【2026年07月24日】NYダウ507ドル安・ナスダック2.1%安と続落、日経平均は一時1700円超安と急落——「AI過剰投資」懸念とキャッシュバーン警戒が世界株を圧迫
📊 主要指標一覧(7/24 10:34時点)
| 指標 | 現在値/終値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| 日経平均(現物) | 64,740.44円 | ▲1,682.16円(▲2.53%) | 10:34 |
| NYダウ | 51,711.65ドル | ▲506.93ドル(▲0.97%) | 07/23終値 |
| ナスダック100 | 28,454.81 | ▲543.29(▲1.87%) | 07/23終値 |
| S&P500 | 7,408.30 | ▲90.66(▲1.21%) | 07/23終値 |
| ドル円 | 163.80円 | ▲0.05円 | 10:34 |
| NY金先物 | 4,044.75ドル | ▲5.45ドル(▲0.13%) | 10:33 |
| WTI原油先物 | 91.64ドル | ▲0.55ドル(▲0.60%) | 10:32 |
| VIX恐怖指数 | 18.70 | +2.06(+12.38%) | 07/23終値 |
| 米10年債利回り | 4.704% | +0.001 | 10:31 |
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1️⃣ NY市場振り返り(NYSE・NASDAQ)
23日のNY株式市場はダウ平均が前日比506.93ドル安の51,711.65ドルと続落。ナスダック総合は553.21ポイント(2.15%)安の25,137.69と、2カ月半ぶりの安値水準まで売り込まれた。
主要因は「AI過剰投資」への警戒感。前日引け後に決算発表したアルファベットが2026年設備投資見通しを最大2,050億ドルへ引き上げたことを受け、「キャッシュバーン(現金燃焼)」と呼ばれる巨大テック企業の現金流出への不安が強まった。半導体・メモリー関連株が軒並み売られる展開となり、単なる利益確定売りとの見方がある一方、AI投資の持続可能性を見極めたいとする投資家心理もうかがえた。テスラも規制クレジット収入の急減による利益率圧縮が嫌気され急落した。
一方、寄り付き前に決算発表したロッキード・マーチン(+10%超)、RTX(+7%超)、引け後決算のインテル(時間外+12%超)など好決算銘柄との明暗は鮮明。恐怖指数VIXは前日比12.38%急伸の18.70。米10年債利回りは4.70%台まで上昇し、原油高によるインフレ再燃懸念とタカ派的な金利観測が株式相場の重荷となった。
2️⃣ 日経平均レビュー(本日7/24前引け時点)
24日の東京市場は前日のNY株安を受けて反落。寄り付きは前日比838円35銭安の65,584円25銭となり、前場のうちに一時下げ幅が1,700円を超え、節目の65,000円を割り込む場面もあった。10:34時点では前日比1,682.16円(▲2.53%)安の64,740.44円で推移している。TOPIXも反落し、一時節目の4,000を割り込んだ。
海外勢による株価指数先物や主力のAI関連銘柄への売りが先行し、ソフトバンクグループやアドバンテストなど値がさ株が下落を主導。ファナック、ソニーグループ、トヨタも軟調。原油高を背景に空運株の下げも目立つ一方、中外製薬、大塚HD、武田薬品など医薬品関連はディフェンシブ買いで上昇し、ベイカレント、オリンパスも高い。
信用系ETFでは日本225レバレッジ(1570)が▲4.82%と急落する一方、日本ダブルインバース(1357)は+5.01%と急伸しており、下値警戒感の強さがうかがえる展開となっている。
3️⃣ 為替(ドル円)
前日の振り返り:23日のNY市場でドル円は163円45銭から一時163円99銭まで上昇し、1986年12月以来約39年半ぶりの高値圏を更新した。フーシ派によるサウジタンカー攻撃と原油急伸、米新規失業保険申請件数が約57年ぶりの低水準となったことでFRBの年内利上げ観測が強まり、日米金利差を意識したドル買いが優勢となった。
本日の注目ポイント:24日早朝時点でドル円は163円80銭前後で推移。164円が目前に迫るなか、政府・日銀による円買い介入への警戒感が上値を抑えられるかが焦点となる。ホルムズ海峡に続き紅海側のバブ・エル・マンデブ海峡までもが封鎖されるとの懸念が高まっており、原油の高止まりを背景としたドル高・円安地合いが続きやすい。特に介入警戒が薄れやすい海外時間で円安が進みやすい点には注意したい。
注目イベント・指標:日本6月消費者物価指数(08:30)、欧米の7月製造業・サービスPMI速報値(16:30独、17:00ユーロ圏、17:30英、22:45米)
4️⃣ 貴金属(金)
前日の振り返り:23日のNY金先物は米長期金利の上昇(一時4.71%)を受けて金利の付かない資産である金の投資妙味が低下し、前日比約100ドル超(約2.4〜2.5%)安の4,050ドル台と3営業日ぶりに反落した。
本日の注目ポイント:24日早朝時点では4,044.75ドル前後とやや軟調に推移。株安・原油高が同時進行するなかで、「質への逃避」買いと「インフレ・金利上昇」による重荷という綱引きが続いており方向感を欠く展開。中東情勢の一段の緊迫化が新たな逃避買いを誘うかが焦点となる。
5️⃣ 原油(WTI)
前日の振り返り:23日のNYMEX原油先物(9月物)は前日比5.36ドル(6.2%)高の92.19ドルと大幅続伸し、一時93.50ドルまで上昇する場面もあった。フーシ派によるサウジタンカー攻撃で紅海にも供給不安の戦線が拡大したことが買い材料となった。
本日の注目ポイント:24日早朝時点では91.64ドル前後とやや上げ幅を縮小して推移。トランプ大統領が「大規模なイラン攻撃を検討している」と発言したことも意識されるなか、ホルムズ海峡・紅海双方での供給途絶リスクが引き続き相場を支える構図。週末にかけて米国の対イラン方針が一段と明確化するかが焦点となる。
出典:日本経済新聞、NHKニュース、外為どっとコム、株探ニュース、財経新聞、みんかぶFX、OANDA証券マーケットニュース、nikkei225jp.com(リアルタイム225先物)、各社決算発表資料(2026年7月23日〜24日)
- 日本経済新聞「日経平均株価が反落、下げ幅一時1700円超 米ハイテク株安受け」(2026年7月24日)
- 日本経済新聞「米ナスダック急落、2カ月半ぶり安値 『現金燃やす』巨大テックに不安」(2026年7月23日)
- NHKニュース「ナスダック株価指数 2%超の下落 AI過剰投資警戒や金利上昇」(2026年7月23日)
- 外為どっとコム「FX/為替『ドル/円今日の見通し|164円間近 介入を警戒しつつ上値を模索』」(2026年7月24日)
- 日本経済新聞「NY商品、原油が大幅続伸 中東の一段の緊迫で 金は反落」(2026年7月23日)
- nikkei225jp.com(リアルタイム225先物・世界の株価チャート、2026年7月24日10:34時点)

