【2026年8月10日】XAUUSDチャート分析——5波到達、代替カウント検証と延長シナリオの目標値
令和8年熊本地震により、多くの尊い命が失われましたことに深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、そしてご家族・ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻せますよう、被災地の復旧・復興を心からお祈りいたします。
目次
① 前回分析(8/7)との差分サマリー
| 項目 | 8/7時点 | 8/10時点(現在) |
|---|---|---|
| 現在値 | 4,267〜4,270 | 4,336〜4,337 |
| 直近の値動き | 安値4,229.66から反発、5波始動を検証中 | 月足高値4,371.74まで到達、そこから4,336付近まで軽く押す |
| 日足 | O4,237.39 H4,271.29 L4,229.66 C4,267.58 | O4,340.10 H4,352.57 L4,313.43 C4,336.06 |
| 波動の見立て | 短期は5波始動、長期は調整波の中という二重構造 | 5波が目標ゾーンに到達。完了優先としつつ、延長シナリオも併記 |
前回想定していた5波の目標ゾーン(4,340〜4,370)に到達・小幅超過し、現在はそこから軽い調整に入っています。5波完了を優先しつつ、延長の可能性も条件付きで残す方針で検証します。
📊 5波目標到達後の軽い調整
② 環境認識(マルチタイム分析・移動平均線配列・グランビル・ダウ理論)
マルチタイム分析
| 時間足 | OHLC | 状況 |
|---|---|---|
| 月足 | O4,076.47 H4,371.74 L4,019.01 C4,336.15(進行中) | 多月ぶりの高値圏 |
| 週足 | O4,340.10 H4,352.57 L4,313.43 C4,335.76 | 大陽線続伸 |
| 日足 | O4,340.10 H4,352.57 L4,313.43 C4,336.06 | 高値圏でのもみ合い |
| H4 | O4,332.12 H4,340.77 L4,313.43 C4,336.19 | 強気配列継続 |
| H1 | O4,326.62 H4,337.53 L4,323.05 C4,337.17 | 同様 |
| M30 | O4,334.69 H4,337.28 L4,329.77 C4,336.78 | 狭いレンジ |
| M15 | O4,332.22 H4,337.28 L4,331.77 C4,337.09 | 同上 |
| M5 | O4,333.82 H4,337.28 L4,333.38 C4,336.89 | 方向感の乏しい小動き |
移動平均線配列とグランビルの法則
H1・H4ではSMA5>SMA20>SMA40という強気配列が継続しています。SMA100(赤)との乖離は、急伸に伴い再び拡大しました。日足ではSMA100(赤)がようやく現在値近辺まで上昇してきており、終値ベースでの位置関係がグランビル的な次の分岐点です。長期のSMA200(黄)は依然下向きのままで、価格との乖離は大きく開いています。
ダウ理論
高値・安値ともに明確な切り上げが継続しています。8/7高値4,304.03→8/9高値4,371.74と更新が続いており、短期・中期の上昇トレンドは崩れていません。
レジスタンス・サポート
| 水準 | 価格 | 性格 |
|---|---|---|
| レジスタンス①(最重要) | 4,371.74 | 8/9高値。5波延長の確認ライン |
| レジスタンス②(延長シナリオ目標) | 4,435前後 | 4波安値起点の1波値幅投影 |
| サポート① | 4,300〜4,320 | 押し目買い候補ゾーン |
| サポート②(最重要) | 4,229.66 | 4波安値。推進波終了の確認ライン |
③ エリオット波動 ── 5波到達、代替カウントの検証
📍 現在地:3,960.13を起点とする推進波(1-2-3-4-5)が5波で4,371.74に到達し、完了または完了に近い状態と評価します。代替カウント(3波継続中)も検証しましたが、採用は見送ります。
| 波動 | 値幅 | 状態 |
|---|---|---|
| 1波 | 3,960.13 → 4,166.00(実勢高値4,177) | 完成 |
| 2波 | 4,166.00 → 3,995.92/4,019.01 | 完成 |
| 3波 | 4,019.01 → 4,304.03 | 完成(1波の約1.38倍、延長波) |
| 4波 | 4,304.03 → 4,229.66 | 完成 |
| 5波 | 4,229.66 → 4,371.74 | 目標ゾーン到達、完了または完了間近 |
代替カウント(3波継続中)の検証結果
他の視点として検証した代替カウント「4,019.01からの上昇全体がまだ大きな3波の途中」も併せて検討しました。現在の3波(4,019.01→4,304.03、値幅285.02)はすでに1波(205.87)の約1.38倍で、延長波として標準的な範囲に収まっています。また5波(4,229.66→4,371.74、値幅142.08)は1波より短く、「3波が延長した後の5波は短くなりやすい」というエリオット波動の典型パターンと一致します。代替カウントを採用するには4,304→4,229.66の下落を大きな3波内部の小さな4波と再解釈する必要がありますが、この下落は値幅・形状ともに標準的な4波の水準(1波値幅の23.6%押し付近)に収まっており、無理に読み替える根拠は乏しいと判断しました。結論として、5波完了(またはほぼ完了)を引き続き優先します。ただし4,371.74を明確に上抜けた場合は代替カウント(延長)への切り替えを検討します。
延長シナリオの目標値について
4波安値4,229.66を起点に1波の値幅(205.87)をそのまま投影すると、4,229.66+205.87=4,435.53となり、独立した計算でも一定の妥当性がある水準です。ただしこれは5波が延長した場合の条件付き目標であり、5波完了シナリオでは到達しない可能性が高い水準のため、メインの利確目標とは切り分けて参考目標として扱います。
📊 5波完了イメージ(実線=実際の値動き、点線=この先の分岐)
④ チャートパターン分析
大局(月足・週足)
週足は大陽線が続き、多月ぶりの高値圏で推移しています。ただし2026年1月高値(5,616付近)からの大型調整の範囲内であることに変わりはなく、長期の戻りとしては依然大きな途上にあります。
中期(日足・H4)
8/4安値(4,019.01)からの一貫した上昇チャネルが継続しています。日足SMA100への接近が中期の分岐点です。
短期(H1以下)
8/9高値4,371.74からの押しは今のところ浅く、上昇トレンドの範囲内での調整に見えます。
⑤ フィボナッチ水準
5波(4,229.66→4,371.74、値幅142.08)の押し目安を確認します。
| 水準 | 価格 | 現状 |
|---|---|---|
| 23.6% | 4,338.24 | 現在値がほぼこの水準で下げ渋り |
| 38.2% | 4,317.46 | 次の下値目安 |
| 50.0% | 4,300.70 | 押し目買い候補ゾーンの下限目安 |
⑥ 時間軸別トレード戦略
| 時間軸 | エントリー(押し目買い) | 利確 | 損切り |
|---|---|---|---|
| スキャル(M5/M15) | 4,325〜4,332 | 4,350 | 4,315割れ |
| デイ(H1/H4) | 4,313〜4,330 | 4,371.74(達成後は様子見) | 4,300割れ |
| スイング(日足・週足) | 4,300〜4,320 | 4,371〜4,400(基本) 延長時は4,435前後を視野 | 4,229.66割れ |
⑦ シナリオ分岐
| シナリオ | 条件 | 想定展開 |
|---|---|---|
| 優先:5波完了・調整開始 | 4,336付近でもみ合い後、4,300台への緩やかな押し | a-b-c調整、その後の押し目買い機会 |
| 次点:5波延長 | 4,371.74を明確に上抜け&定着 | 4,400〜4,435前後を目指す |
| 警戒:トレンド失速 | 4,229.66を明確に下抜け | 推進波全体の終了を確認、より大きな調整を警戒 |
当面の最重要ウォッチポイントは、①4,371.74を上抜けられるか(延長の確認)、②4,300〜4,320での押し目の深さと反発の質(調整の性質判断)、の2点です。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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