【2026年08月10日】ホルムズ海峡、イランが戦争被害の補償を開放条件に要求/中国7月CPI+0.5%・PPI+3.5%とも伸び鈍化/週明け日経先物は円安・株高で66,300円台、米雇用統計の下振れが追い風に
📰 週末のニュース(8/8土〜8/10朝)
| 日付 | 地域 | 見出し |
|---|---|---|
| 8/8 10:09 | 🇮🇷🇴🇲🇺🇸 | 🔥🔥 ロイターが、米政府当局者の話として「ホルムズ海峡を巡るイラン・オマーン協議は近く合意が成立する見通し」と報道。自由な航行が認められる内容であれば米国はイランへの海上封鎖を解除する可能性にも言及 |
| 8/8 | 🇮🇷 | 🔥🔥🔥 イラン最高安全保障委員会(SNSC)のゾルガドル事務局長が、ホルムズ海峡開放の条件として①イランへの脅迫・侮辱の停止②レバノン・パレスチナ・イエメン・イラクの同盟勢力への攻撃の永続的停止③海上封鎖の解除・米海空軍のイラン周辺からの撤退④2度の侵略戦争による損害の全額補償⑤イラン国民への制裁の解除⑥凍結・押収されたイラン国民の資産の無条件解放の6項目を発表。米側が受け入れるのは困難とみられ交渉の先行きに影を落とす |
| 8/9 | 🇮🇷 | 🔥🔥🔥 革命防衛隊(IRGC)報道官が「米国がすべての要求を受け入れるまで海峡封鎖を維持する」と強硬姿勢を表明。「この海峡は単なる航行路ではなく実質的な戦場だ」とも発言し、8日の楽観的観測から一転して緊張が再燃 |
| 8/9 | 🇨🇳 | 🔥🔥 中国国家統計局が7月の消費者物価指数(CPI)・生産者物価指数(PPI)を発表。CPIは前年比+0.5%(前月+1.0%から鈍化)、PPIは前年比+3.5%(前月+4.1%から鈍化)。国際的なエネルギー価格の下落と季節要因が押し下げ要因となった一方、コアCPIは+0.9%で底堅さを維持 |
| 8/9 18:00 | 🇯🇵 | 熊本県災害対策本部が、令和8年熊本地震による死者数を災害関連死の疑いも含め39人と発表。避難所には6,183人が避難を続けている |
| 8/9 | 🇯🇵 | 長崎で原爆投下81年の平和祈念式典が開催され、高市首相が出席。核兵器を巡る宣言や多国間主義への回帰を求める内容が発表された |
| 8/9 | 🇯🇵 | 高市首相は内閣・党人事について「今は地震対応に総力を挙げる」として言及を避けたと報道。幹事長人事が焦点として引き続き注目される |
| 週末 | 🇯🇵 | 日本経済新聞などが、政府・日銀の協調為替介入を受け投機筋の円売りポジションが介入前から約7割減少したと報道。「円高マグマ」は当面弱まったとの見方 |
| 週末 | 🇯🇵 | 日経ヴェリタスなどが、7日の弱い米雇用統計を受けて金(ゴールド)が2カ月ぶりの高値圏を試す展開になっていると報道 |
| 週末 | 🌐 | 来週の株式市場見通しとして、AI・半導体関連への資金回帰と米利上げ観測後退が日本株の追い風になるとの見方が広がる一方、為替介入への警戒感から一方向の円安進行は抑制されるとの見立てが優勢 |
🇺🇸 8/7 NY市場の振り返り
NYダウは反発し終値54,036.93ドル(+151.83、+0.28%)、S&P500は7,757.64(+47.68、+0.62%)と最高値を更新、NAS100は29,722.30(+348.97、+1.19%)、FANG+指数は18,723.04(+301.95、+1.64%)と大幅高となった。7月米雇用統計の下振れを受けたFRBの早期利上げ観測後退が支援材料となった。VIX恐怖指数は14.90(-1.65%)まで低下しリスクオン地合いが優勢。米10年債利回りは週末時点で4.668%前後で推移している。欧州は7日終値でFTSE100が10,901.09(+0.31%)、DAXが26,319.45(+0.69%)とともに上昇し、DAXは史上最高値を更新した。
📈 日経225見通し
8月10日8時台時点で日経225のCFD日本225は66,232円台(金曜大引け比+598円、+0.91%)、大取SGXも66,275円(+565円、+0.86%)と底堅く推移する一方、CME円建て先物は早朝の66,300円台からやや伸び悩み66,235円(-80円、-0.12%)とほぼ横ばい圏に押し戻されており、寄り付き前にかけて上値の勢いはやや一服した格好。金曜の米雇用統計の下振れによる米利上げ観測後退と、それに伴うAI・半導体関連への資金回帰期待は引き続き支援材料だが、NYダウ先物CMEも小幅安(-114ドル、-0.21%)で推移しており、米株の上値の重さがどこまで波及するかは見極めが必要。為替介入後の円安進行が抑制される中でも、輸出関連株よりAI・半導体株主導の相場展開が続くかが週明けの焦点となりそうだ。
💴 ドル円見通し
想定レンジ:156円台〜159円台
8月10日早朝は157.87円前後(金曜NY終値比+0.05%程度)とほぼ横ばいで推移している。投機筋の円売りポジションが介入後に約7割縮小したと報じられており、目先は一方向に振れにくい展開が想定される。週内は12日の米CPI、14日の米小売売上高が予定されており、これらの結果次第でFRBの9月利上げ観測が再び強まるかどうかが焦点。日銀が10日に公表する「主な意見」の内容や、片山財務相ら当局者の為替介入関連発言にも引き続き注意したい。
🥇 金(ゴールド)見通し
8時台時点で金スポット(XAUUSD)は4,341ドル台、NY金先物も4,400ドル台で共にほぼ横ばいの高止まりが続いている。日経ヴェリタスなどでも「弱い雇用統計で2カ月ぶり高値」と報じられており、米利上げ観測の後退に加え、ホルムズ海峡を巡る緊張の再燃が下支え要因として引き続き意識されている。イラン側の強硬姿勢が続く限り、地政学リスクプレミアムが金相場を支える構図は変わりにくい。
🛢️ WTI原油見通し
8時台時点でWTI原油先物は78.89ドル前後(金曜NY終値比+0.71、+0.91%)で推移し、早朝の上げ幅からはやや縮小している。ホルムズ海峡開放交渉が再び難航しているとの報道を受け、供給不安を織り込む形での戦争プレミアムの再拡大が意識されている。IRGCの強硬姿勢が続く限り、通航への不透明感が原油相場の下支え要因として残りそうだ。
📊 本日8/10(月)の経済指標予定
| 時刻(JST) | 国 | 指標 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 08:50 | 🇯🇵 | 国際収支・経常収支(6月) | 1兆2,250億円 | 3兆9,683億円 |
| 08:50 | 🇯🇵 | 経常収支・季調済(6月) | 2兆3,500億円 | 3兆645億円 |
| 08:50 | 🇯🇵 | 貿易収支(6月) | -905億円 | 69億円 |
| 14:00 | 🇯🇵 | 景気ウォッチャー調査・現状判断(7月) | - | 44.0 |
| 14:00 | 🇯🇵 | 景気ウォッチャー調査・先行き判断(7月) | - | 45.7 |
| (終日) | 🇯🇵 | 日銀金融政策決定会合における「主な意見」(7月30・31日開催分)公表 | - | - |
- NHKニュース「熊本地震 災害関連死の疑い含めて39人死亡 避難所に6183人避難」(2026年8月9日)
- 読売新聞オンライン「ホルムズ海峡開放へ6条件、イランが米に『撤退』『損害賠償』など要求」(2026年8月8日)
- 日本経済新聞「イラン、海峡開放条件に戦闘被害の補償を要求」(2026年8月8日)
- AFPBB News「イラン革命防衛隊、ホルムズ海峡の封鎖継続強調 全要求の受け入れ迫る」(2026年8月9日)
- 証券時報「7月CPI同比上涨0.5% AI推动消费电子升级成亮点」(2026年8月9日)
- 日本経済新聞「日経平均は堅調な展開か 米利上げ観測の後退が追い風」(2026年8月8日)
- 日本経済新聞マーケットニュース「投機勢の円売り幅、為替介入後に7割減」「再騰の機会うかがうゴールド 弱い雇用統計で2カ月ぶり高値」(2026年8月8日)
- 時事通信「首相動静(8月9日)」(2026年8月9日)
- nikkei225jp.com(世界の株価リアルタイムチャート)市況データ(2026年8月10日08:43時点)
- みんかぶFX 経済指標カレンダー(2026年8月10日)

