【2026年07月13日】欧州・米国時間の展望——日経は後場に下げ幅拡大、原油・ドル円は高止まり、金は続落

2026年7月13日月曜日

マーケット展望

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【2026年07月13日】欧州・米国時間の展望——日経は後場に下げ幅拡大、原油・ドル円は高止まり、金は続落

📅 対象:2026年7月13日(月)欧州・米国時間
📎 本日朝の展望はこちら:【2026年7月13日】マーケット展望——ホルムズ再緊迫で日経一時▲842円、原油は+4%超急伸
📌 本日のポイント
①日経平均は前引けで前週末比770円87銭(1.12%)安の6万7786円86銭。海外勢の株価指数先物売りに加え、韓国株の大幅下落がAI・半導体関連株の売りを誘発し、後場にかけて下げ幅は一時1300円を超える場面もあった。15時31分時点のCFD日本225は67,245.60(+144.40、+0.22%)とプラス転換しており、大引けにかけては下げ渋る展開だったとみられる
②WTI原油は74.30ドル(+2.89、+4.05%)、CFD原油も74.13ドル(+2.66、+3.72%)と、朝方の急伸分をおおむね維持したまま高止まり。イラン革命防衛隊によるホルムズ海峡再封鎖宣言と、日本時間13日朝の米軍による対イラン新たなミサイル攻撃の報道が背景にある
③ドル円は162円28銭(+0.565円、+0.35%)まで一段の円安が進行、NY金は4067.90ドル(-45.80、-1.11%)まで軟化と、朝方からの流れが継続。米10年債利回りは4.576%(+0.007、+0.15%)とやや伸び悩んでおり、株安・原油高・金安・円安という組み合わせがやや異例な地合いを作っている
📊 主要指標一覧(15:30〜15:31JST現在、CFD・先物ベース)
指標現値前日比時刻(JST)
日経225(現物)67,242.73-1,315.00(-1.92%)07/13
CFD NYダウ52,528.70-159.10(-0.30%)15:31
CFD NAS10029,420.40-404.70(-1.36%)15:31
ドル円162.283円+0.565円(+0.35%)15:31
NY金先物4,067.90ドル-45.80ドル(-1.11%)15:30
WTI原油先物74.30ドル+2.89ドル(+4.05%)15:30
米10年債利回り4.576%+0.007(+0.15%)15:30

※先物・CFD値を含む速報値。時々刻々変動するため、実際の売買にあたっては最新の気配値をご確認いただきたい。

📊 本日朝(10:24JST)との比較
指標朝10:24現在15:30〜31日中の変化
日経平均67,715.73円(-1.23%)67,242.73円(-1.92%)下げ幅拡大
ドル円162.128円162.283円円安が一段と進行
NY金先物4,080.82ドル(-0.80%)4,067.90ドル(-1.11%)軟調さが拡大
WTI原油先物74.48ドル(+4.30%)74.30ドル(+4.05%)高止まり、やや伸び悩み
米10年債利回り4.587%(+0.39%)4.576%(+0.15%)上昇一服

※朝の数値は本日朝の展望記事時点(10:24JST)のもの。

🇺🇸 NYSE・NASDAQ

前日の振り返り

10日(金)のNY株式市場はNYダウが149.60ドル高(+0.28%)の5万2637.01ドルと続伸、ナスダックも半導体・AI関連株が支えとなり続伸して越週した。SKハイニックスの歴史的ナスダック上場(初日+13%)とデルタ航空の決算が話題を集めた一日だった。

本日の注目ポイント

13日15時30〜31分時点でCFD NYダウは5万2528.70(前日比-159.10、-0.30%)とマイナス圏ながら朝方(-0.42%)からはやや持ち直している。一方でCFD NAS100は2万9420.40(-404.70、-1.36%)、CFD S&P500は7537.03(-38.00、-0.50%)、CFD FANG+は1万7334.70(-235.10、-1.34%)といずれも朝方より下げ幅を拡大しており、東京市場で韓国株安を機にAI・半導体関連株への売りが強まった流れが、米国株の時間外気配にも波及している格好だ。米10年債利回りは4.576%(+0.007、+0.15%)と朝方の上昇(+0.39%)からはやや伸び悩んでおり、株売りの主因はインフレ・金利というよりも地政学リスクそのものへの警戒が優勢とみられる。VIXは前週末終値15.03(-5.11%)とまだ低い水準にとどまっており、表面的な恐怖指数はさほど跳ねていない点も注視したい。

注目イベント・指標

米東部時間13日午前10時(日本時間13日23時)に予定される米中央軍のイラン港湾封鎖発効が最大の焦点。発効の有無・規模次第でNY時間の値動きが大きく振れる可能性がある。今週半ばには金融大手決算(ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなど)も控える。

💴 為替(ドル円中心)

前日の振り返り

10日は片山財務相のGPIF発言を受けて一時161円29銭まで円高が進む場面があったが、NY時間にかけてドルが持ち直し、162円台前半で越週した。

本日の注目ポイント

13日15時31分時点でドル円は162円28銭(前日比+56銭5厘、+0.35%)と、朝方の162円13銭からさらに円安方向に振れている。株安が進む中でも「有事の円買い」は限定的で、むしろ原油急伸による日本の交易条件悪化(輸入インフレ・貿易赤字拡大)を意識した円売りが優勢な地合いが続いている。日本の貿易収支は最新統計で3790億円の赤字に転じており、資源をほぼ全量輸入に頼る日本経済にとって原油高・円安の同時進行は二重の逆風となっている。

注目イベント・指標

欧州市場は16時に取引開始。23時のホルムズ海峡封鎖発効の有無に加え、14日(火)の米CPIとウォーシュFRB議長の議会証言にも注目したい。次回FOMCは7月29日、日銀会合は7月31日。

🥇 貴金属(金・銀)

前日の振り返り

10日のNY金はGPIF発言・SKハイニックス上場といった株式市場の材料に押される形で方向感に乏しく、4100ドル前後でのもみ合いだった。

本日の注目ポイント

13日15時30分時点でNY金先物は4067.90ドル(-45.80、-1.11%)、CFD金は4060.70ドル(-60.40、-1.47%)と、朝方の4080ドル台からさらに軟化している。株安・原油高というリスクオフの典型的な組み合わせにもかかわらず金が上値を追えない背景には、米長期金利がなお高止まりしていることによる実質金利上昇圧力があるとみられる。当ブログが一貫して指摘してきた「金は安全資産ではなく実質金利で動く」というフレームワーク通りの値動きと言えそうだ。もっとも23時のホルムズ海峡封鎖発効の結果次第では、地政学プレミアムの再拡大により金買いが再燃するリスクも残る。なお銀(シルバー)のリアルタイムデータは今回の取得範囲に含まれていないため、金(XAUUSD)中心の記述としている。

注目イベント・指標

ホルムズ海峡封鎖の発効有無、米長期金利・ドル指数の動向、および14日の米CPI発表に向けたポジション調整に注目したい。

🛢️ 原油(WTI中心)

前日の振り返り

10日のWTIは週内レンジ(安値67.83ドル・高値76.06ドル)の中盤で越週。週末にかけて米・イラン協議が決裂し、ホルムズ海峡情勢が再び緊迫化したことを受けて上昇圧力が強まった。

本日の注目ポイント

13日15時30分時点でWTI原油先物は74.30ドル(+2.89、+4.05%)と、朝方の74.48ドル(+4.30%)からわずかに伸び悩んでいるものの、依然として高水準を維持している。イラン革命防衛隊が12日にホルムズ海峡の再封鎖を宣言し、いかなる船舶の通航も認めないとしたことに加え、日本時間13日朝には米軍による対イランへの新たなミサイル攻撃も報じられており、供給懸念が根強い。国際指標の北海ブレント先物も一時79ドル台まで上昇し、前週末比4%高となった。米中央軍による港湾封鎖が23時(日本時間)に発効予定であり、実際に発効するか、あるいは土壇場での外交決着があるかが、今夜にかけての最大の分岐点になる。

注目イベント・指標

23時の港湾封鎖発効の有無、イラン側の反応・声明、OPECプラス関連報道に加え、原油高が日本のナフサ輸入コストや石油元売り補助金制度に与える影響も中長期的な注目点になりそうだ。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。本記事に含まれる情報は執筆時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。また、本記事は特定の立場や見解を代表するものではなく、事実と考察・リスクは本文中のタグで明示しています。米軍によるイラン港湾封鎖(13日23時JST発効予定)は本稿執筆時点で未実施であり、実際の展開や市場への波及については続報でお伝えします。
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