【2026年7月23日】日経平均、半導体主導で続伸600円超高——米ハイテク決算の時間外反応が重荷に、ドル円は163円台で高値圏定着

2026年7月23日木曜日

マーケット展望

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【2026年7月23日】日経平均、半導体主導で続伸600円超高——米ハイテク決算の時間外反応が重荷に、ドル円は163円台で高値圏定着

📌 30秒で読む結論
①NY市場:ダウ平均は前日比6.06ドル(0.01%)安の52,218.58ドルとほぼ横ばい、ナスダック総合は146.30ポイント(0.56%)安の25,690.90と反落。イラン情勢の不透明感と原油高・金利上昇が重荷となった一方、決算好調な企業への物色が下支えした。引け後に発表されたアルファベット・テスラの決算は時間外で軟調な反応となった
②日経平均:前日終値(66,115円)を挟んだレンジ想定の中、寄り付きから半導体需要の強さを意識した買いが先行し続伸。09:27時点で前日比+600.98円(+0.91%)の66,716.58円まで上げ幅を拡大している
③為替:ドル円は163.09円台——約40年ぶりの高値圏(1986年12月以来)での値固めが続き、朝方は前日比ほぼ横ばいで推移(09:27時点)
④金:NY金先物は4,135.55ドル(-16.35、-0.39%)——火曜の急伸から一服し小幅な調整(09:25時点)
⑤原油:WTIは87.91ドル(+1.21、+1.24%)——中東の供給不安を背景に続伸(09:25時点)

1️⃣ NYSE・NASDAQ振り返り(7月22日引け)

指数終値前日比
NYダウ52,218.58-6.06(-0.01%)
ナスダック総合25,690.90-146.30(-0.56%)
S&P5007,498.96-10.24(-0.14%)
米10年債利回り一時4.66%5月20日以来2カ月ぶり高水準
ダウ平均は小幅反落したがほぼ横ばいで着地。イラン情勢を巡る不透明感とインフレ懸念(原油高・長期金利上昇)が重荷となった一方、決算発表本格化の中で市場予想を上回る企業が目立ち、投資家心理を下支えした。構成銘柄ではセールスフォース・IBM・マイクロソフトの下げが目立ち、ナイキ・ユナイテッドヘルス・グループ・アマゾンも売られた一方、エヌビディア・J&J・ボーイングは上昇。ダウ構成銘柄以外では、600億ドル超の新規受注を発表したスーパー・マイクロ・コンピューターが急伸し、デル・テクノロジーズなどAIサーバー関連にも買いが波及した。ナスダック総合はハイテク株比率の高さから相対的に軟調で終えている。

引け後(日本時間7/23未明)に発表されたアルファベット・テスラの決算は、いずれも時間外で軟調な反応となった。テスラは売上高が市場予想を上回ったものの1株利益が予想未達で、フリーキャッシュフローが2年超ぶりに10.9億ドルの赤字に転落したことが嫌気され、時間外で一時2%台後半の下落となった。アルファベットは決算発表直後こそ売買交錯となったが、2026年設備投資見通しを最大2,050億ドルへ上方修正したことを受けて時間外で売りが再度強まり、下げ幅を広げる場面が見られた。この2社の反応が、23日の東京市場で上値を抑える一因として意識されている。

2️⃣ 日経レビュー

銘柄・指数現在値前日比時刻
日経225(現物)66,716.58+600.98(+0.91%)09:27
225先物 大取ラージ66,790.00+720.00(+1.09%)09:27
225先物 SGX66,660.00+600.00(+0.91%)09:16
日本225レバレッジ(1570)71,210.00+1,430.00(+2.05%)09:27
日本ダブルインバース(1357)2,767.00-54.00(-1.91%)09:27
香港ハンセン指数24,892.66-239.63(-0.95%)07/22
中国FTSE A5015,254.35-83.09(-0.54%)07/22
日経平均は前営業日比217.08円(0.33%)高の66,449.27円で寄り付き、続伸でスタート。前日のNY市場で半導体株の一角が上昇した流れを引き継ぎ、アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループが3〜4%高となるなど、AI・半導体関連株の物色が引き続き相場を牽引している。キオクシアホールディングスは買い気配。一方、トヨタ自動車やソニーグループなど主力株の一角は軟調で、原油高を背景に内需系銘柄には売りが先行した。

09:27時点では上げ幅を600円台まで拡大し、66,716.58円で推移。レバレッジ型ETF(1570)は+2.05%まで買われる一方、インバース型(1357)は-1.91%と、値動きの振れ幅の大きさは引き続き目立つ。日本経済新聞の市況記事は、前日終値(66,115円)を挟んだ65,000〜67,000円のレンジを想定レンジとして示しており、中東情勢の不透明感に加え、アルファベット・テスラの時間外での軟調な反応が「懸念材料」として上値を抑える可能性を指摘している。高く始まった後は戻り待ちの売りが出やすい地合いとみられ、後場にかけての値動きが注目される。

3️⃣ 為替(ドル円)

通貨ペア現在値前日比時刻
ドル円163.088-0.042(-0.03%)09:27
ユーロドル1.1414+0.0004(+0.03%)09:27
米10年債利回り4.6540%-0.0030(-0.06%)09:25
ドル円は約40年ぶり(1986年12月以来)の高値圏で値固めが続いている。22日は日銀の利上げペース加速への柔軟姿勢を示唆する観測報道を受けて一時162.60円台まで下落する場面があったが、円買いは続かず、中東情勢の混迷を背景とした原油高とFRBの利上げ観測の根強さから早々に163円台を回復。前日に付けた1986年12月以来の高値(163.24円前後)に近い163.16円前後で取引を終えた。

本日の予想レンジは162.50〜163.90円とされ、直近まで上値抵抗だった162.84円前後が下値支持に転じつつあることから、163円台での値固めから高値更新を窺う展開が見込まれている。政府・日銀による円買い介入への警戒感がどこまで上値を抑えるかが引き続き焦点で、片山財務相・木原官房長官らの発言内容次第では神経質な反応も想定される。

4️⃣ 貴金属(金/XAUUSD)

銘柄現在値前日比時刻
NY金先物4,135.55-16.35(-0.39%)09:25
金CFD(サンデーゴールド)4,132.50-3.70(-0.09%)09:26
金は火曜(21日)の大幅反発から一転、水曜(22日)にかけては小幅な調整局面に入っている。9時25分時点では4,135ドル台で推移しており、前日比ではわずかに水準を切り下げた形だ。もっとも、水準自体は依然として高値圏にあり、中東情勢の緊迫化を背景とした質への逃避買いの土台自体は崩れていないとみられる。金利面では米10年債利回りが4.65%台とやや高めで推移しており、実質金利の上昇が上値を抑える一方、来週のFOMCを控えた避難買いの基調は継続しているとの見方もある。「金は安全資産ではなく実質金利で動く」という当ブログのフレームワークに照らせば、金利がやや切り上がる中での小幅調整は自然な値動きと言える。

5️⃣ 原油(WTI先物)

銘柄現在値前日比時刻
WTI原油先物87.91+1.08(+1.24%)09:25
WTI原油CFD(サンデーオイル)87.62+0.83(+0.96%)09:26
WTIは前日終値(84.91ドル)から一段高となり、22日早朝の米原油先物市場では期近物として6月中旬以来となる1バレル88ドル台後半まで上昇する場面があった。ホルムズ海峡での船舶被害や米イランの攻撃応酬が続く中、供給不安を織り込んだ買いが続いている構図に変わりはない。9時25分時点でも87.91ドルと堅調に推移しており、前日発表の米週間石油在庫統計が市場予想に反して積み増しとなったにもかかわらず、地政学リスクプレミアムが需給要因を上回る展開が続いている。
📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
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【免責事項】本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年7月23日09:27頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。また、本記事は特定の立場や見解を代表するものではなく、事実と考察は本文中で区別しています。
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