。円が特別に強いわけでも弱いわけでもなく、対ドルでは弱く、対ユーロ・ポンドでは強いという、方向感のない一日でした。
🔭 明日(3月4日)の見どころ
① 53,000円台が「床」になるか
CFD・先物はすでに53,888円台まで崩落しており、54,000円をも割り込んでいます。明日の寄り付きで53,000円台を維持できるかどうかが最初の焦点です。ここを明確に割り込むようなら、次のサポートは52,000円台となります。
② NY市場の反応(本稿執筆時点は開場前)
欧州株はすでに全面安で引けており、東京発のリスクオフが波及済みです。NYがさらに下押しするか、あるいは自律反発するかで、明日の日本株の方向性が大きく変わります。
③ 中東情勢の続報
今日の下落の根本原因は中東情勢です。夜間の報道を一次情報でチェックしておくことが明日の判断の基礎になります。
🧭 明日の戦術ヒント(あくまで参考)
- 寄り付きが大幅ギャップダウンで始まった場合 → 戻り売り優勢。初動の反発は売り場になりやすい
- 54,000円を奪還する動きが出た場合 → ショートカバーに警戒。踏み上げが起きやすい水準
- 中東情勢に収束シグナルが出た場合 → 反発幅が大きくなる可能性。空売りポジションはリスク管理を徹底
※ 投資判断はご自身でお願いします。
📝 今日の教訓:「下げ渋り」は過信するな
午前の記事で使った「下げ渋り」という表現を、反省材料として正直に残しておきます。
地政学リスクが主因の下落では、前場の値動きで底打ち感を判断するのは危険です。情報の発信が欧米時間に集中するため、後場〜夜間にかけて第二波・第三波が来ることは珍しくありません。
今日のように「前場は資源株が逆行高で底堅い」と見えても、大引けでその資源株がワーストになるという大逆転が起きることもあります。データは常に最終確定値で判断することが重要です。
✅ まとめ
- 大引け:56,279.05円(▼1,778.19円・▼3.06%) ── 午前終値からさらに▼448円
- 夜間CFD・先物:53,888円台まで崩落、日中高値比▼4,002円
- 業種別:33業種全面安。石油・石炭製品▼5.52%がワースト。前場の資源逆行高は一時的に終わった
- 電気・ガス業(▼0.93%)が最も底堅く、インフラ・通信系に逃避的な買い
- TDKが▼10.38%と突出した急落。個別材料の可能性あり
- 為替はドルインデックス▲0.83%のドル全面高。ドル円だけ円安というねじれが発生
- 欧州株は全面安。NY市場は本稿執筆時点で開場前。明日の寄り付きが正念場
明日の寄り付き後、状況を改めて整理します。
📚 引用・出典
- 東京証券取引所(JPX)大引け値・出来高:2026年3月3日
- 業種別株価指数ランキング:nikkei225jp.com(2026年3月3日 15:30確定)
- 日経平均寄与度ランキング:nikkei225jp.com(大引け時点)
- CFD・日経先物mini:nikkei225jp.com(2026年3月3日 19:11時点)
- 為替レート:nikkei225jp.com(2026年3月3日 19:26時点)
- 各種情報は複数の金融メディア・一次情報をもとに筆者が整理
🥇 執筆者:ぱぶちゃん
✍️ 執筆者 / 運営者
📈 投資歴6年 / 💹 XAUUSD(金/ドル) / 🌐 マクロ経済 / 📰 一次情報重視
世界の金融市場・経済指標を中心に、一次情報と複数の主要メディアを照合し、事実に基づき中立的な立場で整理・解説しています。投資歴6年、近年はXAUUSDを中心にFXで取引中。都合により証拠金・ポジションは公開できません。難しい専門用語より「で、ゴールドどうなんだ」という視点を大切にしてるぞ。
⚠️ 免責事項
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