【2026年08月21日・振り返り】日経平均200円安の66,016円と反落~NYダウは518円高で反発、米総合PMIは4年ぶり高水準~
📅 対象時間帯:2026年8月21日(金)07:00 〜 8月22日(土)07:00 JST
2026年熊本地震(令和8年熊本地震)により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
📌 30秒で読む結論
21日の東京市場は前日の米国株安を引き継いで売りが先行し、日経平均は一時956円安まで下落したが、後場にかけて下げ渋り、終値は前日比200円43銭安(-0.30%)の66,016円36銭と反落した。一方TOPIXは小幅続伸。夜のNY市場では主要3指数がそろって反発し、ダウは517.80ドル高(+0.98%)の53,277.01ドル。8月の米総合PMI速報値が56.0と2022年4月以来52カ月ぶりの高水準となったことが好感される一方、長期金利上昇とドル買いが進み、ドル円は一時159円台に乗せた。BJ'sホールセール、バックルなど米小売の決算はいずれも増収増益で株価は総じて堅調だった。
📋 目次
📰 ニュース見出し時系列
🌏 アジアセッション(07:00〜17:35 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 09:00 | 🇯🇵 | 東京市場が寄り付き。前日の米国株急落(長期金利上昇・原油高を嫌気)を引き継ぎ、日経平均は484円安の65,732円79銭でスタート |
| 09:30〜10:06 | 🇯🇵 | 中東情勢の不透明感と米長期金利上昇への警戒からリスク回避の売りが加速し、日経平均は一時956円57銭安の65,260円22銭まで下落 |
| 11:30 | 🇯🇵 | 前引けは208円34銭安の66,008円45銭。押し目買いが入り下げ幅を縮小 |
| 15:30 | 🇯🇵 | 🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前日比200円43銭安(-0.30%)の66,016円36銭と反落。TOPIXは7.56pt高(+0.19%)の4,067.29と小幅続伸した。東証プライムの売買高は22億859万株(概算)、売買代金は7兆9,134億円(概算)だった。値上がり883銘柄・値下がり622銘柄・変わらず51銘柄と、指数はマイナスながら値上がり銘柄の方が多い一日となった。業種別では海運業(+4.92%)、鉱業(+2.18%)、石油・石炭製品(+2.09%)など資源関連が上昇した一方、その他製品・医薬品・精密機器が下落した。指数寄与ではアドバンテストとキオクシアHDが押し上げに寄与した一方、ファーストリテイリングとソフトバンクグループの2銘柄で約329円分の押し下げとなった |
| 17:00 | 🇭🇰 | 香港ハンセン指数が大引け。前日比1.21%高の26,009.46と5営業日続伸した |
| 17:00 | 🇨🇳 | 中国FTSE A50は+0.65%の14,864.52で堅調に推移した |
🌍 ロンドン/欧州セッション(16:00〜翌01:00頃 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 00:30頃(22日) | 🇬🇧🇩🇪🇫🇷 | 欧州株は総じて堅調に引け、FTSE100は+0.64%の10,816.56、DAXは+0.56%の26,128.55、CAC40は+0.37%の8,484.43、FTSE MIBは横ばいの52,668.04だった。中東情勢への懸念が残るなか、堅調な決算とPMI統計、原油安が相場を下支えした |
🇺🇸 NYセッション(22:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 19時台 | 🇺🇸 | 現地寄り前にBJ'sホールセール・クラブ(BJ)が決算を発表(詳細は企業決算セクション参照) |
| 21時台 | 🇺🇸/🇨🇳 | 続けてバックル(BKE)、KEホールディングス/Beike(BEKE)が決算を発表(詳細は企業決算セクション参照) |
| 22:30 | 🇺🇸 | NY株式市場が寄り付き。前日の703ドル安から一転、ダウ平均は反発してスタート。序盤は265ドル高、その後一時700ドル超高となる場面もあった |
| 深夜 | 🇺🇸 | 決算を受けロス・ストアーズが4.4%高と急伸。通期利益見通しの引き上げと四半期決算の上振れが好感された |
| 深夜 | 🇺🇸 | ビットコインが6.4%高と急伸し5月中旬以来の高値を付けたことを受け、ロビンフッドが13.7%高、コインベース・グローバルが8.2%高、ストラテジーが6%高となった |
| 05:00頃(22日) | 🇺🇸 | 🔥🔥🔥 NY引け。主要3指数がそろって反発した。ダウ工業株30種平均は前日比517.80ドル高(+0.98%)の53,277.01ドル。S&P500は33.21pt高(+0.43%)の7,674.37、ナスダック総合は113.29pt高の26,180.46で取引を終えた。ただし週間ではダウが2週続落、S&P500とナスダックは3週続伸が止まった |
🎙️ 要人発言|8月21日(時間はJST)
| 日時 / 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
| 8/21 未明 ムサレム米セントルイス連銀総裁 | 「FRBの信頼性に疑問の余地はない」「強い成長と投資が債券市場に影響を与えている」「金融政策は現在、中立的または緩和的」 |
| 8/21 ベッセント米財務長官 | 対イラン協力国に向けて「アメリカ側につくのか、対立するのかを選べ」と各国に選択を迫る姿勢を改めて示した |
要人発言の読み解き:Fed高官からは金融政策の現状を「中立的〜緩和的」とするトーンが続き、長期金利の上昇そのものへの過度な警戒は示されなかった。一方、対イラン制裁を巡ってはベッセント財務長官が同盟国に踏み絵を迫る強硬姿勢を崩しておらず、地政学リスクプレミアムはくすぶったままとなっている。
📊 経済指標|8月21日(金)発表分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:30 | 🇯🇵 | 全国消費者物価指数・総合(7月、前年比) | +1.9% | +1.9% | - |
| 08:30 | 🇯🇵 | 全国消費者物価指数・生鮮食品除くコア(7月、前年比) | +1.8% | +1.8% | +1.6% |
| 15:00 | 🇬🇧 | 小売売上高・前月比(7月) | -0.5% | -0.5% | +1.0% |
| 15:00 | 🇬🇧 | 小売売上高(除自動車燃料)・前月比(7月) | -0.9% | -0.5% | +1.1% |
| 16:30 | 🇩🇪 | 製造業PMI速報値(8月) | 54.1 | 52.0前後 | 52.2 |
| 16:30 | 🇩🇪 | サービス業PMI速報値(8月) | 48.5 | 50.1 | 49.8 |
| 17:00 | 🇪🇺 | 製造業PMI速報値(8月) | 51.7 | 51.5 | 51.9 |
| 17:00 | 🇪🇺 | サービス業PMI速報値(8月) | 52.8 | 51.8 | 52.1 |
| 17:30 | 🇬🇧 | 総合PMI速報値(8月) | 52.5 | - | 52.2 |
| 22:45 | 🇺🇸 | 製造業PMI速報値(8月) | 53.2 | 53.9 | 53.9 |
| 22:45 | 🇺🇸 | サービス業PMI速報値(8月) | 56.8 | 54.0 | 54.6 |
| 22:45 | 🇺🇸 | 総合PMI速報値(8月) | 56.0 | 54.0 | 54.5 |
※予想・前回値はみんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」等に準拠
指標読み解き:日本の7月全国CPIはコアが前年比+1.8%と2カ月連続で伸びが拡大し、市場予想と一致した。2025年基準への切り替え後、初回の発表となった。欧州勢はドイツ製造業PMIが55カ月ぶりの高水準に急改善した一方、サービス業は3カ月ぶりの低水準に落ち込むなど強弱まだら模様となった。英国は小売売上高が予想通り0.5%減となったものの、コア(除自動車燃料)は0.9%減と予想を下回り、6月の好調の反動色が濃い内容だった。米国は製造業PMIが5カ月ぶりの低水準に沈む一方、サービス業PMIが2024年12月以来の高水準、総合PMIは2022年4月以来52カ月ぶりの高水準となる対照的な結果となった。S&Pグローバルはこのデータを踏まえ、第3四半期の米GDP成長率が年率3%近くに達する可能性があると試算しており、この強さが長期金利とドルの押し上げ要因になった。
🎯 FedWatch(次回9月16日FOMC向け)
| ターゲットレンジ | 確率(現在) | 1日前 | 1週間前 | 1ヶ月前 |
|---|---|---|---|---|
| 350-375bp (現状維持) | 60.1% | 63.9% | 66.9% | 22.9% |
| 375-400bp (利上げ) | 39.9% | 36.1% | 33.1% | - |
CME FedWatchツール / 対象:9月16日FOMC(Data as of 2026年8月22日12:20:52 CT)
FedWatch読み解き:現状維持確率は前日の63.9%からさらに60.1%へ低下し、利上げ確率は39.9%まで上昇した。強い米総合PMIを素直に織り込んだ形で、9月FOMCに向けて金利先高観がじわりと強まっている。
💼 企業決算|8月21日発表分
※国内企業は本日該当なし(決算カレンダー確認済み)
BJ'sホールセール・クラブ(BJ)
NYSE・会員制卸売倉庫店|2Q(会計年度2026)|8/21寄り前発表
★増収増益・通期上方修正
総収益
62.27億ドル
前年同期比+15.7%、予想超え
純売上高
60.91億ドル
前年同期比+15.9%
調整後EPS
1.36ドル
予想1.17ドルを大幅超過(前年1.14ドル)
既存クラブ売上高
+11.9%
ガソリン除くと+3.1%
通期調整後EPS見通し
4.60〜4.80ドル
上方修正
ガソリン販売の好調と会員数の増加が牽引し、営業利益は前年比+16.5%の2.524億ドル、純利益は+15.4%の1.739億ドル、調整後EBITDAは+14.3%の3.472億ドルとなった。株価は決算を好感して上昇した。
バックル(BKE)
NYSE・専門店アパレル(デニム中心)|2Q(会計年度2026)|8/21発表
増収・EPSは予想超えも前年比小幅減
純売上高
3.198億ドル
前年同期比+4.6%、予想超え
既存店売上高
+2.1%
四半期ベース
EPS(希薄化後)
0.87ドル
予想は上回るが前年0.89ドルから微減
オンライン売上高
4,460万ドル
前年同期比+2.3%
増収と粗利益率の改善があった一方、販管費の増加がEPSを圧迫し、純利益は4,440万ドルと前年の4,500万ドルからわずかに減少した。株価は決算を好感し上昇した。
KEホールディングス/Beike(BEKE)
NYSE・HKEX・中国住宅取引プラットフォーム|2Q(2026年)|8/21寄り前発表
増益・利益率改善(海外主要企業)
総取引額(GTV)
9,338億元
約1,376億ドル、前年同期比+6.3%
既存住宅GTV
+8.0%
新築住宅GTVは+1.2%
純収益
245.4億元
前年同期比-5.7%、予想はわずかに超過
調整後EPS
2.85元
予想2.19元を約30%上回る
中国の不動産市況が総じて軟調ななか、既存住宅流通の底堅さと、連鎖店・エージェント体制の最適化によるコスト削減で利益率が大きく改善した。2028年8月までに最大50億ドルの自社株買いプログラムを継続しており、当四半期だけで約2.5億ドルを買い付け、香港市場での買い付けも初めて実施した。
チャールズ・アンド・コルバード(CTHRQ)
Nasdaq・合成ジェムストーン(モアサナイト)|8/21発表
小型株のため簡易メモにとどめる。詳細は別途取り上げる可能性あり。
参考:8/20発表のロス・ストアーズは21日のNY市場で+4.4%と上昇した。通期見通しの引き上げと決算の上振れが引き続き好感された。
📅 8月24日月曜日の主な予定
週末を挟むため、次の東京市場営業日は8月24日(月)となる。来週27〜29日にはワイオミング州でジャクソンホール会議が開催予定で、金融政策の先行きを巡る各国中央銀行高官の発言に注目が集まる。ホルムズ海峡を巡る緊張と対イラン制裁の行方も引き続き相場材料として要警戒。
📚 主な出典
▼一次ソース(公的機関・企業公式発表)
- 総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)7月分」(2026年8月21日公表)
- BJ's Wholesale Club Holdings, Inc.「Announces Second Quarter Fiscal 2026 Results」(2026年8月21日)
- The Buckle, Inc.「Reports Second Quarter Net Sales / Results」(2026年8月21日)
- KE Holdings Inc.「Announces Second Quarter 2026 Unaudited Financial Results」(2026年8月21日)
- S&P Global「PMI Press Release」(2026年8月21日)
▼報道・二次メディア
- 株探ニュース「日経平均 大引け|反落、消費関連株などが売られる」(2026年8月21日)
- 日本経済新聞「日経平均終値200円安 米ウォルマート急落が消費株揺らす」(2026年8月21日)
- 世界一やさしい投資の学校「日経200円安もTOPIX続伸、海運4.92%高で資源に資金」(2026年8月21日)
- Bloomberg「7月の消費者物価、2カ月連続で伸び拡大-日銀の早期利上げ観測支え」(2026年8月20日)
- Bloomberg「米総合PMI、8月は2022年以来の高水準-需要拡大と見通し改善で」(2026年8月21日)
- BigGoファイナンス「米8月の企業活動、52カ月ぶり高水準」(2026年8月21日)
- 日本経済新聞「NYダウ、見直し買いで517ドル高」(2026年8月21日)
- Newsweek日本版(ロイター)「米国株式市場=反発、経済指標を好感 週間では3指数がマイナス」(2026年8月21日)
- 財経新聞「【市場反応】米8月総合PMI速報値は過去最高、ドル買い強まる」(2026年8月21日)
- 財経新聞「米国株式市場は反発、良好な小売り決算や経済指標を好感」(2026年8月22日)
- InfoMoney「Bolsas da Europa fecham em alta com PMIs e de olho em Oriente Médio」(2026年8月21日)
- Investing.com「英国小売売上高、6月の好調の反動で7月に減少」(2026年8月21日)
- Investing.com「ドイツの製造業が牽引、8月PMIは小幅拡大」(2026年8月21日)
- Myforex「【要人発言】米セントルイス連銀総裁『金融政策は現在、中立的または緩和的』」(2026年8月21日)
- みんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」2026年8月21日〜27日分/CME Group「FedWatchツール」(Data as of 2026年8月22日12:20 CT)(予想・前回値・FedWatch確率の一次確認に使用)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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