【2026年08月24日・振り返り】日経平均488円安の65,528円と続落~ナスダックは半導体安で反落、対カナダ関税50%・対イラン制裁で緊迫~
📅 対象時間帯:2026年8月24日(月)07:00 〜 8月25日(火)07:00 JST
📌 30秒で読む結論
24日の東京市場は日米金利上昇と韓国株急落を受け売りが優勢となり、日経平均は前週末比488円27銭安(-0.74%)の65,528円09銭と続落した。TOPIXは6.00pt高(+0.15%)の4,073.29と対照的に続伸。夜のNY市場ではダウが140.15ドル高(+0.26%)と続伸した一方、半導体株安を映しNASDAQ100は285.68pt安(-0.98%)の29,023.18と反落した。トランプ大統領が対カナダ関税50%への引き上げ(2027年1月〜)を表明したほか、米財務省は対イラン「史上最大規模の金融攻勢」を通告し、地政学・貿易両面で緊張が高まった一日となった。
📋 目次
📰 ニュース見出し時系列
🌏 アジアセッション(07:00〜17:35 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 09:00 | 🇯🇵 | 東京市場が寄り付き。前週末の米国株高を支えに、日経平均は37円41銭安の65,978円95銭で小反落スタート |
| 前場 | 🇯🇵 | 押し目買いも入り一時66,257円73銭まで上値を伸ばす場面があったが、指数寄与度の大きい半導体関連株の重さが上値を抑制 |
| 後場 | 🇯🇵 | サムスン電子の株主還元策が市場期待に届かなかったことによる韓国株急落と、米長期金利の再上昇を嫌気し下げ幅を拡大、一時65,470円95銭まで下落 |
| 15:30 | 🇯🇵 | 🔥🔥🔥 東証大引け。日経平均は前週末比488円27銭安(-0.74%)の65,528円09銭と続落。TOPIXは6.00pt高(+0.15%)の4,073.29と対照的に続伸した。東証プライムの売買高は18億8,234万株、売買代金は7兆636億円だった。値上がり841銘柄・値下がり658銘柄・変わらず51銘柄。指数寄与度ではアドバンテストが337.9円、ソフトバンクGが225.27円、キオクシアHDが79.55円、ファーストリテイリングが53.9円、フジクラが53.1円それぞれ押し下げた一方、東京エレクトロンが86.49円、リクルートHDが61.85円、豊田通商が13.78円、日立建機が12.10円、住友鉱山が11.98円それぞれ押し上げに寄与した。業種別では33業種中20業種が上昇し、サービス業・建設業・その他製品・卸売業が上位、鉱業・情報通信業・保険業が下落上位となった |
| 15:30 | 🇰🇷 | 韓国KOSPIは前営業日比215.99pt安(-3.12%)の6,696.96と急落し、6,700の大台を割り込んで取引を終了。サムスン電子が発表した最大約110兆ウォン規模の株主還元策が「AI需要を背景にした潤沢な手元資金にしては物足りない」と受け止められ、サムスン電子が8.70%安、SKハイニックスが3.41%安となった |
| 16:00頃 | 🇭🇰 | 香港ハンセン指数は前日比492.13安(-1.89%)の25,517.33で大引け。アリババが23日に発表した800億香港ドル規模の新株発行(2019年香港上場以来初、AI投資資金の確保が目的)を嫌気し、アリババ株が一時10%超下落・終値でも8%台安となったことがハンセン科技指数を押し下げた |
| 15:00 | 🇨🇳 | 中国本土株は上海総合指数が0.59%安、深セン成分指数が2%台安、創業板指数・科創50は3%超安とそろって下落。米長期金利上昇による高PER株への圧力に加え、アリババ配股のインパクト、週後半の重要イベント(エヌビディア決算・ジャクソンホール会議・PCE統計)前の様子見が重なった |
🌍 ロンドン/欧州セッション(16:00〜翌01:00頃 JST)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 深夜 | 🇬🇧🇩🇪🇫🇷 | 欧州株は方向感に乏しい展開。Stoxx Europe600は8月上旬以来の安値圏で推移し、独DAXは26,106.60(-29.96、-0.11%)、英FTSE100は10,854.32(+0.35%)、仏CAC40はほぼ横ばいで引けた。米国が週明けにイラン支援継続国を標的とした包括的経済制裁の発動計画を発表したことで、市場の関心は引き続き中東情勢に集中した |
| 深夜 | 🌍 | ブレント原油は一時1.5%程度下落し1バレル91ドル台後半で推移。個別銘柄ではBWオフショアが税引前利益見通しを下方修正し14%安となった |
🇺🇸 NYセッション(22:30〜翌07:00頃 JST、以下すべて日本時間)
| 時刻 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 22:30 | 🇺🇸 | NY株式市場が寄り付き |
| 深夜 | 🇺🇸🇮🇷 | 米国が対イラン「これまでで最大規模の金融攻勢」を通告し、イラン支援継続国・貿易相手国を標的とした包括的経済制裁の発動計画を発表。これに対しイラン当局は、圧力が続けばペルシャ湾からのエネルギー輸出を全面的に遮断する可能性があると警告した |
| 深夜 | 🇺🇸 | この日発表された対イラン制裁の内容が「想定の範囲内」と受け止められ利益確定売りが優勢となり、WTI原油(10月限)は前週末比2.05ドル安(-2.4%)の1バレル85.01ドルで反落した |
| 深夜 | 🇺🇸 | ベッセント米財務長官が記者会見(詳細は要人発言セクション参照) |
| 05:00頃(25日) | 🇺🇸 | 🔥🔥🔥 NY引け。ダウ工業株30種平均は前日比140.15ドル高(+0.26%)の53,417.16ドルと続伸した一方、半導体株中心に売りが出てNASDAQ100は285.68pt安(-0.98%)の29,023.18と反落。S&P500も21.51pt安(-0.28%)の7,652.86だった。値嵩ハイテク株の重さがNASDAQ100を押し下げる一方、ダウは相対的に底堅く推移する対照的な展開となった |
| 背景 | 🇺🇸 | 週後半に控えるエヌビディア決算(8月26日水曜引け後、日本時間27日朝発表見込み)とジャクソンホール会議(8月27〜29日、ウォーシュFRB議長にとって就任後初の講演)を前に様子見ムードが強く、上値の重い相場展開となった |
🎙️ 要人発言|8月24日〜25日未明(時間はJST)
| 日時 / 発言者 | 発言内容 |
|---|---|
| 8/24 15:21 チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事 | 「金融政策は適切に調整される必要」「経済の停滞やインフレ急伸のリスクはかなり低い」「スタグフレーションのシナリオを示す兆候はない」「インフレ率は深刻・悪質なシナリオからは程遠い」 |
| 8/24 21:45 トランプ米大統領 | 「イランは完全に崩壊しつつある」 |
| 8/24 22:45 トランプ米大統領 | カナダからの自動車・トラック・自動車部品・鉄鋼に対する関税を、2027年1月1日から50%に引き上げると表明 |
| 8/25 01:22 カーニー加首相 | 「カナダとEUは経済・安全保障面でのパートナーシップ強化に向けて協議へ」 |
| 8/25 02:06 ベッセント米財務長官 | 「トランプ政権下で、我々はイランの脅威を終わらせる」「イランには2つの道がある。正常な状態か、完全な孤立か」「米国はIRGCのあらゆる潜在的な資金源を遮断」「トランプ大統領は一部の国々にイランとの取引停止を要請」「他国が行動しない場合、財務省が独自に行動する」「イラン政権に残された選択肢を断つため『Economic Outcast』作戦を開始する」「イランの資金洗浄に関与すればドルへのアクセスを遮断する」「中国を含め、米国の制裁が及ばない相手は存在しない」「今週、大手金融機関が制裁を受けるだろう」「二次的制裁は極めて強力な手段だ」「次回の国債買い戻しオペは9月9日」 |
| 8/25 03:09 トランプ米大統領 | 「米国は数十年にわたりカナダを支えてきたが、もう終わりだ」「米国なしではカナダは生き残れない」 |
要人発言の読み解き:ECB高官からは金融政策スタンスに変化を示唆する発言はなく、インフレ急伸への警戒も後退したままだった。一方、トランプ政権は対カナダ・対イランの双方で強硬姿勢を一段と鮮明にし、関税・制裁の両面でヘッドラインリスクが積み上がった一日となった。ベッセント財務長官の発言は「Economic Outcast」という作戦名や、今週中の大手金融機関への制裁言及など具体性を伴っており、今後の市場材料として注視が必要となる。
📊 経済指標|8月24日(月)発表分
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 07:45 | 🇳🇿 | 小売売上高・前期比(第2四半期) | -0.5% | - | +0.9%(改定+1.0%) |
※予想・前回値はみんかぶFX/為替「経済指標カレンダー」等に準拠
指標読み解き:ニュージーランドの小売売上高は前期比で減少に転じ、上方修正された前回(+1.0%)からの反動が出た格好となった。8月24日07:00〜25日07:00の対象時間帯で結果が判明した経済指標はこの1件のみで、市場全体への影響は限定的だった。
💼 企業決算|8月24日発表分
本日は国内・米国ともに、S&P500構成銘柄クラスなど指数寄与度の大きい主要企業の決算発表はありませんでした。
CBAKエナジー・テクノロジー(CBAT)/カンディ・テクノロジーズ・グループ(KNDI)
いずれもNasdaq・中国系EV/バッテリー関連の小型株|8/24発表
小型株のため簡易メモにとどめる。詳細は別途取り上げる可能性あり。
📅 8月25日火曜日の主な予定
| 時刻(JST) | 国 | 予定 |
|---|---|---|
| 14:00 | 🇯🇵 | 景気動向指数・確報値(6月) |
| 15:00 | 🇩🇪 | 実質GDP・改定値(第2四半期) |
| 17:00 | 🇩🇪 | Ifo景況感指数(8月) |
| 22:00 | 🇺🇸 | 住宅価格指数、S&Pケースシラー住宅価格(20都市) |
| 23:00 | 🇺🇸 | リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数(7月)、コンファレンスボード消費者信頼感指数(8月) |
| 23:59 | 🇺🇸 | 住宅建築許可件数・確報値(7月) |
今週後半の主なイベント:エヌビディア決算(8月26日引け後、日本時間27日朝発表見込み)/PCEデフレーター(8月26日)/ジャクソンホール会議(8月27〜29日、ウォーシュFRB議長にとって就任後初の講演)。対イラン制裁と対カナダ関税を巡る動向も引き続き相場材料として要警戒。
📚 主な出典
▼一次ソース(公的機関・企業公式発表)
- CNBC「Trump says U.S. will hike Canada auto tariffs to 50% as trade war escalates」(2026年8月24日)
- The Korea Times「KOSPI plunges more than 3% as Samsung, SK hynix shares tumble」(2026年8月24日)
▼報道・二次メディア
- 財経新聞「日経平均は続落、様子見ムード広がり軟調推移」(2026年8月24日)
- 財経新聞「米韓テック株安を映して売りが勝る展開に【クロージング】」(2026年8月24日)
- 株探ニュース「日経平均24日大引け=続落、488円安の6万5528円」(2026年8月24日)
- 日本経済新聞「東証大引け 日経平均は続落、488円安 日米金利上昇と韓国株安で」(2026年8月24日)
- BigGoファイナンス「サムスン株主還元に失望売り、韓国株3.1%急落 半導体関連に売り」(2026年8月24日)
- TradingKey「サムスン電子が8%急落しKOSPIは6,700割れ、日韓株式は全般的に下落圧力」(2026年8月24日)
- 新浪財経「恒生科技指数跌幅扩大至4% 恒指跌逾2% 阿里巴巴跌10%拖累恒指重挫近200点」(2026年8月24日)
- 新浪網「8月24日A股近4000股普跌原因分析」(2026年8月24日)
- Investing.com「イランへの制裁強化を前に欧州株は横ばい推移」(2026年8月24日)
- VT Markets「中東情勢の緊迫化と対イラン制裁リスクで変動性への警戒強まり、WTIは85ドル割れ」(2026年8月24日)
- 日本経済新聞「原油・金・穀物価格 商品市場の最新ニュース」(2026年8月24日)
- Bloomberg(Yahoo!ニュース配信)「トランプ氏、カナダ製自動車への関税を2倍にと表明-紛争さらに激化」(2026年8月24日)
- DZHフィナンシャルリサーチ「24日の主な要人発言(時間は日本時間)」(2026年8月25日)
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年|ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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