【2026年7月21日】日経平均、自律反発で1,300円超高——キオクシア急伸が牽引、原油高・中東情勢はなお重荷
📅 2026年7月21日(火)前場中盤(10:38時点、10:15時点から更新)/東京市場
📎 前回の振り返りはこちら→「米兵死亡で中東緊迫化、NYダウ3日続落——半導体は自律反発」
📎 前回の振り返りはこちら→「米兵死亡で中東緊迫化、NYダウ3日続落——半導体は自律反発」
📌 30秒で読む結論
①日本株:日経平均は65,487.04円(+1,345.92円、+2.10%)——10:15時点(+1,130.91円)からさらに上げ幅を拡大し、前週末の急落(7/17は-2,694円)に対する自律反発が加速。寄り付き64,544.05円から一貫して上値を伸ばす展開(10:38時点)②為替:ドル円は162.512円——引き続き小幅高でもみ合い、方向感に乏しい(10:38時点)
③金:NY金先物は4,033.70ドル(+17.80、+0.44%)——小幅高を維持(10:36時点)
④原油:WTIは82.25ドル(-0.23、-0.28%)——高値圏でのもみ合いが続く(10:37時点)
⑤VIX恐怖指数は18.65(-0.12、-0.64%)——なお歴史的低水準
1️⃣ 日本株・アジア株
| 銘柄・指数 | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| 日経225(現物) | 65,487.04 | +1,345.92(+2.10%) | 10:38 |
| 225先物 大取ラージ | 65,560.00 | +1,500.00(+2.34%) | 10:38 |
| 225先物 CME円建て | 65,470.00 | +360.00(+0.55%) | 10:27 |
| 225先物 CMEドル建て | 65,475.00 | +305.00(+0.47%) | 10:26 |
| 225先物 SGX | 65,490.00 | +675.00(+1.04%) | 10:28 |
| 日本225レバレッジ(1570) | 68,680.00 | +2,590.00(+3.92%) | 10:38 |
| 日本ダブルインバース(1357) | 2,878.00 | -117.00(-3.91%) | 10:38 |
| 香港ハンセン指数 | 25,083.51 | -59.54(-0.24%) | 10:38 |
| キオクシアHD(285A) | 58,240 | +6,130(+11.76%) | 10:31 |
日経平均は3連休(海の日を挟む)明けの本日、前週末7/17の終値(64,141.12円)比で自律反発狙いの買いが先行する展開となった。寄り付きは前週末比+402円93銭高の64,544円05銭。買いは寄り付き後も勢いを増し、10:38時点では+1,345.92円(+2.10%)の65,487.04円まで上げ幅を拡大している(10:15時点の+1,130.91円からさらに200円超上乗せ)。前週末7/17は半導体安・キオクシアのストップ安が直撃し2,694円安(-4.0%)となっており、本日の上昇は主にその急落分に対する自律反発と位置付けられる。牽引役は7/17にストップ安(52,110円)まで急落したキオクシアホールディングス(285A)で、本日は一時58,480円(前日比+11.76%超)まで買われるなど大幅高となっており、指数の押し上げに大きく寄与している。一方で同じ半導体セクター内でも動きは一様ではなく、半導体製造装置のディスコは「反発。ディスコは安い」(日本証券新聞)と伝えられており、キオクシア・アドバンテストなど買われる銘柄と、利益確定売りに押される銘柄とで明暗が分かれている。レバレッジ型ETF(1570)は+3.92%、インバース型(1357)は-3.91%と、値動きの振れ幅の大きさが続いている。一方でアジア株は潮目が変わりつつあり、10:15時点では+2.36%だった香港ハンセン指数が10:38時点では-0.24%とマイナスに転じており、地域全体の反発の勢いが一様ではなくなってきている点には注意したい。
2️⃣ 為替(ドル円)
| 通貨ペア | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| ドル円 | 162.512 | +0.029(+0.02%) | 10:38 |
| ユーロドル | 1.1413 | +0.0001(+0.01%) | 10:38 |
| 米10年債利回り | 4.5950% | -0.0030(-0.07%) | 10:38 |
| VIX恐怖指数 | 18.65 | -0.12(-0.64%) | 07/20 |
ドル円は162円台半ばで小幅高、方向感に乏しいもみ合いが続いている。日本株が大幅高となっているものの、これは前週末の急落に対する自律反発が主因であり、明確なリスクオン的な円売りという構図には至っていない。市場では「163円が意識されると引き続きドルに対する下押し圧力がかかりやすい」との指摘があるほか、「リスク選好的なユーロ買い・円売りはやや抑制される可能性」との見方も出ている。一方でBloombergは「日本市場、大幅安反動でAI中心に株上昇へ-中東悪化で円・債券軟調」と報じており、中東情勢の悪化が円・債券の重荷になっているとの解説もある。方向感の異なる材料が交錯しており、狭いレンジでの一進一退が続きやすい地合いだ。
3️⃣ 貴金属(金/XAUUSD・CFD)
| 銘柄 | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| NY金先物 | 4,033.70 | +17.80(+0.44%) | 10:36 |
| 金CFD(サンデーゴールド) | 4,026.10 | +18.60(+0.46%) | 10:38 |
金は4,033.70ドル(+17.80、+0.44%)まで小幅高、10:15時点からじりじりと水準を切り上げている。中東情勢の緊迫化を受けた質への逃避買いの余地がある一方、米10年債利回りが4.595%とやや高めの水準を維持していることが上値を抑える形になっていると見られる。「金は安全資産ではなく実質金利で動く」という当ブログのフレームワーク通り、金利動向と地政学リスクのせめぎ合いが続く限りは、当面4,000ドル台前半でのレンジ推移が続きやすいだろう。
4️⃣ 原油(WTI先物)
| 銘柄 | 現在値 | 前日比 | 時刻 |
|---|---|---|---|
| WTI原油先物 | 82.25 | -0.23(-0.28%) | 10:37 |
| WTI原油CFD(サンデーオイル) | 82.25 | -1.38(-1.65%) | 10:38 |
WTIは82.25ドル(-0.28%)と、10:15時点(82.06ドル)からやや持ち直しつつも82ドル台での高値圏もみ合いが続いている。7/20のNY市場では「ダウ307ドル安、原油高が圧迫」と伝えられており、ヨルダンの米軍基地への攻撃拡大・米兵死亡を受けた中東情勢の緊迫化が、原油高を通じて株式市場の重荷になった経緯がある。また「(朝)米国市場は3指数揃って下落 中東情勢の悪化による原油高が嫌気され売り優勢の展開」との解説も出ている。原油市場は株式市場の自律反発とは切り離された形で、地政学リスクを織り込んだ高値圏でのもみ合いが続いている。
5️⃣ 海外市場(参考・NY引け値ほか)
| 指数 | 値 | 前日比 | 時点 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(引け値) | 51,839.26 | -307.16(-0.59%) | 7/20引け |
| NYダウCFD(サンデーダウ) | 51,890.80 | +9.10(+0.02%) | 10:38 |
| NYダウ先物(CME) | 52,120.00 | +47.00(+0.09%) | 10:25 |
| S&P500(引け値) | 7,443.28 | -0.19% | 7/20引け |
| S&P500 CFD | 7,457.58 | +10.51(+0.14%) | 10:39 |
| FANG+ CFD | 17,328.80 | +45.00(+0.26%) | 10:39 |
| 英FTSE100 CFD | 10,470.20 | +6.80(+0.06%) | 10:39 |
| 独DAX CFD | 24,768.10 | +67.00(+0.27%) | 10:38 |
| 香港ハンセン | 25,083.51 | -59.54(-0.24%) | 10:38 |
| 中国A50 CFD | 14,895.90 | +119.40(+0.81%) | 10:39 |
| ビットコイン | 10,624,065円 | +95,216(+0.90%) | 10:39 |
7/20のNY市場は3指数がそろって下落し、NYダウは前日比307.16ドル(0.59%)安の51,839.26ドルで3日続落となった。半導体株には自律反発の買いが先行したものの、ヨルダンの米軍基地攻撃・米兵死亡の報道を受けて上げ幅を縮小し、最終的にマイナス圏で引けている。「(朝)米国市場は3指数揃って下落 中東情勢の悪化による原油高が嫌気され売り優勢の展開」との解説の通り、原油高が株安の一因となった構図だ。もっとも東京時間10:38時点のCFD(時間外取引)ではNYダウ・S&P500・FANG+・欧州株ともに小幅ながらプラス圏に浮上しており、地合いはやや持ち直している。アジア株は香港ハンセンが10:15時点の+2.36%から10:38時点には-0.24%へと反転しており、東京市場ほどの反発の勢いは続いていない。
🎯 本日の焦点
- ①自律反発の持続力——前週末の急落(-2,694円)に対する戻りがどこまで続くか。シンガポール日経平均先物は前週末比340円高で寄り付いており、地合いは悪くないが、上値では戻り待ちの売りも意識されやすい
- ②売り一巡後のキオクシアの動向——複数の市況メディアが本日の注目材料として挙げている。半導体セクター全体の反発が続くかを占う一つの指標になりそうだ
- ③中東情勢とホルムズ海峡を巡る展開——ヨルダンの米軍基地攻撃を受けた緊迫化が続く中、原油相場の動向が株式市場のセンチメントを左右しやすい状況が続く
- ④18:00の独/ユーロ圏ZEW景況感指数(7月)——欧州タイムの注目指標
- ⑤163円接近時のドルの上値の重さ——「163円が意識されると引き続きドルに対する下押し圧力がかかりやすい」との指摘があり、ドル円の上値の重さに注目
📚 主な出典
- 世界の株価リアルタイムチャート(nikkei225jp.com、2026年7月21日10:15時点)
- 日本証券新聞「反発。ディスコは安い」(2026年7月21日)
- 日経新聞「日経平均、反発で始まる 自律反発狙いの買いで」(2026年7月21日)
- 株式新聞Web「日経平均が買い先行、前週末の急落反動で買い優勢=21日寄り付き」(2026年7月21日)
- 株式新聞Web「21日寄り付きの日経平均株価=402円93銭高の6万4544円05銭」(2026年7月21日)
- 株式新聞Web「シンガポール・日経平均先物=寄り付き6万5155円(前週末比340円高)」(2026年7月21日)
- 財経新聞「前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後のキオクシアの動向が注目される~」(2026年7月21日)
- 財経新聞「今日の為替市場ポイント:163円が意識されると引き続きドルに対する下押し圧力がかかりやすい」(2026年7月21日)
- moneyworld「(朝)米国市場は3指数揃って下落 中東情勢の悪化による原油高が嫌気され売り優勢の展開」(2026年7月21日)
- moneyworld「ダウ307ドル安、原油高が圧迫、スペースX3%安【早読み世界市場】」(2026年7月21日)
- Bloomberg「日本市場、大幅安反動でAI中心に株上昇へ-中東悪化で円・債券軟調」(2026年7月21日)
- 当ブログ「米兵死亡で中東緊迫化、NYダウ3日続落——半導体は自律反発」
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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【免責事項】本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。本記事に含まれる情報は執筆時点(2026年7月21日10:38頃、10:15時点から更新)のものであり、その後の値動きにより内容が変化する可能性があります。また、本記事は特定の立場や見解を代表するものではなく、事実と考察は本文中で区別しています。
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