【本日21:30 JST発表】米雇用統計(3月分)予想まとめ
NFPは+58,000人前後か? 2月-92k大幅減の反動と構造的減速を徹底解説
更新日:2026年4月3日
本日21:30(米国時間8:30 EDT)に米国労働省(BLS)が発表する3月分の雇用統計。2月が-92,000人と大幅減だった反動に期待が集まる一方、過去3年の減速トレンドや政府部門の効率化(DOGE関連)が上値を抑える可能性があります。
前回結果・コンセンサス予想・私の予想 一覧表
| 項目 | 前回(2月分)結果 | 市場コンセンサス予想(3月分) | 私の最終予想(3月分) |
|---|---|---|---|
| 非農業部門雇用者数変化(NFP) | -92,000人 | +60,000人前後 | +58,000人 |
| 失業率 | 4.4% | 4.4%(横ばい) | 4.4%(横ばい) |
| 平均時給(前月比) | (参考:前年比 +3.8%程度) | +0.3%前後 (前年比 +3.7〜3.8%) |
+0.3% (前年比 +3.7〜3.8%程度) |
※私の予想は、2月の特殊要因反動+周辺指標(ADP・ISM・失業保険申請など)を総合的に勘案したものです。
1. 前回(2月分)の結果おさらい
3月6日発表の2月分は市場を驚かせました。
- 非農業部門雇用者数:-92,000人(予想は+55,000〜+60,000人程度)
- 失業率:4.4%(前月から上昇)
主な要因は医療分野のストライキ(約3万人規模)と冬の悪天候による建設・レジャー部門の打撃でした。
2. 失業保険申請件数の状況(新規・継続)
雇用統計の重要な先行指標である失業保険申請件数は、**「低解雇状態」の継続**を示しています。
- 新規失業保険申請件数(Initial Claims):3月28日終了週は202,000件(前週比-9,000件減、予想を下回る)。4週間移動平均も低位安定。
- 継続申請件数(Continuing Claims):3月21日終了週は1,841,000件(前週比+25,000件)と小幅増加も、依然として低い水準を維持。
新規申請が20万件台前半で安定していることは、企業が大規模レイオフを控えている証拠。一方で、求人需要の軟調(Indeed指数)と合わせると「解雇は少ないが、新規採用も慎重」という低雇用・低解雇の状態が続いていると見られます。
このデータは、失業率の急上昇リスクが低いことをサポートする一方で、雇用増加ペースが鈍いことを間接的に示唆しています。
3. プラス材料 vs マイナス材料の綱引き
| カテゴリ | プラス材料 | マイナス材料 |
|---|---|---|
| 特殊要因の反動 | ・医療ストライキの大部分解決(+30k規模の復帰期待) ・2月悪天候の反動(建設業などの回復) |
ー |
| 先行指標 | ・ADP民間雇用(3月分):+62,000人(予想を上回る) ・失業保険新規申請:低位安定(低解雇確認) |
・ISM製造業雇用指数:48.7(30ヶ月連続で50未満・契約) |
| レイオフ動向 | ー | ・Challenger人員削減発表(3月):大幅増(DOGE関連が主因) |
| 求人需要 | ー | ・Indeed求人掲載指数:前年比-5.3%(軟調継続) |
| 長期トレンド | ー | ・2023年高成長 → 2025年ほぼ横ばい(大幅下方修正頻発) ・2026年も低水準不安定 |
4. 市場への影響イメージとゴールド(XAUUSD)視点
- NFP +60,000人より強い数字 → ドル高圧力で金価格は**下げ**やすい
- NFP +60,000人程度(コンセンサス並み) → 材料出尽くしで金価格は**横ばい**しやすい
- NFP +60,000人より弱い数字 → 労働市場減速確認で利下げ期待が高まり、金価格は**上げ**やすい
私の予想は**+58,000人**とコンセンサス(+60,000人)をやや下回るため、**金価格は上昇しやすい**と予測しています。ただし、平均時給が予想を上回って強い数字が出れば、ドル高圧力が勝る可能性もあります。
まとめ:「で、ゴールド(XAUUSD)どうなんだ」視点
失業保険申請の低位安定は「労働市場が崩壊していない」ことを示す安心材料ですが、新規採用の慎重姿勢は変わらず。雇用統計がコンセンサスを下回る弱めの内容になれば、FRBの利下げ期待が維持・強化され、金価格の上昇要因になりやすいでしょう。
発表直後はヘッドラインだけでなく、セクター別詳細・平均時給・家計調査(失業率の内訳)も必ずチェック。ベンチマーク改定の影響も後追い確認が重要です。
本日はGood Fridayで米国株市場は休場ですが、為替・金市場は動きます。21:30の発表をしっかり見極めていきましょう!
出典・引用元(主なもの)
- 米国労働省 Bureau of Labor Statistics (BLS) – 雇用統計過去データ
- 米国労働省 DOL – 失業保険申請件数(Initial & Continuing Claims)
- ADP National Employment Report(2026年3月分)
- ISM Manufacturing PMI Report(2026年3月)
- Challenger, Gray & Christmas – Job Cuts Report
- Indeed Hiring Lab – Job Postings Index
- FactSet、Trading Economicsなどのコンセンサス集計
※各指標は公的機関・企業発表に基づき、筆者が複数ソースで照合・整理したものです。最新の公式発表で必ずご確認ください。
執筆者情報
🥇 執筆者:ぱぶちゃん
✍️ 執筆者 / 運営者
📈 投資歴6年 / 💹 XAUUSD(金/ドル) / 🌐 マクロ経済 / 📰 一次情報重視
🐦 X(旧Twitter): @pablo29god
世界の金融市場・経済指標を中心に、一次情報と複数の主要メディアを照合し、事実に基づき中立的な立場で整理・解説しています。投資歴6年、近年はXAUUSDを中心にFXで取引中。都合により証拠金・ポジションは公開できません。難しい専門用語より「で、ゴールドどうなんだ」という視点を大切にしてるぞ。
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