【2026年05月20日】トランプ「イランとの協議は最終段階」で原油5%急落・米株全面高——NVDA決算$81.6B・FOMC議事録「過半数が利上げ正当化と判断」・大谷翔平が約1カ月ぶり投打二刀流でパドレス戦に登板
📅 対象時間帯:2026年5月20日(水)07:00 〜 5月21日(木)07:00 JST
📌 水曜日まとめ(アジア〜ロンドン〜NY)
📎 前日記事:【2026年05月19日】日本GDP年率+2.1%・米30年債5.19%で19年ぶり高水準——トランプ「またイランに大きな打撃与えるかも」・G7「ホルムズ再開が急務」
📌 水曜日まとめ(アジア〜ロンドン〜NY)
📎 前日記事:【2026年05月19日】日本GDP年率+2.1%・米30年債5.19%で19年ぶり高水準——トランプ「またイランに大きな打撃与えるかも」・G7「ホルムズ再開が急務」
📋 目次
📰 ニュース見出し時系列
📅 2026年5月20日(水)
🌏 アジアセッション(7:00〜16:00 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 08:45頃 | 🇺🇸 米国 | 🔥 トランプ大統領「イランとの戦争を非常に速やかに終わらせる」「イランは核兵器を保有しないだろう」——前日の「あと1時間で攻撃決断」発言から一転、外交決着への姿勢を示した。※詳細は要人発言欄参照。 | TradersWebFX |
| 10:00頃 | 🇨🇳 中国 | 中国PBOC、5月LPRを12カ月連続据え置き発表——ホルムズ海峡封鎖による原油高とインフレ圧力を理由に追加緩和を見送り。※数値詳細は経済指標欄参照。 | Xinhua |
| 11:16頃 | 🇯🇵 日本 | 木原官房長官「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべき」「日銀には政府と密接に連携図り、2%の物価安定目標の実現に適切な政策運営期待」——詳細は要人発言欄参照。 | TradersWebFX |
| 15:10頃 | 🇯🇵 日本 | 高市首相「為替介入については申し上げられない」——G7財務相会議を受けた国内記者会見での発言。直接的な介入言及を避けた。 | TradersWebFX |
| 15:00頃 | 🇯🇵 日本 | 東証大引け——日経平均は前日比でやや小動き。30年JGB利回りが高止まりで推移するも三菱UFJ・野村HDなど金融株は続伸で堅調。16:00〜16:30に損保大手3社(東京海上HD・MS&AD・SOMPO)が本決算を発表。※詳細は企業決算欄「🇯🇵損保3社」タブ参照。 | 日本経済新聞 |
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 16:00 | 🇬🇧 英国 | 🔥 英国CPI(4月)予想+3.0%を大幅下回る下振れ——エネルギー価格キャップ(4月1日施行)による一時的効果。BOEは「引き締め状態を維持」と利下げ先送り。欧州株は下振れを好感し小幅上昇。※数値詳細は経済指標欄・ベイリー発言は要人発言欄参照。 | ONS / CNBC |
| 18:00 | 🇪🇺 欧州 | ユーロ圏HICP(4月・確定値)——予想・前回ともに一致。エネルギー除きの物価は安定を維持。DAX・FTSE100ともに小幅上昇で引け。※数値詳細は経済指標欄参照。 | Eurostat / Bloomberg |
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌7:00 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 22:00〜 | 🇺🇸 市場 | NY市場オープン——米株が大幅高スタート。前日まで3日続落からの急反発。エヌビディア決算を引け後に控え期待先行の買い戻し。英CPI下振れ・中東交渉進展期待・油価下落が追い風に。 | CNBC / Trading Economics |
| 翌00:18頃 | 🇺🇸 米国 | 🔥 トランプ大統領「米国はイランとの協議において最終段階に入っている」——この発言でWTI原油が$104台から$98台へ▲5%超急落。米10年債利回りも4.57%へ▲11bp低下。※詳細は要人発言欄参照。 | Reuters / TradersWebFX |
| 翌03:00 | 🇺🇸 Fed | 🔥 FOMC議事録(4月28〜29日分)公表——「過半数が利上げ正当化と判断」「緩和バイアス削除を多くが支持」——タカ派色の強い内容が確認されるも、原油急落・株高基調に大きな変化なし。詳細は📄 FOMC議事要旨 詳細解説記事および要人発言欄を参照。 | Fed / TradersWebFX |
| 引け後(AH) | 🇺🇸 米国 | 🔥 エヌビディア(NVDA)Q1 FY2027決算——売上$81.61B(予想超・前年比+85%)、EPS$1.87(予想+5.4%超)、Q2ガイダンス$91.0B(コンセンサス$86〜87B超)。株価AH+0.5%超。詳細は📄 エヌビディア決算 詳細解説記事および企業決算欄を参照。 | 247WallSt / Trading Economics |
| 引け | 🇺🇸 市場 | NY市場まとめ(5/20)——ダウ+645.47ドル(+1.31%)・50,009ドル(5万ドル台回復)、S&P500+1.08%・7,432.97、ナスダック+1.54%・26,270.36。WTI▲5.66%・$98.26($100割れ)、ブレント▲5.63%・$105.02。米10年債4.57%(▲11bp)、30年債5.11%(▲8bp)。GS+5.74%・ナイキ+4.17%・ボーイング+3.34%が主要上昇銘柄。 | CNBC / Trading Economics |
🎙️ 要人発言|5月20日〜21日(時間はJST)
🇺🇸 トランプ大統領(08:45・22:43・翌00:18・翌03:48)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 5/20 08:45 | 「イランとの戦争を非常に速やかに終わらせる」「イランは核兵器を保有しないだろう」 |
| 5/20 22:43 | 「イランに関しては全く急いでいない」「習近平国家主席とプーチン大統領の会談は良いことだと思う」 |
| 5/21 00:18 | 「米国はイランとの協議において最終段階に入っている」「イランとの間で何が起きるか、様子を見よう」「合意できなければ少し厄介なことになる、しかしそうならないことを望む」「I'm in no hurry(急いでいない)。理想的には死者を少なくしたい」——この発言でWTI▲5%超急落・米国債利回りも急低下。 |
| 5/21 03:48 | 「イランに対する原油制裁の緩和などは一切考えていない」「合意が得られるまでは制裁を緩和することは絶対にない」「イラン問題はいずれにせよ、まもなく終わる」「原油価格は劇的に暴落することになる」 |
🇺🇸 FOMC議事録(4月28〜29日分、翌03:00公表)
| 公表日時(JST) | 主な内容 |
|---|---|
| 5/21 03:00 | 「多くが声明からの緩和バイアス削除を支持」「過半数はインフレ長期化が利上げを正当化しそうだと判断」「インフレと戦争、金利据え置き延長を意味する可能性」「インフレの高止まりが長期化する可能性を大多数が認識」「経済成長は今年、堅調に推移すると予想」「労働市場は短期的には安定を維持すると予想」「多くの当局者が、さらなる利下げに向けたバイアスを排除することを望んでいた」——ウォーシュ新体制下での初公表議事録(4月会合はポウェル最終議長期間)。 |
🇺🇸 ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁(08:05)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 5/20 08:05 | 「現行の政策金利は適切、インフレに押し下げ圧力を与え続けている」「インフレは依然として高過ぎる水準」「労働市場が均衡を保つなら、インフレ低下に進展がみられた場合に限り利下げが適切」——タカ派スタンスを維持。 |
🇯🇵 木原官房長官(11:16)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 5/20 11:16 | 「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべき」「日銀には政府と密接に連携図り、2%の物価安定目標の実現に適切な政策運営期待」 |
🇬🇧 ベイリーBOE総裁・ブリーデンBOE副総裁(22:29・23:16)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 5/20 22:29(ベイリー) | 「利下げ期待が後退したことで、金融政策は引き締まった」「経済成長および労働市場の状況は減速しつつある」「引き締め状態を維持することは、中東紛争が与える影響を見極めるための時間を与えてくれる」 |
| 5/20 23:16(ブリーデン) | 「経済データは労働市場にたるみが生じていることを示している」「経済データは賃金に対する圧力が強まる確率が低くなったことを示している」 |
🌍 中東各国当局者(23:00ガリバフ・翌02:10イラン外務省・翌03:22ペゼシュキアン)
| 日時(JST) | 発言内容 |
|---|---|
| 5/20 23:00(ガリバフ国会議長) | 「イラン軍は停戦期間中にその軍事能力を再構築した」「米国は依然としてイランを降伏させられるという幻想を抱いている」「イランは起こり得る再攻撃に備え、警戒・即応態勢をさらに強化しなければならない」 |
| 5/21 02:10(イラン外務省報道官) | 「イランは米国側の見解を検討中」「米国に対し、イラン資産の解放を要求している」 |
| 5/21 03:22(ペゼシュキアン大統領) | 「イランは戦争を回避するため、あらゆる手段を尽くしてきた」「我々の側からはすべての道が依然として開かれたまま」——外交解決の用意を示しながら制裁解除を条件として強調。 |
📌 要人発言読み解き
事実 5/20の主軸は①トランプが「最終段階」と明言したことでWTI▲5%超・米債利回り急低下②FOMC議事録で「過半数が利上げ正当化可能性」というタカ派な内容が確認③BOEベイリー・ブリーデン両副総裁が「中東不確実性継続で利下げ急がず」を維持、の3点。米株はイラン交渉進展期待を優先し、FOMC議事録タカ派内容はほぼ織り込み済みとして無視。考察 トランプの「最終段階」発言は原油市場が最も敏感に反応し、WTIが$98台まで急落。ただし「制裁は一切緩和しない」とも明言しており、和平と経済的圧力の同時維持という矛盾した戦略が市場を振り回している。FOMC議事録の「利上げ正当化」は次回6月FOMC(ウォーシュ議長初会合)に向けた「据え置き以上のタカ派」リスクをあらためて確認。
リスク イランのガリバフ国会議長が「軍事能力を再構築」と述べた点が示す通り、停戦期間を軍備再整備に充てているイラン側の実態が一部浮き彫りに。交渉が「最終段階」であっても合意内容の核心(イラン資産解放・核プログラム・ホルムズ再開)で折り合いがついていない可能性が高く、交渉決裂→ホルムズ封鎖継続リスクは完全に払拭されていない。当ブログのシナリオB(封鎖継続→原油高→Fed利下げ不可→金の上値が重い)は引き続き有効。
📊 経済指標|5月20日(水)発表分
夏時間適用中。ロンドン時間は日本時間−8時間、NY時間は−13時間。
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10:00 | 🇨🇳 | LPR 1年物 5月 | 3.00% | 3.00% | 3.00% |
| 10:00 | 🇨🇳 | LPR 5年物 5月 | 3.50% | 3.50% | 3.50% |
| 16:00 | 🇬🇧 | 🔥 CPI 4月 前年比 | +2.8% | +3.0% | +3.3% |
| 16:00 | 🇬🇧 | CPI 4月 前月比 | +0.7% | +0.9% | +0.7% |
| 16:00 | 🇬🇧 | コアCPI 4月 前年比 | +2.5% | +2.6% | +3.1% |
| 16:00 | 🇩🇪 | PPI 4月 前年比 | +4.0% | +3.8% | +3.1% |
| 18:00 | 🇪🇺 | HICP(確報値)4月 前年比 | +2.2% | +2.2% | +2.2% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 週間石油在庫(5/9〜15)原油在庫 前週比 | ▲155.8万バレル | — | ▲408.4万バレル |
| 21:30 | 🇺🇸 | 週間石油在庫 ガソリン 前週比 | +37.2万バレル | — | +19.0万バレル |
| 翌03:00 | 🇺🇸 | 🔥 FOMC議事録 4月28〜29日分 | タカ派色強い(詳細は要人発言欄・解説記事参照) | ||
📌 指標読み解き
事実 本日の最大注目指標は英国CPI。+2.8%と予想+3.0%を大きく下回ったが、これはエネルギー価格キャップ(4月1日施行)による一時的効果。コアCPI+2.5%への大幅鈍化も同様の構図。ドイツPPIは+4.0%と予想+3.8%を上回り、エネルギー価格転嫁が上流段階では継続していることを示す。中国LPRは予想通り全項目12カ月連続据え置き。考察 英CPIの「一時的鈍化」をBOEは既に織り込んでおり、利下げへの積極的な動機にはならない(ベイリー総裁も「引き締め状態を維持」と発言)。5月の英国エネルギーキャップ上限は再び引き上げ予定であり、CPI再加速リスクが存在する。ホルムズ起点の燃料高はドイツPPI上振れに表れており、パイプラインインフレ圧力は欧州全体でも続いている。
リスク 原油が$98台まで急落したことで「インフレ緩和→利下げ前進」という楽観シナリオが台頭しているが、これはトランプ発言に依存した動きで実態の封鎖解除とは別物。「交渉最終段階」発言と実際の合意には大きなギャップがあり得る点を注視。
🏦 FedWatch(フェドウォッチ)|次回6月17日会合の市場織り込み
データ基準:2026年5月20日 04:34 CT(CME FedWatchツール) 現行FF金利レンジ:350〜375bp(3.50〜3.75%)
| 政策金利レンジ | 現在確率(5/20) | 1日前(5/19) | 1週間前(5/13) | 1ヶ月前(4/20) |
|---|---|---|---|---|
| 325〜350bp(▲25bp 利下げ) | 2.7% | 1.0% | 1.0% | 1.4% |
| 350〜375bp(現状維持)★現行レンジ | 97.3% | 99.0% | 99.0% | 98.6% |
| 375〜400bp(+25bp 利上げ) | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
📌 FedWatch読み解き
事実 FOMC議事録公表直前時点のデータ(04:34 CT)。現状維持確率は97.3%で前日99.0%からやや低下し、利下げ確率が2.7%に上昇。CMEデータが示すのは「FOMC議事録タカ派内容より、イラン交渉進展の方が市場に対する影響が大きい」こと。利上げ確率はゼロを維持。考察 議事録で「過半数が利上げ正当化と判断」というタカ派な文言が明記されたにもかかわらず、FedWatchの利上げ確率は変わらずゼロ。CME先物市場は「実際の政策行動」に重みを置いており、議事録の「判断」が実際の6月利上げに直結しないと見ているため。ただし原油急落が持続してインフレ軟化が確認されれば、7月以降の利下げ確率が上昇する可能性がある。
リスク 議事録の「緩和バイアス削除支持」が6月FOMC(ウォーシュ議長初会合)の声明文に反映されれば、7月以降の利下げ織り込みが急速にはく落するリスク。5/22(金)の日本CPI、5/28のPCE・GDP改定値が次の重要データポイント。
💼 企業決算|5月20日(水)
🔥 エヌビディア(NVDA)|Q1 FY2027決算(5/20 引け後発表)
| 指標 | 結果 | 予想 / 判定 |
|---|---|---|
| 売上高 | $81.61B(前年比+85%) | 予想$78〜79B ✓ 上回る |
| 非GAAP EPS | $1.87 | 予想$1.77 ✓ +5.4%超過 |
| データセンター売上 | $75.25B(前年比+92%) | 予想$72〜73B ✓ 上回る |
| 非GAAPグロスマージン | 75.0% | ガイダンス75.0% ガイダンス通り |
| Q2 FY2027 売上ガイダンス | $91.0B(±2%) | コンセンサス$86〜87B ✓ 大幅上回る |
| 中国向けH20出荷 | ゼロ(規制継続) | 想定内 |
| 株価反応(AH) | +0.5%超の小幅上昇 | 直近4回下落の歴史から限定的 |
Q2ガイダンス$91.0Bはコンセンサス$86〜87Bを大幅に上回ったが、直近5四半期中4回下落という実績から反応は限定的。サプライコミットメント$1,190億という異例の規模が需要の強さを裏付けた。出典:247WallSt / Trading Economics(2026年5月20日)

