【2026年7月27日】XAUUSDチャート分析——ネックライン4,103.58再アタック、B波内の戻りかC波転換かの分岐点
目次
- 前回分析(7/24)との差分サマリー
- 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列)
- エリオット波動カウント
- チャートパターン分析(時間足別)
- フィボナッチ水準
- 時間軸別トレード戦略(スキャルピング/デイ/スイング)
- シナリオ分岐
① 前回分析(7/24)との差分サマリー
| 項目 | 7/24時点 | 7/27時点(現在) |
|---|---|---|
| 現在値 | 4,029〜4,030 | 4,088〜4,089 |
| 直近の値動き | ネックライン4,103.58を下抜け急落、本日安値4,023.09 | 4,023.09から切り返し、一時4,116〜4,131まで戻すも上値重く4,088台へ押し戻し |
| 日足 | O4,046.43 H4,050.94 L4,023.09 C4,029.58(大陰線) | O4,095.63 H4,116.28 L4,083.07 C4,088.79(下ヒゲ・切り返しの足) |
| 波動の見立て | 推進波仮説を撤回、A-B-C修正の枠組みに回帰、B波進行中 | B波内の戻り(b波)の可能性。4,166〜4,177を明確に超えればC波開始の可能性も |
| チャートパターン | ネックライン割れでブレイク失敗(だまし)のリスク上昇 | ネックライン再アタック局面。攻防の結果待ち |
前回7/24の記事では、ネックライン4,103.58の下抜けにより短期〜中期の弱気優先シナリオを提示しましたが、3日連続の下落は4,023.09で止まり、そこから切り返す展開になりました。週末を挟んで4,116〜4,131まで戻す場面もありましたが、上値は重く、旧ネックラインの再アタック局面という位置づけです。技術分析は値動きの事実に基づいて柔軟に見直します。
📊 7/24→7/27の値動き
② 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列)
マルチタイム分析
| 時間足 | 状況 |
|---|---|
| 月足 | 7月ローソク足はO4,011.40 H4,203.00 L3,959.45 C4,088.52(進行中)。月初来ほぼ変わらずの水準 |
| 週足 | 2026年1月高値からの大型調整局面が継続。高値切り下げ構造は変わらず、長期上昇トレンドラインは維持 |
| 日足 | O4,095.63 H4,116.28 L4,083.07 C4,088.79。4,023.09安値からの切り返し局面 |
| H4足 | O4,101.14 H4,112.79 L4,084.93 C4,088.84。SMA100(赤)接近も上抜けは未達 |
| H1足 | O4,090.56 H4,093.03 L4,086.91 C4,088.83。4,023→4,131の戻り局面から反落中 |
| M30足 | 同様のレンジで推移。SMA20・SMA40の間で揉み合い |
| M15足 | O4,090.31 H4,090.65 L4,086.91 C4,088.94。急落からの戻りが4,116〜4,131圏で頭打ち |
| M5足 | O4,087.91 H4,089.12 L4,087.45 C4,088.34。直近は4,088台のレンジで推移 |
移動平均線配列
短期足(M5〜M30)では、戻りに伴いSMA5がSMA20を一時上抜けたものの、4,116〜4,131の戻り高値圏で失速し、再び弱気寄りの配列に戻りつつあります。中期(日足・H4)ではSMA100(赤)が上値抵抗として機能しており、価格は同線を明確に上抜けられていません。日足・H4とも終値ベースではまだSMA100を上回れておらず、この状態が続く限り上値の重さが残ります。長期(週足・月足)のSMA200(黄)は緩やかな上向きを維持していますが、SMA20・SMA40は依然として下向きです。
レジスタンス・サポート
| 水準 | 価格 | 性格 |
|---|---|---|
| レジスタンス①(重要) | 4,103.58 | 旧ネックライン。再アタック中 |
| レジスタンス② | 4,131 / 4,166.00 | 直近戻り高値/週間高値 |
| サポート① | 4,063.06 | フィボ50%戻し |
| サポート② | 4,023.09 | 7/24安値 |
| サポート③(最終防衛) | 3,960.13 | ダブルボトム左肩の安値。ここを下抜けるとパターン完全崩壊 |
📊 ネックライン再アタックの値動き
③ エリオット波動カウント
📍 現在地:A波(3,960.13→4,166.00、高値4,177)は完成。B波は4,166.00からの下落として進行中で、内部安値4,023.09(7/24)を記録。現在の戻り(4,023.09→4,116〜4,131)はB波内の戻り(b波)の可能性が高いと見ています。
B波の内部構造として、4,166.00→4,023.09の下落をa波、そこからの戻りをb波と見立てると、4,116〜4,131圏での失速はb波の終点候補になります。この場合、次はc波として再度3,960.13方向を試す展開が想定されます。一方で、もし4,166〜4,177を明確に上抜けるようであれば、B波は既に4,023.09で底打ちしており、C波(上昇)が開始したという解釈に切り替える必要があります。
| 波動 | 値幅 | 状態 |
|---|---|---|
| A波(上昇) | 3,960.13 → 4,166.00(高値4,177) | 完成 |
| B波(下降) | 4,166.00 → 進行中(内部安値4,023.09、現在4,088〜4,089) | ★今ここ(b波の戻りの可能性) |
| C波 | 未確定 | 4,166〜4,177超えで開始の可能性 |
分岐点は4,103〜4,131での攻防です。ここで失速・反落すればB波継続で3,960.13方向を再度試す展開、明確に上抜けて定着すればC波開始という解釈に切り替わります。
📊 波動イメージ図(模式図)
④ チャートパターン分析(時間足別)
大局(月足・週足)
2026年1月高値(5,620近辺)からの大型調整局面が継続しており、週足は高値切り下げの構造を維持しています。長期の上昇トレンドラインは今のところ維持されていますが、傾斜は緩やかです。
中期(日足・H4)
ダブルボトムのネックライン4,103.58を再度試す局面に入っています。日足・H4ともSMA100(赤)付近で上値を抑えられており、現在の終値ベースでは同線をまだ上抜けていません。ここでの攻防の結果が測定値目標4,247.03の復活可否を左右します。明確に上抜け定着すれば目標再浮上、失敗すれば「ネックライン→レジスタンス転換」が確定的になります。
| 要素 | 価格 | 状況 |
|---|---|---|
| ネックライン | 4,103.58 | 再アタック中 |
| 再防衛ライン | 4,023.09 / 3,960.13 | パターン存続の可否を分ける水準 |
短期(H1・M30・M15)
4,023.09安値からのV字反発が4,116〜4,131圏で頭打ちとなり、フラッグ/ペナント的な調整形状を形成しています。M5足では4,088台のレンジ内での方向感の乏しい値動きが続いており、次の方向感を待つ局面です。
📊 ネックライン再アタックイメージ
⑤ フィボナッチ水準
A波(3,960.13→4,166.00、値幅205.87)を基準に、現在の戻りの進捗を確認します。
| 水準 | 価格 | 現状 |
|---|---|---|
| 23.6% | 4,117.41 | 次の上値目標 |
| 38.2% | 4,087.36 | 現在値がほぼこの水準 |
| 50.0% | 4,063.06 | 直近サポート |
| 61.8% | 4,038.77 | 一時割れ済み(7/24) |
| 100%(A波起点) | 3,960.13 | 最終防衛ライン |
C波が開始した場合のフィボナッチエクステンション(B波内安値4,023.09基準、値幅205.87):100%=4,228.96、161.8%=4,356.20。逆に下落が継続し3,960.13を明確に下抜けた場合の下方エクステンション:3,941.88、3,924.00。
📊 継続中の波動:この先のフィボナッチ%目安
上の緑ルートはB波が4,023.09で底打ち済みだった場合のC波目標、赤ルートはB波が3,960.13まで深押しした場合のC波目標です。どちらのルートを取るかは、4,103〜4,131圏での攻防の結果次第です。
📊 実際の値動きとフィボナッチ水準
⑥ 時間軸別トレード戦略(スキャルピング/デイ/スイング)
ネックライン再アタック局面につき、短期〜中期は「戻り売り優勢・上抜け定着なら切替」の両にらみとします。長期は3,960.13が生きている限り、押し目買いの選択肢も残します。
🔹 スキャルピング(M5/M15基準)
方向性:4,103〜4,116圏では戻り売り優勢、4,075〜4,080圏では押し目買いも選択肢
売りエントリー:4,103〜4,116 利確:4,088 損切り:4,120超え
買いエントリー(逆張り):4,075〜4,080 利確:4,095〜4,103 損切り:4,070割れ
🔹 デイトレード(H1/H4基準)
弱気優先シナリオ(SMA100・ネックライン奪回失敗が前提):戻り売り4,103〜4,120 利確①:4,088 利確②:4,060 損切り:4,131超え
強気転換シナリオ(H4終値が4,113=SMA100を明確に上抜けた場合):押し目買いに切替、4,166再アタックを狙う 損切り:4,088割れ
🔹 スイングトレード(日足・週足基準)
方向性:3,960.13を割らない限り、ダブルボトムの立て直しに期待する押し目買いの選択肢を残す
押し目買い:3,980〜4,020 利確:4,166〜4,247
損切り:3,960.13割れ(パターン完全崩壊・最終防衛ライン)
⑦ シナリオ分岐
🎯 優先シナリオ
ネックライン4,103.58〜4,131圏での攻防が当面の焦点。ここで明確に上抜け定着すればC波開始の可能性が高まり、失速・反落すればB波継続で3,960.13方向を再度試す展開が優先視されます。
| シナリオ | 条件 | 想定展開 |
|---|---|---|
| ネックライン奪回・上昇再開 | 4,103.58〜4,131を明確に上抜け | C波開始、4,166〜4,247を目指す |
| レンジ内もみ合い(優先) | 4,063〜4,116のレンジ内推移 | B波内の揺り戻しが継続 |
| ネックライン失敗・再下落(要警戒) | 4,023.09を再度下抜け | 3,960.13を再テスト、パターン崩壊リスク再燃 |
📊 シナリオ分岐イメージ
当面のウォッチポイントは、①ネックライン4,103.58〜4,131圏を上抜け定着できるか、②フィボ23.6%(4,117.41)を超えられるか、③H4・日足でSMA100を終値ベースで奪回できるか、の3点です。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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