【2026年07月06日】本日の展望——日経平均は続伸スタート、ドル円は161円台半ばで神経質、金は4,200ドル接近、原油は供給過剰警戒
📎 週末の振り返りはこちら:【2026年07月03日〜05日】日経反発1,010円高の6万9744円——米6月雇用統計+5.7万人で予想未達・イランがホルムズ海峡通航料を正式表明
②ドル円は161円台半ば——前半は日米金利差で162.50円試す可能性、後半は米通商政策・「七夕天井」アノマリーが重し
③NY金は4,200ドルに接近、原油はホルムズ海峡の航行回復で供給過剰観測——7〜8日のNATO首脳会議(アンカラ)も焦点
🇯🇵 日本株
前日の振り返り
7月3日(金)の日経平均は朝方1,100円超下落する場面もあったが、キオクシアの急速な切り返しを支えに引けにかけて急反発。終値は前日比1,010円92銭(+1.47%)高の6万9,744円07銭、TOPIXも5日続伸し4,064.60(+1.24%)で終えた。ただし週明け4日早朝の大阪取引所夜間取引では、日経平均先物(9月限)が360円安の6万9,680円で終了している。
本日の注目ポイント
6日の東京市場は続伸で寄り付き、上げ幅は一時600円を超え、TOPIXは取引時間中に最高値を更新する場面もあった。もっとも3日の米国市場が独立記念日で休場だったため手掛かり材料に乏しく、利益確定売りが出やすい地合いでもある。日本経済新聞は本日のレンジを前週末終値(6万9,744円)を挟み、6万9,000円〜7万0,500円程度と予想。人工知能(AI)・半導体関連銘柄を中心に、個人投資家の押し目買い意欲は引き続き強いとみられる。
注目イベント・指標
米6月ISM非製造業景況指数(23:00)が本日最大の材料。7〜8日にはトルコ・アンカラでNATO首脳会議が開催され、トランプ大統領も出席予定。財政拡張的な政策や日銀の追加利上げ観測を巡る思惑から、国内長期金利の上昇圧力は日経平均寄与度の大きいハイテク株の重荷になりやすい点にも注意したい。
💴 為替(ドル円中心)
前日の振り返り
3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=161円40〜50銭で取引を終えた。日米短期金利差が開いた状態が続くとの見方から円売り・ドル買いが出た一方、同日は米国が外為市場以外休場で取引参加者は少なく、方向感に欠く展開だった。
本日の注目ポイント
今週前半は日米金利差を手がかりに162.50円方向を試す可能性がある一方、週後半は米通商政策を巡る不透明感が上値を抑える可能性がある。米通商代表部(USTR)は強制労働関連のSection 301調査に基づく追加関税案について7月6日にコメント期限、7日に公聴会を予定しており、関税関連のヘッドラインには注意が必要。また7日前後にドル円が高値をつけやすいとされる「七夕天井」アノマリーも意識されている。
注目イベント・指標
米ISM非製造業指数(本日)に加え、日本による為替介入の有無・実施への思惑が引き続き燻る。FRB高官や日銀役員の発言、トランプ大統領の通商・金融政策を巡る発言にも要警戒。次回FOMCは7月29日、日銀会合は7月31日。
🥇 貴金属(金・銀)
前日の振り返り
NY金は7月3日、1オンス4,175.70ドルで終値をつけ、4,200ドルに向けて上昇し前日からの上昇を延長した。6月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで、トレーダーはFRBの利上げに対する賭けを縮小。週間ベースでは4週連続の下落から一転し、約2%の上昇を記録した。CME FedWatchツールによれば、9月利上げの確率は統計発表前の66〜67%程度から50%前後まで低下している。中央銀行需要も下支えとなっており、世界金協会によれば5月には各国中銀が41メトリックトンを外貨準備に追加した。
本日の注目ポイント
6日10:38時点でNY金は4,199.10ドルまで上昇し、4,200ドルの節目に迫っている。利上げ観測の後退、ドル安、原油価格の低下によるインフレ懸念の緩和が重なり、金相場は支援材料が多い状態が続いている。もっとも歴史的な高値圏からの調整局面にあり、短期的には値動きが荒くなりやすい点には注意したい。
注目イベント・指標
米ISM非製造業指数、9日午前3時発表予定のFOMC議事要旨(6月分)が実質金利の方向性を左右する材料になりやすい。ホルムズ海峡情勢の緊迫化・緩和も安全資産需要を左右するため引き続き注視。
🛢️ 原油(WTI中心)
前日の振り返り
WTI原油は7月3日、1バレル約69ドルで安定し、中東紛争が2月末に勃発する前の水準に近い状態で推移した。ホルムズ海峡を通る商業輸送は米国とイランの交渉進展を背景に回復が続いており、UAEは日量390万バレル超の輸出を回復、サウジアラビアもアジア向け輸出を増加させている。
本日の注目ポイント
6日10:36時点でWTIは68.54ドルで推移している。ホルムズ海峡の航行回復に伴い、市場では供給過剰への警戒が強まっている。IEAは最新月報で2026年の世界原油需要の伸び率予測を前年比110万バレル減へ下方修正した一方、OPECは需要のピークアウトはまだ先とし長期見通しを上方修正しており、需給を巡る見方の対立が続いている。米・イラン間の協議は故ハメネイ師の国葬(7月4日開始)を挟んで停滞している。
注目イベント・指標
米週間石油在庫統計(水曜)、ドーハでの米・イラン協議再開の有無、7〜8日のNATO首脳会議での中東・ウクライナ関連の発表内容に注目。
- 日本経済新聞「日経平均、荒い値動きか 押し目買い意欲が支えに」(2026年7月6日)
- 日本経済新聞「日経平均伸び悩みか、円は上値試す 今週の市場・予定」(2026年7月6日)
- 日本経済新聞「為替概況」(2026年7月4日)
- 外為どっとコム「2026年7月6日週のドル円予想」(2026年7月4日)
- ザイFX!「7月6日~の週の為替相場の焦点」(2026年7月5日)
- Trading Economics「金価格」(2026年7月3日)
- Trading Economics「原油価格」(2026年7月2日)
- TradingKey「WTI原油は4%急落」(IEA・OPEC見通し)
- Euronews「NATO to reaffirm iron-clad commitment to Article 5」(2026年7月3日)
- ダイヤモンドザイ「来週(7/6~7/10)の日経平均株価の予想レンジ」(2026年7月)
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