【2026年08月06日・振り返り】ホルムズ海峡合意に暗雲/NYダウ6営業日ぶり反落・日経平均も3日ぶり反落/任天堂・SBG決算

2026年8月7日金曜日

マーケット振り返り

t f B! P L

【2026年08月06日・振り返り】ホルムズ海峡合意に暗雲、イラン国会議員案が米・イスラエル船排除で複雑化/NYダウ6営業日ぶり反落・464ドル安、日経平均も3日ぶり617円安/任天堂1Q大幅増益、SBGは18%減益もコンセンサス大幅超過、Airbnb通期上方修正

📅 対象時間帯:2026年8月6日(木)07:00 〜 8月7日(金)07:00 JST
2026年熊本地震(令和8年熊本地震)により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
📌 30秒で読む結論
ホルムズ海峡を巡るイラン・オマーン合意は前日の楽観から一転、イランの国会議員が作成した草案に米国・イスラエル船舶の航行を認めない内容が含まれ、米国がこれを拒否したと報じられ複雑化。NYダウは前日の最高値更新から一転、6営業日ぶりに464ドル安(-0.85%)の53,885ドルで反落、ナスダックもわずかに続落し、S&P500は0.2%安。日経平均も前日の急伸の反動で3日ぶりに617円安(-0.93%)の65,683円と反落した一方、TOPIXはプラス圏で着地した。決算では任天堂が営業利益2.5倍と大幅増益、ソフトバンクグループは純利益18%減益もコンセンサスは大幅超過、富士フイルムは大幅減益。米国ではAirbnbが「近年で最も強い結果」を発表し通期見通しを上方修正した。本日8/7発表の米雇用統計が最大の焦点となる。

📰 ニュース見出し時系列

🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し
07:00〜🇯🇵ドル円は157円台後半で推移。前日の急落一服も上値重く、日米協調介入への警戒感が引き続き相場を支える
09:00〜🇯🇵🔥🔥 東京市場は前日の急伸(+2,342円)の反動で軟調スタート。日経平均は寄り付きから下げ幅拡大、一時1,300円超安・6万5,000円割れの場面も
午前🇯🇵AI・半導体関連株に売りが集中。前日の米ハイテク株安、決算を受けたサンディスク時間外急落、同時間帯の韓国株軟調も重荷に
12:32🇯🇵日経平均、後場寄り付きは前日比823円安の65,477円
13:18〜13:56🇯🇵日経平均は下げ幅を一段と拡大し、65,565円(-734円)~65,599円(-700円)まで下押し
15:30🇯🇵🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前日比617円18銭安(-0.93%)の65,683円26銭と3日ぶり反落。一方TOPIXは9.68ポイント高(+0.24%)の4,055.85と対照的にプラス圏で着地。売買高26億7,117万株、売買代金9兆6,880億円。決算で上方修正したにもかかわらず太陽誘電が10%超安となるなど、好決算銘柄でもAI関連には戻り売りが優勢
15:30〜🇯🇵🔥🔥🔥 決算ラッシュ(323社発表)。ソフトバンクグループ、任天堂、オリックス、富士フイルムHD、東レ、JX金属、NTT、バンダイナムコHD、大和ハウス工業などが発表(詳細は企業決算セクション参照)
15:00🇯🇵ドル円157.83円付近で推移
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し
欧州時間🇬🇧🔥 ロンドン株式市場は反落。鉱業・製薬株が重し。金価格上昇一服でFTSE350貴金属株指数が2.20%安、製薬・バイオテク株指数も2.14%安(アストラゼネカ-2.5%、GSK-1.6%)。一方、旅行・娯楽株は+0.35%、イージージェットが9.3%高(投資会社キャッスルレイクの買収案に原則合意)
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌07:00 JST、以下すべて日本時間)
時刻地域見出し
NY市場中🇺🇸金価格が3日続伸し一時2週間ぶり高値、1オンス=4,300ドル台に上昇。弱い米雇用関連指標を受けた利上げ観測後退が背景
NY市場中🇺🇸原油相場は反発。ホルムズ海峡合意を巡る不透明感(下段参照)を受け、前日までの急落から切り返す
NY引け🇺🇸🔥🔥🔥 NYダウは前日比464.02ドル安(-0.85%)の53,885.10ドルと6営業日ぶりに反落、連日の最高値更新にストップ。寄り付き直後は153ドル高まで買われる場面もあったが、米・イラン戦闘終結交渉の行方を見極めるムードから終日軟化。ナスダック総合は15.087ポイント安(-0.05%)の26,348.352(速報値)とほぼ横ばいで続落、S&P500も0.2%安。ディズニー、マイクロソフト、シェブロンなどが高い一方、前日決算のサンディスク急落を受けた半導体メモリー関連やウエスタンデジタルが下げを主導
NY引け後🇺🇸🔥🔥 Airbnbが2Q決算を発表。売上高約36.1億ドル(前年比+16.5%前後)、EPS1.37ドル(予想1.25ドルを上回る)と3四半期連続だった決算失望の流れを転換、通期売上高見通しを上方修正。時間外で株価は9%超上昇(詳細は企業決算セクション参照)
終日🇮🇷🇺🇸🔥🔥🔥 ホルムズ海峡情勢:イランとオマーンの合意案について、イランがホルムズ海峡の管理権を握る仕組みを目指しているとされる中、ファルス通信・ロイター系の報道によれば、イラン議会委員会が米国・イスラエルなど「敵対的」とみなす船舶のホルムズ海峡通航禁止を盛り込んだ草案を審議中と伝えられ、米国はイラン側の管理権強化案に拒否姿勢とみられる。前日「最終段階」との楽観的な報道から一転、交渉の複雑さが意識される
8/7 05:29🇺🇸🔥🔥 トランプ米大統領「イランが今の状態を長く続けられるとは思わない」「ホルムズ海峡は現時点で一応開いている」「イランとの戦争は早期に終わるだろう」

🎙️ 要人発言|8月6日〜7日(時間はJST)

日時 / 発言者発言内容
8/6 09:48
デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「関税はインフレに明確な影響を与えた」「関税がインフレに与える影響は和らぎ始めているとの兆候が見られる」「中東での戦争が終われば、インフレ抑制に役立つはず」「テクノロジー投資がインフレ率上昇の一因となっている」「供給ショックが一時的なインフレ急上昇を引き起こしたと考えている」「長期的なインフレ予想は十分に安定している」「7月の金利据え置きを完全に支持」「インフレ状況が手に負えなくなった場合、FRBは行動を起こす準備をしておくべき」
8/7 04:09
メキシコ中央銀行(声明)
「総合インフレ率とコアインフレ率の双方が予測期間を通じて低下すると引き続き予想」「総合インフレ率は2027年第4四半期に目標へ収束と予想」「インフレ軌道のリスクバランスは依然として上方向に傾いている」「政策金利を6.50%に維持することを全会一致で決定」「先行きも現在の水準を維持することが適切と想定」
8/7 05:29
トランプ米大統領
「イランが今の状態を長く続けられるとは思わない」「ホルムズ海峡は現時点で一応開いている」「イランとの戦争は早期に終わるだろう」
要人発言の読み解き:前日(8/5)はシュミッド、カシュカリ、クックとFRB高官のタカ派発言が相次いだが、8/6のデイリー総裁はやや対照的に「関税インフレは和らぎ始めている」「7月の据え置きを完全に支持」とハト派寄りのトーンを示した。FRB内でもタカ派・ハト派の温度差が意識される中、市場の利上げ織り込みは前日からほぼ横ばいで推移(FedWatch参照)。中東情勢では、トランプ大統領が早期の戦争終結に自信を示す一方、ホルムズ海峡の合意を巡る技術的な詰めの部分(船舶の国籍による扱いの違い)が依然として交渉の焦点として残っている点には注意したい。

📊 経済指標|8月6日(木)発表分

時刻(JST)指標結果予想前回
08:50🇯🇵対外証券投資-中長期ネット(7/25-7/31)+4,779億円--8,114億円→改定-8,101億円
08:50🇯🇵対内証券投資-中長期ネット(7/25-7/31)+5,589億円--15,139億円→改定-15,141億円
10:30🇦🇺貿易収支(6月)19.29億豪ドル--30.18億豪ドル→改定-23.67億豪ドル
15:00🇩🇪製造業新規受注(6月・前月比)+3.1%+0.5%+1.9%→改定+0.3%
17:30🇬🇧建設業PMI(7月)44.740.038.4
18:00🇪🇺小売売上高(6月・前月比)-0.3%+0.1%+0.2%→改定+0.4%
18:30🇺🇸チャレンジャー人員削減数(7月・前年比)-46.1%--4.5%
21:30🇺🇸新規失業保険継続受給者数180.1万件178.5万件178.2万件→改定177.7万件
21:30🇺🇸非農業部門労働生産性(速報・4-6月期・前期比)+1.4%+0.5%+0.3%→改定+0.8%
21:30🇺🇸単位労働費用(速報・前期比)+1.3%+2.1%+1.8%→改定+1.3%
21:30🇺🇸新規失業保険申請件数(週間)19.9万件20.2万件19.7万件→改定19.8万件
23:00🇺🇸卸売在庫確報(6月・前月比)+0.2%+0.3%+0.3%
23:00🇺🇸卸売売上高(6月・前月比)-3.0%-+3.4%→改定+3.5%
指標読み解き:米国の労働生産性が予想を大幅に上回る一方、単位労働費用は予想より低く着地し、賃金インフレ圧力の緩和を示唆する組み合わせとなった。しかし同時に発表された失業保険継続受給者数は3週連続で増加傾向にあり、労働市場の緩やかな軟化も並行して進んでいることを示す。ドイツの製造業新規受注は前月比・前年比ともに市場予想を上回り、欧州製造業の底堅さを印象付けた一方、ユーロ圏小売売上高は予想に届かず、消費面ではやや力強さを欠く結果となった。本日8/7に発表される米雇用統計を前に、指標はまちまちの内容で、市場は明確な方向感を欠く展開が続いている。

🎯 FedWatch(次回9月16日FOMC向け)

ターゲットレンジ確率(現在)1日前1週間前1ヶ月前
350-375bp
(現状維持)
45.5%45.6%36.6%42.9%
375-400bp
(利上げ)
54.5%54.4%63.4%46.2%
400-425bp0.0%0.0%0.0%10.8%

Data as of 2026年8月6日05:45:43 CT(日本時間8月6日19時台) / CME FedWatchツール / 対象:9月16日FOMC

FedWatch読み解き:利上げ織り込みは54.5%と前日の54.4%からほぼ横ばい。労働生産性の強い数字とインフレ鈍化を示唆する単位労働費用、一方で失業保険継続受給者数の増加という相反するシグナルが相殺し合った格好で、市場は明確な方向感を出せなかった。1週間前(63.4%)と比べると利上げ織り込みは着実に低下してきており、本日8/7発表の7月雇用統計が今後のFOMC見通しを左右する最大の材料として意識されている。

💼 企業決算|8月6日発表分

🇯🇵 国内企業(323社発表、主要銘柄)

任天堂(7974) 東証プライム・ゲーム|1Q(2027年3月期)|8/6発表 減収も営業利益2.5倍
売上高
5,178億円
前年同期比-9.5%(Switch 2発売月の反動)
営業利益
1,425億円
前年同期比+150.5%(2.5倍)、利益率9.9%→27.5%
経常利益
2,061億円
前年同期比+115.1%(コンセンサス1,027億円を大幅超過)

純利益は前年同期比53.5%増の1,474億円。Switch 2本体販売は382万台(前年同期比-34%)と発売月を含む反動で減少したが、利益率の高いソフト販売が好調で全体の利益率を押し上げた。米最高裁が無効とした関税還付金約3億ドルを売上原価から減額したことも寄与。通期経常計画(4,300億円)への進捗率は47.9%と5年平均26.5%を大幅に上回るハイペース。

ソフトバンクグループ(9984) 東証プライム・IFRS|1Q(2027年3月期)|8/6発表 純利益は減益もコンセンサス大幅超過
純利益
3,473億円
前年同期比-17.7%
税引前損益
5,891億円
コンセンサス2,247億円を大幅超過
ビジョン・ファンド投資利益
2,557億円
前年同期比-65%

出資するオープンAIの評価額は3月末から変動なく、今期の利益には貢献しなかった。人件費などの費用も重荷となり純利益は減益。一方、インテル株の急騰が「ポジティブサプライズ」(後藤芳光CFO)となり、税引前損益はコンセンサスを大幅に上回った。株価は6月2日の上場来高値から3割超下落しており、AI投資の収益化を巡る道筋が引き続き焦点。

富士フイルムホールディングス(4901) 東証プライム・米国会計基準|1Q(2027年3月期)|8/6発表 大幅減益
税引前利益
521億円
前年同期比-27.6%(コンセンサス802億円を下回る)
通期進捗率
13.9%
5年平均22.4%を下回る
売上営業利益率
6.2%
前年同期の10.0%から大幅低下

主要決算の中では数少ない明確な減益銘柄となり、通期進捗の遅れも意識される内容だった。

銘柄経常利益(前期比)備考
東レ(3402)490.69億円(+73.77%)コンセンサス325.00億円を超過
JX金属(5016)796.44億円(+179.86%)コンセンサス560.40億円を超過
コスモエネルギーHD(5021)1,330.43億円(+3,086.66%)コンセンサス798.33億円を大幅超過
三菱マテリアル(5711)519.02億円コンセンサス165.50億円を3倍超過
レゾナック・ホールディングス(4004)727.54億円(+139.20%)コンセンサス590.00億円を超過
大和ハウス工業(1925)1,230.00億円(+9.88%)コンセンサス1,029.00億円を超過
バンダイナムコHD(7832)744.93億円(+36.29%)コンセンサス450.94億円を超過
NTT(9432)4,214.11億円(+7.57%)コンセンサス3,703.30億円を超過。事前は5.2%減益予想だったが増益で着地
小林製薬(4967)30.06億円(-58.51%)コンセンサス38.71億円を下回り減益
他300社超オリックス、レーザーテック、島津製作所、住友不動産、京王電鉄、味の素、コーセーHD、ポーラ・オルビスHD、SUMCO、太陽誘電(決算は好調も株価急落)ほか

※コンセンサス数値は株式会社アイフィスジャパン提供データに基づく

🇺🇸 米国企業

Airbnb(ABNB) 米・宿泊予約プラットフォーム|2Q(2026年12月期)|8/6発表(NY引け後) 3四半期ぶりの決算後株価上昇
売上高
約36.1億ドル
前年比+16.5%前後、予想約35.8億ドルを超過
EPS
1.37ドル
予想1.25ドルを9.5%超過
総予約額(GBV)
約272億ドル
前年比+16%前後

会社側は「2026年上半期は近年で最も強い結果」とコメント。3Q売上高見通しを46.9億~47.7億ドル(予想46.1億ドルを超過)に引き上げ、通期売上高・EBITDAマージン見通しも上方修正した。過去3四半期連続で決算後に株価が下落していた流れを転換し、時間外で9%超上昇。

銘柄備考
サンディスク(SNDK)/ウエスタンデジタル(WDC)前日発表分の弱い7-9月期売上高見通しを受け、半導体メモリー関連中心に売りが継続。ナスダック下落の主因に
他多数ConocoPhillips、Zoetis、Parker Hannifin、Ralph Lauren、DraftKings、Cloudflare、Trade Desk 他

🌍 日米以外の主要企業

8/6は日米の決算発表が極めて多い一方、欧州など主要企業の大型決算は目立った動きに乏しく、市場の関心は引き続き日米決算とホルムズ海峡情勢に集中した。ロンドン市場ではアストラゼネカ、GSKなど製薬大手が金価格上昇一服を受けた資源・貴金属株安の流れの中で軟調に推移。イージージェットは投資会社キャッスルレイクによる買収案への原則合意を好感し9.3%高となった。

出典:日本経済新聞、株探ニュース、Yahoo!ファイナンス、Bloomberg、ITmedia ビジネスオンライン、Benzinga、StockStory/FinancialContent、TradingKey、TRADERS WEB FX、みんかぶFX、ザイFX!、外為どっとコム、CME FedWatchツール、マネックス証券国内株式・米国株式決算カレンダー(情報提供:株式会社アイフィスジャパン/ウエルスアドバイザー株式会社)、GameBusiness.jp、advertimes(2026年8月6日〜7日取得)

📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
【免責事項】本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の責任で行ってください。本記事に含まれる情報は執筆時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。また、本記事は特定の立場や見解を代表するものではなく、事実と考察・リスクは本文中のタグで明示しています。
ぱぶちゃんのファンダメンタルlab|director-pablo.blogspot.com

ほうもんしゃ

Translate

PVアクセスランキング にほんブログ村
このブログについて
当ブログ「ぱぶちゃんのファンダメンタルlab」では、
世界の株式・為替・商品・金利市場の振り返りや、
マクロ経済の動向や重要経済指標を中立・事実ベースで徹底解析しています。
投資判断を目的としたものではなく、
情報整理と理解を目的とした内容を提供しています。

ニュースや経済指標は数が多く分かりづらいため、
当ブログでは日々のマーケット情報を整理し、 冷静に読み解くことを目的としています。

このブログを検索

人気の投稿

ブログ アーカイブ

カテゴリー

自己紹介

自分の写真
ぱぶちゃん|投資歴6年
ゴールド・マクロ・FXを事実ベースで解説するブログを運営中。
相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。
ナンピンは得意です。
X @pablo29god

QooQ