FIFAワールドカップ2026 決勝——スペインが延長の末アルゼンチンを1-0で下し4大会ぶりのV奪回

2026年7月20日月曜日

ワールドカップ

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FIFAワールドカップ2026 決勝——スペインが延長の末アルゼンチンを1-0で下し4大会ぶりのV奪回

📅 対象:2026年7月19日(現地時間)開催・FIFAワールドカップ2026 決勝(北中米大会)
📌 本日のポイント
決勝はスペインがシュート数15-0で終始圧倒。それでもスコアレスのまま後半アディショナルタイムに入り、エンソ・フェルナンデスが2枚目のイエローで退場、アルゼンチンは10人に。延長後半106分、途中出場のフェラン・トーレスが決勝点を挙げ、スペインが1-0で勝利。4大会ぶり2度目のワールドカップ制覇を成し遂げた
①今大会は8試合で1失点のみ。W杯優勝チームの最少失点記録を更新
②ヤマル・クバルシが決勝出場最年少ティーンエイジャー、デ・ラ・フエンテ監督は最年長優勝監督、メッシは決勝最年長フィールドプレーヤー。記録づくしの一戦に
③得点王はエムバペの10得点で確定(メッシは決勝で無得点、最終8得点)

スペイン 1-0 アルゼンチン(延長)

🕒 試合日:7月19日(日)現地時間15:00キックオフ(米国東部時間)/日本時間7月20日(月)4:00
📍 開催地:アメリカ/イーストラザフォード(ニュージャージー州)/ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム
📊 通算対戦成績:この試合を含めて通算15戦、スペイン7勝・アルゼンチン6敗・2分け。今大会前までは6勝6敗2分けと互角でした
👤 主審:スラヴコ・ヴィンチッチ(副審:トマジュ・クランチュニク、アンドラジュ・コヴァチッチ/第4審判:アダム・マハドメフ/VAR:バスティアン・ダンケルト)

試合の流れ

開始5分、ヤマルのシュートが早くもアルゼンチンゴールを脅かす。その後はスペインがボールを支配する展開に。前半終了間際にはオヤルサバル、ククレジャがシュートまで持ち込むが決まらず、アルゼンチンはシュートゼロのまま前半を終える。ハーフタイム直前にはリサンドロ・マルティネスが負傷交代し、オタメンディが緊急投入された。

後半もスペインの攻勢は続く。アルゼンチンはニコ・ゴンサレス→パレデス、58分にはモンティエル→モリーナと早めに選手を代えて流れを変えようとするが、状況は変わらない。スペインもオヤルサバル、ファビアン・ルイスに代えてペドリ、フェラン・トーレスを投入し、攻撃の手を緩めない。67分にはヤマルのクロスにトーレスが頭で合わせるが、GKエミリアーノ・マルティネスの正面でキャッチされる。

90分が終わった時点でシュート数は15-0。スペインが圧倒しながらも、スコアは動かないまま延長戦に突入する。さらに後半アディショナルタイムには、エンソ・フェルナンデスがクバルシへのファウルで2枚目のイエローカードを受けて退場。アルゼンチンは延長戦の30分間を10人で戦うことになった。

数的優位を得たスペインは、延長戦もそのまま攻勢を続ける。ニコ・ウィリアムズのゴールが一度はファウルの判定で取り消される場面もあったが、延長後半が始まって間もない106分、ついに均衡が破れる。右サイドからのペドロ・ポロのクロスを、ニコ・ウィリアムズが難しい体勢のままヘッドで折り返し、こぼれ球をフェラン・トーレスが豪快に蹴り込んだ。これが決勝点となり、スペインは今大会7度目のクリーンシートで試合を終える。1-0のまま逃げ切り、4大会ぶり2度目のワールドカップ制覇を成し遂げた。

スタメン(フォーメーション図)

アルゼンチン ↑攻撃方向 スペイン ↓攻撃方向 23 Eマルティネス 4 モンティエル 13 ロメロ 6 L.マルティネス 3 タグリアフィコ 7 デパウル 24 フェルナンデス 20 マックアリスター 15 ゴンサレス 9 アルバレス 10 メッシ 21 オヤルサバル 19 ヤマル オルモ10 15 バエナ 8 ファビアン・ルイス 16 ロドリ 12 ポロ 14 ラポルテ 22 クバルシ 24 ククレジャ 23 シモン

水色丸=アルゼンチン(4-4-2)/紺丸=スペイン(4-1-2-3)。中央のハーフウェーラインを挟んで向き合う形で配置しています。

ベンチ・途中交代

スペイン アルゼンチン
途中交代
後半17分:ファビアン・ルイス OUT→ペドリ IN/オヤルサバル OUT→フェラン・トーレス IN
後半30分:ダニ・オルモ OUT→ニコ・ウィリアムズ IN/バエナ OUT→メリノ IN
延長前半9分:ラポルテ OUT→エリック・ガルシア IN/ロドリ OUT→スビメンディ IN
途中交代
前半44分:L.マルティネス OUT→オタメンディ IN
後半0分:ニコ・ゴンサレス OUT→パレデス IN
後半13分:モンティエル OUT→モリーナ IN
後半25分:ロメロ OUT→メディナ IN/デパウル OUT→G.シメオネ IN
延長前半12分:アルバレス OUT→セネシ IN
ベンチ(出場なし)
ラヤ、ジョアン・ガルシア、プビル、グリマルド、ジョレンテ、ガビ、ピノ、ムニョス、B.イグレシアス
ベンチ(出場なし)
ムッソ、ルジ、バルコ、ロチェルソ、パラシオス、アルマダ、ニコ・パス、ロペス、L.マルティネス

※準決勝で決勝点を挙げたラウタロ・マルティネスは、この試合ではベンチスタートのまま出番がありませんでした。

決勝点

延長後半が始まってすぐの106分。右サイドから途中出場のペドロ・ポロが大きくクロスを上げる。これを同じく途中出場のニコ・ウィリアムズが、難しい体勢のままヘッドで折り返す。エリア中央にこぼれたボールを、後半17分から入っていたフェラン・トーレスが豪快に蹴り込んだ。90分と延長前半を無得点で終えた末の、値千金の一撃だった。フェラン・トーレスは「ミケロブ ウルトラ ベストプレイヤー賞」(マン・オブ・ザ・マッチ)にも選出されている。

チームスタッツ比較(フルタイム確定値)

スペイン アルゼンチン 保持率 62% 38% ゴール期待値(xG) 1.88 0.25 シュート数 20 3 枠内シュート 11 0 パス数(成功率) 847(87.7%) 450(76.7%) FK数 23 25 CK数 9 4 PK数 0 0

※オフサイドはスペイン4・アルゼンチン1。警告・退場はスペイン0(イエロー0・レッド0)、アルゼンチン7(イエロー7・レッド1=エンソ・フェルナンデスの2枚目イエロー)。出典:スポーツナビ。

シュート20-3、枠内シュート11-0。この数字だけでも、スペインが終始圧倒していたことが分かります。一方でアルゼンチンのファウル数(FK25)とカード数(イエロー7・レッド1)は、劣勢の中でも体を張り続けた跡と言えるでしょう。なお、アルゼンチンの3本のシュートはすべて延長戦に入ってから記録したもの。Optaによれば、90分間シュート0本というのはW杯決勝史上初の記録だそうです。

この結果、得点王が確定

順位 選手 ゴール(アシスト)
1キリアン・エムバペフランス10(3)
2リオネル・メッシアルゼンチン8(4)
3アーリング・ハーランドノルウェー7
3ジュード・ベリンガムイングランド7

メッシは決勝で無得点に終わり、3位決定戦を経て先に大会を終えていたエムバペが10得点で得点王を確定させました。エムバペにとっては2022年大会に続く2大会連続の得点王です。

スペインとアルゼンチン、それぞれの結末

スペインは2010年大会以来、4大会ぶり2度目のワールドカップ制覇。今大会は8試合でわずか1失点という守備を披露し、W杯優勝チームの最少失点記録を更新しました(クリーンシートは7試合)。決勝のメンバーも見どころの一つで、スペインは準決勝と同じスタメンを継続起用。対するアルゼンチンは3人を入れ替えました(デパウルが先発復帰、ニコ・ゴンサレスが今大会初先発、モンティエルも開幕戦以来のスタメン)。

一方のアルゼンチンは、前回大会王者としての連覇を逃しました。勝てば史上初となる「オールウィン(全勝)優勝」の偉業も、あと一歩届きませんでした。メッシにとっては悲願の連覇はならなかったものの、決勝進出という結果を残しての大会終了となりました。

この決勝で生まれた記録

・19歳のラミン・ヤマルとパウ・クバルシは、W杯決勝出場のティーンエイジャーとして4人目・5人目に。過去3人はペレ(1958年・17歳)、ジュゼッペ・ベルゴミ(1982年・18歳)、キリアン・エムバペ(2018年・19歳)で、全員が優勝を経験しています。2人もその例に続きました。
・65歳28日のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、W杯優勝監督として史上最年長に。これまでの記録はビセンテ・デル・ボスケ(2010年優勝時59歳220日)でした。
・39歳25日のメッシは、W杯決勝出場のフィールドプレーヤーとして史上最年長に。これまでの記録は1958年決勝を戦ったスウェーデンのグンナー・グレン(37歳241日)でした。
・メッシは2014・2022・2026年と3度のW杯決勝に出場。ブラジルのカフー(1994・1998・2002年)に続き、史上2人目の「決勝3大会出場」選手となりました。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
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