【2026年08月03日】日米15年ぶり協調為替介入が判明、円買いは28年ぶり――3日に共同声明へ、ホルムズ海峡でタンカー被弾、イラン攻撃計画は週末実施至らず
📰 週末のニュース(8/1土〜8/3朝)
| 日付 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 7/30 日中 | 🇸🇦他14カ国 | サウジアラビアなど14カ国が、紅海〜アデン湾の航行の自由確保を目的とした多国籍海洋防衛連合の設立を共同声明で発表 |
| 7/31 現地 | 🇮🇷 | イランの「ペルシャ湾海峡庁」が、米軍の動きによりホルムズ海峡の通航が「不可能」になっていると表明 |
| 7/31 現地 | 🇬🇧🇺🇸 | 英FTが、米通貨当局がゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー経由でユーロ売り・円買いの介入を実施したと報道 |
| 7/31 現地 | 🇺🇸🇮🇱🇮🇷 | 🔥🔥 米CBSニュースが、米国とイスラエルが週末にイランのエネルギーインフラ(発電所・製油所等)へ過去最大級の空爆を計画していると報道。トランプ大統領は最終承認せず、キャンプデービッドでの閣議でも側近から反対の声が上がった。市場への影響を懸念し「8/3の取引開始前に作戦終了」案も協議されたと判明 |
| 8/1 00:33 | 🇺🇸🇯🇵 | 🔥🔥🔥 キャンプデービッドでの閣議中、ベッセント財務長官の「やることリスト」メモにロイターのカメラが「Buy Japanese Yen (JPY) $5-10 bil.」の記載を捕捉。円買い50億〜100億ドル(約7,900億〜1兆6,000億円)規模を検討していたことが判明 |
| 8/1 | 🇴🇲🇬🇧 | 🔥🔥 英UKMTOが、オマーン沖・ホルムズ海峡入口付近でタンカーが「不明な飛翔体」を受け機関室が損傷したと発表。負傷者なし。商品データ会社Kplerによれば、7/31の同海峡通航量は前日比77%減の5隻まで落ち込んだと確認された |
| 8/2 18:05 | 🇯🇵 | 日本経済新聞が解説記事で、円買い局面での日米協調介入は1998年(アジア通貨危機時)以来28年ぶりになると指摘 |
| 8/2 21:11 | 🇯🇵🇺🇸 | 🔥🔥🔥 日本経済新聞ほか各紙が、日米両政府が7月31日に円買いの協調介入を実施していたと一斉に報道(最終更新21:11)。協調介入は2011年(東日本大震災後)以来15年ぶりと判明した |
| 8/2 夜 | 🇯🇵🇺🇸 | 🔥🔥 片山財務相が3日にも一連の介入を踏まえた対応を表明する見通しと判明。日米両政府は円安阻止に向けた共同声明の発出を調整中と報道された |
| 8/2 夜 | 🇯🇵 | NHKが、円安是正に向けた日米の異例の協調対応を報道。政府・日銀は7/30〜8/1にかけて断続的に市場介入を実施したことが確認された |
🇺🇸 7/31 NY市場の振り返り
NYダウは続伸し終値52,485.03ドル(+276.97、+0.53%)、S&P500は7,489.72(+52.09、+0.70%)、NAS100は28,274.20(+167.85、+0.60%)、FANG+指数は+1.70%と大幅高となった。VIX恐怖指数は15.99(-6.44%)まで低下しリスクオン地合いが優勢。米10年債利回りは4.696%(-1.03%)に低下した。欧州は31日終値でFTSE100が10,868.05(-0.27%)、DAXが25,629.24(+0.07%)とまちまちの結果だった。
📈 日経225見通し
8月3日早朝時点で日経225のCME円建て先物は63,395円(前日比+125円、+0.20%)である一方、CFD日本225は63,394.30円(-903円、-1.40%)、大証225先物mini・ラージ・SGXはいずれも前日比▲1.1%〜▲1.3%程度安く推移しており、金曜の+4.03%高からは伸び悩みが濃厚な状況。日米協調介入の判明を受けた急速な円高進行が輸出関連株の重荷となりそうだが、金曜大引けの主導役だった半導体・AI関連の地合いの強さがどこまで下支えとなるかが週明けの焦点となる。
7月31日引け後に発表されたキオクシアHDの決算も、週明けの半導体セクターのセンチメントを占ううえで無視できない材料だ。売上収益・Non-GAAP営業利益ともに前四半期から大幅増となる記録的な内容だったが、事前の市場予想平均にはわずかに届かなかった。それでも内容自体は極めて強く、市場想定通りの株式分割(1→3)に加え、8,000億円規模の自社株買いも発表している。AI・データセンター向け需要が旺盛な局面で自社株買いに資金を振り向けた格好であり、増産投資(設備投資)ではなく株主還元を優先した資本配分の是非も週明け以降の材料として意識されそうだ。
💴 ドル円見通し
想定レンジ:155円台〜158円台
8月3日早朝は157.22円前後(前日比-0.25%程度)で推移している。日米協調介入の全容判明を受け、市場では1ドル=155円を巡る攻防を見込む声が多く、月曜早朝から神経質な展開が想定される。片山財務相の3日の発言内容や日米共同声明の中身次第では、一段の円高進行もしくは介入警戒感の後退による反動安のいずれの方向にも振れやすい点に注意したい。
🥇 金(ゴールド)見通し
週末にかけてNY金先物は4,123ドル前後(前日比+16.25、+0.40%)まで反発した。イランのエネルギー施設への攻撃計画やホルムズ海峡の緊張継続といった地政学リスクに加え、為替介入を巡る不透明感も金の下支え要因となっている。
🛢️ WTI原油見通し
週末にかけてWTI原油は80.86ドル前後(前日比-3.81、-4.50%)まで一段安となった。米・イスラエルによるイラン攻撃計画が週末を通じて実行に至らなかったことを受け、直近の戦争プレミアムの巻き戻しが優勢な展開。一方でホルムズ海峡の緊張は根強く、タンカーへの飛翔体着弾や通航量の急減も報告されており、情勢次第では急な巻き返しリスクにも警戒したい。
📊 本日8/3(月)の経済指標予定
| 時刻(JST) | 国 | 指標 |
|---|---|---|
| 07:45 | 🇳🇿 | 住宅建設許可(6月) |
| 10:45 | 🇨🇳 | RatingDog製造業PMI(7月) |
| 15:00 | 🇩🇪 | 小売売上高(6月) |
| 16:55 | 🇩🇪 | 製造業PMI確報値(7月) |
| 17:00 | 🇪🇺 | 製造業PMI確報値(7月) |
| 17:30 | 🇬🇧 | 製造業PMI確報値(7月) |
| 22:45 | 🇺🇸 | PMI確報値(7月) |
| 23:00 | 🇺🇸 | ISM製造業景気指数(7月) |
| 23:00 | 🇺🇸 | 建設支出(6月) |
- ABEMA TIMES「イランへの大規模攻撃計画か 米・イスラエル 今週末にも」(2026年7月31日)
- ロイター「米・イスラエル、週末にイラン空爆を計画 エネルギー施設標的=報道」(2026年7月31日)
- ロイター「米財務長官の『やることリスト』に円買い50億─100億ドル」(2026年7月31日)
- 「オマーン湾でタンカーがホルムズ海峡近くで攻撃」UKMTO報告(2026年8月1日)
- 日本経済新聞「日米が15年ぶり協調介入、円安阻止で思惑一致 3日に共同声明で調整」(2026年8月2日)
- 日本経済新聞「円安阻止へ波状の介入 米当局はユーロ売り・円買いで共同歩調」(2026年8月2日)
- 時事通信「日米、円安阻止へ共同声明 片山財務相、3日対応表明へ」(2026年8月2日)
- NHKニュース「円安是正へ日米が異例の協調介入 3日に日米共同の声明発表へ」(2026年8月2日)
- NHKニュース「米報道“週末にも攻撃計画” イランもけん制 攻撃応酬に懸念」(2026年8月2日)
- Kpler公式X(@Kpler)投稿、ホルムズ海峡通航量データ(2026年7月31日)
- nikkei225jp.com(世界の株価リアルタイムチャート)市況データ(2026年8月3日07:44時点)
- みんかぶFX 経済指標カレンダー(2026年8月3日)

