【2026年7月29日】FOMC結果発表を目前に原油が3%超急伸——半導体不安が一服し日経225はプラス転換、ドル円163円台後半でもみ合い
📅 2026年7月29日(水)東京市場 前場中盤(09:58時点)
📌 本日のポイント
①28日のNY市場はダウが537ドル高で3日続伸。半導体はSOX指数が一時6%超安となったが、コカ・コーラ・ボーイング・シャーウィンウィリアムズなど好決算銘柄が指数を下支えした。ナスダック100・FANG+は小幅安で3日続落②前日28日に急落した日経225先物は一夜明けてプラス転換。CME円建て・ドル建てともに前日比+0.6%前後まで戻し、SGXも+0.5%超。現物の日経225も前場中盤時点で62,439円台と小幅高で推移し、キオクシア・韓国株急落を受けた売られ過ぎ感からの自律反発が意識される
③原油WTIは前日の4%安から一転、朝方は一時+3.9%の82ドル台まで急伸。イエメン・フーシ派によるサウジアラビア向け海上封鎖表明とホルムズ海峡の通航制約が引き続き意識される中、FOMC結果発表(29日未明3時公表予定)を控えた思惑的な動きとみられる
1️⃣ 米国市場振り返り(7/28引け)
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 52,747.32 | +537.24(+1.03%)3日続伸 |
| S&P500 | 7,428.78 | +15.60(+0.21%) |
| ナスダック100 | 27,763.13 | ▲276.08(▲0.98%)3日続落 |
| FANG+ | 16,776.71 | ▲132.21(▲0.78%) |
| VIX恐怖指数 | 18.21 | ▲0.46(▲2.46%) |
格付け会社フィッチが「AIへの大規模投資が主要な信用リスクになり得る」と警告したことがハイテク売り圧力の一因となり、半導体・同製造装置セクターは軟調だった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は取引時間中に一時6%超下落し、6月22日の終値ベース最高値から約25%下落。一方でコカ・コーラ(2Q増収増益・通期上方修正、株価一時+7%超で最高値更新)、ボーイング(納入増加でFCF黒字転換)、シャーウィン・ウィリアムズ(予想超過・通期上方修正、+8%超)など好決算銘柄への資金シフトがダウ平均を支えた。ビザは決算自体は堅調だったが、通期見通しの下方修正と人員7%削減の発表が嫌気され軟調に終わった。市場の関心は今週本格化する決算(マイクロソフト・メタ・アップル・アマゾンなど)と29日のFOMC結果発表に移っている。
2️⃣ 日経展望(本日7/29、09:58時点)
| 指数・先物 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| 日経225(7/28終値) | 62,364.92 | ▲2,566.27(▲3.95%) | 07/28 |
| 日経225(現物) | 62,439.73 | +74.81(+0.12%) | 09:58 |
| CFD日経225 | 62,437.90 | +128.40(+0.21%) | 09:58 |
| 225先物 大取mini | 62,500.00 | +95.00(+0.15%) | 09:58 |
| 225先物 大取ラージ | 62,490.00 | +90.00(+0.14%) | 09:58 |
| 225先物 SGX | 62,855.00 | +340.00(+0.54%) | 09:48 |
| 225先物 CME円建て | 62,925.00 | +380.00(+0.61%) | 09:47 |
| 225先物 CMEドル建て | 62,960.00 | +365.00(+0.58%) | 09:46 |
前日28日の日経平均は半導体売りとKOSPI急落・サーキットブレーカー発動を受け2,566円安と急反落したが、一夜明けてCME・SGX建て先物はいずれもプラス圏まで戻し、現物の日経225も前場中盤時点で小幅高に転換している。前日の下げの起点が前々夜のASML急落(中国のDUV露光装置量産報道)という「もらい事故」的な要因だったことを踏まえると、行き過ぎた売りの巻き戻しが入っている可能性がある。ただし上げ幅は限定的で、キオクシアや半導体製造装置関連(アドバンテスト・東京エレクトロン・スクリーンHDなど)の値動きが本日も指数を左右しそうだ。29日未明のFOMC結果発表を控え、方向感を欠きやすい地合いであることに変わりはない。
3️⃣ 為替(ドル円)
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 163.695 | ▲0.127(▲0.08%) | 09:58 |
| ユーロドル | 1.1390 | +0.0006(+0.05%) | 09:58 |
| 米10年債利回り | 4.6150% | +0.0110 | 09:56 |
ドル円は163円70銭近辺で小動きが続いており、前日からほぼ変わらず。株式市場のリスクオン・オフが交錯する中でも方向感を欠く展開が続いている。米10年債利回りは4.61%台まで水準を切り上げており、29日のFOMC結果公表を控えた持ち高調整とみられる。政府・日銀による円買い介入への警戒感は根強く、164円接近が引き続き上値の抑制材料となっている。
4️⃣ 貴金属(ゴールド)
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NY金先物 | 4,020.40 | ▲18.30(▲0.45%) | 09:57 |
| CFD金 | 4,021.20 | ▲1.80(▲0.04%) | 09:58 |
金は前日の反落基調を引き継ぎ4,020ドル前後まで軟化している。株式市場の半導体不安が和らぎつつあることや、米長期金利の上振れが上値を抑えている。FOMC結果とウォーシュFRB議長の会見内容待ちのムードが強く、方向感に乏しい値動きとなっている。
5️⃣ 原油(WTI)
| 銘柄 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 82.35 | +3.09(+3.90%) | 09:57 |
| CFD原油 | 81.53 | +2.96(+3.76%) | 09:57 |
前日28日に4.1%安の79.26ドルまで売られたWTIは、一夜明けて3%超の急反発となっている。イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビア向け海上封鎖表明や、ホルムズ海峡での通航制約が引き続き供給不安として意識されており、米・イラン間の対話進展による地政学リスク後退の流れとは逆行する形で下値を支えている。FOMC結果発表を控え、方向感の乏しい中での荒い値動きには引き続き注意したい。
📚 主な出典
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年7月29日09:58時点の市況数値を参照)
- 日本経済新聞「NYダウ続伸537ドル高、決算発表の主力銘柄が上昇 半導体株安は続く」(2026年7月29日)
- CNBC「Coca-Cola (KO) Q2 2026 earnings」(2026年7月28日)
- VT Markets「WTI、米・イラン緊張の緩和で81ドル近辺でもみ合い FOMC決定を控え」(2026年7月29日)
- 日本経済新聞「NY商品、原油続落 米イランの協議が継続との見方 金反落」(2026年7月28日)
- nikkei225jp.com(リアルタイム225先物・世界の株価チャート、2026年7月29日09:58時点)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年7月29日09:58頃)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。また、本記事は特定の立場や見解を代表するものではなく、事実と考察は本文中で区別しています。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

