tag-fact 2026年5月20日(米国時間)発表 / BLS一次資料:NVIDIA Newsroom
エヌビディア(NASDAQ: NVDA)は2026年5月20日(米国時間)、2027年度第1四半期(FY2027 Q1、2026年4月26日終了)の決算を発表した。売上高は$81.6B(前年同期比+85%)と過去最高を更新し、非GAAPベースのEPS $1.87もウォール街コンセンサスを上回った。Q2ガイダンス$91.0Bは市場予想を大きく超え、AIインフラ需要の加速が続いていることを示している。
📊 コンセンサス vs 実績
| 指標 | コンセンサス予想 | 実績 | サプライズ |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $78.8B | $81.6B | ▲+$2.8B(+3.6%) |
| EPS(非GAAP) | $1.77 | $1.87 | ▲+$0.10(+5.6%) |
| データセンター売上高 | $73.0B | $75.2B | ▲+$2.2B(+3.0%) |
| 粗利率(非GAAP) | 〜75% | 75.0% | インライン |
| Q2売上高ガイダンス | 〜$86.6B | $91.0B(±2%) | ▲+$4.4B(+5.1%) |
※コンセンサス出典:Motley Fool / CoinDCX / 24/7 Wall St.(事前集計値)。サプライズ幅は筆者算出。
📋 Q1 FY2027 決算ハイライト
| 指標 | Q1 FY2027 | Q4 FY2026 | Q1 FY2026 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | $81.6B | $68.1B | $44.1B | +85% |
| データセンター | $75.2B | $62.3B | $39.1B | +92% |
| エッジコンピューティング | $6.4B | $5.8B | $5.0B | +29% |
| GAAP粗利率 | 74.9% | 75.0% | 60.5% | +14.4pt |
| GAAP純利益 | $58.3B | $43.0B | $18.8B | +211% |
| GAAP EPS(希薄化後) | $2.39 | $1.76 | $0.76 | +214% |
| 非GAAP EPS | $1.87 | $1.59 | $0.78 | +140% |
| 営業CF | $50.3B | $36.2B | $27.4B | +84% |
| フリーCF | $48.6B | $34.9B | $26.1B | +86% |
🔭 Q2 FY2027 ガイダンス
| 売上高予想 | $91.0B ± 2% |
| GAAP粗利率 | 74.9%(±50bp) |
| 非GAAP粗利率 | 75.0%(±50bp) |
| GAAP営業費用 | 約$8.5B |
| 非GAAP営業費用 | 約$8.3B |
🖥️ データセンター部門の詳細
Q1のデータセンター売上高$75.2Bは、前年同期比+92%・前四半期比+21%と圧倒的な成長を記録した。内訳ではコンピュート部門が$60.4B(前年比+77%)、ネットワーキング部門が$14.8B(前年比+199%)と、後者の伸びが特に顕著だった。InfiniBandおよびNVLinkを中心とした相互接続需要の爆発的拡大を示している。
NVIDIAは今四半期から報告セグメントを刷新し、従来の「Gaming / Data Center / Professional Visualization / Automotive」から「データセンター(Hyperscale + ACIE)」と「エッジコンピューティング」の2区分に再編した。Hyperscaleは大手クラウド・巨大消費者インターネット企業、ACIEはAI特化データセンター・産業・企業向けを指す。
💰 株主還元:過去最高水準
💬 ジェンスン・フアンCEO コメント
— Jensen Huang, Founder & CEO, NVIDIA(原文:英語)/筆者訳
🔍 筆者注目ポイント
データセンター内のコンピュートだけでなく、GPU間通信(NVLink / InfiniBand)の需要が爆発している。単なる「GPU売れた」ではなく、AIクラスターの規模拡大そのものが起きていることを示す数字だ。 tag-opinion
中国向け売上をゼロと仮定した上での$91Bである。対中輸出規制による上振れリスクがあると同時に、規制強化による下振れリスクも内包する。ガイダンス達成のハードルは純粋なAI需要の強さだけで判断できる状態になった。 tag-risk
GAAP純利益は非GAAP($45.5B)を大きく上回っているが、これはエクイティ証券の含み益($15.9B)が「その他収益」に計上されたため。事業キャッシュフローの実力値は非GAAPベース(フリーCF $48.6B)で見るべき点に留意。 tag-fact
売上・EPS・ガイダンスの三拍子がそろった文句なしの決算。Q2の$91Bガイダンスは市場予想(〜$86.6B)を+5%上回り、「そろそろ成長鈍化」という懐疑論を一蹴した。
- 売上$81.6B・EPS $1.87ともにコンセンサスをクリア(売上+3.6%、EPS+5.6%)
- データセンターが+92%の$75.2B、特にネットワーキング+199%が驚き
- Q2ガイダンス$91B+配当25倍増配で株主還元も過去最高水準
・NVIDIA Newsroom — FY2027 Q1 Press Release(2026年5月20日)
・コンセンサス出典:Motley Fool / CoinDCX / 24/7 Wall St.(事前集計値)
⚠️ 免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。

